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ありきたりな学園生活の予定でした

裏の裏の裏は裏

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今、何ていったの・・・・・?
良くわかんなかった? 『前のお前も、今のお前も嫌いじゃない』 何じゃそりゃ~~

意味わかんないよ 残ったアイスティーを飲み干す ズッズズー やばい、変な 音立てた
「やっぱ お前面白い 俺の知っているアリーナあいつ じゃないけど悪くねえ」
もう取り繕うのも疲れた このエラルドは何を言っているんだ?

婚約者エラルド様頭でも打ったのかな?騎士コースってハードだものね。
「はあ、別に面白い事なんて何にも無いですよ?いたって 普通です。」特に取り柄もないモブですから

「お前の普通の定義はそこら辺の貴族の令嬢から外れてるんだよ。ところで明日の休み空いてるか?」
明日のお休みーー何か用事あったかな?特に何も予定が無い事を教えると
何か悪い顔で笑った。 えーこの人そんな表情出来るの?その手の顔する人って王子様枠じゃないの?

「俺んちに来い。婚約者なんだから良いだろう?」げっ! 何でそんな事になったの?
休みの日にエラルド様に会うなんて・・・面倒くさい。お家で寝ていたいよ~。
「そちらのご自宅にですか? いきなりじゃご迷惑じゃ・・・・」
「だからいきなりじゃなくて誘ってるんじゃないか」 
はい、そうですね 行き成りなんかじゃございませんね。

「あのー、因みに私に拒否権は?」「ねえな」 あっさり否定された
益々貴方の親分エドモンド王子と似てらっしゃるような・・・・・
乙女ゲームに腹黒枠は一人で十分です。 貴方は単純爽やかな脳筋だったはずですよね?

「結構、強引な方でしたのね?初めて知りましたわ」
「お前と同じだろ? 俺達はそうだな・・婚約者同士お互いになのに知らない事が多すぎると思うぞ?だから判る為に会う・・簡単だろう?まさかお前は俺と出掛けたりあったりするのが嫌なわけじゃないよな? 少しは歩み寄れよ」

「やだな~そんな事ございませんわ。丁度、私もご一緒したいと思っていましたの 歩み寄りましょ」
二人して笑いあう・・・私は苦笑いしかでないけどね。なんだ この茶番劇

「じゃあな、アリーナ。お前の屋敷に時間等、伝えておくからな 遅れるなよ」
彼は颯爽と帰っていった。 何なのーーーこれ こんなイベントあったのかしら?
ヒロインがエラルド様の屋敷に遊びに行く それもなかったのよね?家に行くイベントは確か
大商人の息子のジェレミア・アデモッロのイベントだ。あいつはチョロかった
攻略レベル1の男 
(別名スライム君って攻略サイトで言われていた)

ところで冷静になって考えてみると明日エラルド様の家に本当に行くの?
何勝手に話を進めているんだ 所詮、ヒロインの為の攻略者の癖にさ・・・・
何でだろ楽しみに思っちゃってる自分がいる どんなドレスがいいかな? 何て 私の方がチョロいよ
モブの癖にチョロインみたいで嫌になる。

結論、私は単純である だからこそ身を引き締めないと偉い目にあう。
現世前世 も変わらず喪女臭さが抜けきれないんだな。

前世の男関係? 処女かって?  それは秘密で~す









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