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第八部:遺跡と遺産
<閑話:スライと王女の外出>
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ライノは俺にこう言った。
『ジェルメーヌ王女が出掛ける時に護衛してやってくれないか?』と。
もちろん俺は、『傭兵上がりなんかに王女様の護衛は不相応だろ』と断ろうとしたが、事情を聞いて致し方ないと受け入れた。
腐っても王女・・・いや、この言い方は不敬だな。
いかに周囲に悪い噂を立てられていたとは言え、王女様は王女様だ。
いかにフェリクス王子の計略があったとは言え、本来なら我が身を盾にしてでも王女を守るはずの家臣達に、面白おかしく茶飲み話のネタにされてたなんて、本当に胸くそ悪い。
パトリック陛下はもちろん、内政の総責任者のはずのオブラン卿は何してたんだ?って思わなくもないが、まあ『性根の曲がってるヤツほど口先と立ち回りに卓越してる』ってのも事実だ。
俺自身、家を出てからの長い傭兵暮らしで、そういう手合いは嫌と言うほど見てきたからな。
傭兵にだってそういう阿呆がいて、口八丁で仕事を受けておきながら、楽で美味しいところだけ持っていこうと虎視眈々だったりする。
まあ、傭兵仲間ならまだいい。
イザって時はこっちも対等にやり合える。
始末に負えないのは『雇い主側』にそういうのが混じってる時だ。
それは大きな商家の番頭だったり、貴族家の騎士だったり、時には正規兵の指揮官だったりすることもある。
そういう連中がいつも考えていることは明快だ。
手柄があれば自分のものにし、失敗があれば誰かのせいにする・・・自分より上の立場のヤツに認めて貰って出世することしか頭にないから、物事を『他人の評価』でしか考えられない。
つまり、商家だろうが武家だろうが『人を率いるには最低最悪』なタイプが、往々にしてそういう立場にちゃっかり座っていたりするワケだ。
まじで面倒だぜ。
仕方ないけどよ・・・
コッチとしては、ともかく雇い主側の人物を見抜いて、裏切られないように、あるいは裏切られても傷を負わないように上手く立ち回るしか無い。
だから、例えばアンスロープ族の戦士のように『人に騙される』という意識を持ちにくい連中は、どんなに強くてもアッと言う間に消耗品にされちまうんだよ。
いや・・・今はそんなことはどうでも良かった。
問題なのはライノに押しつけられた役回りのことだ。
ジェルメーヌ王女が出掛ける時に護衛する・・・
それはまあいい、納得したぜ?
なんで現役の王女様が、市井に降りるタチアナに対して妹のように振る舞っているのか良く分からないけど、まあ、それもいい。
ライノは、今回のジェルメーヌ王女はお忍びってだけじゃ無く、王宮では決して出来なかった、庶民のような自由な振る舞いを体験したがってるんだって言う話をしてたから、その気持ちも分かると言えば分かる。
俺自身、以前は気ままな傭兵暮らしを満喫して、二度と貴族家なんかに戻るもんかって思ってたからな。
近々アランの、つまり商家の嫁になって貴族家から出るタチアナに『町娘』的な振る舞いを教えて貰えば、きっと自分も一般市民に成りきって街歩きが出来るとか思ったんじゃねえかな?
それに、タチアナもジェルメーヌ王女と一緒にいるのが意外と楽しそうだし・・・タチアナの笑顔は値千金だ。
タチアナが買い物に行く時に必ずアランが付いていくのも構わない。
いや、むしろ有り難い。
俺が家を出る前は、タチアナが服を誂えるとか装飾品を新調するとかって話になると、それに付き合わされるのは俺の役目だった。
アッチの服がいいか、コッチの服がいいか、それともさっきの服がいいか、納得いくまで延々と感想を言わされるのだ。
まあ、タチアナのためだと思えば苦にはならないけど、かと言って得意な訳じゃあ無い。
だいたい、女性のドレスの何がどうなんて俺に聞かれても、『綺麗だ』『可愛い』『いい色だな』の三つくらいで表現が終わってしまうぞ?
