【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ

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127.ルビー魔物に襲われた記憶

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 家に帰るとお互いに隅っこで部屋着に着替えた。うぅーん……結構恥ずかしいなぁ……ユノちゃんも意識してる?頬が赤くて、こっちをチラチラと見てるし……

 うぅーん……ユノちゃんも……意識してるのかなぁ……そんな訳無いかぁ。こんなおかしな感情は、わたしだけだよね。

 わぁーユノちゃんもスカートに可愛いTシャツだ。着替え終わったユノちゃんがベッドに座ってスマホのゲームを始めて、わたしは床に座ってテーブルで宿題を始めた……ユノちゃんを見るとスカートの中がチラッと見えててピンクのパンツが見えていた。

 もぉ!無防備なんだからぁ。ドキドキしながらチラチラと見ちゃって宿題に集中ができないじゃん!3時のおやつでも用意してこよっと……

「オヤツ持ってくるね」
「あ、わたしも手伝う」

 珍しく手伝ってくれて、オヤツと紅茶を部屋に持って入ると宿題を片付けて、テーブルにオヤツと紅茶を置いた。

 さっきと場所が入れ替わり、わたしがベッドで、ユノちゃんが床に座ってスマホのゲームをやりながらオヤツを食べていた。もースマホのゲームばっかりして……わたしが暇なんですけどー

 ……あ、さっき着替えの時にチラチラって、わたしを見てたよね?ユノちゃんにパンチラしたらドキドキしてくれるのかな?注意されちゃうかな?

 自然に……パンチラかぁ……うぅーん……あっ!壁に寄りかかってスマホを弄って、膝を立てたら……おもいっきりパンチラするよね!

 スマホを机から持ってきて、壁に寄りかかってパンチラをしてみた。気付いてもらう為に……

「ユノちゃん宿題は、しないのー?」
「ん……後です、る……」

 ユノちゃんが気付いたみたいでチラチラと見てる?え?わたしのパンチラに興味があるの?意外だなぁ……それって、わたしの事に興味があるってこと?パンチラに興味が?

「あのさ……もっと近くで見ても良いよ?」
「え?な、なにを……?」
「ん……パンツ……さっきからチラチラって見てたから」
「……え、見てないし……」
「ふぅーん、じゃあ良いや……」

 ベッドに座り直してパンツが見えないように座った。

「え?あ……えっと……ごめん……もう少し見たいかも……変に思うでしょ?キライにならない?」

 ユノちゃんが俯き答えてチラチラと、わたしの表情を気にしている感じだった。

「キライになるわけ無いでしょー。はい。どーぞぉー」

 さっきと同じ体勢をとってパンツをみせた。

「そこで見える?もっと近くで見ても良いよ?恥ずかしいけどぉ……」

 ユノちゃんが頬を赤くさせて、ベッドの近くに寄ってきた。

「ミユちゃんのパンツ……水色で可愛い……ドキドキ……するね……ううぅ……ミユちゃん……可愛い」
「え?えへへ……子供っぽいよね……?」
「ううん。可愛い!」
「えっと……いつまで見せれば良い?」
「あ、ごめん……ありがと」

 それからはお互いに意識しちゃって気まずいまま寝る時間になってしまった。色々と聞きたかったのにな……

 そんな事を考えていると寝てしまって……胸がゾワゾワとした感覚で目が覚めた……それにベッドが小刻みにゆれていて……

「はぁ……♡ はぁ……♡ うぅ……ん……♡ んっ……  んっ……あっ♡ あぁっ♡ んぅ……っ♡ はぁ……♡ あぁっ♡」

 えっ?わたしの身体を触って……ユノちゃんが、興奮してるの?えっと……その……オ◯ニーってヤツかな?すごいエッチな感じだな……始めて見ちゃった!気持ち良いのかな……興奮してきちゃうかも……

 これって寝た振りをしておいた方が良いよね?

「ミユちゃん……♡ はぁ♡ はぁ♡  うぅ……ん……っ♡ あぁっっ♡」

 ユノちゃんが、ビクッ♡ ビクッ♡と身体を動かしてグッタリした感じになった。

「はぁ…………♡ はぁ……♡ ふぅ~……♡ ちゅっ♡ ミユちゃん……すきっ♡」

 薄めを開けて見ると……温かくてぷにゅ♡とした感触の唇が、わたしの唇に触れた。ユノちゃんの表情は頬を赤くしてトロンとした表情で少しエッチな感じだった。

 え?好きって?え?ユノちゃんが、わたしの事が好き?好きってキスとかする好きだよね?今、キスしてたし……

 落ち着いたユノちゃんが、わたしを抱きしめて頬にもキスをしてきた。あぁ……そのままで居てほしいなぁ……

 ん……昨日の朝に頬が濡れていたのって……このキスのせい?それにユノちゃんの頬が赤かくてチラチラと見てたのって……こういう事だったのかぁ……納得だよ。一緒に帰りたかったとか、告白の邪魔に入ったのとか……同じ気持ちだったのかぁー♪

「うぅ~ん……ふあぁ~……」

 今起きた振りをすると、ユノちゃんが頬にキスをしていてビクッ!と反応して固まっていた。

「わぁっ……あ、これは……その……」
「わぁー!ユノちゃんキスしてくれてたんだ!ありがとー」

 ユノちゃんが気にしないように明るく振る舞ってみた。
 
「え?あ、うん……目の前に可愛い……ほっぺがあって……つい……キスしちゃった」
「つい……なの?」
「えっと……ついじゃないかな……見てたらキスしたくなっちゃった」
「わたしもキスして良いのかなぁ……?ユノちゃんだけズルいよー」
「え!?あ、うん。して……」

 ちゅっ♡ ちゅっ……♡

 ユノちゃんにキスをすると、目を閉じて嬉しそうな表情をしてジッとして固まっていて……わたしの唇が頬に触れる度にビクッ♡ ビクッ♡と身体を動かした。

「ミユちゃん……もっとして……」

 ユノちゃんが身体をモジモジさせて、頬を赤くさせて潤んだ目で見つめてお願いをしてきた。

 同じ枕に頭を乗せて見つめ合い、抱きしめ合いお互いの唇にキスをし合った……

 夢中でキスをし合って抱きしめ合っていると朝になっていた。

「あのさ……私達って付き合ってるのかな?」
「……えっと……私は、付き合いたいかな……ミユちゃんは、それで良いの?私と……付き合いたいって思ってくれるの?男の子に告白されてたけど……」
「え?あ……えっと、わたしはユノちゃんと付き合いたいって思ってて断るつもりだったし……うん。付き合おうよ!」
「……うんっ!やったっ!付き合う!」
  
 二人で付き合うことになり。ユノちゃんは二人で居る時は、素っ気ない態度がなくなり……甘えてきたり、優しくなって別人になったけど……学校じゃ素っ気ない感じをしていて可愛い……。二人だけの時は……うふふ……♪


 おわり
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