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第三章 魔法と神力と神聖儀式
15 選べない答え 〜ハリィの決断
しおりを挟むセゾンがフロリアに神聖儀式の指導を始めて2週間が経ち、彼等はかなり打ち解けていた。そう、こんな言い合いが出来るほどに。
「フロー!駄目です、もっと優雅に!フェリラーデ神の美しさを体現するのです!慈愛に満ちていてかつ聡明。そして愛で世界を満たすのは3神唯一の女神フェリラーデ神なのです」
セゾンは長いローブの袖を振り回しながら、ヒーヒーと唸りながら必死に神力を神聖陣に描かれた各属性陣に注ぎながら、両手に魔力を練り神力の放出を制限しているフロリアに激を飛ばす。しかし、それをこなすには集中力と体力が必要だった。
「セーさんうっさい!何、フェリラーデさん推し?だったら1人でやって!私の推しはアルケとシュナー!フェリラーデさんはおとぼけ担当なんだからっ!」
火属性の陣に神力を注ぎ、次にザザナームの陣に右足爪先をぐぐっと伸ばしたが、短い足ではなかなか届かず体がぐらりと揺らいだ。しかし、そんな集中している最中にもセゾンの声が響く。
「なっ!フロー!聞き捨てなりませんよ?フェリラーデ神は属性を持たない、それは全ての属性を包み込むからなのです!おとぼけだなんてっ、よくもそんな事をっ!」
「はぁっ!はぁっ!しんどっ、フェリラーデさんただのボンヤリ女神!属性面倒で付けなかっただけだって!多分っ!はぁっ、ううっ」
「フロー!手が止まってますっ!あぁっ、本当にその身体は神体なのですか?鈍臭いにも程がある!」
「言ってくれるじゃん!このダメ教師っ!」
「そうですか、そんな事を言うのですね?主神トルトレスよ、威光を以てフロリアを譴責せよ裁け」
「あーー!狡い!」
神聖陣の中で、儀式の練習をするフロリアの体を光の鞭が巻き付き縛り上げ、ぎゅうぎゅうに締め付けて行く。フロリアはギャアギャア騒ぎながら応戦した。
「冥府の神クローヴェル!減法混色の理りを以てこの光を飲み込め消去!お兄ちゃん達の魔法使うのせこい!」
ブワリとフロリアの体を闇が包み込み、セゾンの光の鞭を打ち消すと、互いに引かず使える魔法を連発していた。
「ハリィ。これはなんだ?魔法の授業なのか?それにフロリアの祝詞……減法混色ってなんだ」
「聞かないでください……発動が早くなりましたね。まだ祝詞の熟練度や魔力制御がなってませんが、このレベルなら大抵の魔獣は防げますよ」
「なー。アル、俺達要らなくねぇか?」
魔法の応酬は知らぬ間にフロリアの魔法発動をスムーズにさせ、祝詞も、優美さに欠けるとは言えきっちりと神に届いているのか威力もそこそこにあった。アルバート達はそれを見ながら呆然としている。
「あーっ!もうっ、セーさんの所為で集中出来ないっ!」
「どんな状況にあっても神を崇め敬う気持ちを振らしてはなりません!ほらっ、神力が途切れています!」
「セーさんチェンジ!ダメっ!パパみたいにちゃんと教えてっ!」
「トルソン卿と仰いとなんども言っているでしょう!主神ハカナームトよ、迷い子を導き賜え」
「あーー!それダメな奴!ちょっマジやめて!」
「操結」
マリオネットの様にセゾンの動きに合わせて体が動き、セゾンは覚えろと言いながら神聖儀式、奉納の型を行った。フロリアは何とか抵抗を試みるも、勝手に動く体について行くのに精一杯で抵抗出来ずにいた。
「セーさん!体のサイズ!無理、そんなに腕伸ばさないで!ちぎれる」
「はっ!私とした事が忘れていました!」
「忘れるなーー!馬鹿ー!」
満身創痍なフロリアとセゾンは床にへたり込みハァハァと息を荒げ、毎度お決まりのフロリアの『もー先生変える』、そしてセゾンの『こんな落ちこぼれこちらこそ御免です』と言う言葉で指導は終わった。
「パパァ、もうやだ。セーさんの指導で神聖儀式とかやれる気しないんだけど」
ハリィの足元で猫の様に丸まり、甘やかし待ちをするフロリア。手を差し伸べたいのをぐっと堪え、深呼吸するハリィ。そんな2人を引き離す様にアルバートがフロリアを抱き上げた。
「お前、何だあの祝詞」
「あーー!パパァ!何でアルバートさんなのっ!」
「「お父さん」」
ぐぬぬっ、いつもは意識してるから言えるのに気を抜いたらアルバートさんって言っちゃう。うぇぇ、パパさんが足りない!圧倒的にパパさんが足りない!
「もぅ今日限界、お願い。お父さん、パパの所に行かせてぇぇ」
「あぁ、司令官。その、良いですよね?フローは頑張りましたし、その」
「はぁ。5年後……お前本当にこいつと離れられんのか?」
「……」
アルバートさんっ!また余計な事言う。折角パパさんが手を伸ばしてくれたのにっ、引っ込めちゃったじゃん!抱っこ、ぎゅー、よしよしトントンがっ!
