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お試し生活始めました。
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お見合いが成功した俺達は3か月間それぞれ同じ場所で生活することを強制される。知らなかった。いや、説明はされてたのかもしれないけれど成立したらの話だったので聞き逃していた。俺はヒト属ヒト科だから覚えが悪いんだ。俺はロイロイさんを思い浮かべた。ぼんやり光ってた人だったな。
俺はロイロイさんとお見合いが成立したことをペロさんに報告した。ペロさんは短い手を伸ばして頭を抱えた。マロさんがしきりにペロさんの横顔を舐めて慰める。
「でも、番になれるかどうかは3か月一緒に暮らした後だから。帰ってくるかもしれないよ、ペロさん」
ペロさんは感極まって遠吠えをした。かっこいい美声が室内に轟いて俺は少し泣いた。
『ここがティティの家だよ。いつ帰ってきても良いからな』
俺は家族に見守られてこれから3か月間ロイロイさんと暮らす家に向かった。
ロイロイさんは第104セクターの中央記録監査室と呼ばれるところの司書をしているそうだ。いわゆる宇宙公務員だ。主な仕事は情報の整理と貸出業務だそうだ。ほとんど残業は無く9時から17時まで仕事をして帰ってくる。
一緒に暮らし始めて感じたがロイロイさんはとても無口な人だった。お見合いの時もほぼ黙って会場を二人で眺めてたなと思った。
それでも、俺がつくった料理をしゅわしゅわと食べておいしいとぽわぽわ光ったり。ソファで怖いシアターを見ていたら横に座ってポカポカ照らしてくれる。仕事帰りに良く分からない絵を買って帰ってきてくれたこともある。俺に似てるって言うけど、どう見たって古代種の猿だった。だけど俺の宝物になった。
俺は嫁と言う仕事がことのほか気に入った。朝早く起きてロイロイさんを起こし。一緒にご飯を食べる。出て行ったら部屋を掃除して、洗濯をした。散歩がてら晩御飯と明日の朝ごはんの準備を買って帰る。夕方には洗濯を取り込んで晩御飯を作っていればロイロイさんが帰ってくる。玄関に迎えに出るとロイロイさんはほわほわとあの暖かな光で答えてくれた。
お風呂は別だけど、寝る時は一緒。
お布団に入るとロイロイさんはちょっとだけ饒舌になる。出身の第02セクターの話だったり、お仕事の話だったり。俺の話も聞いてくれる。好きな食べ物や散歩のこと。ペロさんに拾われた話はふるふる震えながらでもピカピカして聞いてくれた。
俺が寝るまで髪を撫でてくれたり。背中を擦ってくれたりロイロイさんは優しい。寝ぼけてロイロイさんに埋まっていても怒らないし。
ただ少し不満はある。
俺達は番になるかもしれないのにそう言う接触が控えめなのだ。俺はロイロイさんを寝ぼけたふりして舐めたことがある。ロイロイさんは驚いてそれから少しの間、俺との距離を取ってしまった。
万年発情期の俺をロイロイさんは呆れたのかと慌てたが、お互い忘れたふりをして元通りになっていた。俺はできるだけロイロイさんが近づいてくる以外は接触しないようにした。
1か月はそうやって過ぎた。
2か月目に入って外にも目が向く。俺はキリンさんとの交流会に参加した。そこでピカピカさんたちがお別れしたことを知った。なんとピカピカさんが蝶さんじゃない人と浮気していたらしい。蝶さんはあんなにきれいな羽根を持って麗しい人なのになんてことだ。キリンさんとひとしきりピカピカさんの文句を言った。
キリンさんも少し不安になったと言う。こんな美しい人もそんな風に思うなんて、ましてや俺なんて…。お互い気をつけようね、頑張ろうねと言い合って別れた。
キリンさんとの交流会の帰り道は少し落ち込んだ。
言われてみれば俺は古代種のように美しい被毛を持った容姿もない。獣人族のような優れた身体能力もない。お見合いでも俺はペロさんの代わりで、多様性をとるための劣性生物だった。俺が他の生物に勝る点は一つ万年発情期のみだ。それも言わせてみれば、同じ万年発情期でもうさぎさんのように多産ではないのだ。俺は種族として何が誇れるんだろう。
