神々にもてあそばれて転生したら神様扱いされました。

心の枷編

※悪魔のキス with ルーナ ※

教会から放たれた衝撃に、都を迎えに来た守護者達と神官達は慌てて

部屋へ向かった。そこには濁りの一切無い8色以上の光が溢れ、

大地から湧き出す魔粒子と絡んでは空気を浄化させていた。

「か、神よ、、。我等に新たなる神の祝福が！」

皆、神力を解放した都の姿に呆然とし、神官達はその光景に打ち震えて

頭を床に擦り付け泣いた。

「都！」

ルーナは都のそばに歩み寄り、跪いて手を握った。

現れた皆に、都は慌てて隠れようとしたがルーナに手を掴まれ逃げ場を

失った。





何故、こうなったのか。私は今ルーナさんとキスをしている。

全くもってこの状況が理解できない。

——— グレースブートキャンプだぜ！！盛り上がるのは筋肉じゃない！エロスだ！！！解放しろ！都の中にあるエロを！！！

…40過ぎのオバサンが、見た目20代の青年とキスって。

どんな罰ゲームさせてるのよ。ごめんね？ルーナさん。

グレースに付き合わせて。

——— それ！！こっちの世界じゃ都はまだ小学生だから！

それも、犯罪ぃぃぃ！！

——— もう、あっちの常識捨てろ！快感求めて！

——— リピートアフタミー！！気持ちいい！！はいっ！

「……」

——— はい！ほら！また逃げるのか！？双葉を助けた猫神の為に頑張れよ！

「‼︎」

鬼！悪魔！淫乱！

——— 何とでも言え！はい！気持ちいい！！

「はっ、んん、、気持ち、、いい。」

恥ずかしぬーーーー！！！ぎゃーーーーーー！！！

「都？本当？気持ちいいの？真っ赤になって可愛い」

「んんっ！ん、」

ルーナの舌が上顎をなぞり、舌先を啜り上げ蹂躙する。

都の言葉にルーナの欲に火がついた。

ひたすらに優しく、快感を追い上げる様に喉仏を舐めて耳を喰み、

またキスをする。

——— 都！ベロ出して！ベロ！早く！

言われるがまま、息も絶え絶えにベロを出す。

「っ！！んっ！！」

その姿にルーナは赤面しつつ、唇に吸い付いた。

「良かった、俺を求めてくれて良かった。都が死んだら、、俺も死ぬつもりだった。好きだよ、好きだよ、都を愛してるんだ！」

意識が飛びそうな程キスをさせられて、訳が分から無くなる程の快感に

都は抗おうとした。

——— 抗うな！受け入れろ！

都はグレースの言葉に、手から力を抜いてルーナの背を撫でた。

——— 愛してる。さぁ、言葉にして。愛してる。

「あ、、、あい、してる。」

言われるががままに囁いた。

その時のルーナの顔を都は忘れないだろう。

綺麗な瞳から、ダイヤの様な涙が溢れる美しい男の顔を。

——— 都からキスしてあげて

都は目を閉じて、ルーナの唇に触れた。躊躇いながら舌先で

歯をなぞり、舌先を撫でた。そして静かにキスだけをし続けた。

——— ルーナは私の男。ルーナは都の男、ルーナは俺達の男。

「ルーナ、わ、たし、、の男。ルー、ナはぁ、んっ、都の男、」

「ルーナは私達の、男」

ルーナは頷いて囁いた。

「そうだよ、俺は都とグレース様の男だ。忘れないで。さぁ、もう一度キスをして？俺の都。」

ルーナが服の内側から指先で腹を撫で、胸の果実にそっと触れると

都はピクリと身動いだ。

「気持ちいい？ここ。」

気持ち良い？良いのかどうか分からない。ジンジンする。

——— 気持ちいいんだ。はい！気持ちいい！

「気持ち良い。もっと、、」

その言葉にルーナは服を剥いで吸い付き舐め上げた。

「んん！はっ！やっ！あぁっ！」

ひたすらに嬲られて真っ赤に熟れた果実が腫れ上がる。

気付けば腰がゆらゆらと前後する。

「あぁ、抱きたい。今すぐ抱きたいのに。ここまでだ。」

「え？ルーナ？」

ぼんやりとした瞳でルーナを見つめても、苦しそうに微笑んで

ルーナが離れた。

「やだ、、側にいて。」

——— 交代だ。

「ルーナ、お疲れ様。悪いな。中途半端にさせて。リャーレとサリザンドを呼んで。」

ハァハァと息をあげ、ルーナは苦しそうにグレースに背を向けた。

「耐えて。ちゃんとルーナの所に都を落としてあげるから。」

「……はい。我慢、、するしか無いんですよね。」

「お前だけじゃ、都を救えない。安心しろ、ちゃんとお前を心の支えにさせて、お前なしじゃ生きられない様にしてやるから。」

「…俺が、そう、、したかったんです。」

「わかってる。でも、無理だ。悪魔に任せとけ。」

「行って。リャーレとサリザンドを呼んでこい。」

「…はい。都の事、よろしくお願いします。」


悪魔の特訓は始まったばかり。