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異世界転生編
第5話 それでも足掻く(1)
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先程の木の攻撃を警戒してか、獣が不用意に近づいてくる様子はない。
それは知能なのか、はたまた本能なのかは定かでない。が、近づいてくれば簡単に殺せたものを、という気持ちは拭えずにいた。
グルルゥ……
獣が声を漏らす。
そしてそれと同時、獣は俺の視界から姿を消した。
「守れ!」
視覚で捉えることもできなければ、聴覚でも捉えることはできなかった。
唯一感じたものは、獣が飛び去った時に起こったであろう風圧のみ。
認識できる速度を遥かに超えていた為に俺の指示は少し遅れたが、それでも木はその枝を使い俺をより安全にすべく変える。俺を隙間なく囲うように形を変えた木だが、数秒経っても獣がそれを攻撃することはなかった。
獣の移動速度からして、数秒というのは長い時間。そして十分な時間だ。
それでもなお攻撃が来ないということは───
「逃げたか?それとも別の狙いが?」
と、そんな推測を立てたが、それは杞憂に終わる。
呟いた瞬間、一本の木が”殺された”のだ。
<支配>を通して、俺にはその感覚が届く。
支配していた一本の木の絶命。どこの木が、どのように死んだかという詳細までもが。
そもそも支配している木の数は少ないから、たかが一本と言えど、その被害は侮れはしない。百分の一と十分の一では、同じ一でもその価値に十倍以上の差がある。
しかし、今考えるべきはそこではない。
最も恐ろしいこと───それは、獣が知能を持って俺を攻撃してきている、ということだ。
「チッ!」
何よりも最悪の事態だ。
ただ本能のままに動く獣なら、どれほど相手にするのが容易だっただろう。知能がある相手では、相手がどれほどの知者なのか、それを考慮する必要が出てくる。
「木!アイツを捕えろ!」
防戦ではすぐに木が殺され尽くす。それではもう俺に切り札はない。
だから、こちらから仕掛ける。
俺の指示によって木が枝を伸ばし、獣を捕まえんと動いていく。
それに伴い、俺の視界から俺を守っていた木の一部が消え、目前がよく見えるようになった。
俺の目に写ったものは───高速で獣に近づく枝と、それを軽く避ける獣だ。
向かっていく枝を上に飛んで避け、着地の勢いで枝を折り、次に迫る枝は横にずれることで躱し、強大な爪で枝を切り裂く。
そこで行われているのは圧倒的な力による蹂躙。木の大きさや力強さなど関係なく、ただ獣がその身体能力を活かし、一方的に殺戮を行っている様子だった。
「勝てない…」
数で束になったところで勝てない。
簡単に出すことのできた答えは───俺の内心とは反し、とても危機的なものだった。
どれだけ喧嘩が強い人間でも、10人の人間に囲まれれば普通は勝てない。それが地球での常識だった。
だが、この世界では違う。圧倒的な個の力の前には数など無意味なのだ。
彼我の差は圧倒的。あまりにも距離が離れすぎている。最初の時は手を抜いていたか、遊んでいたのだろう。
一本、また一本と木たちが命を落としていくのを感じた。
───このままではすぐに殺される。
俺を動かしたのは純粋な恐怖心だった。先程までの威勢はどこへやら、ただただ生存への方法を全力で考えた。
残り3本になった木たちに獣の牽制を任せ、俺は別の木に向かい走り出す。
「はぁっ……はぁっ……」
ステータスも低いから、全力で走るとすぐに息が上がる。当たり前だ。体力を決定づけるであろうVITのステータスは最底辺のEなのだから。
仮に他の勇者であったなら生き残ることができたのだろうか。その問いに答えは出ない。ただ少なくとも高いステータスを利用することで、最低限”戦闘”と呼べる行為を行うことは出来たに違いない。
己の無力さを嘆きながらも、やっとの思いで別の木に辿り着く。近いはずなのに、今はその距離が異常に遠い。
そして───
「<支配>!アイツを殺せっ!!」
───すぐに<支配>し、獣を殺すよう指示を出す。
木はその枝で獣を殺そうと高速で動き出し、俺はその隙にまた別の木に走り、<支配《ドミネイト》>、そして指示を出す。
「はぁっ……はぁっ……」
獣に近づかれれば秒殺されるのは言うまでもない。だから、獣に背を向け逃げるように走りながら、手当たり次第に<支配《ドミネイト》>していく。
木が10メートル級であり獣に比べて大きいことは先程まで、俺にとって優位に働いていたが、今はただ木と木の距離が広くなる要因でしかない。
俺を窮地に追いやる1つの要素となっていた。
「…………」
新たに2本、3本と<支配>する木を増やすも、獣が木を殺す速度の方が若干早い。天が俺の敵とでもいうのか、全ての要素が俺を死へ至らしめようとしている。
ちらと後ろを振り返れば、<支配>したはずの木は、全て獣の餌食となっていた。<支配>を通して伝わってきたものの、実際に見るとその様子は悲惨としか言いようがない。
