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第九部:大結界の中心
<閑話:二組の夫婦の子供 -1>
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ふいに小さな集落全体に響き渡るような激しい泣き声が響き渡る。
人里離れて隠れ暮らしている者としては身が縮こまる思いがするが仕方が無い。
いやいや・・・
『仕方が無い』ではなく『めでたい』と考えなくてはいかんな。
いかなる状況で有ろうと、子供が生まれる事はめでたいのだから。
それが我が子なら尚更だ。
成り行きから四人で逃避行を始めて、はや一年半以上が過ぎた。
気が付けばシャルティアは身重になっており・・・いやいや、これも他人事のように言ってはいかんな。
シャルティアが身重なのは、俺の子供を身籠もってくれたからなのだから。
ともかく、しばらく前から長い移動が差し障るようになってきたので、南部大森林の奥深くに潜むことにしたのだ。
俺は随分前に南部大森林を踏破した時、偶然に通りかかった獣人族の集落で一人の子供を助けた。
大人の獣人族なら大抵の魔獣はいなせるが、子供や老人となれば話は別だ。
魔獣の方だって馬鹿では無いから、大人の獣人族に無闇に襲いかかっていったりはしないが、子供が一人でフラフラと森を彷徨っていたりしたら、格好の餌食になるだろう。
そんな状況に偶然出くわし、魔獣を斃して子供を村に連れ帰ったら随分と感謝されたのだった。
ここまでの旅路は困難だったが、なんとかその集落に辿り着き、村の長に事情を話したところ、快く滞在を許してくれたのだ。
それに匿ってくれた獣人族達に、リリルア嬢の持っている薬と傷病に対する知識が随分と重宝がられたことも幸いだったな。
俺は当初、貴族の姫君やら侍女やらが食材や料理の知識など持っているはずも無かろうし、騎士であるフルーモアも論外・・・彼女らの食事の面倒は一から十まで俺の拙い知識と技量で世話してやるしか無いだろうと思っていたし、実際に野山の『食材』についての知識は予想通りだったが、三人の物覚えの良さと向上心の高さは相当なモノだ。
シャルティアも食べられる草木についてはアッと言う間に習得して日々の食材集めの一翼を担うほどになったし、正直に言ってフルーモアの狩りの腕前が俺よりも上になるのはそう遠くないと分かった。
そしてなによりもリリルア嬢の薬草全般に関する知識だ。
逃避行の途中でも、彼女が見つけてくる薬草を使った食事・・・リリルア嬢はそれを『薬膳』と呼んでいたが・・・それによって体調を整えることが出来ていたのは実感していた。
大きな怪我や病気はシャルティアの回復魔法が頼りだとしても、一カ所に長く留まらずに移動を繰り返していた、あんなに厳しい逃避行の最中でも日頃から三人とも体調を崩すことが少なかったのは、リリルア嬢の薬学知識のお陰だったのでは無いかと思っている。
そして、いかに丈夫な獣人族・・・アンスロープとは言え人族の一派だ。
怪我もすれば病気になる事だってある。
そして、人族であれば同じ治療や薬が有効なことが多いわけで・・・ひょんなことからリリルア嬢が持病に悩む老婆の病状を診てやり、森の薬草で手ずから作った薬を処方して以来、彼女は村の薬師のごとき扱いを受けるようになった。
何しろ、アンスロープ族には強い魔法を使える者がいない。
聞いたところによると、この村に限らずアンスロープの魔法使いはまずいないのだという。
種族全体が魔法に由来する強い膂力や変身力を備えているにも拘わらず因果なことだとは思うが、そういう種族なのだと言うからには仕方の無いことなのだろう。
回復魔法も無ければ、浄化も無し。
そういう彼らにとって、回復魔法を施せるシャルティアの存在以上に、『いったん習得すれば、将来も自分たち自身の手で使える』はずの薬草や薬学の知識は値千金だったらしい。
確かに、外部の人が滅多に訪れることも無いだろう山奥の、こんな辺鄙な集落で医療の知識など得られようはずも無いからな。
