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ありきたりな学園生活の予定でした
足るを知る物は富む?
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ヒロインのエレオノーラ・ダーリオ嬢を暫く観察してみる事にしました
彼女は没落寸前の子爵家のお嬢さんって設定だよな。(母親は平民)
しかしその出自で王太子妃狙うのは一寸難しくないのかな?
自分がプレイヤーの時は何とも思わなかったけどこの世界はそんなに甘くは無いよ(彼女のせいではけしてないが) いざ自分がこの世界にいると見えてくる事がある
まず、自分の力じゃどうにもならない階級の壁がある。中堅の私の家柄(伯爵家)でさえエドモンド様に取り入ろうなんて事は到底、考えられない。私の婚約だってかなり、結構 爺様頑張ったなって思われる。
昔からの友人と言うが謎が多い。
(当人達の子供達は男子のみだそうでだから孫にお鉢が回ってきた)
レオノーラ嬢は頑張っているとは思うが基本的に知らない事が多い
礼儀作法なんて物は貴族であれば小さいときから厳しく躾けられる事が多いがあそこの家は彼女の父親が投機に失敗してかなり困窮しているらしい。
噂好きの女子のお陰で知らなくて良い情報が入ってくるわ。
そんな裏事情知らなかったよ。 今もクラスメイトから馬鹿にされ、からかわれている。
「こんな事もご存じないのかしら? 恥ずかしいお方ね」
「あら、悪いわよ。元々お母様は平民なんだし私達とはお育ちが違うんですもの」
「ああ、嫌ですわ 没落寸前の方とこの先も一緒に学ばなくてはならないなんて」
聞いているだけで苛苛、ムカムカしてくるわ。前世でもいたよ あんな性悪女
家柄だけで他には何の取り得も無いくせに。 私は婚約者を奪われるのが嫌なだけでレオノーラには
特に怨みも何にも無い。思わず彼女を庇っていた。
「知らない事を学ぶのはいけない事でしょうか?知らないからこそ学ぶのでしょう?無知は恥ではございませんわ
これから知識を蓄えられる有識者予備軍じゃございませんこと?」
やば・・・やっちゃった背景の癖にやってもーた。でも我慢できなかったんだもの
ゲームでは悪役令嬢のモルガーナ様が率先して虐めている処だけど現実のモルガーナ様はそんなつまらない虐めなんてしない。虐め 駄目 絶対!譲れないよ
「あら、貴女随分ですわね。良く、そんな庶民あがりの娘庇えます事?」
「同じ伯爵家の娘として言わせて頂きますけど一寸、モルガーナ様に仲良くしてもらっているからっていい気におなりになっているんじゃないの?」
仲良くしてもらっていますが虎の威なんて借りないわよーだ。
「貴方達何をなさっているんですの?」
慌ててモルガーナがやって来た 友達が呼びに行ってくれたのだろう
「淑女足るもの如何なる時も品格をお忘れになってはいけませんわ。お互い級友として助け合わなければいけませんわ 徒党を組んで個人を攻撃するのは宜しくないでしょう?」
淑女の鏡なのはモルガーナ様貴女です
いけ好かないクラスメイトはモルガーナには何も言えず罰が悪そうに教室を出て行った
やっと修羅場から開放された~~
「で?アリーナ何故こんな事になっているのかしら」 終わっていなかった
「あの、アリーナ様は悪くありません。助けていただいて有難うございました。凄く助かりました」
少し緊張した面持ちでエレオノーラにお礼を言われた。別にお礼を言われたくて口出したんじゃないけどね。
先日、エレオノーラと話をしていた背景君がモルガーナ様にあらましを説明してくれてる。
ありがとうモブ君・・・やっぱりモブ同士の助け合いって必要だよね・・・うん。
モブ君は男爵家の嫡男でアーベル・ブラント君って言うらしい自分も人の事は言えないが次には忘れてそうだな
不も無く可も無く本当に普通の男の子だ。えっ、何で男子がここにいるのかって?
次は男子と合同のダンスの授業だったのだ。だから男子も同じ場所にいたわけ。・・・・男子がいる?
と、言う事は我が婚約者様もいらっしゃった訳で・・・・
そうだよね、ダンスの授業は婚約者がこの学園の生徒なら必然的にペア組まされるわけで・・・・
恐る恐る教室を見回すとエラルド様と王子様が此方を見ていた
エドモンドは珍しそうにエラルドは訝しげに見ていた。
何か悪寒がする・・・・・・・
彼女は没落寸前の子爵家のお嬢さんって設定だよな。(母親は平民)
しかしその出自で王太子妃狙うのは一寸難しくないのかな?
