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第4章 子供以上大人未満で彷徨う私達
お兄ちゃんは羨ましい
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途中で色々とあったが何とか(二人の王子のお陰で納まった)
サミュエルとマリエッタの婚約内定晩餐会も宴もたけなわ終焉に近づいていき
そろそろ明日の公務に差し支えそうになってきた。お酒が入った大人達の仲で一番冷静な宰相が切り上げの合図を出した。
「陛下、明日一番で評議会が入っております。そろそろお開きと言う事で」
酒に呑まれない冷静な男だ。(もっともこれ以上呑むとパンいちになるのはお約束だが今日は愛娘の為我慢しているらしい。)
それをしっている面々は生暖かい目で見ていた。
それを知らないのはベアトリーチェと婚約したばかりのジョフロワ只一人だった。
(今日は本当に貴重な時間だった。陛下や宰相様、エトワール公ともこんなに身近でお話できるなんて。自分の様な若造にも色々、為になるお話を聞かせていただいた。ベアトリーチェ様を幸せにして差し上げなくてはならない。自分ももっともっとこの国の為に力を捧げなくては)
・・・・・・彼は幸せな脳筋だった。いや、真っ直ぐな男とも言えよう
ジョフロワの考えている事が分りやすく顔に出ている為、エティエンヌとアルフレッドは苦笑いした。
(まあ、父上達が選んだ男だ悪い奴ではないのは分る。むしろ上位貴族にしてはかなり善良だろう。王女を降嫁させるのに妙な野心家じゃ面倒臭いしな)とエティエンヌは思いながらグラスに残っていた酒を飲み干した。
皆が馬車に乗り込む頃アルフレッドはエティエンヌに呼び止められた
相も変わらずアンジェリーナにベタベタしていたが父親である宰相に頭を叩かれアンジェリーナの父親であるエトワール公に鳩尻を蹴られていた。おいおい、完全無欠の貴公子は何処に行ったんだ?
「取り込み中すまないがアル、話があるから残ってくれないか?」
「宜しいですよ 未来の主殿」少し考えてから澱み無く答えた。
「それじゃアンジェ お名残惜しいけど又明日学園でね」と言いながら濃厚な口付けをした それはもう周りの視線などお構い無しにだ。マリエッタも顔を赤くしている可哀想に・・・・
あーあ、エトワール公青筋が立っている。余り刺激したくないなとエティエンヌは思った。
エティエンヌの私室に戻ると女官にお酒と軽く摘める物を用意させた。
「着替える、お前も楽にしてろ」と別室に入っていった。燕尾服を脱がせてもらいアルフレッドは一息を着く。
アルフレッドの服を脱がせた未だ歳若い女官がチラリとアルフレッドを熱く見る
それに気がつかぬ振りをしながら心の中で溜息をついた。
(この女官は駄目だな エティエンヌ様に後で進言しなくては)
王族に仕える女官は感情を出しては勤まらない。上位貴族にでも同じ事だがここは王宮である生半可な気持ちで勤めてもらっては困るのだ。
「待たせたな アルフレッド」と私服に着替えたエティエンヌが入ってきた
「此方はもういいから下がってくれ」と人払いをする
「かしこまりました」と女官が下がる。その時もアルフレッドの方をチラッと見る
(殿下が見えても改めないのか・・・)
「相変わらずもてるよね~」とニヤニヤしながらエティエンヌが笑う
髪の毛と瞳の色以外は王妃様似なのに表情は陛下ソックリだった。
「最近、益々陛下に似てきましたね」と半分、嫌味を込めて言う
「我、父上に似てきたとは光栄の極みだね 君だって宰相殿に似てきてるよ?」
(自分が宰相に似てきた?それこそ勘弁してくれ!)