ロイロイさんも俺を撫でる時は黒い毛におおわれた頭ばかり撫でる。もしも、ロイロイさんが俺よりも素敵な被毛の人に出会ったら俺はどうなるんだろう。キラキラとピカピカとした人たちを素敵だと褒めていた。そう言う人と気が合ったらどうなるんだろう。悪く考えて気分は落ち込むばかりだった。
俺がキリンさんとの交流会以降元気がないのを見かねてロイロイさんがデートに誘ってくれた。俺はぱっと気持ちが晴れた。我ながら単純だけど、嬉しくて鼻歌もでた。
初めてのデートは絵の博物館だ。
お土産にもらった絵を俺が喜んでいたのを覚えていてくれたみたいだ。俺はお見合いの時に着ていたガクランを着ることにした。この服はロイロイさんもすごく褒めてくれたし。ペロさんが持たせてくれた一番上等な服だ。着ているだけでペロさんに頑張れと言われてるような気分になる。
玄関で待つロイロイさんの前で一周回って見せた。
『その服はペロさんから頂いた服ですね。ほんとに似合ってる。ティティはペロさんが大好きなんですね』
当たり前のことを言うなーと思いながら、元気良くうなずいてペロさんのすごいところを説明した。
柄の博物館は大きな建物で俺には価値とか良く分からなかったけど楽しかった。ロイロイさんは物知りでいろんなことを教えてくれた。こんなに話をしたのはこの2か月でたぶん初めてだ。それだけで分からなくても楽しかった。だけど、ロイロイさんが元気をなくしていった。なぜかわからないまま俺はロイロイさんを見つめた。
そこへ突然ロイロイさんの同僚と言う人が現れた。
操る言語が違うから何を言っているのか分からない。言語番号を聞きたいがロイロイさんと同僚さんの話は盛り上がっていた。俺が同僚さんに話しかけようとしてロイロイさんが立ちふさがる。ロイロイさんは何かをぴょろろろろっと言うと同僚さんから俺を引いて離れた。でも俺は気付いた。
……ロイロイさんはたぶん笑っていた。
余計、言葉が分からないのがもどかしかった。
俺は振り返ってじっとロイロイさんの同僚を見た。表面も艶ややかなキラキラ光る丸い人。ロイロイさんがお見合いの席でも褒めていた人たちに似ている。綺麗な人なんじゃないだろうか。
「ロイロイさん、何をしゃべってたのか分からないよ」
俺は気付いたら言葉と涙をこぼしていた。ロイロイさんはうつむいてしまってしょぼしょぼしている。ロイロイさんと同僚さんを見て渦巻いた感情はたぶん嫉妬だ。俺はロイロイさんのこと本当に好きになってたんだな。
ロイロイさんが予定を切り上げてうちに帰ることを決めた。それに、俺の料理が食べたいと言うので二人で買い物をして家に帰った。
初めての二人でするお出かけだった。外食して恋人っぽいことをするのを少し楽しみにしていたのに残念だった。
俺はロイロイさんがお風呂に入っている間にペロさんに電話した。
お見合いなんて何も考えずに受けてしまった、ペロさんの役に立つなんて喜んで…。自分がいかに子供だったか思い知る。ロイロイさんが好きだ、ものすごく好きだ。だけど、思いが返ってこないことがこんなに辛いなんて知らなかった。
ペロさんならきっとどうしたら良いかを答えてくれる。だけど声を聴くとつい弱音が出た。
「ペロさん。俺、ダメだ。どうしよう」
電話越しにペロさんが机をたしたし叩いている音が聞こえた。
『そんな弱気でどうする。モロッニヨラシオネシタンハポハポロンベーショコフェドルギーロイロイが好きなんだろ。せめて伝えてから帰ってこい。じゃないと家に入れないからな!』
「ペロさんに会いたいよ」
ペロさんがいつになく厳しくて泣きそうになった。俺だってロイロイさんの側にいたい。でも、ロイロイさんの側にいたらロイロイさんが俺以外の人と仲良くするのを見なきゃダメだ…俺はそんなところを見たら今日みたいに泣いてしまう。
「ペロさん。俺、どうしよう帰りたい」
電話に夢中でロイロイさんがお風呂から出ていることに気付かなかった。
『ティティ。ペロさんと話をしているの?』
ロイロイさんが暗い光でフルフルと揺れている。これは見たことがない反応だった。ロイロイさんはどこまで聞いてたんだろう。もしかして、子供じみたことを言っているの聞いてしまったのかな。ならあの色と動きは戸惑いの色なのかな。でもまだ拒否されたわけじゃない。決定的な色に変わる前に急いで電話を切ってロイロイさんの横を抜けてお風呂に行った。
お風呂は別だけど、寝る時は一緒。
