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ダンジョン「始まりの洞窟」–2–
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*ここから、少し文字多くしまする。
それから、少し進み分かれ道へとたどり着いた。
「道は三つ。俺達は計15人。一つの道に5人だな……いや、分かれるのは愚策か?」
こういう時ってどうしたらいいのかね……。正直分からん。
「レイン、分かれた方がいいと思うか?」
「んー、そうだな。幸いこのパーティはバランスの取れた奴が集まってるから分かれても特に問題はないと思うが、罠の回避能力が低いからな」
だよなぁ、感知系の奴が後二人残っててくれたら話は早かったんだがな…。
「まあ、いいや。全員で進んで間違った道なら戻ればいいだろ」
と、俺が言うと全員が頷いたので問題は無いらしい。よかったよかった。
まずは、右の道だな。
そして、しばらく進み
「ん? あれは、宝箱か?」
道の先には、金色の装飾が施された綺麗な箱がポツンっと置いてあった。それ以外には特に何もなかった。
俺のゲーム脳が言っているあれは間違いなく罠だと。
などと、思っていると銀の甲冑を着込んだ奴が俺達を押しのけ宝箱へと近寄る。
「あれは、俺のだ! 誰にもやらねーぞ!」
「あ、おい! 待て!」
次の瞬間、俺の目には男が宝箱に食われる未来が映し出される。
「そいつは、ミミックだ! 離れろ!」
俺の言葉は、一瞬男には届かず俺の見た未来通り男は上半身をミミックに食いちぎられる。
「くそ! 全員迎撃態勢! 俺の経験上ミミックは強いぞ!」
「リンさん! 後ろからもゴブリン達が!」
チッ、めんどくさい。
「全員背中を合わせて陣形を組め! 炎魔法が使える奴は後ろのゴブリン達を! 光魔法が使える奴はミミックだ!」
と、言うと全員が背中を合わせて陣形を組み出す。
「リン君、私は?」
「シオンは俺と一緒にミミックの相手だ。いいか? 喰われるなよ?」
「任せて」
とは言えシオンの武器は大鎌こんな狭い場所じゃ本来の動き出来ないな。
「シオン、魔法を主体で戦ってくれ」
「うん」
頼むから誰も死なないでくれよ……。
「全員生きる事を優先しろよ? んじゃ、ショウタイムだ」
俺とシオンが、同時に駆け出し俺達の間を通り過ぎる様に光の矢がミミックへと襲いかかる。
俺は、ミミックの口の中に軍刀を突っ込み隙間からハンドガンを滑り込まし引き金を引く。
「くそ、かてぇなこいつ」
「リン君、私に任せて!」
シオンが、地面に手を置き魔力を練り始める。
「っと、これは俺邪魔になるな」
俺は、ハンドガンをホルスターに収めバク転をして後ろへ回避するその瞬間シオンの影が剣の形に変わりミミックを突き刺す……が、ミミックは効いてなさそうにケケケケっと笑う。
「くそ、火力が足りないか……レイン! 行けるか?」
「任された!!」
レインは、近場のゴブリンを担いでいた斧で切り裂き魔力を練る、すると斧に光が宿りレインはその斧を振り下ろす。
「食らいやがれ!【光魔斬】」
斧が地面に当たると光の斬撃がミミックに向かって行く。
「おい! もうちょい威力抑えろよ! ここ洞窟だぞ!?」
「あ、しまった」
ほらぁ、ゴゴゴゴとか言い出したじゃん。
ん? ゴゴゴゴ?
