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物語は急激に加速して息切れをする
モブ令嬢は動揺する
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取り合えず仮病をつかってダンスの講習をサボりましょう そうしましょう
なんて事を考えていましたが 世の中そんなに甘くはございませんでした。
「今日は今まで習ってきたステップのおさらいでパートナーとどれだけ息が合うかを見てみるテストですって
モルガーナ様もアリーナ様も宜しいですわね?婚約者がパートーナーですから。羨ましいわ~」
無邪気な顔してクラスメイト達が話す 何だって?今日に限ってテストだと?!
サボったらエラルドに迷惑かけちゃうじゃん・・・嫌、あいつには乙女の唇奪われたんだ その位・・でもなあ
変な所で律儀なアリーナだった。 今、エラルドの手を取ってにこやかに踊れる自信なぞ私にはないぞ
「アリーナ 如何したの?顔怖いわよ?」何も知らないモルガーナが顔を覗きこむ
「にゃんでも無いです・・・多分」
「本当に?昼食後エラルド様と何処かに行った後から挙動不審よ?」
「・・・・後で話す・・・」
「? 」
「今は言えない 後、さっきのJohn・Doeの事もあるし」
モルガーナの瞳の色が変わった
「やっぱり そうですの?」
「確実な事言えないけど 多分そう」
二人して考え込んでしまった 考えてもしょうがない事に気づかず
「兎に角、放課後約束を取り付けたから モルガーナ大丈夫?」
「大丈夫ですわ バッチ・コーイですわ」
アリーナはモルガーナに変な言葉を教えてしまった事を後悔した。
私ったらエドモンド様に斬られるわね・・・そのうちに。此処でも死亡フラグが・・・・
午後の授業が始まろうとしている貴族科、騎士科合同である まあ男がうじゃうじゃと・・・
エラルドは王子や守り隊と談笑している (人の気も知らないでまあ・・)
そういえばヒロインは?すっかり忘れてた ピアノの変人は芸術コースだからいない(婚約者なら別)
スライム君も教養コースだからいない(婚約者・・以下略)
煩い双子も魔術コースだからいない (婚約者・・略)
誰と組むんだろ?前回は誰と組んでいたのか全然覚えていないよ 先生に決められたのかな?
ゲームではモルガーナを差し置いて二人でイチャコラしながらダンスの練習してたよな。
でも此処ではモルガーナと王子は依然パートナーのままだ。と言うかあの俺様王子モルガーナの事好きでしょう?絶対に。 幾ら鈍いと言われるアリーナでも解るほどだ
(いいな~政略結婚とは言え相思相愛・・・羨ましい 私の前世でそんな事無かったな)
前世でゲームに嵌っていた時 俺様の一途な愛はヒロインに向かっていた
婚約者よりもヒロインに愛を囁かれて 浮かれてた(まあ ゲームだし)
その時あの誇り高いモルガーナはどんな気持ちでいたのだろうか? 一人で泣いていたのだろうか?
エラルドは如何していただろうか?手に届かなくなったヒロインを思って・・・
影でアリーナは如何していたのだろう?名前だけの婚約者の私は・・・・
考えれば考えるほど気分がムカムカするゲームの記憶は別として学園に入るまでろくすっぽ交流無かったじゃん
誕生日のプレゼントとかだってお仕着せの花束とお菓子類。まあアリーナも似たような物だけど。
そりゃ仲良くはなったよ?でも前世の男友達との関わりより少ないよ?
私は喪女だったけど 別にボッチって訳ではなかったもんね。男と無駄な駆け引きするよりゲームとネットと小説、漫画をこよなく愛していただけだ。だからこんな前世の厨房レベルのキス位で動揺しないのさ。
思いっきり動揺してる事をアリーナはお目出度いのか気がついていない
エドモンドとモルガーナの番になった 流石に上手、奇麗、息がピッタリ 周りのギャラリーから溜息が零れる
(こりゃ いいもん見たな~ 本番の舞踏会とかで正式なドレスを着た二人絶対に見たい!!)
「素晴らしかったです モルガーナ様。王子様と息もぴったりですわ」
「私も、溜息出ちゃいましたわ」
「ありがとう」女王様然としたモルガーナは微笑む
「モルガーナ 良かった 仲良くて良かった」 アリーナは涙ぐんでいた
「あっ、有難うアリーナ 何で泣いているの?」
「ううん。何か幸せな顔していたから私嬉しくて」
よく解らない親友の言動に少し困惑したモルガーナだったが何時もの事と思い直した。
「アリーナの番ももう直ぐでしょ?エラルド様待っていてよ?」
「・・・うん」
次はヒロインの番だ どれどれお相手は・・・あれ?彼がパートナー?
どうして・・・・?いや、誰と踊ろうと良いんだけど・・・何故 John・Doe先生が出て来るの???
あんなキャラはいなかったはずだ。思いっきりイレギュラーだよね??
無い頭を使いすぎてクラクラしてきた。 分からない事が多すぎる
やっぱり私がこの世界にいる事で可笑しくなっているのかしら?