もちろん森に暮らすものとして持つ経験的な薬草の用法はあれど、リリルア嬢が家伝として学んでいたほど体系的な医療の知識に較べれば、児戯にも等しい。
おかげで、この村における俺たちの存在は『過去の義理で受け入れている』だけの存在から『日々の暮らしの助けとなる』存在へと格上げされ、シャルティアも腰を落ち着けて出産を迎えることが出来たのだ。
本当にあり難く、いくら感謝してもしたり無い。
「それはそうかも知れませんが、その手前の方が大きな事でございましょう、ランスさま?」
「ん、手前とは?」
ちょっとした会話の流れで、俺とシャルティア、そして産まれたばかりの我が子がリリルア嬢の存在にいかに助けられたかを口にすると、シャルティアは柔らかに微笑みながら言った。
「そもそも、あの国境間際の街道でランスさまが私たちを助けて下さらなかったら、いま、この子は存在すらしていないのですから」
「そんな事を言い出したらキリがない。もっと辿れば、俺がシャルティアと出会えたのもお前が刺客に追われたからだという事になってしまうぞ? その原因のお陰だともな?」
「それもまたそうですね。人の世とは無数の糸が絡まり合いつつ巡っているものだと実感いたします」
「この村の子供を遍歴の通りすがりに助けたのは随分と昔の話だったが、まさか、巡り巡って自分たちが逆に助けられることになるとは思いもしなかった。まこと、人の世とは分からんものだな...」
「昔からある『すべての行いはいずれ自分に返ってくるのだ』と言う格言は、こういう意味なのでございましょう」
「そうであろうな」
「とは言えランスさま、わたくしたち自身も、いつまでもこの村の方々に迷惑を掛けているわけにも参りません。この子の首が座って参りましたので、次にどうするかを考えておくべきかと存じます」
「うむ。人間とエルフがアンスロープの村に永住するというのも難しい話だし、この子もここで世間を知らずに育つのは、後々になって苦労の元になるだろう。幸い、南部大森林に入ってからは追っ手とおぼしき魔獣の群に襲われることも無かったが、ここまで長く滞在していれば、いつ何時やってこないとも限らん」
「そうでございますね。なにより『いつ襲われるか分からない』という状況が、この子のためにならないかと」
「だなぁ...」
「お考えがあるのでしょうランスさま?」
「まあな。以前にも話したことだが、いっそ南方大陸に渡ってしまおうかと思う。あそこは完全な『外国』だ。つまり我らと同じように、追っ手を差し向ける側にとっても勝手が効かない土地だ。一方的に追われる側という立場を少しは和らげられるかと思う」
「そうでございますね」
「賛成してくれるか?」
「元より、わたくしがランスさまのお考えに従わないなど有り得ません。ですが、一つだけ私にも考えがございます」
「もちろん何でも言って欲しいし、反対意見だから口にしないなど、俺たちの間で有ってはならないことだ」
「ランスさまらしいですわ」
「ともかく、シャルティアの考えとは?」
「この子のことです。南方大陸に逃れたとしても恐らくは私と一緒にいる限り、いつまでも逃避行が続くことでしょう」
シャルティアの言いたいことはすぐに分かった。
そして、それは俺自身も一つの可能性として脳裏に浮かんだことのある選択肢の一つだった。
ただ、俺の口から言う気になれない話だったが・・・
「フルーモアとリリルア嬢か?」
「左様で御座います。やはりランスさまもお考えでしたか...」
「まあな」
「以前にランスさまが仰ったように、あの二人はわたくしに忠誠を捧げて下さっております。誠に有り難いことでございますが、同時になんとも心苦しいことでもありますから」
「それは分かっている。シャルティアは心優しいからな」
「あの時、仮に『わたくしを守る以上に大切なこと』が出て来ない限りは、二人が自分から私の側を辞すことは無いだろうとランスさまが仰いましたが、今がその機会なのかと...辛いですけれど」
つまり、あの二人に我が子を託して、俺とシャルティアの二人だけで南方大陸へ逃れるという話だ。
