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第二章 社長生活の開始
事務所の中堅
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それからオレは、矢島さんに貰ったプロフィールのメンバーと、一人一人面接をした。
自己紹介をし、主旨を話す。
ある者はオレの考えに賛同してくれ、またある者はオレの誘いを断った。
そして結局、8名の声優が残った。
うん、良い人数だ。
オレが引っ張って行ける、ちょうど良い数だ。
その8名の若手・中堅の声優を、オレは左右田さんの稽古場へと集めた。
それから、その8名も一緒に、毎週左右田さんの演技レッスンを受けるようになった。
ある目的を目指して・・・!
「社長、何をやっているんですか?」
ある日マネージャーの小林が、オレに尋ねて来た。
「まだナイショ」
オレは答えた。
「お手伝い出来る事があったら、何でも言って下さいね。何でも手伝いますから」
たまたま話を聞いていた、後藤も、そう声をかけてくれた。
友好的な言動は、何か勝負をかけようとしている時には本当にありがたい。
若手、中堅メンバーの演技力は、素人のオレが見てもインパクトに欠けた。
だからくすぶっているのだろう。
彼らを何とかするのが、このプロジェクトの目的なのだ。
気が付けばXデーまであと1か月半。
左右田さんは流石、順調に準備を進めてくれていた。
何とか実現の目途がついたので、オレは瀬戸涼子を社長室に呼んだ。
オレの話を聞いた瀬戸涼子は、正直驚いていた。
「いつの間に・・・そんな事を進めていたのですか」
「給料で500万貰った時からです」
「500万で足りましたか?」
「思ったより金は使いませんでした。まだ半分以上残っています」
瀬戸涼子はため息をついて言った。
「事務所の支援が必要な時は、遠慮なく仰って下さいね」
「わかっています」
「それでは・・・言われた事は全て今週中に片付けておきます」
「よろしくお願いします」
オレは事務所を出て、左右田さんのマンションへと向かった。
左右田さんのマンションには、声優たち・・・いや、仲間たちが待っているはずだった。
左右田さんの勉強会は、毎週水曜日だったのが、毎週水、土になり、毎週月・水・土になり、いつしかほとんど毎日開催されるようになっていた。
参加出来るメンバーは、左右田さんのマンションをたまり場にしていた。
左右田さんも、それを嫌がらず、むしろ楽しみにしているようだった。
自己紹介をし、主旨を話す。
ある者はオレの考えに賛同してくれ、またある者はオレの誘いを断った。
そして結局、8名の声優が残った。
うん、良い人数だ。
オレが引っ張って行ける、ちょうど良い数だ。
その8名の若手・中堅の声優を、オレは左右田さんの稽古場へと集めた。
それから、その8名も一緒に、毎週左右田さんの演技レッスンを受けるようになった。
ある目的を目指して・・・!
「社長、何をやっているんですか?」
ある日マネージャーの小林が、オレに尋ねて来た。
「まだナイショ」
オレは答えた。
「お手伝い出来る事があったら、何でも言って下さいね。何でも手伝いますから」
たまたま話を聞いていた、後藤も、そう声をかけてくれた。
友好的な言動は、何か勝負をかけようとしている時には本当にありがたい。
若手、中堅メンバーの演技力は、素人のオレが見てもインパクトに欠けた。
だからくすぶっているのだろう。
彼らを何とかするのが、このプロジェクトの目的なのだ。
気が付けばXデーまであと1か月半。
左右田さんは流石、順調に準備を進めてくれていた。
何とか実現の目途がついたので、オレは瀬戸涼子を社長室に呼んだ。
オレの話を聞いた瀬戸涼子は、正直驚いていた。
「いつの間に・・・そんな事を進めていたのですか」
「給料で500万貰った時からです」
「500万で足りましたか?」
「思ったより金は使いませんでした。まだ半分以上残っています」
瀬戸涼子はため息をついて言った。
「事務所の支援が必要な時は、遠慮なく仰って下さいね」
「わかっています」
「それでは・・・言われた事は全て今週中に片付けておきます」
「よろしくお願いします」
オレは事務所を出て、左右田さんのマンションへと向かった。
左右田さんのマンションには、声優たち・・・いや、仲間たちが待っているはずだった。
左右田さんの勉強会は、毎週水曜日だったのが、毎週水、土になり、毎週月・水・土になり、いつしかほとんど毎日開催されるようになっていた。
参加出来るメンバーは、左右田さんのマンションをたまり場にしていた。
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