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第四部:郊外の屋敷
Part-1:大公家と伯爵家 〜 美しい街並み
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キュリス・サングリアは、美しい街だった。
「建物に使ってる石が白いのって、なんでだろーね?」
「近くの石切り場から出るのがこれなんだろうけど、いい感じだよな」
「ちょっとだけ岩塩採掘場を思い出しちゃった」
「ひょっとすると近いかもな?」
「そーなの?」
「白い石は岩塩と同じように、昔は海の底だったところの土が乾いて固まって石になったって話も聞いたことがあるんだ。それで、希に石の中から貝殻とか出てくることがあるってさ」
「へー!」
その話がどこまで本当かは知らないけど、街並みが綺麗なことに間違いはない。
「人がたーくさん住んでる場所の割にちびっ子が多いのは、きっと、この水路のお陰かなー」
「ああ、そうだな...なんでもすぐに流されて溜まりにくいから、街全体が清涼さを保ちやすいんだろう」
「でもさー、フォーフェンの破邪衆寄り合い所のウェインスさんって、王都に住んで魔物狩りしてたー...みたいなこと言ってたじゃない?」
「そりゃあ人が多いと、どうしても悪い思いっていうか邪念も渦巻くからな。やっぱり溜まっちまう場所はあるだろうし、そういうところから思念の魔物が湧き出てくるのは防げないよ」
「そんなもん?」
「程度問題だけど、人が増えれば仕方ないさ」
「人と魔物は切っても切れない、って感じだねー」
「時々ふっと思うんだけどな...前にアスワンから『猿に魔力が取り込まれて人族が生まれた』って聞いたけど、本当は猿に純粋な魔力が取り込まれたんじゃなくて、魔物が猿に取り憑いて人が生まれたんじゃないかって気がする時があるよ」
「えー、だったら、その最初の魔物はどっから出てきたのよー?」
「さあ?」
「最初の卵を産んだ鶏はどっから出てきたの? って感じー」
「それかアレだ。お前の言ってたウロボロスの蛇?」
「あれは飲み込んでるんだよ?」
「だから逆に考えて、自分で自分を吐き出してるとか」
「やーっ! 気持ち悪いこと言わないでー!」
「でも、俺が自分の革袋から自分を出しても似たようなもんだろ?」
「試さないでよねー!」
例によって馬鹿なやり取りを楽しみつつ、水路に沿って街を歩く。
貴族街を出て市場の近くに来るまでは馬車に乗ってきたけれど、やっぱり、こうやって歩いている方が街の様子が良く分かって楽しい。
市場に近づくにつれて周囲がどんどん賑わってきて、人々の声や行き交う馬車の音が生み出す喧噪が大きくなる。
フォーフェンの市場も賑わっていたけど、ここはまた何か違う雰囲気だな・・・と思って気が付いた。
立ち並ぶ店の造りがしっかりしているのだ。
「なんかさー、色々と立派よねー」
パルミュナも同時に同じ事を感じていたらしいのが面白い。
広場に出ている露天商でも、ガッシリした木枠の屋根を持つ店を構えていて、『縛った棒に布を掛けてとりあえず屋根にしました』みたいな簡素な店は少ないし、屋根なしの店は無いに等しいくらいだ。
「さすがは王都って処なんだろうな。店の造りが大体似通ってるから、フォーフェンに較べると組合の決まりとかも色々あるんだろうけど」
「組合かー、同じ仕事をしてる人達の集まりだっけー?」
「ああ、団結してお互いに守り合うための組織だな」
「でも、同じ商売してる相手だったらさー、それってむしろ『商売敵』じゃ無いの?」
「そうだけど、なんでも競争するより足並み揃えた方がお互いに良いことって沢山あるんだよ」
「例えばー?」
「値段とか」
「ん?」
