家族で異世界転生!!

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魔闘大会へ!

チート、魔闘大会へ!二日目

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スカルサイド


さて、他の奴らはホムラに任せて俺とミアは副マスターの旗を狙いに行くとするか、参加チームで一番厄介そうだからな。


俺とミアは、旗の近くの茂みに身を隠しあたりを伺った。


「居ないわね」


「あぁ」


おかしい、防衛が一人も居ないなんて罠か?嫌でも、副マスター達は一年だぞ?そんな高度な魔法…夜空の妹だったら出来るか…。


「どうする?」


「罠かもしれないからしばらく待機だな」


茂みで待機する事数分。


「誰か来たわね」


「あれは、マルスか?」


旗を取るつもりか…。


「ねぇ、取られるわよ?」


「そん時はそんときだ」


マルスが、旗の近くに足を踏み入れた瞬間色とりどりの、光がマルスを貫いた。


「やっぱり、罠だったか」


何もない空間から、副マスター達が姿を現した。


おいおい、マジかよ。あれは、確か光を屈折させて身を隠す魔法だったな…並みの使い手じゃ出来ない魔法だな。


「ほらね?この作戦でよかったでしょ?」


「さすが、星羅ちゃんだね!」


「ふっふっふ!でしょ?えっと、それでそこにいるのはお兄ちゃんのチームの人かな?」


やっぱり、気づかれてたか…。


「流石、副マスターですね」


「やっぱり、スカルさんが来たね。それと、敬語使わなくていいって何回言わせるの?」


副マスターは、頬をプゥと膨らませ怒ったそぶりを見せた。


「あんまり、戦いたくないので旗、くれないですか?」


「あはは!それは、無理な相談だね」


だよな。正直に言うと全く勝てる気がしないんだよ。


「スカル、勝てそう?」


「わからん」


とりあえず、行動しない事には勝てないな。


「さてと、そろそろ遊ぼうか?」


と、副マスターがにっこり笑うと同時に隣に居たミアが吹き飛び気絶した。


「うそ…だろ?」


全く見えなかった…。


「ミアさんの属性は厄介だからねー、先に狩らせて貰ったよ」


  俺は、自分でも分かるくらい冷や汗をかき魔法を唱えた。


「【闇炎あんえん】」


「【カラーアイズ・青】」


  副マスターの目が青く染まると、副マスターの周りに水の柱がそびえ立ち俺の魔法を蝿を叩き落とすように、弾いた。


しかし、それも読んでいたさ!


  黒い炎から雷が、鳴り響き水に帯電した。


「へぇ【カラーフュージョン・青×茶】」


  雷は、水の中に出来た土の壁に飲み込まれ消滅した。


属性の融合まで使えるのかよ!どうする?このままじゃ勝てないぞ。


「そうだ!スカルさんに良いもの見せてあげるよ」


  副マスターが、手をパンっと叩きにっこり笑った後、虹が副マスターの体を包み込んだ。


「まさか!?」


「【魔装】」


  星羅さんの姿は、制服から水色のチャイナ服に変わり、体の周りを虹色の光が包んでいた。


「くそ!マジか!」


「ねぇねぇ、可愛いでしょ?」


副マスターは、スリッドから足を出し「ねぇねぇ」と、言っていた。


「ちょ!何してるんですか!分かりました!可愛いですからしまってください!」


「こんなので、そこまで動揺するなんてスカルさんって童「それ以上はいけない」えー」


何を口走ろうとしてんだこの人。冗談はさておき俺も魔装をしないと瞬殺されるな。


  俺は、零を召喚し詠唱をすると俺の体を影が包み込んだ。


そして、影が飛散すると俺の姿が変わった。


「それが、スカルさんの魔装かぁかっこいいね」


「それは、どうも!」


  零と副マスターの魔武器がぶつかり周りに衝撃が走った。


勝てるのか俺は?