自分がプレイヤーの時は何とも思わなかったけどこの世界はそんなに甘くは無いよ(彼女のせいではけしてないが) いざ自分がこの世界にいると見えてくる事がある
まず、自分の力じゃどうにもならない階級の壁がある。中堅の私の家柄(伯爵家)でさえエドモンド様に取り入ろうなんて事は到底、考えられない。私の婚約だってかなり、結構 爺様頑張ったなって思われる。
昔からの友人と言うが謎が多い。
(当人達の子供達は男子のみだそうでだから孫にお鉢が回ってきた)
レオノーラ嬢は頑張っているとは思うが基本的に知らない事が多い
礼儀作法なんて物は貴族であれば小さいときから厳しく躾けられる事が多いがあそこの家は彼女の父親が投機に失敗してかなり困窮しているらしい。
噂好きの女子のお陰で知らなくて良い情報が入ってくるわ。
そんな裏事情知らなかったよ。 今もクラスメイトから馬鹿にされ、からかわれている。
「こんな事もご存じないのかしら? 恥ずかしいお方ね」
「あら、悪いわよ。元々お母様は平民なんだし私達とはお育ちが違うんですもの」
「ああ、嫌ですわ 没落寸前の方とこの先も一緒に学ばなくてはならないなんて」
聞いているだけで苛苛、ムカムカしてくるわ。前世でもいたよ あんな性悪女
家柄だけで他には何の取り得も無いくせに。 私は婚約者を奪われるのが嫌なだけでレオノーラには
特に怨みも何にも無い。思わず彼女を庇っていた。
「知らない事を学ぶのはいけない事でしょうか?知らないからこそ学ぶのでしょう?無知は恥ではございませんわ
これから知識を蓄えられる有識者予備軍じゃございませんこと?」
やば・・・やっちゃった背景の癖にやってもーた。でも我慢できなかったんだもの
ゲームでは悪役令嬢のモルガーナ様が率先して虐めている処だけど現実のモルガーナ様はそんなつまらない虐めなんてしない。虐め 駄目 絶対!譲れないよ
「あら、貴女随分ですわね。良く、そんな庶民あがりの娘庇えます事?」
「同じ伯爵家の娘として言わせて頂きますけど一寸、モルガーナ様に仲良くしてもらっているからっていい気におなりになっているんじゃないの?」
仲良くしてもらっていますが虎の威なんて借りないわよーだ。
「貴方達何をなさっているんですの?」
慌ててモルガーナがやって来た 友達が呼びに行ってくれたのだろう
「淑女足るもの如何なる時も品格をお忘れになってはいけませんわ。お互い級友として助け合わなければいけませんわ 徒党を組んで個人を攻撃するのは宜しくないでしょう?」
淑女の鏡なのはモルガーナ様貴女です
いけ好かないクラスメイトはモルガーナには何も言えず罰が悪そうに教室を出て行った
やっと修羅場から開放された~~
「で?アリーナ何故こんな事になっているのかしら」 終わっていなかった
「あの、アリーナ様は悪くありません。助けていただいて有難うございました。凄く助かりました」
少し緊張した面持ちでエレオノーラにお礼を言われた。別にお礼を言われたくて口出したんじゃないけどね。
先日、エレオノーラと話をしていた背景君がモルガーナ様にあらましを説明してくれてる。
ありがとうモブ君・・・やっぱりモブ同士の助け合いって必要だよね・・・うん。
モブ君は男爵家の嫡男でアーベル・ブラント君って言うらしい自分も人の事は言えないが次には忘れてそうだな
不も無く可も無く本当に普通の男の子だ。えっ、何で男子がここにいるのかって?
次は男子と合同のダンスの授業だったのだ。だから男子も同じ場所にいたわけ。・・・・男子がいる?
と、言う事は我が婚約者様もいらっしゃった訳で・・・・
そうだよね、ダンスの授業は婚約者がこの学園の生徒なら必然的にペア組まされるわけで・・・・
恐る恐る教室を見回すとエラルド様と王子様が此方を見ていた
エドモンドは珍しそうにエラルドは訝しげに見ていた。
何か悪寒がする・・・・・・・
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