上 下
30 / 30
物語は急激に加速して息切れをする

腐った海に漂うのは誰?

しおりを挟む
天国のお爺様(死んでません!!)
何故、私はここでヒロイン様の恋愛相談しているのでしょうか?
熱い眼差しで手を握られておりますが・・・・

これは百合の展開!!まさか・・・それはありえない ・・・うん、多分。
「でっ、ところでエレオノーラさんの気になっている人って」
「わっ、私多情なのでしょうか 一人の方ではございませんの」
(良かった~百合疑惑は消えた。他の疑惑は残っているけど・・・って一人じゃないの?まさか掛け持ちプレイ?あれっ、最高何又まで掛け持ち出来るんだっけ?

「それってまさかエラルド様とかも入ってんの?」
エレオノーラが一瞬だけ顔を赤くした。アリーナは見逃さなかった。
「違います!そうなんですけど違います!!アリーナ様がいらっしゃるのに」
アリーナは頭が混乱してきた(意味、わかんねー)

「はしたない事を申し上げます。どうしても頭から離れられないんですエドモンド王子とエラルド様の王道のカップリングが~」エレオノーラがさめざめ泣き出した。
泣きたいのは此方の方です天国のお爺様(死んでません!!)

ここにもロマンス小説の弊害が・・・
アリーナは気がついていない 何を隠そう学園の婦女子を腐女子にしたのは自分だと言う事を・・・
「ちょっと待って、エドモンド様やエラルド様の事好きなんじゃないの?」
エレオノーラは泣き止みどうしてそんな事を聞かれるのかと不思議そうな顔をした。

「えっ、えー。どうしてそんな発想になるのですか?エドモンド王子にもエラルド様も婚約者いらっしゃるじゃないですか?おまけに庶子の子爵令嬢の私とじゃ釣り合い取れませんよ?」
エレオノーラの意見は至極全うである。全うでないのはその趣味・思考だけだった。

「私、ずっとモルガーナ様とアリーナ様のカップリング・・・もとい、仲良しの仲に憧れていたんです。とっても羨ましくて・・・。ロマンス小説のお話も一緒にしたかったし。」
モルガーナと私を勝手にカップリングするな!!お前実は百合もいける雑食か!!

アリーナは金縛りに掛かっている 動けない 30ポイントのダメージを受けた
「美しい王太子妃を学生時代から支える騎士団長の妻、友情を超える何かがありますよね?」
(ありますよねってあんた 友情以外の何者でもないわっ!!)
アリーナは石化し始めた 動けない 50ポイントのダメージを受けた

「そして王太子様と騎士団長様も主従関係以上の愛の鎖で繋がれていくのです」
ととても良い笑顔でエレオノーラは言った。
「アリーナ様はどちらがお好みですか?私は王子攻めがお勧めです!!」
(この場に王子腹黒と脳筋居ないで良かった~問答無用で切り捨てられているわ!!)
クリティカル・ヒット!! アリーナは死んでしまった・・・


     -------GEME OVER--------

てな訳にはいかないので クラクラする頭を抱えながら
「あんたねー、一応私の婚約者が何で受けなのよ?王道はエラルド攻めでしょ?!」
と自分でも訳の分からない事を言い始めていた。可笑しいな自分はけして腐っているつもりは無かった。
「えー、それじゃ普通すぎますよ?薄い本の定番過ぎます!主従逆転の王道が好きな私ですがやっぱり此処は王子×脳筋は捨てきれないんですよ。体力馬鹿が腹黒に組み敷かれているのが良いんです!」

(ぬおー。私の大事な婚約者様が腹黒に組み敷かれるだと・・・この小娘余程、命は惜しくないと見えるな・・・。)
そこまで考えてアリーナは重大な事に気がついてしまった
ヒロインこいつ私と同じ転生者だ・・・それも腐っていやがる・・・)

「あれ~、アリーナ様如何しました?やっぱり脳筋×腹黒じゃないと駄目ですか?」
「エレオノーラさん・・・いいえ、エレオノーラ 貴女って転生者?」
日差しは暖かくポカポカしているのに二人の周りにはブリザードが吹いているようだ

(何者なの?この子はヒロインにしちゃ そのう・・・何か違うと思っていたけど?
「そうそう、そのお話が本当のメインだったんですけど。脱線しちゃって御免ね」
いきなりフレンドリーなヒロインに吃驚だわさ

「アリーナ様も転生者でしょ?多分、同じ世界、国からやってきてるでしょ?」


*************************
更新中々出来ずにすみません。
11月はリアルで忙しいので・・・。
後、自分は貴腐人では無いのでかなり偏った知識の為、不快にさせたらすみません。
しおりを挟む
感想 10

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(10件)

ゆあ
2018.10.03 ゆあ

モブ主人公悪くない。恋愛ってかギャグ。めちゃ面白いっす!