俺が、後ろを振り向くとゴツゴツとした体を持った巨人がこちらを睨みつけていた。
「ご、ご、ゴーレムだぁぁぁ!!」
「うわあぁぁあ!!」
後ろの陣形が崩れたか。どうやら、さっきの一撃でミミックは倒したみたいだしゴーレムに集中した方が良さそうだ。
「前の奴! 屈め!」
俺の声に反応した奴らが身を眺めるとそのすぐ上をゴーレムの剛腕が通り過ぎる。
反応できなかった奴らは、その剛腕と壁の間に挟まり血の花を咲かせる。
「くそが……お前らどけ! 俺がやる!」
俺は、軍刀を構え直し狼狽えている奴らの間を通り抜けゴーレムに斬りかかる。
俺の振るった軍刀は、ゴーレムの腕に防がれ反対の腕で俺を掴み上げる。
「グッ……くそ、離せよ! このデカブツが!!」
「リン君!!」
ゴーレムの握力はゆうに200は超えると言われているから俺の骨の至る所がミシミシと悲鳴をあげる。
「ゴフッ! こんな……所で……死ねるか!!」
俺は、何とか動く手を動かしハンドガンを抜きゴーレムの頭の宝石みたいな奴に向かって引き金を引く。
宝石を撃ち抜かれたゴーレムの目から光が消えサラサラと砂になって消えていった。
「ゴホッゴホッ!」
俺の口から血が溢れ出て地面に血溜まりを作って行く。
「リン君! 大丈夫!?」
「お前、これが大丈夫に見えるか?」
「見えないよ!? だれか、回復魔法使える人はいませんか!?」
「いいよ、自分でやる【ヒール】」
俺の身体を緑色の光が包み込み、ゆっくりと俺の体の痣が消えて行く。
「これは、しばらく動けそうに無いな……。レイン、何人やられた?」
「6人だ」
一気に減ったな……。残り9人か、次にハズレの道引いたら全滅もあり得るな……。
「どうするのだ? 撤退するのか?」
「……死にたく無い奴は戻ってくれ。これ以上死人は出したく無い」
ふぅ、寄り道なんてするもんじゃ無いな…。
俺の身体がようやく治り周りを見渡すとさっきより4人程減っていた。
「残ったのはこれだけか」
「俺は、お前について行くぜ」
「勿論私もリン君と行くよ」
「無論、わしも行くぞ」
「私も行くわよ」
残ったのは、俺、シオン、レイン、仙人みたいなおっちゃん、それと弓を携えた女。
「死んでも知らないからな……」
俺は、シオンの肩を借りて立ち上がり来た道を戻って行く。
「次はどの道に行く?」
「いや、一旦ここいらで休憩と改めて自己紹介するべきだ。お互いの戦闘方法を知っておかないとこの先もっと厳しい戦いになるぞ」
「わしも賛成じゃ」
「私はどっちでもいいわよ」
「そうだな、俺ももう少し身体を休めたいしこの辺で自己紹介と行こうか。」
俺は、シオンとともに近くの岩に腰を下ろしヒールを唱える。
「まず、俺からだな名前はリン。ファミリーネームは要らないな。戦闘方法は主に近接。魔法は防御系と回復系しか使えない」
「それだけ聴くと後衛が向いていると思うが……さっきの戦闘を見る限り前衛が向いてるらしいな。
っと、俺の名前はレインだ。得意な戦闘方法は斧の攻撃力を生かした前衛だ。魔法は光魔法を主に使う」
レインはあれだなパラディン的な奴。
「私は、シオン。得意な戦闘方法は広範囲への鎌での攻撃、後は射撃を少々。魔法は、あまり得意じゃ無い」
そうか、あの鎌、銃口付いてたな。忘れてた。
「わしの名前はベアル。格闘術を得意としておる。魔法はそこの娘と同様得意では無い」
「私の名前はルナ。見ての通り弓での後衛が得意よ。魔法は矢に纏わせる位しか使わないわね」
なるほど、だいたい理解したこのパーティ物理防御の高い奴が出てきたら終わるな。
戦術を考えているといきなり頭痛が襲いかかった。
いってぇ、何だ?