「嫌、不毛な話は止めましょう。殿下何かお話が合ったのでは?」と直球で聞いた
「ん、いや、別にたまにはアルと二人きりで呑みたかっただけだよ。私も最近、公務で忙しかったしね」
それだけじゃない事位、アルフレッドには分った。
「私は未だ18前なので大っぴらに呑めませんよ?」とキッパリ言った
「少しは認められているんだから大丈夫だ もう社交界デビューしているんだしデビューと言えばアンジェリーナの事だけど・・・お前手が早すぎないか?」
やっぱりその話か・・・と少しウンザリした。
自分の番の事で人にとやかく言われたくない
「あー、お前の執着は昔から知っていたしそんなに遠くないうちに手の中に入れる事くらい想定内だ。だがしかし第一デビューまで待たないとは思っても見なかった。学園に入って直ぐだぞ?そこまで堪え性が無いとは思わなかったよ」 半ば呆れながらエティエンヌは言った
「堪え性が無い・・・ですか。番を前にして我慢など出来ません。これは我父やエトワール公、しいてや陛下にも言えることですよ?」 出された酒を手に悪びれる様子も無く薄く笑った
「古代に埋もれし龍の血か・・・お前が一番先祖返りかもな」
王家、モントローズ、エトワールの3家は近くは無いが血縁関係にあり血が混ざっている
一代か二代置き位に契りを結ぶ者が多い。近すぎず、遠からず交わるのだ。
初代マルグレーデス王国を建国した賢王
アントワーヌ=ヴィレム=マルグレーデスと
その妃 フランチェスカ=ヴィレム=マルグレーデス 竜神の娘と記されている
神話クラスの話で有る。龍の血を引く美しい妃は三人の王子を成した。
一人は燃えるような赤い髪の毛を持つ王子、もう一人は漆黒の夜を思わせる王子
そして神秘の紫の瞳を持つ王子
この国の発展の為に力を尽くしこの国の礎を作ったとされている
「龍の血ですか・・・それならこんなに番に恋焦がれ身を焼き尽くす思いに説明がつきますね
でも僕達の間はそう、上手く言えないのですがそれ以上の何かが有る様な気がします
それが何かは自分でも説明出来ないんですが。
ところで人のことより御自分の事はどうなんですか?婚約者殿の様子は?」
痛い所を突かれたエティエンヌだったが自分の方はさっぱりである。
婚約者であるステファナ王女
正式名は ステファナ=アナベル=フォンベーレンズ・エルメリンス
アリスティーリア王国の第二王女で17歳
来年になれば輿入れ準備の為学園に編入してくる。留学生として一年学ぶのだ。
勉学の為というよりはこの国の事を学ぶ為にやって来る。
エティエンヌが王太子に正式になると同時に華燭の典をあげる
これは決定事項であり履が得ない
「ステファナ王女はどんな方ですか?お美しい方とお聞きしましたが?」
中々返答に困る事をアルフレッドは聞いてくる
エティエンヌは如何答えていいのか言葉に詰まった
「美しいのは美しい姫だと思うぞ?好みは多々あれ・・・」言葉が続かない
「美しいけど好みじゃないってとこですか?」ズバリ核心を突く
「まあな、性格がそう・・・好みじゃない。ハッキリ言って外見も私の好みじゃない」
政略結婚に好みも何も有った物じゃないな・・・とアルフレッドはひとりごちた
その点、自分は何て恵まれているのだろうと思った。性格も外見もドンピシャのアンジェリーナが番だったのだ
自分の置かれている立場に思わず女神に感謝した。そんなアルフレッドをエティエンヌは軽く睨みながら
「お前の考えている事位嫌でも分るぞ!自分と比べているんだろう?お前は良いさ
さっさと好きな女を逃げれないように囲い込んで婚約して。
私だってアンジェリーナと婚約してても不思議じゃないんだぞ」
自分で言った言葉に内心(まずい 禁句を言った!)とエティエンヌは青褪めた
その言葉にアルフレッドは眉を少しだけ上げて顔をジッと見つめた
「ああ、悪かった。今の言葉は本心では無い アンジーは妹みたいで可愛いけど私にとって女じゃない」
「それは分っていますよ 唯、不愉快な単語を聞いただけです」
アルフレッドが此処最近、アンジェリーナを囲い込むように自分の唯一と世間にアピールし始めたのは訳があった
アンジェリーナの母親はアルペール国の元大公女 もとい、前王弟殿下の娘である
現アルペール国王は父方の従兄であった。その息子の王太子殿下がアンジェリーナを諦めていないらしい
(婚約披露パーティーで爆弾宣言してから今までずっと 大概、しつこいな)
自分の溺愛を棚に上げてアルフレッドは頭が痛くなりそうだった
「直系の王族、それも王太子本人がアンジェリーナをと強く望んでいるんだ 面倒臭いな」
とエティエンヌもぼやいた。外交的にも友好国と溝は作れないし作りたくも無い
「ところで私の事よりエティエンヌ様はステファナ様を如何なさりたいのですか?
