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魔法作成&学園入学
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「俺が、教えてやる」
「…リン君って…何者?」
「それは、後でな。それより、やるならいくつか約束してくれ。
この事は他言しない事。一人で作らない事。悪用しない事。守れるか?」
シオンが頷いたのを確認して言葉を続ける。
「作り方は簡単だ。
まず、魔法陣を描きその魔法陣の中央に自分の血で文字を書く。古代語でな。
それで、魔法を生成する為には三つ+αの言葉を組み合わせる必要がある。【何を】【何のように】【どうするか】だ」
「…?」
シオンは分からないようで、首をかしげる。
「例えば【炎を】【矢の形に】【生成する】と書いて魔法陣に名前を言いながら魔力を流すと、ファイアーアローが完成するって感じだ。
まあ、やってみた方が早いだろ。シオンの得意属性は闇だったよな?」
「…なんで…知ってるの?」
「色々あんだよ。まずは、初期魔法のダークアローでも作ってみな。あ、名前は自分でつけていいぞ」
シオンは机に紙を広げ、スラスラと魔法陣を描き自分の指を少し噛み切り血で文字を書いていく。
ふむ、どうやら古代語の読み書きは出来るみたいだな。良かった良かった。
「…かけた…次は…」
「名前を唱えながら魔力を流してみな」
俺は、念の為周りに結界を張る。もしかしたら、暴発とかあるかもだからな。
「…【闇の矢】」
シオンが魔力を流すと黒い光と共に、シオンの横に黒い矢が徐々に現れ出す。
「おめでとう。成功したじゃないか」
「…私の…魔法」
シオンは、涙を目に溜めながら黒い矢を見つめる。
「さて、このままじゃ只の浮いてる矢だから次は、効果を与えないとダメだな」
そうだなぁ…何がいいかな。
「とりあえず、前に飛ばないと意味が無いから【標的に向かって飛んでいく】を加えてみな。要領はさっきと一緒だから」
さて、シオンが作ってる間に俺も何個か作っておくか……俺の奴は少し特殊だから少し説明しようか。
俺が作る場合には魔法を選択しないとダメなんだよ。
炎属性とかだったら【炎を】って書くところを俺の属性は【障壁に】など選択しないと失敗する。めんどくさいだろ?
「そうだなぁ。こうするか。
【障壁を】【剣の形に】【生成する】
とりあえず、こうして追加効果は…あれとあれかな【周りに滞空】【合図と共に示した方向に飛ぶ】」
つまり、発動するとまず俺の周りに浮かぶように滞空して、俺が合図をすると俺の目線の方向へ飛んでいくって感じだ。
勿論、防御魔法の為攻撃力は期待できないがな。名前は【剣障壁】と名付けた。
「…ふぅ…こんなもんかな」
おっと、色々作ったな。
「アロー系にボール系か。まあ、今はそれでいいだろう。これで、落ちこぼれなんて呼ばれるずに済むな。
あ、そうだ! ついでに言うと一週間に3個までなじゃないと貧血で倒れるから」
「…わかった…でもなんでこんな…簡単なのに作れないの?」
「理由は簡単さ、さっき説明した三要素+αを知らないからさ。
やろうともしなかっただろうな下手すると死ぬし」
おっと、作ってたらもうこんな時間か……長居しすぎたな。
「んじゃ、そろそろ帰るわ。明日、朝早いし」
俺の膝の上で寝てる星菜見てたら眠たくなってきたし。
はぁ、またコンクリで寝るのか……大丈夫かな? 俺の腰。
「…もう遅いし…泊まって行けば?」
「…ん? 聞き間違いかな? 泊まっていけばと聞こえた気がしたんだが?」
やれやれ、俺も老いたなまさか聞き間違えるなんてな……ハッハッハ。
「…間違ってない…布団ならあるしそれに…少し、臭うよ?」
「……お言葉に甘えます」
臭うなんて言われたらさ、そりゃ気になり出すよね。
その日は、久し振りに暖かい風呂に入りふわふわの布団で眠る事が出来た。
翌日
「まじか……」
なんか暑いと思ったらこいつ……。
「…シオン? なぜ、お前は俺の布団に潜り込んでいる?」
「…寒かった」
「そうだな、たしかに昨日は寒かったもんな……じゃなくて! シオンは女の子なんだから、気軽に男の布団に潜り込んでもしもの事があったらどうするんだ?」
「…もしもって?」
「それは……あれだよ……ほら……」
くそう! シオンの純粋な目が俺の心を締め付けるぜ!