【スキルが追加されました。
ヒールを多用した為身体能力が向上及びスキル【回復身体強化】を会得しました】
俺は、ウィンドウを開き新しいスキルの効果を確認した。
【回復身体強化】
回復を一定量自分自身で行うと脳のリミッターが一時的に外れ桁違いの力を得る事ができる。
ただし、使いすぎると命を落とす事になる。
……強くないか? いやいや、命を落とすのは非常にまずい……ので、いざって時に使おう。
「リン君? 大丈夫? 頭痛いの?」
「ああ、大丈夫だ気にすんな。さて、作戦だがこの中で一番防御の高い俺が前を行く、そしてその後ろにルナ。ルナを囲むように右にレイン左にベアル後ろにシオンで行く。」
「この子が一番後ろでいいのかしら?」
「シオンは、他の人間よりちょっとだけ五感が高いから後ろからの奇襲に備えて貰う。
そして、シオンが敵を見つけたらベアルとレインで叩き潰すってな感じだ」
「了解したわ」
さて、ある程度フル回復したし行きますかね。
「それじゃ、この五人だけでも生きて帰ろうぜ」
俺達は、陣形を組みながら中央の道を進んで行った。
それから、少し進み分かれ道へとたどり着いた。
「道は三つ。俺達は計15人。一つの道に5人だな……いや、分かれるのは愚策か?」
こういう時ってどうしたらいいのかね……。正直分からん。
「レイン、分かれた方がいいと思うか?」
「んー、そうだな。幸いこのパーティはバランスの取れた奴が集まってるから分かれても特に問題はないと思うが、罠の回避能力が低いからな」
だよなぁ、感知系の奴が後二人残っててくれたら話は早かったんだがな…。
「まあ、いいや。全員で進んで間違った道なら戻ればいいだろ」
と、俺が言うと全員が頷いたので問題は無いらしい。よかったよかった。
まずは、右の道だな。
そして、しばらく進み
「ん? あれは、宝箱か?」
道の先には、金色の装飾が施された綺麗な箱がポツンっと置いてあった。それ以外には特に何もなかった。
俺のゲーム脳が言っているあれは間違いなく罠だと。
などと、思っていると銀の甲冑を着込んだ奴が俺達を押しのけ宝箱へと近寄る。
「あれは、俺のだ! 誰にもやらねーぞ!」
「あ、おい! 待て!」
次の瞬間、俺の目には男が宝箱に食われる未来が映し出される。
「そいつは、ミミックだ! 離れろ!」
俺の言葉は、一瞬男には届かず俺の見た未来通り男は上半身をミミックに食いちぎられる。
「くそ! 全員迎撃態勢! 俺の経験上ミミックは強いぞ!」
「リンさん! 後ろからもゴブリン達が!」
チッ、めんどくさい。
「全員背中を合わせて陣形を組め! 炎魔法が使える奴は後ろのゴブリン達を! 光魔法が使える奴はミミックだ!」
と、言うと全員が背中を合わせて陣形を組み出す。
「リン君、私は?」
「シオンは俺と一緒にミミックの相手だ。いいか? 喰われるなよ?」
「任せて」
とは言えシオンの武器は大鎌こんな狭い場所じゃ本来の動き出来ないな。
「シオン、魔法を主体で戦ってくれ」
「うん」
頼むから誰も死なないでくれよ……。
「全員生きる事を優先しろよ? んじゃ、ショウタイムだ」
俺とシオンが、同時に駆け出し俺達の間を通り過ぎる様に光の矢がミミックへと襲いかかる。
俺は、ミミックの口の中に軍刀を突っ込み隙間からハンドガンを滑り込まし引き金を引く。
「くそ、かてぇなこいつ」
「リン君、私に任せて!」
シオンが、地面に手を置き魔力を練り始める。
「っと、これは俺邪魔になるな」
俺は、ハンドガンをホルスターに収めバク転をして後ろへ回避するその瞬間シオンの影が剣の形に変わりミミックを突き刺す……が、ミミックは効いてなさそうにケケケケっと笑う。
「くそ、火力が足りないか……レイン! 行けるか?」
「任された!!」
レインは、近場のゴブリンを担いでいた斧で切り裂き魔力を練る、すると斧に光が宿りレインはその斧を振り下ろす。
「食らいやがれ!【光魔斬】」
斧が地面に当たると光の斬撃がミミックに向かって行く。
「おい! もうちょい威力抑えろよ! ここ洞窟だぞ!?」
「あ、しまった」
ほらぁ、ゴゴゴゴとか言い出したじゃん。
ん? ゴゴゴゴ?