唯の愚痴で私を引き止めた訳では無いのでしょう?」と聞いた
「アルフレッドには誤魔化せないから単刀直入に言おう。
私には道端に咲いている可憐な菫が気になっている。
うちの国には側妃制度は無いので愛妾扱いになってしまうのは不本意なのだが」
「は?」アルフレッドは未来の主、皆のお兄ちゃんの爆弾発言に驚きを隠せなかった
何時の間に・・・華燭の典も未だだと言うのに一体全体、如何した事だ?
「何処の何方なんですか?そんな大事な事を今まで内緒になさっていたのですか?」
「お前は存在すら知らないかもしれないが学園の高等部の二年の令嬢だ。
私が此処まで心を囚われているなんて彼女も知らないだろう。大事に見守っていたからな」
(私の一つ上のご令嬢?誰だそれは?)本格的に気分が悪くなってきた
「フルール=バロワン 男爵家の令嬢だ」
**********************
男爵令嬢の名前被っていましたので修正しました
サミュエルとマリエッタの婚約内定晩餐会も宴もたけなわ終焉に近づいていき
そろそろ明日の公務に差し支えそうになってきた。お酒が入った大人達の仲で一番冷静な宰相が切り上げの合図を出した。
「陛下、明日一番で評議会が入っております。そろそろお開きと言う事で」
酒に呑まれない冷静な男だ。(もっともこれ以上呑むとパンいちになるのはお約束だが今日は愛娘の為我慢しているらしい。)
それをしっている面々は生暖かい目で見ていた。
それを知らないのはベアトリーチェと婚約したばかりのジョフロワ只一人だった。
(今日は本当に貴重な時間だった。陛下や宰相様、エトワール公ともこんなに身近でお話できるなんて。自分の様な若造にも色々、為になるお話を聞かせていただいた。ベアトリーチェ様を幸せにして差し上げなくてはならない。自分ももっともっとこの国の為に力を捧げなくては)
・・・・・・彼は幸せな脳筋だった。いや、真っ直ぐな男とも言えよう
ジョフロワの考えている事が分りやすく顔に出ている為、エティエンヌとアルフレッドは苦笑いした。
(まあ、父上達が選んだ男だ悪い奴ではないのは分る。むしろ上位貴族にしてはかなり善良だろう。王女を降嫁させるのに妙な野心家じゃ面倒臭いしな)とエティエンヌは思いながらグラスに残っていた酒を飲み干した。
皆が馬車に乗り込む頃アルフレッドはエティエンヌに呼び止められた
相も変わらずアンジェリーナにベタベタしていたが父親である宰相に頭を叩かれアンジェリーナの父親であるエトワール公に鳩尻を蹴られていた。おいおい、完全無欠の貴公子は何処に行ったんだ?