「誰かが品物を極端に安く売って客を集めたりすると、他のみんなが売れなくなって困る。だから値段を揃えるとか」
「それって、買う人が困るじゃん!」
「ああ。その代わりに質の悪いものは売らせないとかで、一応バランスを取るんだ。ま、結局は売る側の都合だけどな」
「へー」
「まあ結局なんでも思い通りには行かないし、あんまり値段を高く決めたりすると領主に怒られて処罰されたりすることもあるから、良いも悪いも色々だけど」
「それでも組合がある方が良いからやるんだろうねー」
「良いこと悪いこと両方あるけど、押し並べて考えれば人を沢山集めて力を合わせた方がメリットが大きいんだよ」
「商売も戦争もおんなじかー」
「人が集まった組織ってのはそんなもんさ」
「ふーん...」
大勢の人の力を集めたのが国家だと姫様も言ってたし、パルミュナ自身も『人の世は、みんなで作っていくモノなんでしょ?』って俺に言ってたじゃないか・・・
パルミュナは、ちょっと物思いに耽るような表情をして露天商を覗き込んでいる。
扱っている品物は他愛の無い日用品らしく、とてもパルミュナが興味を抱くような代物だとは思えない。
しばらく台の上を眺めていたパルミュナは、急に俺を振り返って言った。
「エルスカインってさー、そーゆー組織の名前なの? それとも、そいつ自身の名前なのかなー?」
ああ、そこに思いを巡らせていたのか・・・
「俺もそれはずっと考えてるんだ。最初にガルシリス城でエルスカインと対峙した時は、アイツが『儂らが』って言ってたから単純に組織って言うか団体って言うか、そういうものだと思ってた」
「うん、その話をレビリスとしてたよねー」
「いまにして思えば、ハートリー村に紛れ込んでたホムンクルスが自分たちの存在を指して言ったのかもしれないなって思うけどな。でも、あのシーベル家に潜り込んでいたホムンクルスのカルヴィノは、初めて実物を見たエルスカインの配下だろ? だけど、ホムンクルスを普通の人だとは言い難いよな...」
「ホムンクルスは魔物よ、魔物。魔獣でも無くって、ま・も・の」
「ああ。でな、行商人のジーターも魂を持つホムンクルスだった可能性はあるし、推測だけど、姫様やゲオルグ君の体を持ち去るつもりだった転移門を稼働させていた魔法使いなんかも、そうじゃないかなって気がしてるんだ」
「つまりー?」
「つまり...ひょっとしたら、エルスカインの手下に『普通の人族』はいないんじゃないか?って、そんな気がしてきたんだよ。人と呼べるのはせいぜい金で雇ってポリノー村を支配していたゴロツキぐらいでさ...でも、あれもきっと期間限定の臨時雇いだ」
「なるほどねー。『人』がいないと...あり得ない話じゃ無いかなー。でもさー、お兄ちゃんはなんでそう感じたの?」
「知ってると思うけど、俺はカルヴィノを殺してない」
「うん」
「いま生きてるかどうか分からないけど、ミルシュラントから出て南方大陸にでも渡れと言って放逐した」
「そんな感じかなーって思ってた」
「王都までずっとギュンター卿も一緒だったし、姫様やシンシアさんに言うと心配されそうだから黙ってたけどな」
「気にしないと思うけどねー...でも、なんで逃がしてあげたの?」
「確かにアイツは身勝手で利己的な男だった。ただ、それと同時に妹が可愛いだけで回りが見えなくなってた、どうしようもない馬鹿な男だったのさ」
「お兄ちゃんみたいだー!」
「うるさいわ。自覚有るけど」
「有るんだ?」
「ほっとけ。たぶん、エルスカインはあいつの妹を殺しておいて、自分の手下になれば妹を生き返らせてやると吹き込んだんだと思う。ついでにホムンクルスになれば永遠の命が手に入るってな」
「悪辣ーっ!」