端から見れば、我が身の可愛さに子を置き去りにして逃げたように見えるかもしれないが、無論そうではない。
むしろ、この子にとっては安全なのは、レスティーユ家の爵位継承者の一人である実の母親と離れることなのだから。
人里離れて隠れ暮らしている者としては身が縮こまる思いがするが仕方が無い。
いやいや・・・
『仕方が無い』ではなく『めでたい』と考えなくてはいかんな。
いかなる状況で有ろうと、子供が生まれる事はめでたいのだから。
それが我が子なら尚更だ。
成り行きから四人で逃避行を始めて、はや一年半以上が過ぎた。
気が付けばシャルティアは身重になっており・・・いやいや、これも他人事のように言ってはいかんな。
シャルティアが身重なのは、俺の子供を身籠もってくれたからなのだから。
ともかく、しばらく前から長い移動が差し障るようになってきたので、南部大森林の奥深くに潜むことにしたのだ。
俺は随分前に南部大森林を踏破した時、偶然に通りかかった獣人族の集落で一人の子供を助けた。
大人の獣人族なら大抵の魔獣はいなせるが、子供や老人となれば話は別だ。
魔獣の方だって馬鹿では無いから、大人の獣人族に無闇に襲いかかっていったりはしないが、子供が一人でフラフラと森を彷徨っていたりしたら、格好の餌食になるだろう。
そんな状況に偶然出くわし、魔獣を斃して子供を村に連れ帰ったら随分と感謝されたのだった。
ここまでの旅路は困難だったが、なんとかその集落に辿り着き、村の長に事情を話したところ、快く滞在を許してくれたのだ。
それに匿ってくれた獣人族達に、リリルア嬢の持っている薬と傷病に対する知識が随分と重宝がられたことも幸いだったな。
俺は当初、貴族の姫君やら侍女やらが食材や料理の知識など持っているはずも無かろうし、騎士であるフルーモアも論外・・・彼女らの食事の面倒は一から十まで俺の拙い知識と技量で世話してやるしか無いだろうと思っていたし、実際に野山の『食材』についての知識は予想通りだったが、三人の物覚えの良さと向上心の高さは相当なモノだ。
シャルティアも食べられる草木についてはアッと言う間に習得して日々の食材集めの一翼を担うほどになったし、正直に言ってフルーモアの狩りの腕前が俺よりも上になるのはそう遠くないと分かった。
そしてなによりもリリルア嬢の薬草全般に関する知識だ。
逃避行の途中でも、彼女が見つけてくる薬草を使った食事・・・リリルア嬢はそれを『薬膳』と呼んでいたが・・・それによって体調を整えることが出来ていたのは実感していた。
大きな怪我や病気はシャルティアの回復魔法が頼りだとしても、一カ所に長く留まらずに移動を繰り返していた、あんなに厳しい逃避行の最中でも日頃から三人とも体調を崩すことが少なかったのは、リリルア嬢の薬学知識のお陰だったのでは無いかと思っている。
そして、いかに丈夫な獣人族・・・アンスロープとは言え人族の一派だ。
怪我もすれば病気になる事だってある。
そして、人族であれば同じ治療や薬が有効なことが多いわけで・・・ひょんなことからリリルア嬢が持病に悩む老婆の病状を診てやり、森の薬草で手ずから作った薬を処方して以来、彼女は村の薬師のごとき扱いを受けるようになった。
何しろ、アンスロープ族には強い魔法を使える者がいない。
聞いたところによると、この村に限らずアンスロープの魔法使いはまずいないのだという。
種族全体が魔法に由来する強い膂力や変身力を備えているにも拘わらず因果なことだとは思うが、そういう種族なのだと言うからには仕方の無いことなのだろう。
回復魔法も無ければ、浄化も無し。
そういう彼らにとって、回復魔法を施せるシャルティアの存在以上に、『いったん習得すれば、将来も自分たち自身の手で使える』はずの薬草や薬学の知識は値千金だったらしい。
確かに、外部の人が滅多に訪れることも無いだろう山奥の、こんな辺鄙な集落で医療の知識など得られようはずも無いからな。
もちろん森に暮らすものとして持つ経験的な薬草の用法はあれど、リリルア嬢が家伝として学んでいたほど体系的な医療の知識に較べれば、児戯にも等しい。
