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第二部:伯爵と魔獣の森
リンスワルド伯爵令嬢
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「はっ、助力どころか、ほぼ全ての魔獣を貴殿が倒してしまったではないか。正直、三人目がやられたところで、自分としてはかなり覚悟を決めておった」
厳つい顔の騎士が嘆息した。
普通の騎士なら、あの数のブラディウルフを残りの人数で相手にするのは厳しいのだろう。
多数を相手にすれば剣の切れ味もどんどん落ちていくし、戦いが長引けば筋力も続かなくなるのは仕方がない。
優秀な指揮官なら、倒せた敵の数と戦線離脱した味方の数の比較、言うなれば戦果に対する損耗率をつねに頭の中で計算しながら次の手を考えることだろうが・・・
だからこそ、これはちょっと悲観的状況だったのかもしれない。
「状況が良かったんですよ。馬車の隊列で魔獣の群れが細く伸びてましたからね。俺も、あの数に平地でいっぺんに襲い掛かられたら厳しいと思います」
俺は大量に浴びていた返り血を浄化しつつ、ちょっと誤魔化し気味にそう答えてから、改めて相手の騎士をまじまじと眺めた。
しっかりした体躯の中年男性で、鎧についている装飾から隊長クラスだと推測できる。
「自分はリンスワルド伯爵家騎士団、護衛隊長のコーネリアス・ヴァーニルと申す」
手を差し出してきたので、俺も握り返しつつ名乗る。
騎士にしては珍しい、というのは俺の偏見かも知れないけど、気さくな感じの人だな。
「遍歴破邪のライノ・クライスです。こちらの三人は旅の途中で知り合ったアンスロープ族の兄妹のダンガとアサムとレミンです。俺が助っ人をお願いしました」
「ん? 助っ人? と言うことは戦闘があると分かってここに駆けつけてこられたと?」
お、鋭い。
こういう場合は鋭い人の方がむしろ助かる事が多いので歓迎だ。
「はい。話せば長いですが、ある経緯から破邪として南の森の調査を請け負いました。そこで見つけたモノから、リンスワルド伯爵家ご令嬢様の暗殺計画があるのでは無いかと思い、たまたま森の調査を手伝って貰っていたこの三人に頼んで、急いでここまで来たのです」
「ふーむ、それは是非とも詳しく話を聞かなければならんが...なんにしても、まずは姫様に状況を伝えたい。少し待っていてくれんだろうか?」
「もちろんいいですよ」
「助かる」
そう言って、こちらに背を向けた護衛隊長は、部下達に早口でいくつかの指示を出す。
襲ってきた魔獣の群れを征伐できたからと言って、第二第三弾がないとは限らない。
油断せず警戒を怠らないのは正しいことだ。
ヴァーニルと名乗った護衛隊長が中央の馬車に近寄って声をかけた。
「姫様、襲ってきた魔獣の群れは無事に成敗いたしました。こちらにも多少の被害はありますが、死人は出ておりません。最後尾の馬車が少しばかり痛んでおりますので、修理して荷物を他に移したのち、ここから発ちたいと存じます」
「大義でしたコーネリアス。まずは怪我をした騎士に出来る限り十分な手当を。出発の判断は任せます」
馬車の中からは若い女性の声が聞こえた。
いまのが跡継ぎっていう姫様の声なのかな?
「はっ!」
でも本当にこの馬車の中にが伯爵家の姫様がいるんだ。
すごいな。
俺の横でダンガとアサムとレミンちゃんも、なんて言うか・・・自然と『お座り』の姿勢をとってシャキッとしている。
すぐに馬車の扉がさっと開かれて、瀟洒なドレスを着た若くて美しい女性が戸口に立った。
戸口の脇に控えていた騎士が扉を押さえて折り畳んであった昇降台を伸ばし、ヴァーニル隊長が身を屈めつつその手を取る。
ヴァーニル隊長に支えられて昇降台の下段まで降りた彼女がくるりと後ろを振り返ると、馬車の戸口にはこれまた清楚だが高級そうなドレスを着た美女が立っていた。
先に降りてきた女性はどうやら侍女らしい。
侍女が戸口に現れた女性に受けて手を伸ばすと、その場を囲んでいた騎士たち全員がさっと跪いた。
空気を読む俺も遅れずに跪く。
ダンガたちはさっきからお座りしてるから問題ない。
侍女の伸ばした手に指先を預けて優雅に降りてくるその女性の後ろに続く人物はいない。
侍女と同世代の雰囲気だけど、この方がさっきの声のお姫様だな。
騎士達の、その流れるようにスムーズな動作から、いつも通りの振る舞いなのだろうと分かるのだが、このお姫様は、こんな山道で馬車から降り立ってどうするつもりなのか?