いつもは一日の締めくくりの一番幸せな時間だった。今は気まずくてロイロイさんに背中を向けて目をつむった。ロイロイさんはいつも通り優しく頭を撫でて背中をさすってくれた。その手が動かなくなるまで俺は目をぎゅっとつむった。だけど、悪い夢を見そうでなかなか眠れなかった。
俺はロイロイさんとお見合いが成立したことをペロさんに報告した。ペロさんは短い手を伸ばして頭を抱えた。マロさんがしきりにペロさんの横顔を舐めて慰める。
「でも、番になれるかどうかは3か月一緒に暮らした後だから。帰ってくるかもしれないよ、ペロさん」
ペロさんは感極まって遠吠えをした。かっこいい美声が室内に轟いて俺は少し泣いた。
『ここがティティの家だよ。いつ帰ってきても良いからな』
俺は家族に見守られてこれから3か月間ロイロイさんと暮らす家に向かった。
ロイロイさんは第104セクターの中央記録監査室と呼ばれるところの司書をしているそうだ。いわゆる宇宙公務員だ。主な仕事は情報の整理と貸出業務だそうだ。ほとんど残業は無く9時から17時まで仕事をして帰ってくる。
一緒に暮らし始めて感じたがロイロイさんはとても無口な人だった。お見合いの時もほぼ黙って会場を二人で眺めてたなと思った。
それでも、俺がつくった料理をしゅわしゅわと食べておいしいとぽわぽわ光ったり。ソファで怖いシアターを見ていたら横に座ってポカポカ照らしてくれる。仕事帰りに良く分からない絵を買って帰ってきてくれたこともある。俺に似てるって言うけど、どう見たって古代種の猿だった。だけど俺の宝物になった。
俺は嫁と言う仕事がことのほか気に入った。朝早く起きてロイロイさんを起こし。一緒にご飯を食べる。出て行ったら部屋を掃除して、洗濯をした。散歩がてら晩御飯と明日の朝ごはんの準備を買って帰る。夕方には洗濯を取り込んで晩御飯を作っていればロイロイさんが帰ってくる。玄関に迎えに出るとロイロイさんはほわほわとあの暖かな光で答えてくれた。
お風呂は別だけど、寝る時は一緒。
お布団に入るとロイロイさんはちょっとだけ饒舌になる。出身の第02セクターの話だったり、お仕事の話だったり。俺の話も聞いてくれる。好きな食べ物や散歩のこと。ペロさんに拾われた話はふるふる震えながらでもピカピカして聞いてくれた。
俺が寝るまで髪を撫でてくれたり。背中を擦ってくれたりロイロイさんは優しい。寝ぼけてロイロイさんに埋まっていても怒らないし。
ただ少し不満はある。
俺達は番になるかもしれないのにそう言う接触が控えめなのだ。俺はロイロイさんを寝ぼけたふりして舐めたことがある。ロイロイさんは驚いてそれから少しの間、俺との距離を取ってしまった。
万年発情期の俺をロイロイさんは呆れたのかと慌てたが、お互い忘れたふりをして元通りになっていた。俺はできるだけロイロイさんが近づいてくる以外は接触しないようにした。
1か月はそうやって過ぎた。
2か月目に入って外にも目が向く。俺はキリンさんとの交流会に参加した。そこでピカピカさんたちがお別れしたことを知った。なんとピカピカさんが蝶さんじゃない人と浮気していたらしい。蝶さんはあんなにきれいな羽根を持って麗しい人なのになんてことだ。キリンさんとひとしきりピカピカさんの文句を言った。
キリンさんも少し不安になったと言う。こんな美しい人もそんな風に思うなんて、ましてや俺なんて…。お互い気をつけようね、頑張ろうねと言い合って別れた。
キリンさんとの交流会の帰り道は少し落ち込んだ。
言われてみれば俺は古代種のように美しい被毛を持った容姿もない。獣人族のような優れた身体能力もない。お見合いでも俺はペロさんの代わりで、多様性をとるための劣性生物だった。俺が他の生物に勝る点は一つ万年発情期のみだ。それも言わせてみれば、同じ万年発情期でもうさぎさんのように多産ではないのだ。俺は種族として何が誇れるんだろう。
ロイロイさんも俺を撫でる時は黒い毛におおわれた頭ばかり撫でる。もしも、ロイロイさんが俺よりも素敵な被毛の人に出会ったら俺はどうなるんだろう。キラキラとピカピカとした人たちを素敵だと褒めていた。そう言う人と気が合ったらどうなるんだろう。悪く考えて気分は落ち込むばかりだった。
俺がキリンさんとの交流会以降元気がないのを見かねてロイロイさんがデートに誘ってくれた。俺はぱっと気持ちが晴れた。我ながら単純だけど、嬉しくて鼻歌もでた。