「取り込み中すまないがアル、話があるから残ってくれないか?」
「宜しいですよ 未来の主殿」少し考えてから澱み無く答えた。
「それじゃアンジェ お名残惜しいけど又明日学園でね」と言いながら濃厚な口付けをした それはもう周りの視線などお構い無しにだ。マリエッタも顔を赤くしている可哀想に・・・・
あーあ、エトワール公青筋が立っている。余り刺激したくないなとエティエンヌは思った。
エティエンヌの私室に戻ると女官にお酒と軽く摘める物を用意させた。
「着替える、お前も楽にしてろ」と別室に入っていった。燕尾服を脱がせてもらいアルフレッドは一息を着く。
アルフレッドの服を脱がせた未だ歳若い女官がチラリとアルフレッドを熱く見る
それに気がつかぬ振りをしながら心の中で溜息をついた。
(この女官は駄目だな エティエンヌ様に後で進言しなくては)
王族に仕える女官は感情を出しては勤まらない。上位貴族にでも同じ事だがここは王宮である生半可な気持ちで勤めてもらっては困るのだ。
「待たせたな アルフレッド」と私服に着替えたエティエンヌが入ってきた
「此方はもういいから下がってくれ」と人払いをする
「かしこまりました」と女官が下がる。その時もアルフレッドの方をチラッと見る
(殿下が見えても改めないのか・・・)
「相変わらずもてるよね~」とニヤニヤしながらエティエンヌが笑う
髪の毛と瞳の色以外は王妃様似なのに表情は陛下ソックリだった。
「最近、益々陛下に似てきましたね」と半分、嫌味を込めて言う
「我、父上に似てきたとは光栄の極みだね 君だって宰相殿に似てきてるよ?」
(自分が宰相に似てきた?それこそ勘弁してくれ!)
「嫌、不毛な話は止めましょう。殿下何かお話が合ったのでは?」と直球で聞いた
「ん、いや、別にたまにはアルと二人きりで呑みたかっただけだよ。私も最近、公務で忙しかったしね」
それだけじゃない事位、アルフレッドには分った。
「私は未だ18前なので大っぴらに呑めませんよ?」とキッパリ言った
「少しは認められているんだから大丈夫だ もう社交界デビューしているんだしデビューと言えばアンジェリーナの事だけど・・・お前手が早すぎないか?」
やっぱりその話か・・・と少しウンザリした。
自分の番の事で人にとやかく言われたくない
「あー、お前の執着は昔から知っていたしそんなに遠くないうちに手の中に入れる事くらい想定内だ。だがしかし第一デビューまで待たないとは思っても見なかった。学園に入って直ぐだぞ?そこまで堪え性が無いとは思わなかったよ」 半ば呆れながらエティエンヌは言った
「堪え性が無い・・・ですか。番を前にして我慢など出来ません。これは我父やエトワール公、しいてや陛下にも言えることですよ?」 出された酒を手に悪びれる様子も無く薄く笑った
「古代に埋もれし龍の血か・・・お前が一番先祖返りかもな」
王家、モントローズ、エトワールの3家は近くは無いが血縁関係にあり血が混ざっている
一代か二代置き位に契りを結ぶ者が多い。近すぎず、遠からず交わるのだ。
初代マルグレーデス王国を建国した賢王
アントワーヌ=ヴィレム=マルグレーデスと
その妃 フランチェスカ=ヴィレム=マルグレーデス 竜神の娘と記されている
神話クラスの話で有る。龍の血を引く美しい妃は三人の王子を成した。
一人は燃えるような赤い髪の毛を持つ王子、もう一人は漆黒の夜を思わせる王子
そして神秘の紫の瞳を持つ王子
この国の発展の為に力を尽くしこの国の礎を作ったとされている
「龍の血ですか・・・それならこんなに番に恋焦がれ身を焼き尽くす思いに説明がつきますね
でも僕達の間はそう、上手く言えないのですがそれ以上の何かが有る様な気がします
それが何かは自分でも説明出来ないんですが。
ところで人のことより御自分の事はどうなんですか?婚約者殿の様子は?」
