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28.エリザさん友達紹介してください⑥
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「えっ………………?」
レナベルの動揺したような声が聞こえた後、静まり返る場。俺も子爵親子も驚きに声を出せなかったからだ。
なぜだ?誰が見てもリカルドはレナベルに惹かれつつあった。彼女を見つめる目も彼女の笑顔が見たいと起こした行動も間違いなく彼女を想ってのものだった。
「なぜですか……?」
そう問う彼女の目は驚きはあるものの悲しみはなかった。むしろ安堵が見え隠れする。彼女の目を見つめた後気合を入れるかのように大きく深呼吸し、話し出すリカルド。
「なぜ?失礼ですがあなたと付き合って俺になにかメリットがありますか?」
「えっ……それはないですけど。でも……」
「うちはもともと男爵位から曾祖父の功績によって伯爵位を賜わった家です。同じ伯爵位でも最初から伯爵位を賜っていたあなたの家より格が下とお思いですか?だからあなたと結婚することで更に我が家は栄えるとでも?」
「そのようなことは……」
「ですが、うちはこの国を救った英雄の家系。あなたのお家は少々あくどい家系。正義と悪が交わるとお思いですか?我が家はあなたのお家より王家に信頼されているのはご存知ですよね?王家が世間が我らのことを祝福するとでも思っているのですか?」
「リカルド、言い過ぎだ!」
思わず口を挟んでしまった俺を黙っていろとばかりに睨みつけてくるリカルド。
「それに容姿についてもあなたレベルなどいくらでも貴族社会にはおりますし、頭脳にしても正直申し上げて私より劣る者に何か期待するものもありません」
「なっ!?失礼な!彼女に謝るべきです!」
子爵の息子のゾーイが顔を真っ赤にして怒鳴る。
「彼女は賢く美しく、心優しい女性だ!そんな彼女を侮辱するなんていくら領地を救って頂いた方とは言え許せません!!!」
「無関係な人は黙っていてください」
リカルドが発した声はとても冷たいものだった。
彼の顔も声と同様とても冷たいもの。
どうしてしまったんだリカルド……。俺の頭は大混乱に陥っていた。
「あなたが私に見合うとでも?少々……図々しいのでは?」
冷たい笑みにゾクリと背筋に悪寒が走る。
「申し訳……ございません」
レナベルの目には薄っすらと涙が溜まっている。やはりこのまま黙っていてはいけない。
「リカ「あなたと私では釣り合わない。幸せになれるわけがない。あなたが相手では俺は……不幸になる」」
本気で言い過ぎだ。胸ぐらを掴んで無理矢理にでも止めようと手を上げかけたが、その手をゆっくりと下ろした。
なぜなら
リカルドがとても悲しそうな表情をしていたからだ。
「そう思いませんか?」
リカルドが話すのをやめたのでその場はシーンと静まり返る。これはなにか言うべきだろうか?キョロキョロと視線を彷徨わせていると精霊獣2匹がいつのまにか消えていることに気づいた。
逃げたな。
いいな、俺も逃げたい。
もう走って逃げちゃおっかな?
いや、駄目だよなー……はは。
もっふん、ライオン丸、なぜ俺を置いていったんだ。俺も連れて行ってくれよ。
というかどうしよう。
「リカルド様」
囁くような涙を堪えるような小さい声がリカルドを呼ぶ。もちろんレナベルだ。
「レナベル!彼の言う事など真に受ける必要などないからな!確かに君の父君は至らない点もあるかもしれないが、君は父君とは違うんだ!見目麗しく、賢く、誰よりも心優しいんだ!ほらっ、侯爵令嬢であられるエリザ様も君を親友としているだろう?君に至らぬ所があればそんな扱いはされないさ」
レナベル?うん?呼び捨て?
ゾーイの言葉にあれ?と疑問が湧く。
領地が隣同士だし、交流があってもおかしくはない。だが、レナベルを励まそうとする必死さ、なによりもその目に宿るリカルドへの嫌悪、レナベルへの恋情が表に出てきている。
これは、彼はレナベルのことをーーーーーー。
では、レナベルは?
