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エピローグ

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占い師が、夜空を見上げている。
流れ星が流れる。

「おや、流れ星が二つ・・・。・・・宝くじが当たりますように」

一方、病院の屋上から、夜空を見上げている医者と看護師。

「結局、この事件って何だったんでしょうね?」
「脳にダメージを受けた結果、記憶混濁症状を起こした患者が二人出会っただけだよ。医学的には」
「超心理学的にはどうなんですか」
「さあね。僕はそっちの方は専門じゃないから」
「死後の世界って信じます?」
「死んだ後は無だよ。何も無い」
「永遠の愛は?」
「真実の愛は幽霊のようなものだ。誰もがその話をするが、誰もその姿を見た事は無い」
「とことん現実主義者なんですね」
「医学者だからね」
「つまんないの」
「ただ・・・どっちもあったらいいなとは思ってる」
「・・・飲みに行きますか」
「いいね」
「良い店見つけたんですよ。日本酒が美味しい店」
「いいじゃん、いいじゃん」

                                   (終わり)
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