家族で異世界転生!!

arice

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戦争へ!

チート、戦争へ!-4-

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見学席


「疲れた」


  俺は、気分的に疲れた為その場にベットを作り潜り込んだ。


「おいおい、大丈夫なのか?」


「パパ、ありがとう」


俺は、笑顔を作り氷翠を撫でる。


  ホムラと氷翠には回復魔法を使用したから戦う前より元気になってるはずだ。


「ふにゃぁ」


グフっ!可愛すぎる…。


と、俺が悶えていると俺達の居る空間が割れた。


あらら、もうちょい撫でて居たかったがしょうがない…。


「なん…だこれ」


  俺達の目の前には数百を超えるUランクモンスターが、こちらを見据えて居た。


「どうなってるにゃ?」


「これ、全部Uランクか?」


「俺、さっき死にかけたばっかなんだが?」


さて、モニターも割られたし月華達の情報は何一つ入ってこないがまあ、大丈夫だろ。


暇つぶしにはなってくれよ?


「さあ、狩りを始めようか」


  俺達は、散開しモンスターの群れに突っ込んでいった。


アースサイド


「どこにおる!姿を見せい!」


  周りを囲んで居た兵士が、凍り付けになるのを眺めて居たら、いつのまにか肩を斬られておっての、しかも姿が見えないんじゃよ。


  横から、飛んできた水をギリギリで躱し魔法を放つ。


「いって!」


おや?当たったみたいじゃの。


「お主、何者じゃ?」


「俺は、科国のマムってもんだ」


科国の癖に魔法使えるって事は…。


「お主、【No.】じゃな?」


【No.】
科国は、魔法が使えない国だがその中でも魔法が使える者達の事をNo.なんばーずと、呼ぶ。1~10まであり、1が一番強い。


ワシが、勝てるのは精々8までじゃな。それ以上は、禁忌と言われている魔法を使わなければ勝てない。


「よく知ってるな、俺はNo.7だ」


まさかの、7…。これは、死んだの…。


まあ、後は若いもんに任せてワシはゆっくり眠るとするかの。


「【オロチ】」


  ワシは使い魔のヤマタノオロチを召喚した。


ワシの融合方法オロチの毒を飲むじゃオロチを纏うのではなく毒を飲むなので、死ぬ事は確実。


「アース、死ぬ気か?」


「そうするしか、勝てる方法ないからの」


ふむ、一向に毒を垂らす気配が無いの。


使いたく無かったがしょうがない。


「オロチ命令じゃ!毒を出せ!」


「まて!アース!」


  オロチの口から毒が垂れ、ワシの口に入った。


「オロチよ、これまで楽しい日々じゃった…ありがとう」


  そして、ワシの体を青と紫のオーラが包みワシの姿が変わる。


ワシの服装は、着物からスーツに変わり若返った。


「さて、待たせたな。時間がないから速攻終わらせて貰う」


「はっ!やってみろよ!」


  マムが、魔武器の太刀で切り掛かって来るのを手刀でずらし拳を顔面に叩き込んだ。


「【アースクエイク】」


  吹き飛んだ、マムの足元が割れマムを飲み込む。


「チッ!【水翼】」


マムは、水で出来た羽根で地割れから脱出し空へと飛び上がる。


「ふむ、残念じゃ。その手は読んでおったよ」


  空に飛び上がったマムの手足と腹を土で出来た大剣が貫く。


「くそ!未来でもみえんのかよ」


残り、3分。


「No.を舐めるなよ!老いぼれ!」


ギリギリ…間に合ったかの。


「ッ!ガハッ!」


  マムは、いきなり吐血し地面に突っ伏した。


毒を塗っておいて良かったの…。


「はは、ここまで…か」


  その言葉に、マムは力尽きる、しかし、時間制限が来たワシもその場に倒れてしまった。


「さて、これまでの人生楽しかったの…。贅沢を言うなら、もうちょっとあやつらと生きて…いた…かった…の」


それじゃあの、先に行っとるよ…。


  ワシは、口角を上げ力尽きた。



ライノサイド


校長の魔力が消えた?まさか、校長がやられたのか?クソ!考えるのは後だ!


今は、こいつらで手一杯だ。


  俺は、今黒い身体を持った所謂、魔族と言う奴らに周りを囲まれていた。


まさか、戦争にまで加入して来るとは…。


「くそ!校長も気になるし、他の奴らも手伝ってやらないと行けないのに、邪魔だ!」


  俺は、魔武器の小刀で魔族の首を飛ばし、2、3匹の魔族に雷を落とす。


  一匹の魔族が目に止まらぬ速さで俺の懐に潜り込み顎なアッパーが決まり、俺は空中に浮く。


「ガハッ!速すぎんだろ」


しかも、首を飛ばした奴以外無傷だと?


「化け物が!【トール】」


俺は、空中で使い魔のトールを召喚した。


「あん?なんだこいつら、気持ちわりーな」


「融合だ!」


「ボロボロだけどいいのか?」


そんな事言ってる場合じゃないだろ…。


「大丈夫だ」


「なら、いいが」


空から雷が降り俺を飲み込み、姿を変えていく。


  手には、神器ミョルニルを持ち、雷で出来たマントを羽織り、鎧を着込んでいる。


  他の奴らは、大丈夫だ。やばくなったら、夜空が行くだろ。


  俺が、ミョルニルを魔族に向けるとミョルニルから雷が鳴り響き魔族供を飲み込んで行く。


そして、俺から魔族達が一瞬目を離したすきに移動し、魔族の頭を叩き潰す。


後、6匹!


  魔族の攻撃を、半歩身を引き避け腹にミョルニルを叩き込むと、魔族の腹に風穴が空く。


後、5匹!


一気に決める!


「全てを貫き、敵を焼き尽くせ【雷神百花蒼らいじんひゃっかそう】」


  俺の身体に、帯電していた雷が空に舞い上がり、魔族へと降り注いだ。


  この魔法を使うと融合は強制的に解除されるが、この雷は敵に帯電し続ける。


  つまり、敵が全滅するまで攻撃は続くって訳だ。まあ、数が多いと無意味だけどな。


  融合が解けると同時に俺は、地面に倒れる。


「はぁはぁ、疲れた。どうせ、動けねーから少し寝るとするか…」


  俺が眠ろうとして居ると、背中に痛みが走り背後を見ると、帯電しながらも動いている魔族に、貫かれていた。


「て…めぇ…ガハッ!」


まさか、動くとは思わなかったぜ…。


  俺の下に血溜まりができ、俺はそのまま息を引き取った。





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