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ありきたりな学園生活の予定でした
戦場まで何マイル?
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朝が・・来てしまった。
今日は エラルド様のお屋敷に 突撃! なーんて気が重いよ~~~
昨夜の内にバルディーニ家から正式な招待状が届いた。人の家に遊びに行く位で招待状ですか・・・
やっぱり上位貴族は違うね~~前はどうだったんだろう?ハッキリ言って覚えていません
お昼をご一緒したいそうだ 昨日の様子だと喉通らなそうでウンザリする
で・・招待を受けた当人は蚊帳の外でお母様と侍女のローレッタがはしゃいでる
「お嬢様に似合うドレスは・・先日作った水色のドレスはどうでしょうか?」
クローゼットから何枚も出してくるお母様がそのドレスを手に取り思案する
「少し大人っぽいんじゃないかしら?」
「この色はアリーナ様にお似合いになるかと・・・」
そうですね・・・・そのドレス デザインが少し大胆なのでモブ顔には余り似合わない気が・・・
じゃあ、何で作ったんだよ?と言う突っ込みは無しの方向でお願いします
(心の中だけにしてね悲しいから)
だってそのタイプ今の流行で着てみたかったんだよーー
どうしても着てみたくなって珍しくお父様にお願いをした一着だったんだけど・・・・
「そうね、最近のアリーナは少し大人っぽくなりつつあるから宜しいでしょう 後は身に着けていく宝石も選ばなくてはね」
いやあ お母様ちょっと張り切りすぎていませんか?
ちょっくらお昼食べたら直ぐに帰宅する予定だけど
長居はしたくないのよ 面倒くさい この間購入した本でも読んで寝ていたい
面白そうなロマンス小説だったのよね・・・お休みの日に読むの楽しみにしてたのにさ・・・
(凄い人気でやっと手に入れたのに)
頭の中は本の事で一杯だった
腹黒美男子王太子と野生的イケメンな騎士団長と隣国の美しいお姫様の愛あり 愛あり
(濡れ場)愛あり(BL風)アリアリづくし やっぱり美形は見ているのに限るわ
美形同士があんな事やこんな事・・
ぐふぇぐふぇ・・・いかん 思わず涎出ちゃうわ
「何を言っているんですか 貴方は。婚約者様のお家にご招待されたのですよ?正式な招待状まで頂いているんです。ちゃんとした格好しなければベルトロット家の恥です。貴方の婚約者は恐れ多くもあのバルディー二家ですよ わかっているのですかアリーナ? ちゃんと聞いているの?」
御免なさいお母様途中から半分妄想の世界に行っておりました。
アリーナは特別に男同士に腐っている趣味は無いが 奇麗だったら其れも良しという嗜好だった
基本的にはNLなんですけどね。前世から妄想するのは好きだ
本を読んだりしてヒロインに憧れて自分に置き換える妄想は幾らでもした。その時の私は(頭の中では)美人だった。 乙女ゲームに嵌ったのもそう現実では到底ありえない経験が出来るからだ
現実では冴えないモブでも(頭の中)美しいお姫様で王子様と燃えるような愛を語らい 超イケメンの海賊に攫われてなんだかんだ有って結ばれたり 現実ではあったら困惑する愛も(濡れ場よ濡れ場・・Hこれ重要)
ドーンと来いなのだ。
妄想の世界から帰ってこないアリーナに早々に母は見切りをつけてアクセサリーを選び髪型も指示した
お母様とローレッタの力技で何とか見栄えを良くして貰い訪問する時間になった
玄関ホールまで来ると兄が丁度通りがかった。
「出掛けるのか アリーナ?その格好馬子にも衣装だな」
この世界にもそんな諺有るの?どうせ衣装に着られてるよ 傷口抉るな 自分だって似たり寄ったりのモブ顔じゃんか 自分は恋人の一人もいないくせにさ・・・3つ年上の兄は学園を卒業後、王宮で文官として働いている
周りが煌びやかなせいかより一層地味に磨きが掛かってきたような・・・・でも変な顔はしてないし
身長もこの世界の平均位だし 変な匂いもしないから大丈夫 何とかなる
兄ちゃん、普通の良い人なんだけどね。小父さん、小母さんには人気があるよ だから兄ちゃんこそ頑張れよ
お見合い斡旋して貰えば良い。
「まあ、清楚系の令嬢に見えるから本性ばれない様に頑張れよ!兄は応援してるぞ」
余計なお世話ですわよ さっきの良い人宣言取り消そうかしらん
馬車に乗り込みいざバルディーニ邸へ 気分は子牛ちゃんでございます