「だってエルスカインだぜ? ギュンター家の森でカルヴィノと話した時、あいつはホムンクルスでも肉体の寿命が来たら死ぬって事も分かってなかったし、新しい体を造って延命させて貰えるかどうかはエルスカイン次第だってことすら気が付いてなかった」
「えっ、そーなの?」
「何より、アイツがショックを受けてたのは『死んだ人間は生き返らない、死体から造れるのは中身の無い繰り人形だけだ』って俺から聞かされた時だ」
「手下になって言うことを聞いてれば、エルスカインが妹さんを復活させてくれるって信じてたのかなー?」
「多分な...その時、アイツは何かを言おうとして、でも言葉に出来なかった。たぶん妹の件も秘密を守るって宣誓魔法に引っ掛かったんだろうと思う」
「でも、なんでその時に、カルヴィノはお兄ちゃんの言う通りに離反できたんだろ? それってエルスカインを裏切ったことにならないの?」
「たぶんならない。あいつは俺と交渉しただけで、直接エルスカインを害することは何もしてないからな。秘密も一切喋ってないし、俺もあえて聞かなかった」
「そっかー」
「ただ、エルスカインが出奔を裏切りと見做せば、気付かれた時点で即座に殺される可能性はある。あるけど...エルスカインはそこまで追わないような気もする」
「そんなことに手を回してられないから?」
「そうだ。パルミュナが言ってたみたいに、操れるホムンクルスやモヤでの支配の数に限りが有るとしたら、任務に失敗して消えたホムンクルスを追っかけて粛正するなんてことに力を注いでられないからな。まあ、いつでも指一本動かすだけで殺せるとかなら別だけど」
「そこは分かんないねー」
「正直言って、それを確認する為に逃がしたって面もある。酷い話だけど、あいつを実験台にした訳だ」
「チャンスをあげたんだからいいじゃない?」
「まあな。エルスカインにとっても粛正したところで、他の手下への見せしめになる訳でも無いだろうし...エルスカインって変なところで合理的だろ?」
それとも、合理性を突き詰めれば誰でも、エルスカインのように人族としての情動の欠片も感じないほどの存在になってしまうんだろうか?
「建物に使ってる石が白いのって、なんでだろーね?」
「近くの石切り場から出るのがこれなんだろうけど、いい感じだよな」
「ちょっとだけ岩塩採掘場を思い出しちゃった」
「ひょっとすると近いかもな?」
「そーなの?」
「白い石は岩塩と同じように、昔は海の底だったところの土が乾いて固まって石になったって話も聞いたことがあるんだ。それで、希に石の中から貝殻とか出てくることがあるってさ」
「へー!」
その話がどこまで本当かは知らないけど、街並みが綺麗なことに間違いはない。
「人がたーくさん住んでる場所の割にちびっ子が多いのは、きっと、この水路のお陰かなー」
「ああ、そうだな...なんでもすぐに流されて溜まりにくいから、街全体が清涼さを保ちやすいんだろう」
「でもさー、フォーフェンの破邪衆寄り合い所のウェインスさんって、王都に住んで魔物狩りしてたー...みたいなこと言ってたじゃない?」
「そりゃあ人が多いと、どうしても悪い思いっていうか邪念も渦巻くからな。やっぱり溜まっちまう場所はあるだろうし、そういうところから思念の魔物が湧き出てくるのは防げないよ」
「そんなもん?」
「程度問題だけど、人が増えれば仕方ないさ」
「人と魔物は切っても切れない、って感じだねー」
「時々ふっと思うんだけどな...前にアスワンから『猿に魔力が取り込まれて人族が生まれた』って聞いたけど、本当は猿に純粋な魔力が取り込まれたんじゃなくて、魔物が猿に取り憑いて人が生まれたんじゃないかって気がする時があるよ」
「えー、だったら、その最初の魔物はどっから出てきたのよー?」
「さあ?」
「最初の卵を産んだ鶏はどっから出てきたの? って感じー」
「それかアレだ。お前の言ってたウロボロスの蛇?」
