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第一部:辺境伯の地
村の鎮守の精霊の・・・
しおりを挟む夜中にふと目が醒めると、俺の毛布の下にパルミュナが入り込んでいた。
俺に気配を感じさせないとは流石は大精霊! じゃねえよ。
なにやってんだ全く・・・
でもまあいいか。
昨日と一昨日の野宿の時も、一枚の毛布を一緒に使ってパルミュナの暖かさをほんのり心地よく感じてたんだしなあ。
本当はどのくらい俺より年上なのか測ることさえ覚束ない大精霊だけど、数日一緒に過ごしているうちに、なんだか妹のようにも思えてきたりしてる気持ちが芽生え始めてないでもないと言えなくもない。
でも今度俺のことをパパって呼んだら頭叩く!
そんな、どうでもいいことを思い浮かべていると、もそりとパルミュナが体を動かした。
「あ、ライノも起きたー?」
「正直、いま気がついた」
「うん、じゃあちょっと一緒に外に出ない?」
「なんでだ?」
「ライノが、この村のことをすごく気に入ってるから」
「話がつながってないだろ」
「ラキエルやリンデルとか、昨日会ったばかりなのに、もう友達みたいになってるよねー」
パルミュナの話の飛び具合には、俺ももう慣れた。
「...旅の破邪ってのはさ、日頃から一期一会な相手ばかりなんだよ。だから、仲良くなれる相手とはすぐに仲良くなるし、でも友達みたいになっても、その後何年も会わないとか下手したら一生会わないとか、そんくらいのものなんだ。その瞬間に楽しくやれる相手ならいいの」
「そうだねー。人の一生の短さだと、同じ場所にでも住んでないと何度も会うのさえ難しいよねー」
「急に精霊っぽい物言いだな」
「まーねー、ちょっとは精霊らしいことしようかなーって思って」
「なんだそりゃ?」
「来たらわかるー」
パルミュナはそういうとベッドから滑り出た。
俺も毛布を剥いで冷たい床に足を下ろす。
この部屋に案内された時には暖炉に火が入って部屋を暖めてあったが、二人とも腹一杯で温かいうちにすぐに寝たから、暖炉の火はそのまま消えている。
まだ真っ暗だけど、もうちょっとしたら明け方だよな・・・少し肌寒いけど、今更暖炉に火を入れるほどじゃあないよなあ。
とりあえず、光り魔法を灯して靴を履く。
「おいパルミュナ、外に出るならこれを羽織っておけ。寝起きは寒いぞ」
そう言って、昨夜寝る前にパルミュナの毛布の上に重ね掛けしていた俺のケープを渡す。
「ありがとー。ライノやさしー」
「それより説明!」
「まあ、一緒に来てよー」
出るだけ静かに動いて、そっと離れのドアを開けて外に出た。
村の中はしんと静まり返っていて、昨夜の大騒ぎが嘘のようだ。
夜明けまでは、まだ間がある。村の人たちも、いまが一番眠り込んでいる時間帯だろう。
空には満天の星が煌めいていて美しい。
少しばかり冷え込んではいるが、夜の空気のどこかに柔らかさを感じて、やはりもう春だという気持ちになる。
俺は黙ってパルミュナの後ろをついて歩く。
珍しく部屋を出てから一言も喋らないパルミュナは、昨日の午後にウォーベアを解体していた共同水場で立ち止まると、その場でくるりと俺の方に向き直った。
「水脈もあるし、ここら辺がいいかなー」
「何をする気だ?」
「この村って、光の精霊や水の精霊とか、それだけじゃないけど色々な精霊たちに愛されてるのよねー」
「ああ、来たときにそう言ってたな」
「でも、精霊たちって言うのは気まぐれだしねー、人とは好き嫌いの基準がかけ離れてたりするでしょー、だから、ずっと長く精霊たちを機嫌よく引き留めておくのは大変なことなのよー」
「パルミュナが言うとホントに説得力があるな! 納得できるぞ」
「うるさーい」
はい、頬っぺた膨らまし頂きましたー。
「まー、この村は、もともと精霊たちが好きになるっていうか、ひっついていたいような何かがあるのかもねー?」
「お前が、精霊にそれを聞けばわかるんじゃないの?」
「無理だよー」
「そうなのか?」
「こういう土地やモノにくっついてるだけのちびっ子精霊ってさー、アタシやアスワンから見ても、野生っていうか天然のものっていうか、会話とかできるような対象じゃないのよねー」
「ふーん、そういうものなのか」
「うん、そういうものなのー」
パルミュナは、その場の地面の硬さを確かめるかのように、何度か足をトントンと踏むと、両手を横に広げた。
肩にかけていたケープがバサリと地面に落ちる。
「じゃー、ライノには特別に大精霊の秘術を見せてあげよーっ!」
そう言うと顔を空に向けて目を瞑り、ゆっくりと静かに呪文を唱え出す。
その瞬間、周囲の空気が明らかに変わった。
『現世を越え、時を超え、我は呼ぶ。若きもの、老いたもの、いずれ生まれくるもの、やがて消えさるもの、この地に満ちし小さきはらからたちよ、我が声に応えて集え』
パルミュナの体から流れ出る、凄まじい密度と量の魔力の奔流が渦を巻く。
『我が名はパルミュナ、枯れることなき泉と永遠に繰り返す芽吹きの守り手なり』
何語だこれ?