ホムラサイド


  俺が、星羅さん以外の旗を取りに行こうとした時一番会いたくない奴に会ってしまった。


「ここは、通しませんよ?」


こいつの名前はレナ、この国の水帝だ。こいつは水、俺は炎。相性、最悪だから会いたく無かったんだよ。


「仲間の仇は、打たせて貰います!」


  俺の周りにはレナのチームメンバーが横たわっていた。


「いや、仕掛けてきたのこいつらだし」


「それも、そうですけど倒された事には変わりないですよね?」


どうしようか…負けはしないが魔力がごっそり無くなるなぁ。


「来ないんですか?」


「いや、そんな周り罠で囲んどいて何言ってんだよ」


「罠?あ、本当だ」


え?知らなかったのかよ。てことは、誰かいるな。


「こんな姑息な事をするのは、あいつらしか居ないですね」


「あいつら?」


「私のクラスに、こう言うのを得意とする人達が居るんです」


汚い戦い方をするもんだな。俺が一番嫌いな奴らだ…。


「提案があるんだ」


「何でしょうか?」


「一時休戦して、二人でそいつらを倒さないか?」


「良いですけど、見つけられるんですか?」


「まあ、見てろ。お前は水の防御系の魔法を唱えといてくれ」


多分、近くにいると思うんだよなぁ…こんな短時間で、しかもレナの周りに正確に仕掛けるからには近くにいないと出来ないからな。


「【ヒートエンド】」


  俺が、地面に手を付け唱えると周りにいくつもの火柱が燃え上がった。


  すると、割と近くから短い悲鳴と光が3つ見えた。


後二人だな。


「やれやれ、僕達がバレるなんてね」


「本当にね、予想外だったよ」


俺の後ろとれなの後ろから男女が現れ、やれやれと首を振って居た。


「さて、あんまりモタモタしてると夜空に怒られそうだから速攻終わらすぞ」


「夜空?あぁ、あの黒髪の男か。あんな奴は、僕達にかかれば蚊も同然だね」


は?お前らが夜空に勝てると?笑わせる。


まあ、今のは少しイラッときたな。


「夜空をバカにした事後悔しろよ?」


「夜空先輩を私達のリーダーを馬鹿にしたな?殺す」


「燃えさかれ「まき上がれ」【魔装】」


  俺の体に翔炎が刺さり炎が俺を飲み込み、
レナの体に鞭が巻きつきレナの体が水に包まれた。


  俺の姿は、制服から真っ赤な鎧に変わり周りに炎を纏った翔炎が浮かんで居た。


一方、レナは制服から軍服に変わり首にマフラーを巻いて居た。


「まさか!魔装だと!?」


今更、後悔しても遅いぞ?


  俺は、炎を爆発させ男の前に移動し首を持ち男の身体を握力だけで持ち上げた。


「うぐぅ!は、離せ!」


「離す訳ないだろ?」


俺は、首を持ちながら男の顔を何回も殴った。


「ヒッ!やめ、ぷぎゃ!ゴブ!」


男は、泡を吹き気絶してしまった。


え?よっわ…まあ、いいや。さて、レナの方はどうかな?


レナは、魔武器である鞭に水を纏わせ女を傷だらけにして居た。


結構、残酷な事するな…。


「ほらどうしました?こんなものですか?それで、よく夜空先輩を馬鹿にできましたね死んで償って下さいね?」


こえぇ…。あんな、気持ち良さそうな笑顔出来るか?普通。


「このガキ!」


  女の方も負けずと魔法を唱えるが、レナに片手で弾かれてしまった。


  レナは、鞭を女の首に巻きつけ徐々に締めを強くして行った。


「弱い…弱すぎますよ貴方」


  レナは、真顔で女の首をへし折った。


  ギリギリで生きてたみたいで女は結界により転移して行った。


「ふぅ、さてではホムラさん。やりましょうか」


あ、やっぱりやるのか。


「はぁ、しょうがないか」


  俺達は魔装を解かずほぼ同時に走り出した。


  俺の拳とレナの蹴りがぶつかり周りに炎と水が走り、お互いに跳ね飛ばされた。


「楽しくなりそうだ」


「旗は、渡しません!」


  そして、お互いの武器がぶつかり合い同時に魔法を放った。


「行くぜ!おらぁ!」


「楽しませて下さいね!」


そして、またお互いの武器が交わり金属音が周りに響いた。




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