痛い所を突かれたエティエンヌだったが自分の方はさっぱりである。
婚約者であるステファナ王女
正式名は ステファナ=アナベル=フォンベーレンズ・エルメリンス
アリスティーリア王国の第二王女で17歳
来年になれば輿入れ準備の為学園に編入してくる。留学生として一年学ぶのだ。
勉学の為というよりはこの国の事を学ぶ為にやって来る。
エティエンヌが王太子に正式になると同時に華燭の典をあげる
これは決定事項であり履が得ない
「ステファナ王女はどんな方ですか?お美しい方とお聞きしましたが?」
中々返答に困る事をアルフレッドは聞いてくる
エティエンヌは如何答えていいのか言葉に詰まった
「美しいのは美しい姫だと思うぞ?好みは多々あれ・・・」言葉が続かない
「美しいけど好みじゃないってとこですか?」ズバリ核心を突く
「まあな、性格がそう・・・好みじゃない。ハッキリ言って外見も私の好みじゃない」
政略結婚に好みも何も有った物じゃないな・・・とアルフレッドはひとりごちた
その点、自分は何て恵まれているのだろうと思った。性格も外見もドンピシャのアンジェリーナが番だったのだ
自分の置かれている立場に思わず女神に感謝した。そんなアルフレッドをエティエンヌは軽く睨みながら
「お前の考えている事位嫌でも分るぞ!自分と比べているんだろう?お前は良いさ
さっさと好きな女を逃げれないように囲い込んで婚約して。
私だってアンジェリーナと婚約してても不思議じゃないんだぞ」
自分で言った言葉に内心(まずい 禁句を言った!)とエティエンヌは青褪めた
その言葉にアルフレッドは眉を少しだけ上げて顔をジッと見つめた
「ああ、悪かった。今の言葉は本心では無い アンジーは妹みたいで可愛いけど私にとって女じゃない」
「それは分っていますよ 唯、不愉快な単語を聞いただけです」
アルフレッドが此処最近、アンジェリーナを囲い込むように自分の唯一と世間にアピールし始めたのは訳があった
アンジェリーナの母親はアルペール国の元大公女 もとい、前王弟殿下の娘である
現アルペール国王は父方の従兄であった。その息子の王太子殿下がアンジェリーナを諦めていないらしい
(婚約披露パーティーで爆弾宣言してから今までずっと 大概、しつこいな)
自分の溺愛を棚に上げてアルフレッドは頭が痛くなりそうだった
「直系の王族、それも王太子本人がアンジェリーナをと強く望んでいるんだ 面倒臭いな」
とエティエンヌもぼやいた。外交的にも友好国と溝は作れないし作りたくも無い
「ところで私の事よりエティエンヌ様はステファナ様を如何なさりたいのですか?
唯の愚痴で私を引き止めた訳では無いのでしょう?」と聞いた
「アルフレッドには誤魔化せないから単刀直入に言おう。
私には道端に咲いている可憐な菫が気になっている。
うちの国には側妃制度は無いので愛妾扱いになってしまうのは不本意なのだが」
「は?」アルフレッドは未来の主、皆のお兄ちゃんの爆弾発言に驚きを隠せなかった
何時の間に・・・華燭の典も未だだと言うのに一体全体、如何した事だ?
「何処の何方なんですか?そんな大事な事を今まで内緒になさっていたのですか?」
「お前は存在すら知らないかもしれないが学園の高等部の二年の令嬢だ。
私が此処まで心を囚われているなんて彼女も知らないだろう。大事に見守っていたからな」
(私の一つ上のご令嬢?誰だそれは?)本格的に気分が悪くなってきた
「フルール=バロワン 男爵家の令嬢だ」
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男爵令嬢の名前被っていましたので修正しました
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