初めてのデートは絵の博物館だ。
お土産にもらった絵を俺が喜んでいたのを覚えていてくれたみたいだ。俺はお見合いの時に着ていたガクランを着ることにした。この服はロイロイさんもすごく褒めてくれたし。ペロさんが持たせてくれた一番上等な服だ。着ているだけでペロさんに頑張れと言われてるような気分になる。
玄関で待つロイロイさんの前で一周回って見せた。
『その服はペロさんから頂いた服ですね。ほんとに似合ってる。ティティはペロさんが大好きなんですね』
当たり前のことを言うなーと思いながら、元気良くうなずいてペロさんのすごいところを説明した。
柄の博物館は大きな建物で俺には価値とか良く分からなかったけど楽しかった。ロイロイさんは物知りでいろんなことを教えてくれた。こんなに話をしたのはこの2か月でたぶん初めてだ。それだけで分からなくても楽しかった。だけど、ロイロイさんが元気をなくしていった。なぜかわからないまま俺はロイロイさんを見つめた。
そこへ突然ロイロイさんの同僚と言う人が現れた。
操る言語が違うから何を言っているのか分からない。言語番号を聞きたいがロイロイさんと同僚さんの話は盛り上がっていた。俺が同僚さんに話しかけようとしてロイロイさんが立ちふさがる。ロイロイさんは何かをぴょろろろろっと言うと同僚さんから俺を引いて離れた。でも俺は気付いた。
……ロイロイさんはたぶん笑っていた。
余計、言葉が分からないのがもどかしかった。
俺は振り返ってじっとロイロイさんの同僚を見た。表面も艶ややかなキラキラ光る丸い人。ロイロイさんがお見合いの席でも褒めていた人たちに似ている。綺麗な人なんじゃないだろうか。
「ロイロイさん、何をしゃべってたのか分からないよ」
俺は気付いたら言葉と涙をこぼしていた。ロイロイさんはうつむいてしまってしょぼしょぼしている。ロイロイさんと同僚さんを見て渦巻いた感情はたぶん嫉妬だ。俺はロイロイさんのこと本当に好きになってたんだな。
ロイロイさんが予定を切り上げてうちに帰ることを決めた。それに、俺の料理が食べたいと言うので二人で買い物をして家に帰った。
初めての二人でするお出かけだった。外食して恋人っぽいことをするのを少し楽しみにしていたのに残念だった。
俺はロイロイさんがお風呂に入っている間にペロさんに電話した。
お見合いなんて何も考えずに受けてしまった、ペロさんの役に立つなんて喜んで…。自分がいかに子供だったか思い知る。ロイロイさんが好きだ、ものすごく好きだ。だけど、思いが返ってこないことがこんなに辛いなんて知らなかった。
ペロさんならきっとどうしたら良いかを答えてくれる。だけど声を聴くとつい弱音が出た。
「ペロさん。俺、ダメだ。どうしよう」
電話越しにペロさんが机をたしたし叩いている音が聞こえた。
『そんな弱気でどうする。モロッニヨラシオネシタンハポハポロンベーショコフェドルギーロイロイが好きなんだろ。せめて伝えてから帰ってこい。じゃないと家に入れないからな!』
「ペロさんに会いたいよ」
ペロさんがいつになく厳しくて泣きそうになった。俺だってロイロイさんの側にいたい。でも、ロイロイさんの側にいたらロイロイさんが俺以外の人と仲良くするのを見なきゃダメだ…俺はそんなところを見たら今日みたいに泣いてしまう。
「ペロさん。俺、どうしよう帰りたい」
電話に夢中でロイロイさんがお風呂から出ていることに気付かなかった。
『ティティ。ペロさんと話をしているの?』
ロイロイさんが暗い光でフルフルと揺れている。これは見たことがない反応だった。ロイロイさんはどこまで聞いてたんだろう。もしかして、子供じみたことを言っているの聞いてしまったのかな。ならあの色と動きは戸惑いの色なのかな。でもまだ拒否されたわけじゃない。決定的な色に変わる前に急いで電話を切ってロイロイさんの横を抜けてお風呂に行った。
お風呂は別だけど、寝る時は一緒。
いつもは一日の締めくくりの一番幸せな時間だった。今は気まずくてロイロイさんに背中を向けて目をつむった。ロイロイさんはいつも通り優しく頭を撫でて背中をさすってくれた。その手が動かなくなるまで俺は目をぎゅっとつむった。だけど、悪い夢を見そうでなかなか眠れなかった。
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