俺が、後ろを振り向くとゴツゴツとした体を持った巨人がこちらを睨みつけていた。
「ご、ご、ゴーレムだぁぁぁ!!」
「うわあぁぁあ!!」
後ろの陣形が崩れたか。どうやら、さっきの一撃でミミックは倒したみたいだしゴーレムに集中した方が良さそうだ。
「前の奴! 屈め!」
俺の声に反応した奴らが身を眺めるとそのすぐ上をゴーレムの剛腕が通り過ぎる。
反応できなかった奴らは、その剛腕と壁の間に挟まり血の花を咲かせる。
「くそが……お前らどけ! 俺がやる!」
俺は、軍刀を構え直し狼狽えている奴らの間を通り抜けゴーレムに斬りかかる。
俺の振るった軍刀は、ゴーレムの腕に防がれ反対の腕で俺を掴み上げる。
「グッ……くそ、離せよ! このデカブツが!!」
「リン君!!」
ゴーレムの握力はゆうに200は超えると言われているから俺の骨の至る所がミシミシと悲鳴をあげる。
「ゴフッ! こんな……所で……死ねるか!!」
俺は、何とか動く手を動かしハンドガンを抜きゴーレムの頭の宝石みたいな奴に向かって引き金を引く。
宝石を撃ち抜かれたゴーレムの目から光が消えサラサラと砂になって消えていった。
「ゴホッゴホッ!」
俺の口から血が溢れ出て地面に血溜まりを作って行く。
「リン君! 大丈夫!?」
「お前、これが大丈夫に見えるか?」
「見えないよ!? だれか、回復魔法使える人はいませんか!?」
「いいよ、自分でやる【ヒール】」
俺の身体を緑色の光が包み込み、ゆっくりと俺の体の痣が消えて行く。
「これは、しばらく動けそうに無いな……。レイン、何人やられた?」
「6人だ」
一気に減ったな……。残り9人か、次にハズレの道引いたら全滅もあり得るな……。
「どうするのだ? 撤退するのか?」
「……死にたく無い奴は戻ってくれ。これ以上死人は出したく無い」
ふぅ、寄り道なんてするもんじゃ無いな…。
俺の身体がようやく治り周りを見渡すとさっきより4人程減っていた。
「残ったのはこれだけか」
「俺は、お前について行くぜ」
「勿論私もリン君と行くよ」
「無論、わしも行くぞ」
「私も行くわよ」
残ったのは、俺、シオン、レイン、仙人みたいなおっちゃん、それと弓を携えた女。
「死んでも知らないからな……」
俺は、シオンの肩を借りて立ち上がり来た道を戻って行く。
「次はどの道に行く?」
「いや、一旦ここいらで休憩と改めて自己紹介するべきだ。お互いの戦闘方法を知っておかないとこの先もっと厳しい戦いになるぞ」
「わしも賛成じゃ」
「私はどっちでもいいわよ」
「そうだな、俺ももう少し身体を休めたいしこの辺で自己紹介と行こうか。」
俺は、シオンとともに近くの岩に腰を下ろしヒールを唱える。
「まず、俺からだな名前はリン。ファミリーネームは要らないな。戦闘方法は主に近接。魔法は防御系と回復系しか使えない」
「それだけ聴くと後衛が向いていると思うが……さっきの戦闘を見る限り前衛が向いてるらしいな。
っと、俺の名前はレインだ。得意な戦闘方法は斧の攻撃力を生かした前衛だ。魔法は光魔法を主に使う」
レインはあれだなパラディン的な奴。
「私は、シオン。得意な戦闘方法は広範囲への鎌での攻撃、後は射撃を少々。魔法は、あまり得意じゃ無い」
そうか、あの鎌、銃口付いてたな。忘れてた。
「わしの名前はベアル。格闘術を得意としておる。魔法はそこの娘と同様得意では無い」
「私の名前はルナ。見ての通り弓での後衛が得意よ。魔法は矢に纏わせる位しか使わないわね」
なるほど、だいたい理解したこのパーティ物理防御の高い奴が出てきたら終わるな。
戦術を考えているといきなり頭痛が襲いかかった。
いってぇ、何だ?
【スキルが追加されました。
ヒールを多用した為身体能力が向上及びスキル【回復身体強化】を会得しました】
俺は、ウィンドウを開き新しいスキルの効果を確認した。
【回復身体強化】
回復を一定量自分自身で行うと脳のリミッターが一時的に外れ桁違いの力を得る事ができる。
ただし、使いすぎると命を落とす事になる。
……強くないか? いやいや、命を落とすのは非常にまずい……ので、いざって時に使おう。
「リン君? 大丈夫? 頭痛いの?」
「ああ、大丈夫だ気にすんな。さて、作戦だがこの中で一番防御の高い俺が前を行く、そしてその後ろにルナ。ルナを囲むように右にレイン左にベアル後ろにシオンで行く。」
「この子が一番後ろでいいのかしら?」
「シオンは、他の人間よりちょっとだけ五感が高いから後ろからの奇襲に備えて貰う。
そして、シオンが敵を見つけたらベアルとレインで叩き潰すってな感じだ」
「了解したわ」
さて、ある程度フル回復したし行きますかね。
「それじゃ、この五人だけでも生きて帰ろうぜ」
俺達は、陣形を組みながら中央の道を進んで行った。
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