いま俺たちが使ってる言葉じゃない。
だけどなぜか俺にも意味がわかる。
すぐにパルミュナの足元がほんのりと輝き始めた。
『重なり合う縁と結び目の下に集いし小さきはらからたちよ、我が望むは和らぎと喜び、願うは豊穣と安寧なり。清涼なる流れをもって邪なる澱みを洗いさり、悪しきもの、影なるものをこの地より払え』
パルミュナの声に呼応するかのように、足元に満ちた光が複雑な線を縦横無尽に描いて、地面に特大の魔法陣が浮かび上がる。
すごいな・・・
『さすれば、我が力を持ってその守りを其方らの喜びに変え、この地の静謐を其方らの糧に与えん』
魔法陣の光がぐんぐん強まって、パルミュナの体が光の柱に包まれてるみたいだ。
『終わりなき天海の満ち引きと大いなる鳥の息吹にかけて、この盟約を大地に刻み、我らが千年の礎とせよ』
そして、キンッと微かに金属的な音をともなって一層強く光った魔法陣が、まるで地面に引き込まれるように姿を消すと、周囲は再び暗くなる。
消えた魔法陣の真ん中あたりに立っていたパルミュナが、倒れ込むようにガクンと地面に膝をついた。
「パルミュナ!」
慌てて駆け寄って抱き抱える。
「おい、しっかりしろ!」
「はー、疲れたー。もう疲れたー」
パルミュナは意識はしっかりしているものの、かなりぐったりしている。力が入らず、抱き支えている俺の腕に全体重をかけてきている感じだ。
「大丈夫か? 立てるか?」
「抱っこ」
「え?」
「抱っこー! 動くのキツーい」
「ああ、ああ、わかったよ...」
俺は落ちているケープを拾い上げ、それでパルミュナを下から包むように横抱きにして、そのまま抱え上げた。
とりあえず部屋に戻るか・・・。
考えてみると、若い女の子を抱き上げて運ぶなんて、生まれて初めての経験だ。
勇者ブーストで俺の筋力が跳ね上がっているとは言え、女の子ってこんなに軽いものなんだなあと、どうでも良いことに感心する。
村の中央に入る前に用心して周囲に目を凝らすが、起きてきた村人はいないようだ。
さっきは派手に魔法の光を上げたりしたけど、大きな物音を立ててたわけでもないからな。
驚くほど軽いパルミュナを胸に抱いて、そのまま村を横切り、静かに離れの部屋に戻って、相変わらずぐたっとしているパルミュナをそっとベッドに下ろした。
「大丈夫か?」
「うん平気。力が抜けてだるいだけー」
「そうか、何かして欲しいこととかあったら言えよ?」
「わかったー」
とりあえず、いまのうちに靴だけは脱がせておく。
「さっきの魔法陣のあれ、呪文の雰囲気からすると、守護の結界か何かか?」
「あー、やっぱりライノにも言葉が伝わってたねー。ということは、ライノも精霊魔法を会得してきてるってことかな。あれは古くからの精霊の言葉だから」
「そうだったのか、知らない言葉のはずなのに意味は掴めて不思議だったんだ」
「精霊たちにここに居着いて、魔力が澱んだり、邪念が取り憑いたりしないようにってお願い。あとねー、周囲の山の豊穣のまじないと、この地に危険な魔物や魔獣が近寄ってこられないようにする結界の組み合わせ?」
「何気に言うけどもの凄いことだよな? それ!」
「まーねー、千年持つかどうかはわからないけど、かなりの間、この村の周りは安全だと思うよー。でも魔力使い切ってくたくたー」
「ありがとうなパルミュナ。俺がラキエルやリンデルと仲良くなって、彼らのことを心配してたのがわかったんだな?」
「うん。ライノって考え事が顔に出るタイプ」
「はは、それは自分じゃわからないけど、否定できない気がするよ。でも本当にありがとうパルミュナ。感謝するよ」
俺はパルミュナに心の底から本当に感謝した。