「<支配>ッ!───<支配>ッ!───<支配>ッ!───<支配>ッ!───」
ひたすらに<支配>を続けていく。
が、木の本数は着実に減ってきていた。少しずつであるが、木の殺される速度も加速度的に早くなっているように感じられる。
それでも俺は走り続けた。走りながらスキル名を叫ぶせいか、肺がズキズキと痛む。息も掠れ、足も疲れた。動く度に全身に激痛が走り、その場に倒れそうになる。
どれくらい走っただろうか。軽く30本は<支配《ドミネイト》>しながら走ってきたように思う。
距離にしてみれば大したことはないが、低いステータスと焦り、恐怖のせいで疲労は数十倍にも感じられた。
「はぁっ……はぁっ……ぐっ……」
呼吸もままならない。途中で喉に息がつっかえ、咳込んでしまう。
「ゴホッ……うぐっ……ゲホッ……!」
息が苦しい。何か話そうとしても、息を吸うことがまともにできず、ましてや話すように吐くことなど不可能に近い。例え最後の力で別の木へ行こうと、<支配《ドミネイト》>が使える状況にない。
木の残りは3本。いや、こうしているうちにも残りは2本に減る。
獣は確実にすぐ後ろに迫ってきている。死という贈り物を俺に届けるために。
ふと、女神の言っていた”無能”という言葉が脳裏に浮かぶ。必死に叫んだあの時とは違い、その”無能”さを正面から叩きつけられた気分だ。
───女神の言うとおり、死ぬのか。
あの時よりも強い死のビジョンが見えた。抵抗の気力もない俺に対し、待ち受けるのは確実な死。
それでも───
───諦めはしない、絶対に。
木の残りは0本。もう何も生き残る手段はない。
俺は振り返る。
いつ迫ったのか、目前に居るのは強大な獣。金髪は太陽の光を反射し、煌々とその姿を照らし出す。それが妙に神々しくもあり、禍々しくもある。
グルルゥ……
手こずらせたことを怒っているのか、それとも獲物にありつける喜びからか、俺にはわからないが、おそらく前者なのだろう。どことなく怒りを感じる目つきでこちらを睨んでいる。
「やれよ、クソ野郎」
ようやく呼吸が整い、俺は言葉を絞り出す。<支配《ドミネイト》>しようかと思ったが、触れることすらできないだろう。俺の知覚できない速度で移動する獣が、簡単に俺に触れられるようには思えなかった。
この世界は弱肉強食なのだ。
弱きものが強きものに食われるのは当たり前。今目の前にいる獣は上位者、つまり俺を食らう権利がある。
無駄な抵抗はしない。半殺しにされるよりは、ひと思いで殺された方がありがたい。
そんな俺の無気力さに獣も気付いたのだろう。
獣は颯爽と右足を大きく上げた。
それは知能なのか、はたまた本能なのかは定かでない。が、近づいてくれば簡単に殺せたものを、という気持ちは拭えずにいた。
グルルゥ……
獣が声を漏らす。
そしてそれと同時、獣は俺の視界から姿を消した。
「守れ!」
視覚で捉えることもできなければ、聴覚でも捉えることはできなかった。
唯一感じたものは、獣が飛び去った時に起こったであろう風圧のみ。
認識できる速度を遥かに超えていた為に俺の指示は少し遅れたが、それでも木はその枝を使い俺をより安全にすべく変える。俺を隙間なく囲うように形を変えた木だが、数秒経っても獣がそれを攻撃することはなかった。
獣の移動速度からして、数秒というのは長い時間。そして十分な時間だ。
それでもなお攻撃が来ないということは───
「逃げたか?それとも別の狙いが?」
と、そんな推測を立てたが、それは杞憂に終わる。
呟いた瞬間、一本の木が”殺された”のだ。
<支配>を通して、俺にはその感覚が届く。
支配していた一本の木の絶命。どこの木が、どのように死んだかという詳細までもが。
そもそも支配している木の数は少ないから、たかが一本と言えど、その被害は侮れはしない。百分の一と十分の一では、同じ一でもその価値に十倍以上の差がある。
しかし、今考えるべきはそこではない。
最も恐ろしいこと───それは、獣が知能を持って俺を攻撃してきている、ということだ。
「チッ!」
何よりも最悪の事態だ。
ただ本能のままに動く獣なら、どれほど相手にするのが容易だっただろう。知能がある相手では、相手がどれほどの知者なのか、それを考慮する必要が出てくる。
「木!アイツを捕えろ!」
防戦ではすぐに木が殺され尽くす。それではもう俺に切り札はない。
だから、こちらから仕掛ける。
俺の指示によって木が枝を伸ばし、獣を捕まえんと動いていく。
それに伴い、俺の視界から俺を守っていた木の一部が消え、目前がよく見えるようになった。
俺の目に写ったものは───高速で獣に近づく枝と、それを軽く避ける獣だ。
向かっていく枝を上に飛んで避け、着地の勢いで枝を折り、次に迫る枝は横にずれることで躱し、強大な爪で枝を切り裂く。
そこで行われているのは圧倒的な力による蹂躙。木の大きさや力強さなど関係なく、ただ獣がその身体能力を活かし、一方的に殺戮を行っている様子だった。
「勝てない…」
