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49. あの夜
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あの夜、とはいっても昨日というか日付が変わっていたので今日の夜というべきなのか。
「ガルベラ王国で王を凌ぐ権勢を誇るカサバイン家の末のお姫様。あなた様が噂のような方じゃないのはわかっております。どうか私達と母たちをここから解放していただけませんか?」
アリスの目を見る。なんと美しい紫色の目。その瞳の色だけで測り知れない魔力量があることがわかる。それにここに自分たちが来ることがわかっていた。情報力?魔法?なんでも良い。彼女は様々なことを見透かす目を持っているよう。
「フフッ。ここの気持ち悪い空気……あなたたちや母君たちを監視している目よね。中には美しいあなたたちに下心を抱いているものも混じっているわね。さぞ気持ち悪いでしょう?でもあなたたちを助けてなんのメリットがあるの?」
「貴方様はこの国の王子妃。王族が困ったものを助けるのは当然のことでは?」
「あらあら、そんなの表面上だけのことだってわかってるでしょう?でもそうね……王妃様からのお願いもあるから助けてあげる」
「王妃様はさぞ母のことを恨んでおりましょう」
「本当の事情を知らないもの」
はい、と仕方なさそうに微笑む一人の娘。先程までの鋭い目力はない。
「大丈夫よ、全て終わったらそんなものなくなるわ。それに王子妃になりたいと言った人がそんな弱気では駄目ではないの?」
「おわかりでしょう?皆でああやって無理なことを言えば追い出してくれるかと思ったのです。ですが……」
「まさか公爵が王に話しを持っていくとはね」
「まさかでした。それで私達は何をすれば良いのでしょうか?」
「あなたたちはただ王宮に来て頂戴。母君たちにはこの薬を飲んで亡くなっていただくわ。ああ、大丈夫よ。一時的に心臓を止める薬だから。うちの変人治療士が発明したとてもたか~~~い薬よ」
アリスの手のひらの上に紫色の液体が入った薬の瓶が4本現れる。
「エミリア姉様、4本じゃなくて5本よ」
『誰が変人治療士ですって』
ゴンッとアリスの頭の上に落ちてくる1本の薬瓶。
「いたっ……もう。ありがとう姉様」
アリスの頬が優しい風に撫でられる。
「母君たちがお亡くなりになって、怒り狂った公爵が外に出たらあなたたちも全員で王宮に向かうのよ。護衛のフランクを置いていくから彼に助けてもらうと良いわ。王宮で公爵が監禁まがいのことしていたと暴露すれば世間体もあるし解放されるわ」
「そんなことをしなくてもアリス様が今から魔法で連れ出してくだされば良いのでは?ガルベラ王国に連れて行っていただければ……」
「嫌よ~。それじゃあ私は誘拐犯じゃない。それに公爵が捜すでしょ。公爵自身が解放するようにしなければいけないわ」
「でも騒動が収まったら再び……」
「大丈夫よ。あのおじさんはそこまで頭悪くないわ。金で人を縛り付けてたなんて……プライドもある。同じことはしないわよ。周りの者の目もあるし。何よりもこわ~~~~~い王宮の女ボスもいらっしゃるし」
「………………」
大丈夫なような大丈夫じゃないような。微妙な心境だ。
「それじゃあよろしく。心臓はそんなに長く止められないからスピード勝負よ」
~~~~~
ある妾の部屋にてーーーーー
目の前の女神様に目を奪われていると頬がグニグニとつままれている感触が。不快な表情をすると手が離された。
「ご機嫌よう。今日はどんより曇った空ね」
「そうですね。この屋敷のよう……いえ、女たちの心のよう。あなたは女神様かしら?」
「どちらかというと悪魔かしら。あなたたちを貧乏な生活に導くし。娘さんから貴方がたを解放するようにお願いされたのだけれどどうする?」
「私の意見を聞いてくださるの?」
公爵は愛しているから離さないの一点張り。こんな足枷までつけられた。何を言っても愛、愛、愛。もう気持ち悪いの一言に尽きる。
「ええ、もちろん」
「自分が選んだ道。あの人は待っていないでしょうけど……。でもここは気持ち悪い……泥沼に嵌っているよう。抜け出したいわ」
「じゃあ公爵がこの部屋に来たらこの薬を飲んで一時的に亡くなって頂戴。それで気がついたら王宮にダッシュよ。面倒だから詳しいことは娘さんに聞いて」
いや、娘さんもあまりよくわかっていないのだが。
「王宮ですか……」
