53 / 200
心の枷編
※言い訳に甘えて※
しおりを挟む性的表現があります。
ご注意下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神々と通信をした日、皆に予言の原書が手に入った事と、神々が手伝ってくれる事を伝え、リャーレに頼んで読み込んだ予言書を送ってもらった。
多少の疲れは感じていたが、翌日になると不調は酷くなり、ベッドから起き上がれ無くなってしまった。しかし、朱雀とビクトラは騎士隊の訓練所で神格の使い方や魔粒子の使い方を互いに教え合っていて、楽しそうで、彼等を見ると甘えられなかった。昼を過ぎても結局回復せず、誰も知らぬ間に容体を悪化させていた。
あれ、身体が重い。なんか液体になった様にドロリとして動けない。
「グレース様!大丈夫ですか!?そろそろかと思ったんですけど、いけませんね。すぐ色見ますね?」
ルーナが部屋に入ってきて、助かったとグレースはルーナに感謝した。そして、ルーナはグレースの身体に魔粒子を流し込み、自身の色と相殺される色を見極め、足りない色を探した。
「アガットさんに三回程頑張ってもらうか、アガットさんと朱雀さん、リャーレさんにやってもらいます?」
「ん、、朱雀は、俺が入れたいからダメ。あ、、、今、や、ば、い。アガ、、ト」
ルーナはすぐ様通信魔道具でアガットを呼び出し、応急処置を施す。
すると2分も経たずにアガットが部屋に慌てて入室して、服を脱ぎ出した。
「ご、めん、嫌な、のに、な、、ご、め、、」
グレースは涙目でアガットの逞しい腕に手を乗せ、か細い力で縋る様にその腕を掴んだ。
「はぁ、、良いんですよ。こればかりは仕方ないです。仕方ない事なんですから、ご案じ召されなくて良いのですよ。消えられては困りますから。ルーナ、何回だ?」
ポーションを飲みながら準備をはじめたアガットにもう迷いは無かった。
「三回もあれば一週間は大丈夫じゃないですかね?じゃ、退出します。結界かけてくださいね!」
グレースは力を振り絞って結界を張ろうとした。
すると、アガットがその手を押さえて「私が。」そういって結界を張りグレースにそっと唇を重ねた。
アガットは決してグレースが嫌いな訳ではない。ただ、グイグイと攻め込まれるとどう対応したら良いかなら分からず反応に困るのだ。
しかし、本能がグレースへ持っていかれようとしているのは分かっていた。その抵抗は長くは保たないとも。
「ふっっ、、ん、、はぁっ、ん。」
アガットは魔粒子の色光を定めて送り続けた。集中しなくては定める事が難しい為、必然的にゆっくりとした抽挿となりグレースを追い詰めていた。ゆるゆると腸壁にそってぐるりと円を描くように刺激を与えて、最奥の入り口をヌクヌクと浅く出し入れする。すると、グレースもその柔らかい刺激に肉体の緊張もほぐれて、思いの外スルリ、クポン。とアガットの亀頭を咥え込んだ。
「あっあっ、、ちょっ、あ、いい。気持ちいい、アガット、アガット、赤紫強い、、んん、他のも、ちょー、、だい。」
涙目で蕩け、ツヤツヤと光を放つ唇にアガットはどこまでも優しく唇を重ねて応えた。舌先だけで触れ合い、口内には入らず絡め合うアガットは舌先から魔粒子を多めに流したい。
「あーっっ!ん、はぁぁ、、、んんんん!」
その刺激にグレースは仰け反り、痙攣して絶頂を迎えた。しかし、吐精出来ずに未だ芯は硬いまま立ち続けている。
「グレース様、正直に申し上げると。いつもの貴方様は刺激が強すぎるのです。ですが今の貴方様を見て色を定めるのは、本当に苦痛なのです、、ふっ、、はっっ、、はっ、」
グレースはゾワゾワと腹の奥が疼くのを我慢出来ず、うすら開く眼からアガットの獰猛な肉食獣の本能を見た。
「な、ら、うんんん、、ん、、ん、、俺の、こと、、食べ、てよぅ、」
キラキラと七色の光が黒目を縁取り、涙で輝く瞳が縋り付く。満たされぬと叫んでいた。
「後悔召されるなよ。宜しいですか?」
グレースは唇を噛み締め、腰を上下前後に揺らして急かした。
「っっ!貪欲な者は嫌いだが、貴方のそれは、、煽られる!」
アガットはグレースを抱き起こし、繋がったまま反対に向かせ背面座位で思い切り最奥を貫いた。
「っっっ!!!イク!イク!ダメッ!!あ″ぁぁぁぁ、気持ちいいよー、うっうぇっ、ふっ、あっあっあぁっら気持ちいい、気持ちいい、もっと!奥刺して!あーーーーーー!!!気持ちいい、アガット、アガット!」
嬌声と絶叫が混じり合った艶声がアガットの耳を刺激する。
「んっ、一度イかれるといい。」
そう言うとグレースのそれを獣体化した手の肉球でふにふにと雁首を刺激し、両手の肉球で上下に擦り上げた。そしてグレースは我慢する事なく欲望を吐き出し果てた。しかしまだまだ足りないと、振り向いてアガットの頭を抱えて舌を出した。
「はっ!美しいなっ!貴方はっどこまでも。」
グレースが浮くほど腰を打ち付け最奥の奥を刺激しながらその真っ赤な舌先を啜り飲み込む。
「ふぅんんんん!ばっああああっ!」
グレースは後手でアガットの尻肉を掴み、自身の腰に引き寄せさらに奥を責めろと強請る。
「これは、我慢がで、きませ、んんっイキますよっ、どちらに?」
「中!中がい!奥にっっだして!いっぱい!!気持ちいいっ気持ちいいよっあぁーーダメ!メスイキ気持ちいい、もっと!もっと!」
ズンっと突き上げるとアガットの流し込む物が腹を逆流して入り込むのを感じた。一度引き抜くとグレースの顔の前に立ち「こちらでも」と唇にヌチャヌチャと擦り付けた。