「…何でもない。ほら、行くぞ!」
「…あ、待って」
学園
さてと、着いたわけだがどこ行けばいいのかな。
「…あそこじゃない?」
シオンが指差した方を見ると、入試の時に受付をやっていた女の人が居た。
「あの人に、カードを見せればいいわけね」
「あら? 君は……ああ!! 無属性の子!! もしかして……受かったの?」
「ここに来てるんだからそうだろ。ほら、カード」
「うっそぉ……トップ合格なんて……。んん!! 合格おめでとう! 君はトップで合格なので好きなクラス選んでいいよ。何処にする?」
なんか、やけにフランクになったな。
「んじゃ、ルビーで」
「え?ダイアモンドじゃなくていいの?」
「ダイアモンドなんてクソみたいな貴族の集まりだろ?そんなクラスにはなりたくない。
後、シオンと一緒のクラスの方が絶対楽しい。何より、ルビーは俺の誕生石だ」
周りから「なんだあいつ」って感じの目線を向けられたから、睨んだら目を逸らされた。
「変わってるね。じゃあ、あっちの教室に進んでね」
「りょーかい。じゃあ、シオン後でな」
「…うん」
俺は、シオンに手を振り教室へと向かった。さてと、どんなクラスか楽しみだな。
俺が、教室の扉を開けた瞬間、数種類の魔法がいきなり飛んでくる。
「はぁ、【障壁】」
俺の周りに張られた結界が全ての魔法を防ぎ周りに煙が立ち込める。
「何のつもりだ?」
「クククッ、力試しだよ。トップ様のなぁ!!」
にゃーるほどね。そういう感じのクラスね。えーっと、ここを仕切ってる奴は……あいつか。
(許さない……)
「星菜、落ち着け。こんな三流供相手にすんな」
俺は、星菜の頭を撫で教室の一番後ろで踏ん反り返っている男を睨みつけ軍刀を抜き放つ。
「そんなに、見たいなら見せてやるよ」
そして、男の方向へ走り出したどり着くと同時に軍刀を横に振るう。
「てめ!! 何しやがる! 殺す気か!」
男は、ギリギリで避けたもののほっぺが少し切れ血を流す。
「ああ、潔く死ね。悪いが俺は短気なんだよ」
ん? ちょっと待てよ? 殺したら退学とかになっちまうのか?それは困るな……。
少し考えた後に軍刀を鞘に納め拳を構える。
「おら、来いよ」
俺は、手で挑発しながらニヤッと笑う。
「舐めてんじゃねぇぞ!!」
男が、放った拳の動きが一瞬遅くなる。
あぁ、見切りの水の効果か。便利だなこれ。
俺は、顔を少し横にずらし避け男の顎に拳を叩き込み、怯んで態勢が崩れた腹に蹴りを叩き込む。
ようやく、理解した。身体能力は多分この世界の住人より少しだけ上に設定されてるみたいだ。それにしては、強すぎな気もするが……。
俺が、手を握ったりしながら考えていると机などを吹っ飛ばし男が立ち上がる。
あっぶねぇな……他の奴に当たったらどうすんだよ。
「っの野郎……殺す」
「あんくらいで吹っ飛ぶ奴が何を言ってんだ?」
「るせぇ!!」
男がこちらに向け魔力を練り出す……が凄まじく遅い。攻撃してくれと言っているもんだぞ?