チラリと見る。
自分を一生懸命励まそうとするゾーイを見る彼女の目には嬉しさが隠れていた。
アレンは軽く目を見開く。そして、リカルドを横目で見る。
そういうことか……。
なんでお前はそんなにいいやつなんだ。
彼は悲しそうな表情から一転、再び冷たいものとなっていた。いや、わざとそう見えるように顔を作っていた。
レナベルはリカルドをまっすぐに見据えた。
「リカルド様ここの領地も私の心も守ってくださり誠にありがとうございます。私はあなたにはふさわしくありません。リカルド様にはいつかあなたを心から想う女性が必ず現れます」
彼女は音もなく静かに美しい涙をツーと流しながら穏やかな笑みを浮かべたまま話し続ける。
「だってあなたは本当に素敵な方だから。私があなたの相手になど烏滸がましいにもほどがありました。お詫び申し上げます」
「そんなこと……っ!」
リカルドの口から彼女の言葉を否定する言葉が出かかるが、何も言っていないかのようにそっぽを向いてしまった。
「わかったなら良いです。子爵様、退治も済みましたし俺たちは失礼致します。ああ、自分たちの為の修行のようなものでしたので謝礼は不要ですので。アレン行くぞ」
「おっ、おお」
席を立ち扉に向かうリカルドに思わずついて行ってしまった俺。
いかん、いくらなんでも失礼だ。
振り返り失礼しますと挨拶をするとーーーーーー
子爵が深々と頭を下げていた。
「誠にありがとうございました。それにアレン様はとても良い友人をおもちですね。羨ましい。余計なお世話ではありますが彼を大切にすると良いと思います」
そう言って頭を上げた子爵の顔には、少し寂しげな穏やかな笑みが浮かんでいた。彼にはそんな友人はいないのだろう。いれば俺達みたいな生意気なガキの介入なんていらなかっただろうに。
「はい、俺はとても恵まれているのだと思います。それでは失礼致します」
子爵は良い方だ。
だが、良い方でも必ずしも良い友人に恵まれるわけではないのだろう。
俺はリカルドと出会い、友人、いや親友?になれたことを改めて嬉しく思った。
レナベルの動揺したような声が聞こえた後、静まり返る場。俺も子爵親子も驚きに声を出せなかったからだ。
なぜだ?誰が見てもリカルドはレナベルに惹かれつつあった。彼女を見つめる目も彼女の笑顔が見たいと起こした行動も間違いなく彼女を想ってのものだった。
「なぜですか……?」
そう問う彼女の目は驚きはあるものの悲しみはなかった。むしろ安堵が見え隠れする。彼女の目を見つめた後気合を入れるかのように大きく深呼吸し、話し出すリカルド。
「なぜ?失礼ですがあなたと付き合って俺になにかメリットがありますか?」
「えっ……それはないですけど。でも……」
「うちはもともと男爵位から曾祖父の功績によって伯爵位を賜わった家です。同じ伯爵位でも最初から伯爵位を賜っていたあなたの家より格が下とお思いですか?だからあなたと結婚することで更に我が家は栄えるとでも?」
「そのようなことは……」
「ですが、うちはこの国を救った英雄の家系。あなたのお家は少々あくどい家系。正義と悪が交わるとお思いですか?我が家はあなたのお家より王家に信頼されているのはご存知ですよね?王家が世間が我らのことを祝福するとでも思っているのですか?」
「リカルド、言い過ぎだ!」
思わず口を挟んでしまった俺を黙っていろとばかりに睨みつけてくるリカルド。
「それに容姿についてもあなたレベルなどいくらでも貴族社会にはおりますし、頭脳にしても正直申し上げて私より劣る者に何か期待するものもありません」
「なっ!?失礼な!彼女に謝るべきです!」
子爵の息子のゾーイが顔を真っ赤にして怒鳴る。
「彼女は賢く美しく、心優しい女性だ!そんな彼女を侮辱するなんていくら領地を救って頂いた方とは言え許せません!!!」
「無関係な人は黙っていてください」
リカルドが発した声はとても冷たいものだった。
彼の顔も声と同様とても冷たいもの。
どうしてしまったんだリカルド……。俺の頭は大混乱に陥っていた。
「あなたが私に見合うとでも?少々……図々しいのでは?」
冷たい笑みにゾクリと背筋に悪寒が走る。
「申し訳……ございません」
レナベルの目には薄っすらと涙が溜まっている。やはりこのまま黙っていてはいけない。
「リカ「あなたと私では釣り合わない。幸せになれるわけがない。あなたが相手では俺は……不幸になる」」
本気で言い過ぎだ。胸ぐらを掴んで無理矢理にでも止めようと手を上げかけたが、その手をゆっくりと下ろした。
なぜなら
リカルドがとても悲しそうな表情をしていたからだ。
「そう思いませんか?」
リカルドが話すのをやめたのでその場はシーンと静まり返る。これはなにか言うべきだろうか?キョロキョロと視線を彷徨わせていると精霊獣2匹がいつのまにか消えていることに気づいた。
逃げたな。
いいな、俺も逃げたい。
もう走って逃げちゃおっかな?