やたらと俺をからかって遊んでいる感じもするけれど、精霊魔法を丁寧に教えてくれたり、今回みたいに勇者の役目とはなんの関係もないことに力を出してくれたり、本当はとっても優しいんだよな・・・
時々ぶっ飛ばしたくなるけどさ。
「あー、これはエールの補充が必要だわー。フォーフェンに行ったら、色々なエールで魔力の変換具合を試さないとー」
本当に時々だけだ。
ぶっ飛ばしたくなるのは。
パルミュナもわざと俺を煽ってるってのはわかってるけどな。
「なんかすごく安心できて、明日旅立つ心残りがなくなったよ」
「よかったよー、ライノに喜んでもらえると精霊冥利に尽きるねー」
だから精霊冥利って一体なんなんだよ?
「あー...今更だし、半月も何もなかったんだから多分問題ないとは思うんだけどな、あの最初の村にも結界とか張ってあげられれば良かったかな? まあ、そんな簡単に大精霊が力を振るっていいものでもないかもしれないけど」
「んー、ここのより遥かに小さい片手サイズだけど、あの村にも魔物を寄せ付けない魔法陣だけは作っといたから大丈夫」
「ええっ、いつの間に?!」
「ライノが朝起きて村長さんと話し込んでるあいだー」
「え、あんな短い間に村に出てそんなことやってたのか?」
「ううん、あそこの村長さんの家のベッドの下に結界を作っといた。お客さんも泊める部屋だって言ってたからちょうどいいでしょ? 悪い奴だったら絶対に安眠できない、っていうか部屋に居られなくなって逃げ出すよー」
パルミュナはそう言って、ちょっと悪い顔でニヤついた。
「あの時、それで朝が弱いとかなんとか言って横になってたんだな...いやホントすごいけど良くやるなあ...」
「へへー、『一宿一飯の恩義』ってやつよー」
「なんで、そんな言葉を知ってんだよ?」
「ライノが前に話してた、『旅の破邪あるある』話?」
「ああ、確かにそういう話もしたよな...」
ある破邪が遠征で道に迷った時に、とても親切にしてくれた山村の人々のために、金も貰わず危険な魔物退治をやったっていう話だ。
「夜明けまではまだ時間があるから、もう一眠りしてるか?」
「うん、しばらく休んでれば元に戻るからそうするー」
「よしわかった。じゃあ外が明るくなるまでゆっくりしてよう」
俺はパルミュナの下敷きになっていた毛布を剥いでかけ直してやり、一応、さっきのように俺のケープもその上に重ねがけしておいた。
それから自分の側のベッドに戻って靴を脱ぎ、跳ね除けていた毛布を戻して被ろうとしたらパルミュナが文句を言ってきた。
「ダメー。ライノもこっちで一緒に寝てー」
「はあ? なんで?」
「魔力の補充?」
「なんで俺が魔力の飼い葉桶みたいな扱いになってるんだよ」
「さっきはアタシをカマド扱いしてたくせにー」
「いやまあ、あれは魔法の実力差があるからな?」
「だってさっき、『して欲しいことがあったら言え』ってライノが言ったんだもん。だからいま言ってるのー」
「わかったよ...」
俺は諦めてパルミュナにかけた毛布の隅を持ち上げると、できるだけそっと体を潜り込ませた。
そこにパルミュナが体を寄せてくる。
「野宿じゃなくても、こうやってると心地よいのさー」
そこは俺も否定できんけどな。
「うん、まあ、人の暖かさを感じるってのは悪くないよな」
「悪くないよねー」
「おやすみパルミュナ」
「おやすみー...ライノ」
本当にパルミュナに魔力を吸われてるのかどうかはわからないが、片側に確かな暖かさを感じながら俺は眠りに落ちた。
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