男の腕を掴みそのまま背中の方に腕を回しへし折る。
「タメが長いんだよ」
「ぎゃぁぁぁぁあ!! 腕がぁぁぁぁあ!!」
「骨折位でギャーギャー騒ぐなよみっともない……」
さーてと、どうすっかなぁ……降参でも促してみるか。
「どうする? 降参するなら治してやるが?」
「参った! 俺が悪かったよぉ!」
「【ヒール】」
男の腕を緑色の光が包むと変な方向に曲がり色が変色していた腕がみるみる治っていく。
「敵の怪我を治すなんて甘いな!」
はぁ、せっかく治してやったのに……。
殴って来た男の拳を掴み顔面に蹴りを入れると男は窓を突き破り外へと落ちていった。
あ、やっちまった……二階だし死なないと思うから大丈夫だろ。
「さて、まだ俺の力見たい奴いるか?」
周りを見渡すが、全員が目を背けていた為、俺は自分の席へと腰を下ろし窓の外を眺める。
「いい天気だなぁ」
「…何があったの?」
いつのまにか俺の前に立っていたシオンが周りを見渡しながら首を傾げる。
「別になんでもないさ。ただのじゃれあいだ」
「…この惨状で…じゃれあい?」
はぁ、なんともまあ初日からめんどくさい事になり申したわ……。
「…リン君って…何者?」
「それは、後でな。それより、やるならいくつか約束してくれ。
この事は他言しない事。一人で作らない事。悪用しない事。守れるか?」
シオンが頷いたのを確認して言葉を続ける。
「作り方は簡単だ。
まず、魔法陣を描きその魔法陣の中央に自分の血で文字を書く。古代語でな。
それで、魔法を生成する為には三つ+αの言葉を組み合わせる必要がある。【何を】【何のように】【どうするか】だ」
「…?」
シオンは分からないようで、首をかしげる。
「例えば【炎を】【矢の形に】【生成する】と書いて魔法陣に名前を言いながら魔力を流すと、ファイアーアローが完成するって感じだ。
まあ、やってみた方が早いだろ。シオンの得意属性は闇だったよな?」
「…なんで…知ってるの?」
「色々あんだよ。まずは、初期魔法のダークアローでも作ってみな。あ、名前は自分でつけていいぞ」
シオンは机に紙を広げ、スラスラと魔法陣を描き自分の指を少し噛み切り血で文字を書いていく。
ふむ、どうやら古代語の読み書きは出来るみたいだな。良かった良かった。
「…かけた…次は…」
「名前を唱えながら魔力を流してみな」
俺は、念の為周りに結界を張る。もしかしたら、暴発とかあるかもだからな。
「…【闇の矢】」
シオンが魔力を流すと黒い光と共に、シオンの横に黒い矢が徐々に現れ出す。
「おめでとう。成功したじゃないか」
「…私の…魔法」
シオンは、涙を目に溜めながら黒い矢を見つめる。
「さて、このままじゃ只の浮いてる矢だから次は、効果を与えないとダメだな」
そうだなぁ…何がいいかな。
「とりあえず、前に飛ばないと意味が無いから【標的に向かって飛んでいく】を加えてみな。要領はさっきと一緒だから」
さて、シオンが作ってる間に俺も何個か作っておくか……俺の奴は少し特殊だから少し説明しようか。
俺が作る場合には魔法を選択しないとダメなんだよ。
炎属性とかだったら【炎を】って書くところを俺の属性は【障壁に】など選択しないと失敗する。めんどくさいだろ?
「そうだなぁ。こうするか。
【障壁を】【剣の形に】【生成する】
とりあえず、こうして追加効果は…あれとあれかな【周りに滞空】【合図と共に示した方向に飛ぶ】」
つまり、発動するとまず俺の周りに浮かぶように滞空して、俺が合図をすると俺の目線の方向へ飛んでいくって感じだ。
勿論、防御魔法の為攻撃力は期待できないがな。名前は【剣障壁】と名付けた。
「…ふぅ…こんなもんかな」
おっと、色々作ったな。
「アロー系にボール系か。まあ、今はそれでいいだろう。これで、落ちこぼれなんて呼ばれるずに済むな。
あ、そうだ! ついでに言うと一週間に3個までなじゃないと貧血で倒れるから」
「…わかった…でもなんでこんな…簡単なのに作れないの?」
「理由は簡単さ、さっき説明した三要素+αを知らないからさ。
やろうともしなかっただろうな下手すると死ぬし」
おっと、作ってたらもうこんな時間か……長居しすぎたな。
「んじゃ、そろそろ帰るわ。明日、朝早いし」
俺の膝の上で寝てる星菜見てたら眠たくなってきたし。
はぁ、またコンクリで寝るのか……大丈夫かな? 俺の腰。
「…もう遅いし…泊まって行けば?」
「…ん? 聞き間違いかな? 泊まっていけばと聞こえた気がしたんだが?」
やれやれ、俺も老いたなまさか聞き間違えるなんてな……ハッハッハ。
「…間違ってない…布団ならあるしそれに…少し、臭うよ?」
「……お言葉に甘えます」
臭うなんて言われたらさ、そりゃ気になり出すよね。
その日は、久し振りに暖かい風呂に入りふわふわの布団で眠る事が出来た。
翌日
「まじか……」
なんか暑いと思ったらこいつ……。
「…シオン? なぜ、お前は俺の布団に潜り込んでいる?」
「…寒かった」
「そうだな、たしかに昨日は寒かったもんな……じゃなくて! シオンは女の子なんだから、気軽に男の布団に潜り込んでもしもの事があったらどうするんだ?」
「…もしもって?」
「それは……あれだよ……ほら……」
くそう! シオンの純粋な目が俺の心を締め付けるぜ!