それに較べて、アランはボキャブラリーが豊富だ。
タチアナが本当に喜ぶツボを心得てると言うかなんと言うか・・・よくまあ、あんなに色々な形容が出てくるもんだって感心するぜ。
とても俺には出来ねえ。
問題なのは、タチアナがアランと出掛ける時には、必ずジェルメーヌ王女も付いていこうとする、あるいはタチアナの方から連れて行こうとするワケだが、そうなると必然的に『俺も引っ張り出される』ってコトだ。
もちろんライノには『ジェルメーヌ王女が外出する時は護衛する』って約束しちまったから、そのこと自体に意義は無い。
そのこと自体には。
納得いかねえのは、なぜか『護衛』が店の中まで引き摺り込まれて、ジェルメーヌ王女に『町娘の服はどれが似合うと思うか?』とか、『既婚女性となった時に身に着けるアクセサリーにはどれが相応しいか?』とかを答えさせられることだよ。
そしてジェルメーヌ王女の表情は、明らかにアランのような詩心に満ちた賛辞が俺の口からも出てくることを期待している。
無理。
絶対に俺には無理。
タチアナがフォローしてくれるからいいようなものの、もしも俺とジェルメーヌ王女の二人きりだったら、氷のような時間が流れる気がするぜ?
大体、そういう時の護衛っていうのは、店の入り口に陣取って不審な輩が入ってこないように見張ってるのが仕事だと思うんだけどよ・・・
だから第三者目線で見れば、どう考えても『タチアナとアラン』のカップルと、『ジェルメーヌ王女と俺』という、二組のカップルが仲良く買い物したり街を歩いたりしてるって話になる。
俺がジェルメーヌ王女よりも十以上も年上だってことも関係ない。
あと、見た目の不釣り合いさもな。
ともかく、それなりの年齢の男女がいれば周りがそう見るのも無理ねえって話だ。
まあそれでも、商家の娘になりきるための買物は、まだ仕方が無いだろう。
王女のご希望に添うためには必須と言ってもいい。
でもピクニックは、少し違うって気がしたね。
目的地はアルティントの街からそう離れていないラクロワ家の狩猟地だったから、それこそジェルメーヌ王女の身元がバレてて刺客に襲われるって事でも起きない限り、危険ってホドのことはまず起きるはずが無い。
ハズは無いけど、その『もしも』に備えるのが護衛の役目だな。
道中はラクロワ子爵領・・・もとい、ラクロワ伯爵領の景色を説明しながら時間を持たせたけど、目的地に着いたらジェルメーヌ王女から同じ敷物に座るように要求された。
俺もアランもジェルメーヌ王女の前で取り繕うというか、『王族への礼儀』を気にするのは、王女自身の希望を汲んでとうに止めていたので、遠慮無く敷物の上にどっかりと腰を下ろし、美しい景色を眺めながらランチとワインに舌鼓を打った。
天気の良い日だった。
ここサラサスは、冬でも野外で昼寝が出来るほど暖かく感じることも多い。
むしろ陽射しの強い日は上着を暑く感じることさえ有るほどだ。
アランはもちろんタチアナと同じ敷物の上に座っていたのだが、食事が一段落付くと足を投げ出して寛ぎ始めた。
すると、タチアナはアランの肩を自分の方に引き寄せて、彼の頭を自分の膝の上に乗せさせた・・・おおぅ、俗に言う『膝枕』ってヤツだ。
家族と王女の前でマジか? とは一瞬思ったけど、むしろコイツらはそれでいいのだ。
これまで不自由な思いばかりしてきたタチアナには、これから自由に奔放に生きて欲しいとすら思う。
少々のことならアランが守ってくれるだろう。
それでダメなら俺が出る。
そう考えて、幸せそうなタチアナに見入っていたら、不意に横からの強い視線を感じた。
そちらに目をやると、ジェルメーヌ王女が俺の顔を射貫かんばかりの目で見つつ、自分のスカートの上で手を彷徨わせている。
「あの...スライさまはお寛ぎにならないのですか?」
「十分に寛いでますよ?」
「いえ、その、アランさまのようにお寛ぎになったりはされないのかと...」
「えっと?」
「あの...も、もしよろしければ、私がスライさまに、タチアナ御姉様と同じようにして差し上げますわ...」
「え? いやいやいや、さすがにそこまで傍若無人な振る舞いは出来ませんよ。それにアランとタチアナは、もう婚礼が決まってますからね。本来の立場は忘れるとしても、俺が未婚女性にくっ付く訳にはいかないでしょう?」
「で、でしたら!...でしたらスライさまがわたくしを、め、め、娶って下されば良いのですわ!」
「は?」
「お顔に触れても、ひ、膝枕をさせて頂いたとしても、スライさまがわたくしを娶って下さるのなら、なにも問題はございません!」
「いや、どういう...」
思考が止まる、いや固まる。
この王女様は一体何を言い出しているのか?
「...スライさまは、わたくしの様な女はお嫌いでしょうか?」
「まさか...」
そこまで言いかけたところで、今度は正面から視線を感じる。
タチアナもアランもこっちを見ながらニコニコしていた。
こいつら・・・ひょっとすると二人とも、ここでジェルメーヌ王女が何を言い出すのか分かっていやがったな!