「はっはっはっあ!アガットのだ!俺のアガット!んぶっんっんっ」
グレースは夢中で咥え込み喉の奥まで飲み込み、まだ少し残る欲望の残滓を搾り出し口の中に溜めて舌で転がし味わった。
「美味いですか?」
アガットは膝立ちになったまま、座り込むグレースの顔を両手で包み込んで顔を上げさせた。
「ゴクンッ。はあっ、美味しい。大好きなアガットのだから、美味しいよ?アガットの揺れない眼がっ好きだ。俺を見てよ。逃げないで、お願いだからっ、んっあぁ、痙攣止まんないっ、ん、んんっ。」
まだ息も上がらず静かに立つアガットに縋りつき、グレースはしっかりと色のついた胸の飾りに吸い付き舌を動かした。舌を刺激するその突起にグレースは夢中になっていた。未だ上下にカクカクと揺れるその痴態を穏やかに見つめ、手の甲の豹の毛でグレースの魔道具が貫いている果実の先端をサワサワと刺激する。
「あっ、あっ、いや!それ!気持ちいいか、らぁ!尻尾!尻尾で!」
アガットの尾てい骨からスラリと伸びた、柔らかくしっかりとした尻尾を掴み先端をグチャグチャと舐め上げ飲み込む。
好奇心からアガットは今までやったことは無いが、飲み込ませてみようと尻尾を喉の奥の奥までゆっくりと進めた。ピクピクと動く尻尾と毛皮でザワザワと刺激され、吐きそうなのを尻尾と共に飲み下し、自身の胸で揺れる果実同士を繋ぐチェーンをこれでもかと引っ張り刺激する。アガットは「はっ!ははっくっ、これは凄い。」と感嘆してグレースの瞳を見つめた。
その光景にいい得ぬ充足感と背徳感にアガットはまたイキリ立った。
ガクガクと揺れる腰を見下ろした後、恍惚とした顔のグレースを見た。
支配して望みのままに懐に囲い込み、こんなな愛らしい獲物を誰にも渡したくない。アガットは初めての欲望を自覚した。それから深夜になるまでグレースをだき潰し、ドロドロのまま二人は抱き合い眠りに落ちた。
0
お気に入りに追加
280
あなたにおすすめの小説
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・不定期
コンビニごと異世界転生したフリーター、魔法学園で今日もみんなに溺愛されます
はるはう
BL
コンビニで働く渚は、ある日バイト中に奇妙なめまいに襲われる。
睡眠不足か?そう思い仕事を続けていると、さらに奇妙なことに、品出しを終えたはずの唐揚げ弁当が増えているのである。
驚いた渚は慌ててコンビニの外へ駆け出すと、そこはなんと異世界の魔法学園だった!
そしてコンビニごと異世界へ転生してしまった渚は、知らぬ間に魔法学園のコンビニ店員として働くことになってしまい・・・
フリーター男子は今日もイケメンたちに甘やかされ、異世界でもバイト三昧の日々です!
腐男子(攻め)主人公の息子に転生した様なので夢の推しカプをサポートしたいと思います
たむたむみったむ
BL
前世腐男子だった記憶を持つライル(5歳)前世でハマっていた漫画の(攻め)主人公の息子に転生したのをいい事に、自分の推しカプ (攻め)主人公レイナード×悪役令息リュシアンを実現させるべく奔走する毎日。リュシアンの美しさに自分を見失ない(受け)主人公リヒトの優しさに胸を痛めながらもポンコツライルの脳筋レイナード誘導作戦は成功するのだろうか?
そしてライルの知らないところでばかり起こる熱い展開を、いつか目にする事が……できればいいな。
ほのぼのまったり進行です。
他サイトにも投稿しておりますが、こちら改めて書き直した物になります。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
主人公の兄になったなんて知らない
さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を
レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を
レインは知らない自分が神に愛されている事を
表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346
少女漫画の当て馬に転生したら聖騎士がヤンデレ化しました
猫むぎ
BL
外の世界に憧れを抱いていた少年は、少女漫画の世界に転生しました。
当て馬キャラに転生したけど、モブとして普通に暮らしていたが突然悪役である魔騎士の刺青が腕に浮かび上がった。
それでも特に刺青があるだけでモブなのは変わらなかった。
漫画では優男であった聖騎士が魔騎士に豹変するまでは…
出会う筈がなかった二人が出会い、聖騎士はヤンデレと化す。
メインヒーローの筈の聖騎士に執着されています。
最上級魔導士ヤンデレ溺愛聖騎士×当て馬悪役だけどモブだと信じて疑わない最下層魔導士
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
あの夜の過ちから
誤魔化
BL
とある仮面舞踏会の夜。
お互いの正体を知らぬままに熱い一夜を過ごした皇子と側近の2人。
翌朝に側近の男はその衝撃の事実に気づき、証拠隠滅を図ろうとするが、一方で気づかない殿下は「惚れた」と言って当の本人に正体の分からない”あの夜の人”を探すように頼む。
絶対にバレたくない側近(色男) VS 惚れた仮面の男を見つけ出したい殿下(色男)のBL。側近の男、一応転生者です。
側近「どうしてこうなったーッ!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる