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最終章-未来の為に-
チート、未来の為に頑張ります-2-
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夜空サイド
ん?ゼウスの魔力が消えた?やられたか…。
俺は、一度立ち止まり階段の下を見下ろす。
「ゼウス…感謝するぜ」
と、呟き再度階段を駆け上がる。
おっと、ここか。
俺は、白い扉を蹴り破り地面に着地した。
「よう、クソ野郎」
「やれやれ、君はノックと言うものを知らないのかい?ふぅ、ここに来たってことは全部聞いたんだね?」
「ああ、知ってる。だから…死ね!」
俺は、クソ野郎の頭上から雪代を振り下ろしクソ野郎の右手を切り裂く。
「あ?こんなもんか?」
「あはは!そんなわけ無いよね」
神の翼が白から黒に染まっていく。
「改めて名乗らせてもらうね」
そういや、こいつの名前知らなかったな。
「我が名は、ハデス!全てを創造し破壊する者!」
「俺は、霧咲夜空。てめぇを、殺し仲間を救う者だ!」
「やれるといいね」
「はっ!言っとけクソが!」
お互いの武器が交わり、床、壁が崩れ出す。
「聞かせろ!何故、世界を破壊しようとする!」
「そだねー、簡単な理由さ。あの世界に飽きたから壊して、また面白い世界に作り直す」
この野郎…。
「世界はお前のおもちゃじゃねーぞ!!」
俺は、ハデスの腹を蹴り飛ばし距離を開けた。
「綺麗事を…」
「それじゃあ、何故俺を転生させた!」
「ふふっ、それは君が初代魔王であり邪神でもあった者の生まれ変わりだからだよ」
「そうか、なるほどここに来てテンプレって訳か…まあ、いい。お前を潰せば済む話だ」
「やってみなよ」
俺は、ハデスに突っ込みながら雪代を纏い凶人化を発動した。
「あは、あはは!さあ、世界を救ってみなよ!主人公!」
ハデスの言葉が終わると同時に足を切り裂き、上から降って来た雷を避け、翼を切り裂いた。
「くっ!流石にはやいね」
「……」
速度もパワーも足りない…。ミコト、借りるぞ。
「【リミットブレイク】」
「へぇ、それも使えるんだね」
地面を蹴り、ハデスに向かって突撃しハデスの目の前まで、行った瞬間俺の姿が消え後ろに回り込み、残っていた羽根を引きちぎる。
「流石に、リミッター外してると速いな」
なんで、こいつこんなに余裕そうなんだ?右手から血をドバドバ出してるくせに。
「化け物め」
「お互い様だよ」
力足りない…。それじゃ、リリィ借りるぞ。
「【複製】」
これは、一度見た能力、魔武器を複製する事の出来る魔法、コピーとは違い本物と同様の効果を得ることが出来る。
俺が複製するのはリリィの月光。
手に、リリィと一緒のグローブがつけられていた。
「さあ、行くぞ!」
ここからは、俺のオリジナル技も混ぜて行くとするか。
「霧咲流居合一の型【影扇】」
俺が、雪代を抜き放つと扇型の斬撃がハデスを襲う。
ハデスは、大剣でガードをしたが少しだけ手首が切れたようだ。
「霧咲流抜刀二の型【月夜見】」
ガード態勢を保っているハデスの大剣を貫通し、黒い斬撃がハデスの腹を捉える。
「霧咲流抜刀三の型【斬栽】」
3本の斬撃が、膝をついているハデスの顔を襲う。
「これで、ラスト!霧咲流終の型【月光破斬】」
本当は破斬なんだが、今は月光の力を使っているからな。
雪代から出た、無数の斬撃がハデスを襲う。
おかしい、手応えはあった。なのに、なぜ避けようともしなければ、反撃もしてこない?
「あは、あはははははは!ねぇ、夜空君?神を傷つけたらどうなるか知ってる?」
「あ?知らねーよ!」
俺が、突っ込もうとハデスを見ると傷が一つ残らず綺麗になっていた。
「なんだと?」
「まだ、死なないでね?【罰】」
ハデスに付いていた傷がそっくりそのまま俺に跳ね返って来た。
「がはっ!ゴホッ!な…にしやがった」
「僕だけが使える魔法【罰】自分が受けた傷を相手に移す魔法だよ。流石に、無くなった部位とかは無理だけどね。そして、僕の傷は回復するって訳さ」
俺は、雪代を杖代わりにしながら立ちあがる。
「ゴホッ!はぁはぁ、このチート野郎が」
「心外だなぁ、君もだろ?」
ハデスの姿が消え、気づいた時には上空に蹴り飛ばされていて、態勢を立て直そうと目を開けた瞬間にハデスのかかと落としが、俺の腹に決まり、地面に叩きつけられる。
「ぐっ!ガハッ!…んの、野郎…」
「ほらほら、さっきの威勢はどうしたのかな?」
ダメージを相手に移す?チート過ぎだろ!
「【雪姫繚乱】」
ハデスの足元から、白色の柱が何本も現れ、柱から、出た鎖がハデスを拘束する。
「へぇ、拘束技か…まあ、無駄だけどね【罪】」
また、何か来るな。
ん?ゼウスの魔力が消えた?やられたか…。
俺は、一度立ち止まり階段の下を見下ろす。
「ゼウス…感謝するぜ」
と、呟き再度階段を駆け上がる。
おっと、ここか。
俺は、白い扉を蹴り破り地面に着地した。
「よう、クソ野郎」
「やれやれ、君はノックと言うものを知らないのかい?ふぅ、ここに来たってことは全部聞いたんだね?」
「ああ、知ってる。だから…死ね!」
俺は、クソ野郎の頭上から雪代を振り下ろしクソ野郎の右手を切り裂く。
「あ?こんなもんか?」
「あはは!そんなわけ無いよね」
神の翼が白から黒に染まっていく。
「改めて名乗らせてもらうね」
そういや、こいつの名前知らなかったな。
「我が名は、ハデス!全てを創造し破壊する者!」
「俺は、霧咲夜空。てめぇを、殺し仲間を救う者だ!」
「やれるといいね」
「はっ!言っとけクソが!」
お互いの武器が交わり、床、壁が崩れ出す。
「聞かせろ!何故、世界を破壊しようとする!」
「そだねー、簡単な理由さ。あの世界に飽きたから壊して、また面白い世界に作り直す」
この野郎…。
「世界はお前のおもちゃじゃねーぞ!!」
俺は、ハデスの腹を蹴り飛ばし距離を開けた。
「綺麗事を…」
「それじゃあ、何故俺を転生させた!」
「ふふっ、それは君が初代魔王であり邪神でもあった者の生まれ変わりだからだよ」
「そうか、なるほどここに来てテンプレって訳か…まあ、いい。お前を潰せば済む話だ」
「やってみなよ」
俺は、ハデスに突っ込みながら雪代を纏い凶人化を発動した。
「あは、あはは!さあ、世界を救ってみなよ!主人公!」
ハデスの言葉が終わると同時に足を切り裂き、上から降って来た雷を避け、翼を切り裂いた。
「くっ!流石にはやいね」
「……」
速度もパワーも足りない…。ミコト、借りるぞ。
「【リミットブレイク】」
「へぇ、それも使えるんだね」
地面を蹴り、ハデスに向かって突撃しハデスの目の前まで、行った瞬間俺の姿が消え後ろに回り込み、残っていた羽根を引きちぎる。
「流石に、リミッター外してると速いな」
なんで、こいつこんなに余裕そうなんだ?右手から血をドバドバ出してるくせに。
「化け物め」
「お互い様だよ」
力足りない…。それじゃ、リリィ借りるぞ。
「【複製】」
これは、一度見た能力、魔武器を複製する事の出来る魔法、コピーとは違い本物と同様の効果を得ることが出来る。
俺が複製するのはリリィの月光。
手に、リリィと一緒のグローブがつけられていた。
「さあ、行くぞ!」
ここからは、俺のオリジナル技も混ぜて行くとするか。
「霧咲流居合一の型【影扇】」
俺が、雪代を抜き放つと扇型の斬撃がハデスを襲う。
ハデスは、大剣でガードをしたが少しだけ手首が切れたようだ。
「霧咲流抜刀二の型【月夜見】」
ガード態勢を保っているハデスの大剣を貫通し、黒い斬撃がハデスの腹を捉える。
「霧咲流抜刀三の型【斬栽】」
3本の斬撃が、膝をついているハデスの顔を襲う。
「これで、ラスト!霧咲流終の型【月光破斬】」
本当は破斬なんだが、今は月光の力を使っているからな。
雪代から出た、無数の斬撃がハデスを襲う。
おかしい、手応えはあった。なのに、なぜ避けようともしなければ、反撃もしてこない?
「あは、あはははははは!ねぇ、夜空君?神を傷つけたらどうなるか知ってる?」
「あ?知らねーよ!」
俺が、突っ込もうとハデスを見ると傷が一つ残らず綺麗になっていた。
「なんだと?」
「まだ、死なないでね?【罰】」
ハデスに付いていた傷がそっくりそのまま俺に跳ね返って来た。
「がはっ!ゴホッ!な…にしやがった」
「僕だけが使える魔法【罰】自分が受けた傷を相手に移す魔法だよ。流石に、無くなった部位とかは無理だけどね。そして、僕の傷は回復するって訳さ」
俺は、雪代を杖代わりにしながら立ちあがる。
「ゴホッ!はぁはぁ、このチート野郎が」
「心外だなぁ、君もだろ?」
ハデスの姿が消え、気づいた時には上空に蹴り飛ばされていて、態勢を立て直そうと目を開けた瞬間にハデスのかかと落としが、俺の腹に決まり、地面に叩きつけられる。
「ぐっ!ガハッ!…んの、野郎…」
「ほらほら、さっきの威勢はどうしたのかな?」
ダメージを相手に移す?チート過ぎだろ!
「【雪姫繚乱】」
ハデスの足元から、白色の柱が何本も現れ、柱から、出た鎖がハデスを拘束する。
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