『ジェルメーヌ王女が出掛ける時に護衛してやってくれないか?』と。
もちろん俺は、『傭兵上がりなんかに王女様の護衛は不相応だろ』と断ろうとしたが、事情を聞いて致し方ないと受け入れた。
腐っても王女・・・いや、この言い方は不敬だな。
いかに周囲に悪い噂を立てられていたとは言え、王女様は王女様だ。
いかにフェリクス王子の計略があったとは言え、本来なら我が身を盾にしてでも王女を守るはずの家臣達に、面白おかしく茶飲み話のネタにされてたなんて、本当に胸くそ悪い。
パトリック陛下はもちろん、内政の総責任者のはずのオブラン卿は何してたんだ?って思わなくもないが、まあ『性根の曲がってるヤツほど口先と立ち回りに卓越してる』ってのも事実だ。
俺自身、家を出てからの長い傭兵暮らしで、そういう手合いは嫌と言うほど見てきたからな。
傭兵にだってそういう阿呆がいて、口八丁で仕事を受けておきながら、楽で美味しいところだけ持っていこうと虎視眈々だったりする。
まあ、傭兵仲間ならまだいい。
イザって時はこっちも対等にやり合える。
始末に負えないのは『雇い主側』にそういうのが混じってる時だ。
それは大きな商家の番頭だったり、貴族家の騎士だったり、時には正規兵の指揮官だったりすることもある。
そういう連中がいつも考えていることは明快だ。
手柄があれば自分のものにし、失敗があれば誰かのせいにする・・・自分より上の立場のヤツに認めて貰って出世することしか頭にないから、物事を『他人の評価』でしか考えられない。
つまり、商家だろうが武家だろうが『人を率いるには最低最悪』なタイプが、往々にしてそういう立場にちゃっかり座っていたりするワケだ。
まじで面倒だぜ。
仕方ないけどよ・・・
コッチとしては、ともかく雇い主側の人物を見抜いて、裏切られないように、あるいは裏切られても傷を負わないように上手く立ち回るしか無い。
だから、例えばアンスロープ族の戦士のように『人に騙される』という意識を持ちにくい連中は、どんなに強くてもアッと言う間に消耗品にされちまうんだよ。
いや・・・今はそんなことはどうでも良かった。
問題なのはライノに押しつけられた役回りのことだ。
ジェルメーヌ王女が出掛ける時に護衛する・・・
それはまあいい、納得したぜ?
なんで現役の王女様が、市井に降りるタチアナに対して妹のように振る舞っているのか良く分からないけど、まあ、それもいい。
ライノは、今回のジェルメーヌ王女はお忍びってだけじゃ無く、王宮では決して出来なかった、庶民のような自由な振る舞いを体験したがってるんだって言う話をしてたから、その気持ちも分かると言えば分かる。
俺自身、以前は気ままな傭兵暮らしを満喫して、二度と貴族家なんかに戻るもんかって思ってたからな。
近々アランの、つまり商家の嫁になって貴族家から出るタチアナに『町娘』的な振る舞いを教えて貰えば、きっと自分も一般市民に成りきって街歩きが出来るとか思ったんじゃねえかな?
それに、タチアナもジェルメーヌ王女と一緒にいるのが意外と楽しそうだし・・・タチアナの笑顔は値千金だ。
タチアナが買い物に行く時に必ずアランが付いていくのも構わない。
いや、むしろ有り難い。
俺が家を出る前は、タチアナが服を誂えるとか装飾品を新調するとかって話になると、それに付き合わされるのは俺の役目だった。
アッチの服がいいか、コッチの服がいいか、それともさっきの服がいいか、納得いくまで延々と感想を言わされるのだ。
まあ、タチアナのためだと思えば苦にはならないけど、かと言って得意な訳じゃあ無い。
だいたい、女性のドレスの何がどうなんて俺に聞かれても、『綺麗だ』『可愛い』『いい色だな』の三つくらいで表現が終わってしまうぞ?