えりんこ
2018.10.03 えりんこ

モブヒロインに面白いと言ってくださってありがとうございます(*^O^*)
更新ゆっくり気味ですが頑張ります
d=(^o^)=b

解除
かみつれ颯
2018.08.23 かみつれ颯
ネタバレ含む
えりんこ
2018.08.23 えりんこ

かみつれパン様

早々の感想ありがとうございます(^◇^)
平々凡々に生きてきてキラキラ眩しい見目麗しい人が婚約者だと辛いですな。
私だったら自信が無いです。
転生して上手にやっている人は羨ましいモブヒロインでした。この先どうなる事やら
・゜・(つД`)・゜・

解除
かみつれ颯
2018.08.03 かみつれ颯

モブ子はニブ子…まあ、彼女にめっちゃ共感しますが(苦笑)
だいたい周りに珍獣扱いされてるし、天使が娘悪魔なのもおそらく通常運転だろうから(*´ω`*)まさか自分が「親の決めた婚約者」に大事にされてる何て思いもしないよf(^_^;
しかし、モブヒロちゃんに事情を知らされた娘悪魔様が同じ女の子としてぶちギレるかもしれない(^w^)
お勉強のできる「脳筋」婚約者様、ちょっと女の子の事もお勉強して反省してね(-_-#)




えりんこ
2018.08.03 えりんこ

かみつれパン様

何時も楽しいコメント有難うございます。モブ子はニブ子。彼女は天然でもなんでも無い普通の子ですから
立派な攻略者様が誰に気があるか何て考えられないんですよ。この後親友がされた事に悪役令嬢(仮)は
どう動くのか??後、勉強が出来ても脳筋はしょせん脳筋です

解除

あなたにおすすめの小説

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが

ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。 定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──

【二部開始】所詮脇役の悪役令嬢は華麗に舞台から去るとしましょう

蓮実 アラタ
恋愛
アルメニア国王子の婚約者だった私は学園の創立記念パーティで突然王子から婚約破棄を告げられる。 王子の隣には銀髪の綺麗な女の子、周りには取り巻き。かのイベント、断罪シーン。 味方はおらず圧倒的不利、絶体絶命。 しかしそんな場面でも私は余裕の笑みで返す。 「承知しました殿下。その話、謹んでお受け致しますわ!」 あくまで笑みを崩さずにそのまま華麗に断罪の舞台から去る私に、唖然とする王子たち。 ここは前世で私がハマっていた乙女ゲームの世界。その中で私は悪役令嬢。 だからなんだ!?婚約破棄?追放?喜んでお受け致しますとも!! 私は王妃なんていう狭苦しいだけの脇役、真っ平御免です! さっさとこんなやられ役の舞台退場して自分だけの快適な生活を送るんだ! って張り切って追放されたのに何故か前世の私の推しキャラがお供に着いてきて……!? ※本作は小説家になろうにも掲載しています 二部更新開始しました。不定期更新です

旦那様に愛されなかった滑稽な妻です。

アズやっこ
恋愛
私は旦那様を愛していました。 今日は三年目の結婚記念日。帰らない旦那様をそれでも待ち続けました。 私は旦那様を愛していました。それでも旦那様は私を愛してくれないのですね。 これはお別れではありません。役目が終わったので交代するだけです。役立たずの妻で申し訳ありませんでした。

そんなに妹が好きなら死んであげます。

克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。 『思い詰めて毒を飲んだら周りが動き出しました』 フィアル公爵家の長女オードリーは、父や母、弟や妹に苛め抜かれていた。 それどころか婚約者であるはずのジェイムズ第一王子や国王王妃にも邪魔者扱いにされていた。 そもそもオードリーはフィアル公爵家の娘ではない。 イルフランド王国を救った大恩人、大賢者ルーパスの娘だ。 異世界に逃げた大魔王を追って勇者と共にこの世界を去った大賢者ルーパス。 何の音沙汰もない勇者達が死んだと思った王達は……

やり直すなら、貴方とは結婚しません

わらびもち
恋愛
「君となんて結婚しなければよかったよ」 「は…………?」  夫からの辛辣な言葉に、私は一瞬息をするのも忘れてしまった。

彼を追いかける事に疲れたので、諦める事にしました

Karamimi
恋愛
貴族学院2年、伯爵令嬢のアンリには、大好きな人がいる。それは1学年上の侯爵令息、エディソン様だ。そんな彼に振り向いて欲しくて、必死に努力してきたけれど、一向に振り向いてくれない。 どれどころか、最近では迷惑そうにあしらわれる始末。さらに同じ侯爵令嬢、ネリア様との婚約も、近々結ぶとの噂も… これはもうダメね、ここらが潮時なのかもしれない… そんな思いから彼を諦める事を決意したのだが… 5万文字ちょっとの短めのお話で、テンポも早めです。 よろしくお願いしますm(__)m

【完結160万pt】王太子妃に決定している公爵令嬢の婚約者はまだ決まっておりません。王位継承権放棄を狙う王子はついでに側近を叩き直したい

宇水涼麻
恋愛
 ピンク髪ピンク瞳の少女が王城の食堂で叫んだ。 「エーティル様っ! ラオルド様の自由にしてあげてくださいっ!」  呼び止められたエーティルは未来の王太子妃に決定している公爵令嬢である。  王太子と王太子妃となる令嬢の婚約は簡単に解消できるとは思えないが、エーティルはラオルドと婚姻しないことを軽く了承する。  その意味することとは?  慌てて現れたラオルド第一王子との関係は?  なぜこのような状況になったのだろうか?  ご指摘いただき一部変更いたしました。  みなさまのご指摘、誤字脱字修正で読みやすい小説になっていっております。 今後ともよろしくお願いします。 たくさんのお気に入り嬉しいです! 大変励みになります。 ありがとうございます。 おかげさまで160万pt達成! ↓これよりネタバレあらすじ 第一王子の婚約解消を高らかに願い出たピンクさんはムーガの部下であった。 親類から王太子になることを強要され辟易しているが非情になれないラオルドにエーティルとムーガが手を差し伸べて王太子権放棄をするために仕組んだのだ。 ただの作戦だと思っていたムーガであったがいつの間にかラオルドとピンクさんは心を通わせていた。

もう終わってますわ

こもろう
恋愛
聖女ローラとばかり親しく付き合うの婚約者メルヴィン王子。 爪弾きにされた令嬢エメラインは覚悟を決めて立ち上がる。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。