数で束になったところで勝てない。
簡単に出すことのできた答えは───俺の内心とは反し、とても危機的なものだった。
どれだけ喧嘩が強い人間でも、10人の人間に囲まれれば普通は勝てない。それが地球での常識だった。
だが、この世界では違う。圧倒的な個の力の前には数など無意味なのだ。
彼我の差は圧倒的。あまりにも距離が離れすぎている。最初の時は手を抜いていたか、遊んでいたのだろう。
一本、また一本と木たちが命を落としていくのを感じた。
───このままではすぐに殺される。
俺を動かしたのは純粋な恐怖心だった。先程までの威勢はどこへやら、ただただ生存への方法を全力で考えた。
残り3本になった木たちに獣の牽制を任せ、俺は別の木に向かい走り出す。
「はぁっ……はぁっ……」
ステータスも低いから、全力で走るとすぐに息が上がる。当たり前だ。体力を決定づけるであろうVITのステータスは最底辺のEなのだから。
仮に他の勇者であったなら生き残ることができたのだろうか。その問いに答えは出ない。ただ少なくとも高いステータスを利用することで、最低限”戦闘”と呼べる行為を行うことは出来たに違いない。
己の無力さを嘆きながらも、やっとの思いで別の木に辿り着く。近いはずなのに、今はその距離が異常に遠い。
そして───
「<支配>!アイツを殺せっ!!」
───すぐに<支配>し、獣を殺すよう指示を出す。
木はその枝で獣を殺そうと高速で動き出し、俺はその隙にまた別の木に走り、<支配《ドミネイト》>、そして指示を出す。
「はぁっ……はぁっ……」
獣に近づかれれば秒殺されるのは言うまでもない。だから、獣に背を向け逃げるように走りながら、手当たり次第に<支配《ドミネイト》>していく。
木が10メートル級であり獣に比べて大きいことは先程まで、俺にとって優位に働いていたが、今はただ木と木の距離が広くなる要因でしかない。
俺を窮地に追いやる1つの要素となっていた。
「…………」
新たに2本、3本と<支配>する木を増やすも、獣が木を殺す速度の方が若干早い。天が俺の敵とでもいうのか、全ての要素が俺を死へ至らしめようとしている。
ちらと後ろを振り返れば、<支配>したはずの木は、全て獣の餌食となっていた。<支配>を通して伝わってきたものの、実際に見るとその様子は悲惨としか言いようがない。
「<支配>ッ!───<支配>ッ!───<支配>ッ!───<支配>ッ!───」
ひたすらに<支配>を続けていく。
が、木の本数は着実に減ってきていた。少しずつであるが、木の殺される速度も加速度的に早くなっているように感じられる。
それでも俺は走り続けた。走りながらスキル名を叫ぶせいか、肺がズキズキと痛む。息も掠れ、足も疲れた。動く度に全身に激痛が走り、その場に倒れそうになる。
どれくらい走っただろうか。軽く30本は<支配《ドミネイト》>しながら走ってきたように思う。
距離にしてみれば大したことはないが、低いステータスと焦り、恐怖のせいで疲労は数十倍にも感じられた。
「はぁっ……はぁっ……ぐっ……」
呼吸もままならない。途中で喉に息がつっかえ、咳込んでしまう。
「ゴホッ……うぐっ……ゲホッ……!」
息が苦しい。何か話そうとしても、息を吸うことがまともにできず、ましてや話すように吐くことなど不可能に近い。例え最後の力で別の木へ行こうと、<支配《ドミネイト》>が使える状況にない。
木の残りは3本。いや、こうしているうちにも残りは2本に減る。
獣は確実にすぐ後ろに迫ってきている。死という贈り物を俺に届けるために。
ふと、女神の言っていた”無能”という言葉が脳裏に浮かぶ。必死に叫んだあの時とは違い、その”無能”さを正面から叩きつけられた気分だ。
───女神の言うとおり、死ぬのか。
あの時よりも強い死のビジョンが見えた。抵抗の気力もない俺に対し、待ち受けるのは確実な死。
それでも───
───諦めはしない、絶対に。
木の残りは0本。もう何も生き残る手段はない。
俺は振り返る。
いつ迫ったのか、目前に居るのは強大な獣。金髪は太陽の光を反射し、煌々とその姿を照らし出す。それが妙に神々しくもあり、禍々しくもある。
グルルゥ……
手こずらせたことを怒っているのか、それとも獲物にありつける喜びからか、俺にはわからないが、おそらく前者なのだろう。どことなく怒りを感じる目つきでこちらを睨んでいる。
「やれよ、クソ野郎」
ようやく呼吸が整い、俺は言葉を絞り出す。<支配《ドミネイト》>しようかと思ったが、触れることすらできないだろう。俺の知覚できない速度で移動する獣が、簡単に俺に触れられるようには思えなかった。
この世界は弱肉強食なのだ。
弱きものが強きものに食われるのは当たり前。今目の前にいる獣は上位者、つまり俺を食らう権利がある。
無駄な抵抗はしない。半殺しにされるよりは、ひと思いで殺された方がありがたい。
そんな俺の無気力さに獣も気付いたのだろう。
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