切り裂かれた魔獣の血の匂いでむせ返るような中、馬車の中に籠っていてくれないと騎士達は却って大変だろうに。
こっちの心中にはお構いなく、ヴァーニル隊長は俺の方を手で示しながら言う。
「こちらの破邪殿とアンスロープの御三方が我々を救ってくれたのです。ご覧の通り、見たこともないブラディウルフの大群に襲い掛かられ窮地に陥っていたところを、駆けつけてくれた彼らが瞬く間に討伐してしまいました。まこと、我ら全員の命を救った恩人かと存じます」
おおおおっぃ、待て待て待て!
そんな素直に『窮地に陥った』とか、護衛隊長が主に言っちゃあマズイだろ立場的に。
それって『あとちょっとで主も守れなかったかも?』って言ってるのと同じだよ?
むしろ、『もうすぐ勝つところだったけど、こいつが仕上げを掻っ攫っていったんですよ!』ぐらい言ってもいいんだよ?
あと、余計なことかも知れないけど、ブラディウルフの『群れ』とか、普通なら見るはずないからね?
「そうだったのですね。外で戦う音が一向に止まず、わたくしも心細く感じておりましたが、そのようなことが起きていたとは...では、まずは命の恩人に礼を」
お姫様はそう言ってこちらに向き直った。
おおぅ、こういうお姫様かあ・・・もの凄い美人だし騎士達には人気なんだろうなあ。
もしも『私の為に死んで下さい』とか言われたら、三つ数える間に舌を噛む騎士が十人くらいはいそうな気がする。
「わたくしは、この領地を預かっておりますリンスワルド伯爵家のレティシア・ノルテモリア・リンスワルドでございます。日々精進を重ねております若輩者なれば、どうか暖かき御心を」
「ライノ・クライスと申します。私のような旅の破邪にもったいなき御言葉、誠に有り難く恐悦至極に存じます」
少し噛みそうになったが、こちらの挨拶の最中でも、姫の斜め後ろに立っているヴァーニル隊長が何故か嬉しそうにニコニコしている。
でも本当にこの人が跡継ぎのお姫様なんだ。
すごいな。
長いモノには撒かれる主義者として、とりあえず頭を垂れておく・・・冗談はともかく、貴族との関係には勇者もへったくれも関係ないからね。
実社会で生きにくくなっても仕方が無い。
「クライス殿やアンスロープの方々が自らの危険を顧みず、わたくしどもを救ってくださったこと、まこと感謝に耐えません」
そして、こちらに向かって深く首を垂れた。
後ろで束ねた綺麗な亜麻色の長い髪が肩から脇へと流れる。
やめてください、困ります!!!
煽てられた時は、とりあえず謙っておくに限る。
騎士たちのメンツもあるだろうしな。
「いえ、折よく居合わせた破邪の行いですので、お気に留めずに頂ければと...こちらこそ伯爵様のご一行と存じながらも出過ぎた真似をいたしました。どうかお許しを」
「まあ! 聞きましたかコーネリアス? なんと謙虚なお方でしょう!」
あれ?