暗い表情をする女性。彼女は自分の動かない足を見る。
「王妃がいるから行きにくい?」
「…………」
「あれは事故よ」
「私のせいです」
「そうね。あなたが原因ね。でもあなたも必死だった」
彼女が公爵夫人に飛びかかったのは嫉妬からではない。そもそもしがみついただけ。彼女に公爵家から追放してもらおうと思ったから。
「あなたが階段の近くでしがみついたのは間違いなく判断ミスだったとしか言えない。だけどあなたも精神的にギリギリのところでもあった。それに結果は伴わなかったけれど、あなたは公爵夫人を抱え込んで階段を転がり落ちていったわ。あなたの方が重症だったと聞いたわよ」
彼女は足の他にも腕も骨折していた。もちろん身体中痣だらけにもなった。腕は完治したものの足が動くことはなかった。
「私のせいなのです。守ろうとするのは当たり前です。それにボロボロになれば公爵は捨ててくれるかもしれないと打算的な部分もありました」
「まあ夫人が怪我したのは事実だし、原因はあなただから罪悪感は消えないだろうけど、そんなもの私には関係ないのよ」
ばっさりと言い捨て立ち上がるアリスに呆然とする女性。
「これは王妃様の願いを叶えるためにやっていることなのよ。それにあなたたちのことには時間をかけたくないの。とにかくこれ飲んで。わかったわね?」
何やらよくわからない部分もあったがアリスの気迫に押され気味に頷く。
よしよしうんうんと満足げなアリス。ああ忘れてたと小さく声を上げる。
「それにたぶん夫人は…………」
女性の目が見開かれる。
そして、その目から美しい涙が静かに流れた。
心優しく、気の弱い女性……。運悪く金もなかった。
だからあんな公爵に目をつけられたのだ。
もっと強かであれば……。
ふと姉のリリアの顔が浮かぶ。
カサバイン家の庶子として生まれたリリア。
彼女は言っていた。
やられるだけの人生など絶対に嫌!
言葉通り出自をものともせず、彼女の振る舞いは実に見事だった。特にエミリアから薬を試す見返りに金をもらう契約をもぎとったときは拍手したほどだった。
血は半分しか繋がっていないけれど、姉妹らしく過ごしてきたのは彼女だった。他の兄姉の顔も浮かぶ。何やらたくさん非常識なことを教えてもらった。
これが俗にいうホームシックというものだろうか。
ゾワッ。
あんな規格外の化け物たちで……鳥肌が立った。
「ガルベラ王国で王を凌ぐ権勢を誇るカサバイン家の末のお姫様。あなた様が噂のような方じゃないのはわかっております。どうか私達と母たちをここから解放していただけませんか?」
アリスの目を見る。なんと美しい紫色の目。その瞳の色だけで測り知れない魔力量があることがわかる。それにここに自分たちが来ることがわかっていた。情報力?魔法?なんでも良い。彼女は様々なことを見透かす目を持っているよう。
「フフッ。ここの気持ち悪い空気……あなたたちや母君たちを監視している目よね。中には美しいあなたたちに下心を抱いているものも混じっているわね。さぞ気持ち悪いでしょう?でもあなたたちを助けてなんのメリットがあるの?」
「貴方様はこの国の王子妃。王族が困ったものを助けるのは当然のことでは?」
「あらあら、そんなの表面上だけのことだってわかってるでしょう?でもそうね……王妃様からのお願いもあるから助けてあげる」
「王妃様はさぞ母のことを恨んでおりましょう」
「本当の事情を知らないもの」
はい、と仕方なさそうに微笑む一人の娘。先程までの鋭い目力はない。
「大丈夫よ、全て終わったらそんなものなくなるわ。それに王子妃になりたいと言った人がそんな弱気では駄目ではないの?」
「おわかりでしょう?皆でああやって無理なことを言えば追い出してくれるかと思ったのです。ですが……」
「まさか公爵が王に話しを持っていくとはね」
「まさかでした。それで私達は何をすれば良いのでしょうか?」
「あなたたちはただ王宮に来て頂戴。母君たちにはこの薬を飲んで亡くなっていただくわ。ああ、大丈夫よ。一時的に心臓を止める薬だから。うちの変人治療士が発明したとてもたか~~~い薬よ」
アリスの手のひらの上に紫色の液体が入った薬の瓶が4本現れる。
「エミリア姉様、4本じゃなくて5本よ」
『誰が変人治療士ですって』
ゴンッとアリスの頭の上に落ちてくる1本の薬瓶。
「いたっ……もう。ありがとう姉様」
アリスの頬が優しい風に撫でられる。