「…何でもない。ほら、行くぞ!」
「…あ、待って」
学園
さてと、着いたわけだがどこ行けばいいのかな。
「…あそこじゃない?」
シオンが指差した方を見ると、入試の時に受付をやっていた女の人が居た。
「あの人に、カードを見せればいいわけね」
「あら? 君は……ああ!! 無属性の子!! もしかして……受かったの?」
「ここに来てるんだからそうだろ。ほら、カード」
「うっそぉ……トップ合格なんて……。んん!! 合格おめでとう! 君はトップで合格なので好きなクラス選んでいいよ。何処にする?」
なんか、やけにフランクになったな。
「んじゃ、ルビーで」
「え?ダイアモンドじゃなくていいの?」
「ダイアモンドなんてクソみたいな貴族の集まりだろ?そんなクラスにはなりたくない。
後、シオンと一緒のクラスの方が絶対楽しい。何より、ルビーは俺の誕生石だ」
周りから「なんだあいつ」って感じの目線を向けられたから、睨んだら目を逸らされた。
「変わってるね。じゃあ、あっちの教室に進んでね」
「りょーかい。じゃあ、シオン後でな」
「…うん」
俺は、シオンに手を振り教室へと向かった。さてと、どんなクラスか楽しみだな。
俺が、教室の扉を開けた瞬間、数種類の魔法がいきなり飛んでくる。
「はぁ、【障壁】」
俺の周りに張られた結界が全ての魔法を防ぎ周りに煙が立ち込める。
「何のつもりだ?」
「クククッ、力試しだよ。トップ様のなぁ!!」
にゃーるほどね。そういう感じのクラスね。えーっと、ここを仕切ってる奴は……あいつか。
(許さない……)
「星菜、落ち着け。こんな三流供相手にすんな」
俺は、星菜の頭を撫で教室の一番後ろで踏ん反り返っている男を睨みつけ軍刀を抜き放つ。
「そんなに、見たいなら見せてやるよ」
そして、男の方向へ走り出したどり着くと同時に軍刀を横に振るう。
「てめ!! 何しやがる! 殺す気か!」
男は、ギリギリで避けたもののほっぺが少し切れ血を流す。
「ああ、潔く死ね。悪いが俺は短気なんだよ」
ん? ちょっと待てよ? 殺したら退学とかになっちまうのか?それは困るな……。
少し考えた後に軍刀を鞘に納め拳を構える。
「おら、来いよ」
俺は、手で挑発しながらニヤッと笑う。
「舐めてんじゃねぇぞ!!」
男が、放った拳の動きが一瞬遅くなる。
あぁ、見切りの水の効果か。便利だなこれ。
俺は、顔を少し横にずらし避け男の顎に拳を叩き込み、怯んで態勢が崩れた腹に蹴りを叩き込む。
ようやく、理解した。身体能力は多分この世界の住人より少しだけ上に設定されてるみたいだ。それにしては、強すぎな気もするが……。
俺が、手を握ったりしながら考えていると机などを吹っ飛ばし男が立ち上がる。
あっぶねぇな……他の奴に当たったらどうすんだよ。
「っの野郎……殺す」
「あんくらいで吹っ飛ぶ奴が何を言ってんだ?」
「るせぇ!!」
男がこちらに向け魔力を練り出す……が凄まじく遅い。攻撃してくれと言っているもんだぞ?
男の腕を掴みそのまま背中の方に腕を回しへし折る。
「タメが長いんだよ」
「ぎゃぁぁぁぁあ!! 腕がぁぁぁぁあ!!」
「骨折位でギャーギャー騒ぐなよみっともない……」
さーてと、どうすっかなぁ……降参でも促してみるか。
「どうする? 降参するなら治してやるが?」
「参った! 俺が悪かったよぉ!」
「【ヒール】」
男の腕を緑色の光が包むと変な方向に曲がり色が変色していた腕がみるみる治っていく。
「敵の怪我を治すなんて甘いな!」
はぁ、せっかく治してやったのに……。
殴って来た男の拳を掴み顔面に蹴りを入れると男は窓を突き破り外へと落ちていった。
あ、やっちまった……二階だし死なないと思うから大丈夫だろ。
「さて、まだ俺の力見たい奴いるか?」
周りを見渡すが、全員が目を背けていた為、俺は自分の席へと腰を下ろし窓の外を眺める。
「いい天気だなぁ」
「…何があったの?」
いつのまにか俺の前に立っていたシオンが周りを見渡しながら首を傾げる。
「別になんでもないさ。ただのじゃれあいだ」
「…この惨状で…じゃれあい?」
はぁ、なんともまあ初日からめんどくさい事になり申したわ……。
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