それに較べて、アランはボキャブラリーが豊富だ。
タチアナが本当に喜ぶツボを心得てると言うかなんと言うか・・・よくまあ、あんなに色々な形容が出てくるもんだって感心するぜ。
とても俺には出来ねえ。
問題なのは、タチアナがアランと出掛ける時には、必ずジェルメーヌ王女も付いていこうとする、あるいはタチアナの方から連れて行こうとするワケだが、そうなると必然的に『俺も引っ張り出される』ってコトだ。
もちろんライノには『ジェルメーヌ王女が外出する時は護衛する』って約束しちまったから、そのこと自体に意義は無い。
そのこと自体には。
納得いかねえのは、なぜか『護衛』が店の中まで引き摺り込まれて、ジェルメーヌ王女に『町娘の服はどれが似合うと思うか?』とか、『既婚女性となった時に身に着けるアクセサリーにはどれが相応しいか?』とかを答えさせられることだよ。
そしてジェルメーヌ王女の表情は、明らかにアランのような詩心に満ちた賛辞が俺の口からも出てくることを期待している。
無理。
絶対に俺には無理。
タチアナがフォローしてくれるからいいようなものの、もしも俺とジェルメーヌ王女の二人きりだったら、氷のような時間が流れる気がするぜ?
大体、そういう時の護衛っていうのは、店の入り口に陣取って不審な輩が入ってこないように見張ってるのが仕事だと思うんだけどよ・・・
だから第三者目線で見れば、どう考えても『タチアナとアラン』のカップルと、『ジェルメーヌ王女と俺』という、二組のカップルが仲良く買い物したり街を歩いたりしてるって話になる。
俺がジェルメーヌ王女よりも十以上も年上だってことも関係ない。
あと、見た目の不釣り合いさもな。
ともかく、それなりの年齢の男女がいれば周りがそう見るのも無理ねえって話だ。
まあそれでも、商家の娘になりきるための買物は、まだ仕方が無いだろう。
王女のご希望に添うためには必須と言ってもいい。
でもピクニックは、少し違うって気がしたね。
目的地はアルティントの街からそう離れていないラクロワ家の狩猟地だったから、それこそジェルメーヌ王女の身元がバレてて刺客に襲われるって事でも起きない限り、危険ってホドのことはまず起きるはずが無い。
ハズは無いけど、その『もしも』に備えるのが護衛の役目だな。
道中はラクロワ子爵領・・・もとい、ラクロワ伯爵領の景色を説明しながら時間を持たせたけど、目的地に着いたらジェルメーヌ王女から同じ敷物に座るように要求された。
俺もアランもジェルメーヌ王女の前で取り繕うというか、『王族への礼儀』を気にするのは、王女自身の希望を汲んでとうに止めていたので、遠慮無く敷物の上にどっかりと腰を下ろし、美しい景色を眺めながらランチとワインに舌鼓を打った。
天気の良い日だった。
ここサラサスは、冬でも野外で昼寝が出来るほど暖かく感じることも多い。
むしろ陽射しの強い日は上着を暑く感じることさえ有るほどだ。
アランはもちろんタチアナと同じ敷物の上に座っていたのだが、食事が一段落付くと足を投げ出して寛ぎ始めた。
すると、タチアナはアランの肩を自分の方に引き寄せて、彼の頭を自分の膝の上に乗せさせた・・・おおぅ、俗に言う『膝枕』ってヤツだ。
家族と王女の前でマジか? とは一瞬思ったけど、むしろコイツらはそれでいいのだ。
これまで不自由な思いばかりしてきたタチアナには、これから自由に奔放に生きて欲しいとすら思う。
少々のことならアランが守ってくれるだろう。
それでダメなら俺が出る。
そう考えて、幸せそうなタチアナに見入っていたら、不意に横からの強い視線を感じた。
そちらに目をやると、ジェルメーヌ王女が俺の顔を射貫かんばかりの目で見つつ、自分のスカートの上で手を彷徨わせている。
「あの...スライさまはお寛ぎにならないのですか?」
「十分に寛いでますよ?」
「いえ、その、アランさまのようにお寛ぎになったりはされないのかと...」
「えっと?」
「あの...も、もしよろしければ、私がスライさまに、タチアナ御姉様と同じようにして差し上げますわ...」
「え? いやいやいや、さすがにそこまで傍若無人な振る舞いは出来ませんよ。それにアランとタチアナは、もう婚礼が決まってますからね。本来の立場は忘れるとしても、俺が未婚女性にくっ付く訳にはいかないでしょう?」
「で、でしたら!...でしたらスライさまがわたくしを、め、め、娶って下されば良いのですわ!」
「は?」
「お顔に触れても、ひ、膝枕をさせて頂いたとしても、スライさまがわたくしを娶って下さるのなら、なにも問題はございません!」
「いや、どういう...」
思考が止まる、いや固まる。
この王女様は一体何を言い出しているのか?
「...スライさまは、わたくしの様な女はお嫌いでしょうか?」
「まさか...」
そこまで言いかけたところで、今度は正面から視線を感じる。
タチアナもアランもこっちを見ながらニコニコしていた。
こいつら・・・ひょっとすると二人とも、ここでジェルメーヌ王女が何を言い出すのか分かっていやがったな!
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