「あれは飲み込んでるんだよ?」
「だから逆に考えて、自分で自分を吐き出してるとか」
「やーっ! 気持ち悪いこと言わないでー!」
「でも、俺が自分の革袋から自分を出しても似たようなもんだろ?」
「試さないでよねー!」
例によって馬鹿なやり取りを楽しみつつ、水路に沿って街を歩く。
貴族街を出て市場の近くに来るまでは馬車に乗ってきたけれど、やっぱり、こうやって歩いている方が街の様子が良く分かって楽しい。
市場に近づくにつれて周囲がどんどん賑わってきて、人々の声や行き交う馬車の音が生み出す喧噪が大きくなる。
フォーフェンの市場も賑わっていたけど、ここはまた何か違う雰囲気だな・・・と思って気が付いた。
立ち並ぶ店の造りがしっかりしているのだ。
「なんかさー、色々と立派よねー」
パルミュナも同時に同じ事を感じていたらしいのが面白い。
広場に出ている露天商でも、ガッシリした木枠の屋根を持つ店を構えていて、『縛った棒に布を掛けてとりあえず屋根にしました』みたいな簡素な店は少ないし、屋根なしの店は無いに等しいくらいだ。
「さすがは王都って処なんだろうな。店の造りが大体似通ってるから、フォーフェンに較べると組合の決まりとかも色々あるんだろうけど」
「組合かー、同じ仕事をしてる人達の集まりだっけー?」
「ああ、団結してお互いに守り合うための組織だな」
「でも、同じ商売してる相手だったらさー、それってむしろ『商売敵』じゃ無いの?」
「そうだけど、なんでも競争するより足並み揃えた方がお互いに良いことって沢山あるんだよ」
「例えばー?」
「値段とか」
「ん?」
「誰かが品物を極端に安く売って客を集めたりすると、他のみんなが売れなくなって困る。だから値段を揃えるとか」
「それって、買う人が困るじゃん!」
「ああ。その代わりに質の悪いものは売らせないとかで、一応バランスを取るんだ。ま、結局は売る側の都合だけどな」
「へー」
「まあ結局なんでも思い通りには行かないし、あんまり値段を高く決めたりすると領主に怒られて処罰されたりすることもあるから、良いも悪いも色々だけど」
「それでも組合がある方が良いからやるんだろうねー」
「良いこと悪いこと両方あるけど、押し並べて考えれば人を沢山集めて力を合わせた方がメリットが大きいんだよ」
「商売も戦争もおんなじかー」
「人が集まった組織ってのはそんなもんさ」
「ふーん...」
大勢の人の力を集めたのが国家だと姫様も言ってたし、パルミュナ自身も『人の世は、みんなで作っていくモノなんでしょ?』って俺に言ってたじゃないか・・・
パルミュナは、ちょっと物思いに耽るような表情をして露天商を覗き込んでいる。
扱っている品物は他愛の無い日用品らしく、とてもパルミュナが興味を抱くような代物だとは思えない。
しばらく台の上を眺めていたパルミュナは、急に俺を振り返って言った。
「エルスカインってさー、そーゆー組織の名前なの? それとも、そいつ自身の名前なのかなー?」
ああ、そこに思いを巡らせていたのか・・・
「俺もそれはずっと考えてるんだ。最初にガルシリス城でエルスカインと対峙した時は、アイツが『儂らが』って言ってたから単純に組織って言うか団体って言うか、そういうものだと思ってた」
「うん、その話をレビリスとしてたよねー」
「いまにして思えば、ハートリー村に紛れ込んでたホムンクルスが自分たちの存在を指して言ったのかもしれないなって思うけどな。でも、あのシーベル家に潜り込んでいたホムンクルスのカルヴィノは、初めて実物を見たエルスカインの配下だろ? だけど、ホムンクルスを普通の人だとは言い難いよな...」
「ホムンクルスは魔物よ、魔物。魔獣でも無くって、ま・も・の」