「ふぇっ、頑張ったのに。お願い、ちょっとでいいの!パパとぎゅーしたいっ!お父さん、お願い!お菓子要らないからパパの所行かせてぇ」
「はぁ。仕方ねえな」
「アルバート!その様にフローを甘やかすから儀式の一つもまともに出来ないんですよ?フロー、いい加減型を覚えて下さい!」
覚えてるし!全部一通り覚えたよっ、セーさんのジャッジが厳しいんだって。このちんまい体で指先をもっと伸ばしてって言うけど、鬼かって言いたい!物理的な限界があるんですけど?
「フロー、でも頑張りましたね。久しぶりに2人でお散歩しますか?」
「うん!やっぱりパパが1番大好きっ!」
すりすりとハリィの胸元に頬擦りしながらフロリアは抱きついた。しかし、体力と神力の限界をとうに超えていた彼女はハリィがトントンと背中を叩いただけで、ストンと眠りに落ちてしまった。
「フロー?……寝ちゃいましたか」
久しぶりに感じる鼻腔をくすぐる花の蜜の様な甘い香、トクントクンと早い鼓動と体温に、ハリィは泣きたくなった。そして5歳頃となってもまだまだ小さなフロリアを抱きしめると、愛おし気にその額にキスをして演武場を後にした。
「セゾン、あいつやっぱりダメか」
「アルバート……それ以上ですよ」
「ん?嬢ちゃんそんなに駄目か?あの年にしちゃかなり魔力制御も出来てるし、体さえデカくなりゃ充分儀式もやれるだろ」
「はい。不出来という事ではなく、出来過ぎなんです……やはり愛し子と言う事でしょうか」
アルバート達は演武場を出ながらセゾンの言葉に頭を傾げ、なら何であんなに不出来だと責め立てるのかと聞いた。
「はぁ。フローは1つ褒めると物凄く調子に乗って私でも扱えない魔法……神の扱う魔法である神聖魔法を使うのです。先程の消去魔法もその一つですが、昨日など神聖滅魔法の1つ……混沌を使いました。私も文献で読んだ事しか無かった魔法です。今は基礎を叩き込む時期、彼女にとって扱いやすい神力だけに頼ればいずれ未発達な神体が壊れますから……褒めてあげたいのは山々なんですけど」
「わかる気はするが、そもそも何でそんなもん使う事になったんだよ」
「私の説明が難しかった様で、私の気持ちを理解しろと。こんな風に混乱しているのだと魔法を掛けられました」
ダダフォンはセゾンの前に立ち塞がると、2本指を立てた。
「1つ、何故嬢ちゃんはその魔法を知っているのか。2つ、お前はその魔法をどう解いた」
「フロー曰く私に魔法を使いたい、こんな風にしてやりたいと思った時に魔法の名前が浮かぶのだと言いました。そして、まだ幼いあの子の神力は安定していません。掛かりはする物の理性は残っていて、神への祈祷を念じたところ打ち消す事は可能でした」
セゾンは2人に考えている事を口にした。魔力も神力も扱いの根本的な部分は同じであり、精神が安定している事、満たされた記憶がある事が重要だと言う事。だがフロリアはその2つが大部分で足りない。それは指導でどうこう出来る物では無く、そして彼女がその原因に気付かなければ今のまま、中途半端な力しか扱えないと。
「魔法については神体が覚えている、そう言う事なんだろうな」
アルバートはやはり自分の養子とした事は間違いだったのではないか?そんな事を考えつつ、セゾンにこのまま学ばせて良いのかと相談した。
「どうでしょうね。間違っていたかどうかなんて未来でしか分からない事です。それよりも同学年の友達を作ってあげては?流石にハリィ以外眼中に無い様ではいざと言う時力を発揮できませんよ」
「……再生魔法。そろそろ実行させるか……ヴォルフ卿、浄化と治癒は出来たんですよね?」
「あ?あぁ。成功率は4割…調子が良けりゃ6割、あの歳にしちゃ良い出来だが。なんせ魔力制御がなぁ……どの魔法にどの程度の力を使うのか。それは使い続けて感覚として身に付かせるしかねぇしな」
「なら今週の土曜、ゼスに使わせてみます」
「大丈夫かよ?」
「補助を頼めますか?魔力の目視でコントロールしてやって下さい」
「だが、神力を使われたら俺では読めないぞ」
「その時はその時です」
「ならアルバート、明日からは治癒魔法を私も見ましょうか?祝詞はハリィに作らせれば良いでしょう」
セゾンは胸元で揺れる太陽と月の輪を握りつつ、現人神の顕現は想像以上に早いかもしれないと思った。
「フロー、今日は頑張りましたね」
ハリィはフロリアをベッドに寝かせるとその頭を撫でた。出会った当初に比べて身長は5センチ程大きくなり、大の字で眠るその姿は天真爛漫で見る者を笑顔にさせている。
「宵闇の神クローヴェル神よ、我が祈りを神々の愛し子に捧ぐ。燦爛たる星々に願いを、静穏たる闇にフロリアを抱き賜え」