おかげで、この村における俺たちの存在は『過去の義理で受け入れている』だけの存在から『日々の暮らしの助けとなる』存在へと格上げされ、シャルティアも腰を落ち着けて出産を迎えることが出来たのだ。
本当にあり難く、いくら感謝してもしたり無い。
「それはそうかも知れませんが、その手前の方が大きな事でございましょう、ランスさま?」
「ん、手前とは?」
ちょっとした会話の流れで、俺とシャルティア、そして産まれたばかりの我が子がリリルア嬢の存在にいかに助けられたかを口にすると、シャルティアは柔らかに微笑みながら言った。
「そもそも、あの国境間際の街道でランスさまが私たちを助けて下さらなかったら、いま、この子は存在すらしていないのですから」
「そんな事を言い出したらキリがない。もっと辿れば、俺がシャルティアと出会えたのもお前が刺客に追われたからだという事になってしまうぞ? その原因のお陰だともな?」
「それもまたそうですね。人の世とは無数の糸が絡まり合いつつ巡っているものだと実感いたします」
「この村の子供を遍歴の通りすがりに助けたのは随分と昔の話だったが、まさか、巡り巡って自分たちが逆に助けられることになるとは思いもしなかった。まこと、人の世とは分からんものだな...」
「昔からある『すべての行いはいずれ自分に返ってくるのだ』と言う格言は、こういう意味なのでございましょう」
「そうであろうな」
「とは言えランスさま、わたくしたち自身も、いつまでもこの村の方々に迷惑を掛けているわけにも参りません。この子の首が座って参りましたので、次にどうするかを考えておくべきかと存じます」
「うむ。人間とエルフがアンスロープの村に永住するというのも難しい話だし、この子もここで世間を知らずに育つのは、後々になって苦労の元になるだろう。幸い、南部大森林に入ってからは追っ手とおぼしき魔獣の群に襲われることも無かったが、ここまで長く滞在していれば、いつ何時やってこないとも限らん」
「そうでございますね。なにより『いつ襲われるか分からない』という状況が、この子のためにならないかと」
「だなぁ...」
「お考えがあるのでしょうランスさま?」
「まあな。以前にも話したことだが、いっそ南方大陸に渡ってしまおうかと思う。あそこは完全な『外国』だ。つまり我らと同じように、追っ手を差し向ける側にとっても勝手が効かない土地だ。一方的に追われる側という立場を少しは和らげられるかと思う」
「そうでございますね」
「賛成してくれるか?」
「元より、わたくしがランスさまのお考えに従わないなど有り得ません。ですが、一つだけ私にも考えがございます」
「もちろん何でも言って欲しいし、反対意見だから口にしないなど、俺たちの間で有ってはならないことだ」
「ランスさまらしいですわ」
「ともかく、シャルティアの考えとは?」
「この子のことです。南方大陸に逃れたとしても恐らくは私と一緒にいる限り、いつまでも逃避行が続くことでしょう」
シャルティアの言いたいことはすぐに分かった。
そして、それは俺自身も一つの可能性として脳裏に浮かんだことのある選択肢の一つだった。
ただ、俺の口から言う気になれない話だったが・・・
「フルーモアとリリルア嬢か?」
「左様で御座います。やはりランスさまもお考えでしたか...」
「まあな」
「以前にランスさまが仰ったように、あの二人はわたくしに忠誠を捧げて下さっております。誠に有り難いことでございますが、同時になんとも心苦しいことでもありますから」
「それは分かっている。シャルティアは心優しいからな」
「あの時、仮に『わたくしを守る以上に大切なこと』が出て来ない限りは、二人が自分から私の側を辞すことは無いだろうとランスさまが仰いましたが、今がその機会なのかと...辛いですけれど」
つまり、あの二人に我が子を託して、俺とシャルティアの二人だけで南方大陸へ逃れるという話だ。
端から見れば、我が身の可愛さに子を置き去りにして逃げたように見えるかもしれないが、無論そうではない。
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