アリーナの番が回ってきた エラルドが何時も通りに手を取る 大きくて優しい手
《この手を取るのは最終的に私じゃない モブの癖に思い上がるなアリーナ!》 何処かで声がする
そうだよね 思い上がっては駄目だよね 足が縺れる その時異変にエラルドが気がついた
「おい、アリーナどうした?」 色々あってキャパオーバーの アリーナは意識が遠くなった
なんて事を考えていましたが 世の中そんなに甘くはございませんでした。
「今日は今まで習ってきたステップのおさらいでパートナーとどれだけ息が合うかを見てみるテストですって
モルガーナ様もアリーナ様も宜しいですわね?婚約者がパートーナーですから。羨ましいわ~」
無邪気な顔してクラスメイト達が話す 何だって?今日に限ってテストだと?!
サボったらエラルドに迷惑かけちゃうじゃん・・・嫌、あいつには乙女の唇奪われたんだ その位・・でもなあ
変な所で律儀なアリーナだった。 今、エラルドの手を取ってにこやかに踊れる自信なぞ私にはないぞ
「アリーナ 如何したの?顔怖いわよ?」何も知らないモルガーナが顔を覗きこむ
「にゃんでも無いです・・・多分」
「本当に?昼食後エラルド様と何処かに行った後から挙動不審よ?」
「・・・・後で話す・・・」
「? 」
「今は言えない 後、さっきのJohn・Doeの事もあるし」
モルガーナの瞳の色が変わった
「やっぱり そうですの?」
「確実な事言えないけど 多分そう」
二人して考え込んでしまった 考えてもしょうがない事に気づかず
「兎に角、放課後約束を取り付けたから モルガーナ大丈夫?」
「大丈夫ですわ バッチ・コーイですわ」
アリーナはモルガーナに変な言葉を教えてしまった事を後悔した。
私ったらエドモンド様に斬られるわね・・・そのうちに。此処でも死亡フラグが・・・・
午後の授業が始まろうとしている貴族科、騎士科合同である まあ男がうじゃうじゃと・・・
エラルドは王子や守り隊と談笑している (人の気も知らないでまあ・・)
そういえばヒロインは?すっかり忘れてた ピアノの変人は芸術コースだからいない(婚約者なら別)
スライム君も教養コースだからいない(婚約者・・以下略)
煩い双子も魔術コースだからいない (婚約者・・略)
誰と組むんだろ?前回は誰と組んでいたのか全然覚えていないよ 先生に決められたのかな?
ゲームではモルガーナを差し置いて二人でイチャコラしながらダンスの練習してたよな。
でも此処ではモルガーナと王子は依然パートナーのままだ。と言うかあの俺様王子モルガーナの事好きでしょう?絶対に。 幾ら鈍いと言われるアリーナでも解るほどだ
(いいな~政略結婚とは言え相思相愛・・・羨ましい 私の前世でそんな事無かったな)
前世でゲームに嵌っていた時 俺様の一途な愛はヒロインに向かっていた
婚約者よりもヒロインに愛を囁かれて 浮かれてた(まあ ゲームだし)
その時あの誇り高いモルガーナはどんな気持ちでいたのだろうか? 一人で泣いていたのだろうか?
エラルドは如何していただろうか?手に届かなくなったヒロインを思って・・・
影でアリーナは如何していたのだろう?名前だけの婚約者の私は・・・・
考えれば考えるほど気分がムカムカするゲームの記憶は別として学園に入るまでろくすっぽ交流無かったじゃん
誕生日のプレゼントとかだってお仕着せの花束とお菓子類。まあアリーナも似たような物だけど。
そりゃ仲良くはなったよ?でも前世の男友達との関わりより少ないよ?
私は喪女だったけど 別にボッチって訳ではなかったもんね。男と無駄な駆け引きするよりゲームとネットと小説、漫画をこよなく愛していただけだ。だからこんな前世の厨房レベルのキス位で動揺しないのさ。
思いっきり動揺してる事をアリーナはお目出度いのか気がついていない
エドモンドとモルガーナの番になった 流石に上手、奇麗、息がピッタリ 周りのギャラリーから溜息が零れる
(こりゃ いいもん見たな~ 本番の舞踏会とかで正式なドレスを着た二人絶対に見たい!!)
「素晴らしかったです モルガーナ様。王子様と息もぴったりですわ」
「私も、溜息出ちゃいましたわ」
「ありがとう」女王様然としたモルガーナは微笑む
「モルガーナ 良かった 仲良くて良かった」 アリーナは涙ぐんでいた
「あっ、有難うアリーナ 何で泣いているの?」
「ううん。何か幸せな顔していたから私嬉しくて」
よく解らない親友の言動に少し困惑したモルガーナだったが何時もの事と思い直した。
「アリーナの番ももう直ぐでしょ?エラルド様待っていてよ?」
「・・・うん」
次はヒロインの番だ どれどれお相手は・・・あれ?彼がパートナー?
どうして・・・・?いや、誰と踊ろうと良いんだけど・・・何故 John・Doe先生が出て来るの???
あんなキャラはいなかったはずだ。思いっきりイレギュラーだよね??
無い頭を使いすぎてクラクラしてきた。 分からない事が多すぎる
やっぱり私がこの世界にいる事で可笑しくなっているのかしら?
アリーナの番が回ってきた エラルドが何時も通りに手を取る 大きくて優しい手
《この手を取るのは最終的に私じゃない モブの癖に思い上がるなアリーナ!》 何処かで声がする
そうだよね 思い上がっては駄目だよね 足が縺れる その時異変にエラルドが気がついた
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