いや、駄目だよなー……はは。
もっふん、ライオン丸、なぜ俺を置いていったんだ。俺も連れて行ってくれよ。
というかどうしよう。
「リカルド様」
囁くような涙を堪えるような小さい声がリカルドを呼ぶ。もちろんレナベルだ。
「レナベル!彼の言う事など真に受ける必要などないからな!確かに君の父君は至らない点もあるかもしれないが、君は父君とは違うんだ!見目麗しく、賢く、誰よりも心優しいんだ!ほらっ、侯爵令嬢であられるエリザ様も君を親友としているだろう?君に至らぬ所があればそんな扱いはされないさ」
レナベル?うん?呼び捨て?
ゾーイの言葉にあれ?と疑問が湧く。
領地が隣同士だし、交流があってもおかしくはない。だが、レナベルを励まそうとする必死さ、なによりもその目に宿るリカルドへの嫌悪、レナベルへの恋情が表に出てきている。
これは、彼はレナベルのことをーーーーーー。
では、レナベルは?
チラリと見る。
自分を一生懸命励まそうとするゾーイを見る彼女の目には嬉しさが隠れていた。
アレンは軽く目を見開く。そして、リカルドを横目で見る。
そういうことか……。
なんでお前はそんなにいいやつなんだ。
彼は悲しそうな表情から一転、再び冷たいものとなっていた。いや、わざとそう見えるように顔を作っていた。
レナベルはリカルドをまっすぐに見据えた。
「リカルド様ここの領地も私の心も守ってくださり誠にありがとうございます。私はあなたにはふさわしくありません。リカルド様にはいつかあなたを心から想う女性が必ず現れます」
彼女は音もなく静かに美しい涙をツーと流しながら穏やかな笑みを浮かべたまま話し続ける。
「だってあなたは本当に素敵な方だから。私があなたの相手になど烏滸がましいにもほどがありました。お詫び申し上げます」
「そんなこと……っ!」
リカルドの口から彼女の言葉を否定する言葉が出かかるが、何も言っていないかのようにそっぽを向いてしまった。
「わかったなら良いです。子爵様、退治も済みましたし俺たちは失礼致します。ああ、自分たちの為の修行のようなものでしたので謝礼は不要ですので。アレン行くぞ」
「おっ、おお」
席を立ち扉に向かうリカルドに思わずついて行ってしまった俺。
いかん、いくらなんでも失礼だ。
振り返り失礼しますと挨拶をするとーーーーーー
子爵が深々と頭を下げていた。
「誠にありがとうございました。それにアレン様はとても良い友人をおもちですね。羨ましい。余計なお世話ではありますが彼を大切にすると良いと思います」
そう言って頭を上げた子爵の顔には、少し寂しげな穏やかな笑みが浮かんでいた。彼にはそんな友人はいないのだろう。いれば俺達みたいな生意気なガキの介入なんていらなかっただろうに。
「はい、俺はとても恵まれているのだと思います。それでは失礼致します」
子爵は良い方だ。
だが、良い方でも必ずしも良い友人に恵まれるわけではないのだろう。
俺はリカルドと出会い、友人、いや親友?になれたことを改めて嬉しく思った。
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