(ああ、天気が良いな~市場に続く道じゃないけどね ドナドナドナ ドナ~令嬢を乗せて~~馬車が揺れる~)
後、少しで戦場
今日は エラルド様のお屋敷に 突撃! なーんて気が重いよ~~~
昨夜の内にバルディーニ家から正式な招待状が届いた。人の家に遊びに行く位で招待状ですか・・・
やっぱり上位貴族は違うね~~前はどうだったんだろう?ハッキリ言って覚えていません
お昼をご一緒したいそうだ 昨日の様子だと喉通らなそうでウンザリする
で・・招待を受けた当人は蚊帳の外でお母様と侍女のローレッタがはしゃいでる
「お嬢様に似合うドレスは・・先日作った水色のドレスはどうでしょうか?」
クローゼットから何枚も出してくるお母様がそのドレスを手に取り思案する
「少し大人っぽいんじゃないかしら?」
「この色はアリーナ様にお似合いになるかと・・・」
そうですね・・・・そのドレス デザインが少し大胆なのでモブ顔には余り似合わない気が・・・
じゃあ、何で作ったんだよ?と言う突っ込みは無しの方向でお願いします
(心の中だけにしてね悲しいから)
だってそのタイプ今の流行で着てみたかったんだよーー
どうしても着てみたくなって珍しくお父様にお願いをした一着だったんだけど・・・・
「そうね、最近のアリーナは少し大人っぽくなりつつあるから宜しいでしょう 後は身に着けていく宝石も選ばなくてはね」
いやあ お母様ちょっと張り切りすぎていませんか?
ちょっくらお昼食べたら直ぐに帰宅する予定だけど
長居はしたくないのよ 面倒くさい この間購入した本でも読んで寝ていたい
面白そうなロマンス小説だったのよね・・・お休みの日に読むの楽しみにしてたのにさ・・・
(凄い人気でやっと手に入れたのに)
頭の中は本の事で一杯だった
腹黒美男子王太子と野生的イケメンな騎士団長と隣国の美しいお姫様の愛あり 愛あり
(濡れ場)愛あり(BL風)アリアリづくし やっぱり美形は見ているのに限るわ
美形同士があんな事やこんな事・・
ぐふぇぐふぇ・・・いかん 思わず涎出ちゃうわ
「何を言っているんですか 貴方は。婚約者様のお家にご招待されたのですよ?正式な招待状まで頂いているんです。ちゃんとした格好しなければベルトロット家の恥です。貴方の婚約者は恐れ多くもあのバルディー二家ですよ わかっているのですかアリーナ? ちゃんと聞いているの?」
御免なさいお母様途中から半分妄想の世界に行っておりました。
アリーナは特別に男同士に腐っている趣味は無いが 奇麗だったら其れも良しという嗜好だった
基本的にはNLなんですけどね。前世から妄想するのは好きだ
本を読んだりしてヒロインに憧れて自分に置き換える妄想は幾らでもした。その時の私は(頭の中では)美人だった。 乙女ゲームに嵌ったのもそう現実では到底ありえない経験が出来るからだ
現実では冴えないモブでも(頭の中)美しいお姫様で王子様と燃えるような愛を語らい 超イケメンの海賊に攫われてなんだかんだ有って結ばれたり 現実ではあったら困惑する愛も(濡れ場よ濡れ場・・Hこれ重要)
ドーンと来いなのだ。
妄想の世界から帰ってこないアリーナに早々に母は見切りをつけてアクセサリーを選び髪型も指示した
お母様とローレッタの力技で何とか見栄えを良くして貰い訪問する時間になった
玄関ホールまで来ると兄が丁度通りがかった。
「出掛けるのか アリーナ?その格好馬子にも衣装だな」
この世界にもそんな諺有るの?どうせ衣装に着られてるよ 傷口抉るな 自分だって似たり寄ったりのモブ顔じゃんか 自分は恋人の一人もいないくせにさ・・・3つ年上の兄は学園を卒業後、王宮で文官として働いている
周りが煌びやかなせいかより一層地味に磨きが掛かってきたような・・・・でも変な顔はしてないし
身長もこの世界の平均位だし 変な匂いもしないから大丈夫 何とかなる
兄ちゃん、普通の良い人なんだけどね。小父さん、小母さんには人気があるよ だから兄ちゃんこそ頑張れよ
お見合い斡旋して貰えば良い。
「まあ、清楚系の令嬢に見えるから本性ばれない様に頑張れよ!兄は応援してるぞ」
余計なお世話ですわよ さっきの良い人宣言取り消そうかしらん
馬車に乗り込みいざバルディーニ邸へ 気分は子牛ちゃんでございます
(ああ、天気が良いな~市場に続く道じゃないけどね ドナドナドナ ドナ~令嬢を乗せて~~馬車が揺れる~)
後、少しで戦場
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