なんか、姫様の声のテンションが高くなった。
まずったかな。
「はっ、先ほど私が礼を述べた時にも、ただ状況が良かったから倒せただけだと仰られ...しかしながら、これほどの数のブラディウルフを瞬く間に切り伏せたその実力、私もかつて出会ったことのない強者かと存じます」
「それほどに凄い方なのですね! 是非とも館へお招きして、きちんとした相応のお礼を!」
「はっ!」
うーん、この展開は読めなかったな・・・
ヴァーニル隊長は、姫様に近寄って耳元でなにやら話しかけた後、なんと一緒に馬車の中に入ってしまった。
まあ、伯爵家への暗殺計画なんて物騒な話は、護衛たちにだってあまり聞かせることじゃ無いだろうし、こちらとしても、魔獣を片付けて『じゃあね!』って訳にいかないのは承知の上だ。
あとはとにかく、ダンガとアサムとレミンちゃんにとって悪い話にならないようにする・・・俺がやるべきなのはそれだけだな。
まずは暗殺を阻止することで頭がいっぱいで、ダンガたちには訳も話さずに手を貸して貰ったけれど、一旦落ち着いたところで事情をちゃんと説明したいし、この先どうするかも話し合う必要がある。
もちろん、俺としてもここまで危険な事を手伝って貰っておきながら、『じゃあ、後はみんな元気でね!』なんて別れるつもりは無いからな。
厳つい顔の騎士が嘆息した。
普通の騎士なら、あの数のブラディウルフを残りの人数で相手にするのは厳しいのだろう。
多数を相手にすれば剣の切れ味もどんどん落ちていくし、戦いが長引けば筋力も続かなくなるのは仕方がない。
優秀な指揮官なら、倒せた敵の数と戦線離脱した味方の数の比較、言うなれば戦果に対する損耗率をつねに頭の中で計算しながら次の手を考えることだろうが・・・
だからこそ、これはちょっと悲観的状況だったのかもしれない。
「状況が良かったんですよ。馬車の隊列で魔獣の群れが細く伸びてましたからね。俺も、あの数に平地でいっぺんに襲い掛かられたら厳しいと思います」
俺は大量に浴びていた返り血を浄化しつつ、ちょっと誤魔化し気味にそう答えてから、改めて相手の騎士をまじまじと眺めた。
しっかりした体躯の中年男性で、鎧についている装飾から隊長クラスだと推測できる。
「自分はリンスワルド伯爵家騎士団、護衛隊長のコーネリアス・ヴァーニルと申す」
手を差し出してきたので、俺も握り返しつつ名乗る。
騎士にしては珍しい、というのは俺の偏見かも知れないけど、気さくな感じの人だな。
「遍歴破邪のライノ・クライスです。こちらの三人は旅の途中で知り合ったアンスロープ族の兄妹のダンガとアサムとレミンです。俺が助っ人をお願いしました」
「ん? 助っ人? と言うことは戦闘があると分かってここに駆けつけてこられたと?」
お、鋭い。
こういう場合は鋭い人の方がむしろ助かる事が多いので歓迎だ。
「はい。話せば長いですが、ある経緯から破邪として南の森の調査を請け負いました。そこで見つけたモノから、リンスワルド伯爵家ご令嬢様の暗殺計画があるのでは無いかと思い、たまたま森の調査を手伝って貰っていたこの三人に頼んで、急いでここまで来たのです」
「ふーむ、それは是非とも詳しく話を聞かなければならんが...なんにしても、まずは姫様に状況を伝えたい。少し待っていてくれんだろうか?」
「もちろんいいですよ」
「助かる」
そう言って、こちらに背を向けた護衛隊長は、部下達に早口でいくつかの指示を出す。
襲ってきた魔獣の群れを征伐できたからと言って、第二第三弾がないとは限らない。
油断せず警戒を怠らないのは正しいことだ。
ヴァーニルと名乗った護衛隊長が中央の馬車に近寄って声をかけた。
「姫様、襲ってきた魔獣の群れは無事に成敗いたしました。こちらにも多少の被害はありますが、死人は出ておりません。最後尾の馬車が少しばかり痛んでおりますので、修理して荷物を他に移したのち、ここから発ちたいと存じます」
「大義でしたコーネリアス。まずは怪我をした騎士に出来る限り十分な手当を。出発の判断は任せます」
馬車の中からは若い女性の声が聞こえた。
いまのが跡継ぎっていう姫様の声なのかな?
「はっ!」
でも本当にこの馬車の中にが伯爵家の姫様がいるんだ。
すごいな。
俺の横でダンガとアサムとレミンちゃんも、なんて言うか・・・自然と『お座り』の姿勢をとってシャキッとしている。
すぐに馬車の扉がさっと開かれて、瀟洒なドレスを着た若くて美しい女性が戸口に立った。
戸口の脇に控えていた騎士が扉を押さえて折り畳んであった昇降台を伸ばし、ヴァーニル隊長が身を屈めつつその手を取る。
ヴァーニル隊長に支えられて昇降台の下段まで降りた彼女がくるりと後ろを振り返ると、馬車の戸口にはこれまた清楚だが高級そうなドレスを着た美女が立っていた。
先に降りてきた女性はどうやら侍女らしい。
侍女が戸口に現れた女性に受けて手を伸ばすと、その場を囲んでいた騎士たち全員がさっと跪いた。
空気を読む俺も遅れずに跪く。
ダンガたちはさっきからお座りしてるから問題ない。
侍女の伸ばした手に指先を預けて優雅に降りてくるその女性の後ろに続く人物はいない。
侍女と同世代の雰囲気だけど、この方がさっきの声のお姫様だな。
騎士達の、その流れるようにスムーズな動作から、いつも通りの振る舞いなのだろうと分かるのだが、このお姫様は、こんな山道で馬車から降り立ってどうするつもりなのか?