「ああ。でな、行商人のジーターも魂を持つホムンクルスだった可能性はあるし、推測だけど、姫様やゲオルグ君の体を持ち去るつもりだった転移門を稼働させていた魔法使いなんかも、そうじゃないかなって気がしてるんだ」
「つまりー?」
「つまり...ひょっとしたら、エルスカインの手下に『普通の人族』はいないんじゃないか?って、そんな気がしてきたんだよ。人と呼べるのはせいぜい金で雇ってポリノー村を支配していたゴロツキぐらいでさ...でも、あれもきっと期間限定の臨時雇いだ」
「なるほどねー。『人』がいないと...あり得ない話じゃ無いかなー。でもさー、お兄ちゃんはなんでそう感じたの?」
「知ってると思うけど、俺はカルヴィノを殺してない」
「うん」
「いま生きてるかどうか分からないけど、ミルシュラントから出て南方大陸にでも渡れと言って放逐した」
「そんな感じかなーって思ってた」
「王都までずっとギュンター卿も一緒だったし、姫様やシンシアさんに言うと心配されそうだから黙ってたけどな」
「気にしないと思うけどねー...でも、なんで逃がしてあげたの?」
「確かにアイツは身勝手で利己的な男だった。ただ、それと同時に妹が可愛いだけで回りが見えなくなってた、どうしようもない馬鹿な男だったのさ」
「お兄ちゃんみたいだー!」
「うるさいわ。自覚有るけど」
「有るんだ?」
「ほっとけ。たぶん、エルスカインはあいつの妹を殺しておいて、自分の手下になれば妹を生き返らせてやると吹き込んだんだと思う。ついでにホムンクルスになれば永遠の命が手に入るってな」
「悪辣ーっ!」
「だってエルスカインだぜ? ギュンター家の森でカルヴィノと話した時、あいつはホムンクルスでも肉体の寿命が来たら死ぬって事も分かってなかったし、新しい体を造って延命させて貰えるかどうかはエルスカイン次第だってことすら気が付いてなかった」
「えっ、そーなの?」
「何より、アイツがショックを受けてたのは『死んだ人間は生き返らない、死体から造れるのは中身の無い繰り人形だけだ』って俺から聞かされた時だ」
「手下になって言うことを聞いてれば、エルスカインが妹さんを復活させてくれるって信じてたのかなー?」
「多分な...その時、アイツは何かを言おうとして、でも言葉に出来なかった。たぶん妹の件も秘密を守るって宣誓魔法に引っ掛かったんだろうと思う」
「でも、なんでその時に、カルヴィノはお兄ちゃんの言う通りに離反できたんだろ? それってエルスカインを裏切ったことにならないの?」
「たぶんならない。あいつは俺と交渉しただけで、直接エルスカインを害することは何もしてないからな。秘密も一切喋ってないし、俺もあえて聞かなかった」
「そっかー」
「ただ、エルスカインが出奔を裏切りと見做せば、気付かれた時点で即座に殺される可能性はある。あるけど...エルスカインはそこまで追わないような気もする」
「そんなことに手を回してられないから?」
「そうだ。パルミュナが言ってたみたいに、操れるホムンクルスやモヤでの支配の数に限りが有るとしたら、任務に失敗して消えたホムンクルスを追っかけて粛正するなんてことに力を注いでられないからな。まあ、いつでも指一本動かすだけで殺せるとかなら別だけど」
「そこは分かんないねー」
「正直言って、それを確認する為に逃がしたって面もある。酷い話だけど、あいつを実験台にした訳だ」
「チャンスをあげたんだからいいじゃない?」
「まあな。エルスカインにとっても粛正したところで、他の手下への見せしめになる訳でも無いだろうし...エルスカインって変なところで合理的だろ?」
それとも、合理性を突き詰めれば誰でも、エルスカインのように人族としての情動の欠片も感じないほどの存在になってしまうんだろうか?
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