「母君たちがお亡くなりになって、怒り狂った公爵が外に出たらあなたたちも全員で王宮に向かうのよ。護衛のフランクを置いていくから彼に助けてもらうと良いわ。王宮で公爵が監禁まがいのことしていたと暴露すれば世間体もあるし解放されるわ」
「そんなことをしなくてもアリス様が今から魔法で連れ出してくだされば良いのでは?ガルベラ王国に連れて行っていただければ……」
「嫌よ~。それじゃあ私は誘拐犯じゃない。それに公爵が捜すでしょ。公爵自身が解放するようにしなければいけないわ」
「でも騒動が収まったら再び……」
「大丈夫よ。あのおじさんはそこまで頭悪くないわ。金で人を縛り付けてたなんて……プライドもある。同じことはしないわよ。周りの者の目もあるし。何よりもこわ~~~~~い王宮の女ボスもいらっしゃるし」
「………………」
大丈夫なような大丈夫じゃないような。微妙な心境だ。
「それじゃあよろしく。心臓はそんなに長く止められないからスピード勝負よ」
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ある妾の部屋にてーーーーー
目の前の女神様に目を奪われていると頬がグニグニとつままれている感触が。不快な表情をすると手が離された。
「ご機嫌よう。今日はどんより曇った空ね」
「そうですね。この屋敷のよう……いえ、女たちの心のよう。あなたは女神様かしら?」
「どちらかというと悪魔かしら。あなたたちを貧乏な生活に導くし。娘さんから貴方がたを解放するようにお願いされたのだけれどどうする?」
「私の意見を聞いてくださるの?」
公爵は愛しているから離さないの一点張り。こんな足枷までつけられた。何を言っても愛、愛、愛。もう気持ち悪いの一言に尽きる。
「ええ、もちろん」
「自分が選んだ道。あの人は待っていないでしょうけど……。でもここは気持ち悪い……泥沼に嵌っているよう。抜け出したいわ」
「じゃあ公爵がこの部屋に来たらこの薬を飲んで一時的に亡くなって頂戴。それで気がついたら王宮にダッシュよ。面倒だから詳しいことは娘さんに聞いて」
いや、娘さんもあまりよくわかっていないのだが。
「王宮ですか……」
暗い表情をする女性。彼女は自分の動かない足を見る。
「王妃がいるから行きにくい?」
「…………」
「あれは事故よ」
「私のせいです」
「そうね。あなたが原因ね。でもあなたも必死だった」
彼女が公爵夫人に飛びかかったのは嫉妬からではない。そもそもしがみついただけ。彼女に公爵家から追放してもらおうと思ったから。
「あなたが階段の近くでしがみついたのは間違いなく判断ミスだったとしか言えない。だけどあなたも精神的にギリギリのところでもあった。それに結果は伴わなかったけれど、あなたは公爵夫人を抱え込んで階段を転がり落ちていったわ。あなたの方が重症だったと聞いたわよ」
彼女は足の他にも腕も骨折していた。もちろん身体中痣だらけにもなった。腕は完治したものの足が動くことはなかった。
「私のせいなのです。守ろうとするのは当たり前です。それにボロボロになれば公爵は捨ててくれるかもしれないと打算的な部分もありました」
「まあ夫人が怪我したのは事実だし、原因はあなただから罪悪感は消えないだろうけど、そんなもの私には関係ないのよ」
ばっさりと言い捨て立ち上がるアリスに呆然とする女性。
「これは王妃様の願いを叶えるためにやっていることなのよ。それにあなたたちのことには時間をかけたくないの。とにかくこれ飲んで。わかったわね?」
何やらよくわからない部分もあったがアリスの気迫に押され気味に頷く。
よしよしうんうんと満足げなアリス。ああ忘れてたと小さく声を上げる。
「それにたぶん夫人は…………」
女性の目が見開かれる。
そして、その目から美しい涙が静かに流れた。
心優しく、気の弱い女性……。運悪く金もなかった。
だからあんな公爵に目をつけられたのだ。
もっと強かであれば……。
ふと姉のリリアの顔が浮かぶ。
カサバイン家の庶子として生まれたリリア。
彼女は言っていた。
やられるだけの人生など絶対に嫌!
言葉通り出自をものともせず、彼女の振る舞いは実に見事だった。特にエミリアから薬を試す見返りに金をもらう契約をもぎとったときは拍手したほどだった。
血は半分しか繋がっていないけれど、姉妹らしく過ごしてきたのは彼女だった。他の兄姉の顔も浮かぶ。何やらたくさん非常識なことを教えてもらった。
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