切り裂かれた魔獣の血の匂いでむせ返るような中、馬車の中に籠っていてくれないと騎士達は却って大変だろうに。
こっちの心中にはお構いなく、ヴァーニル隊長は俺の方を手で示しながら言う。
「こちらの破邪殿とアンスロープの御三方が我々を救ってくれたのです。ご覧の通り、見たこともないブラディウルフの大群に襲い掛かられ窮地に陥っていたところを、駆けつけてくれた彼らが瞬く間に討伐してしまいました。まこと、我ら全員の命を救った恩人かと存じます」
おおおおっぃ、待て待て待て!
そんな素直に『窮地に陥った』とか、護衛隊長が主に言っちゃあマズイだろ立場的に。
それって『あとちょっとで主も守れなかったかも?』って言ってるのと同じだよ?
むしろ、『もうすぐ勝つところだったけど、こいつが仕上げを掻っ攫っていったんですよ!』ぐらい言ってもいいんだよ?
あと、余計なことかも知れないけど、ブラディウルフの『群れ』とか、普通なら見るはずないからね?
「そうだったのですね。外で戦う音が一向に止まず、わたくしも心細く感じておりましたが、そのようなことが起きていたとは...では、まずは命の恩人に礼を」
お姫様はそう言ってこちらに向き直った。
おおぅ、こういうお姫様かあ・・・もの凄い美人だし騎士達には人気なんだろうなあ。
もしも『私の為に死んで下さい』とか言われたら、三つ数える間に舌を噛む騎士が十人くらいはいそうな気がする。
「わたくしは、この領地を預かっておりますリンスワルド伯爵家のレティシア・ノルテモリア・リンスワルドでございます。日々精進を重ねております若輩者なれば、どうか暖かき御心を」
「ライノ・クライスと申します。私のような旅の破邪にもったいなき御言葉、誠に有り難く恐悦至極に存じます」
少し噛みそうになったが、こちらの挨拶の最中でも、姫の斜め後ろに立っているヴァーニル隊長が何故か嬉しそうにニコニコしている。
でも本当にこの人が跡継ぎのお姫様なんだ。
すごいな。
長いモノには撒かれる主義者として、とりあえず頭を垂れておく・・・冗談はともかく、貴族との関係には勇者もへったくれも関係ないからね。
実社会で生きにくくなっても仕方が無い。
「クライス殿やアンスロープの方々が自らの危険を顧みず、わたくしどもを救ってくださったこと、まこと感謝に耐えません」
そして、こちらに向かって深く首を垂れた。
後ろで束ねた綺麗な亜麻色の長い髪が肩から脇へと流れる。
やめてください、困ります!!!
煽てられた時は、とりあえず謙っておくに限る。
騎士たちのメンツもあるだろうしな。
「いえ、折よく居合わせた破邪の行いですので、お気に留めずに頂ければと...こちらこそ伯爵様のご一行と存じながらも出過ぎた真似をいたしました。どうかお許しを」
「まあ! 聞きましたかコーネリアス? なんと謙虚なお方でしょう!」
あれ?
なんか、姫様の声のテンションが高くなった。
まずったかな。
「はっ、先ほど私が礼を述べた時にも、ただ状況が良かったから倒せただけだと仰られ...しかしながら、これほどの数のブラディウルフを瞬く間に切り伏せたその実力、私もかつて出会ったことのない強者かと存じます」
「それほどに凄い方なのですね! 是非とも館へお招きして、きちんとした相応のお礼を!」
「はっ!」
うーん、この展開は読めなかったな・・・
ヴァーニル隊長は、姫様に近寄って耳元でなにやら話しかけた後、なんと一緒に馬車の中に入ってしまった。
まあ、伯爵家への暗殺計画なんて物騒な話は、護衛たちにだってあまり聞かせることじゃ無いだろうし、こちらとしても、魔獣を片付けて『じゃあね!』って訳にいかないのは承知の上だ。
あとはとにかく、ダンガとアサムとレミンちゃんにとって悪い話にならないようにする・・・俺がやるべきなのはそれだけだな。
まずは暗殺を阻止することで頭がいっぱいで、ダンガたちには訳も話さずに手を貸して貰ったけれど、一旦落ち着いたところで事情をちゃんと説明したいし、この先どうするかも話し合う必要がある。
もちろん、俺としてもここまで危険な事を手伝って貰っておきながら、『じゃあ、後はみんな元気でね!』なんて別れるつもりは無いからな。
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