ベッドの端に腕を着き、手を重ね縋るように神へと祈りを捧げた。祈祷でも奉納でも無く、ただクローヴェルの腕にフロリアを委ねる様に穏やかな気持ちでハリィは祈る。その姿を背後で見ていたラナは、諸々の事情があるにせよ、フロリアがいつかハリィと強い縁で繋がれば良いと思った。
『叩頭せよ』
どこからとも無く聞こえた声に、ハリィ、ラナ、ロアはびくりと体を強張らせると、床に平伏し目を瞑った。だが、その声にハリィは何処と無く聞き覚えがある気がした。
はぁ、また神のご降臨ですか?一体今度はどなたでしょう。まったく、クローヴェル神に安眠を願うだけでこれですか。
『私はフロリア様の眷属にしてザザナーム神の力を借りし者。我名はキリーク……盾はどの者か』
ハリィは叩頭したまま返事をした。
キリーク、確かヴォルフ卿の亡くなった息子さん、でしたよね。フローが気まぐれに名付けをしたと言う。まさか眷属になるとは。
「拝謁の機会を得ました事に感謝致します。私はフロリア様の盾の任を預かります、リットールナ聖騎士団第一師団師団長ハリィ•トルソンに御座います」
ふわりと風が動き、それが近付いてくるのを感じたハリィは全てを神に預けるが如く身を任せた。そして、足先が視界に入ったかと思うと眷属神がその肩に触れた。
『其方の顔を我に見せよ』
ハリィは視線を下げたまま顔を上げた。初めて会う神が何に不満を抱くかは分からない。失礼の無いよう、ただ黙って従った。
『ほぅ、これがフロリア様を惑わす者か』
惑わす?惑わされているのは私だと言った方が正しいのでは?こんなに愛しい子なのだから、誰もが惑わされ愛してやまない。
『我はフロリア様を導く為にこの姿を得た。今後は我もフロリア様の成長をお助けする。共に頼むぞハリィ』
「はっ!微力ながら共にフロリア様のご成長を見守らせて頂く栄誉に預かり光栄にございます」
『うむ。して、其方に聞きたい』
「はっ、何なりとお聞き下さい」
『フロリア様は何故抑え込んでおられるのだ』
ハリィには分からなかった。キリークの言う抑え込む、その意味が分からず言葉に窮したが、それは自分と家族になりたいという願望を抑えている。そう言う事なのだろうかと思った。しかし、寝顔を覗き込むキリークはフロリアの額に触れると名を呼んだ。
『聖殿、起きられよ。貴女様の目覚めなくばフロリア様は半人前のままでございますよ』
その名を聞いて、ハリィはドクンと胸が締め付けられる様な痛みを感じていた。それは罪悪感と言う名の痛みだとハリィは直ぐに理解した。そして出来るならば気持ちが落ち着くまでは目覚めずにいて欲しいと思った。
ヒジリィ……様。確かにそうなのでしょう。私の不用意な態度の所為で深い眠りへと隠れた彼女はもう1人のフロリア。もしも彼女が目覚めたなら、フローには会えなくなるのでしょうか?
「キリーク様、お伺いしても宜しいでしょうか」
『何だ』
「何故……ヒジリィ様を起こすので?」
『フロリア様は神魂だ。だが人格を得る為に聖殿の魂を受け入れた。このまま聖殿が眠って居られればフロリア様は永遠にこのまま。神体と人体の堺にあるこの体はゆっくりと成長はするが、聖殿が眠ったままであるならば数年後の成長で神体と精神の成長は止まる。肉体は永遠に子供のまま、精神も成長はしない。何年、何十年、何百年経とうとも子供なのだ。そして執着を愛と誤ったまま……真の愛を知らぬ者が如何に愛を説く。愛を知らぬ者が如何に縁を結ぶ。其方の願いも叶わぬまま、永遠の別離となるだろう』
ハリィはその言葉に息を飲んだ。出会ってからこれまでのフロリアは肉体や力の成長の変化の度に心も成長していたと思っていたが、確かにいつまでも甘え縋る事を愛情を示す行為と思っていると言われれば否定出来なかった。そしてそれは2人の関係性の変化の兆しにも思えた。それが幸か不幸か、ハリィには判断出来なかった。
『聖殿がフロリア様を抑え込む事は出来ぬかもしれぬが、もしも聖殿の精神がフロリア様よりも強かったなら万が一はあり得るだろう。其方はそれが嫌なのであろう?』
全てを知っているのか、キリークは侮蔑の籠った目でハリィを見上げていた。まだ青年とも少年とも言えないその姿、だが瞳だけは親の仇を見る様な力強さがあった。
「嫌だなんて!ただ、私はヒジリィ様との間の結が拗れたこの状況をどうすれば良いのか分からない……それだけなのです」
許されるのならば今すぐにでもお会いして謝罪したい。貴女をもっと知って、フローとヒジリィ様お2人が私の全てだと伝えたい。
『ならば力を貸そう。我とて一刻も早くお2人には同調して頂きたいからな』
「同調……とは」
『聖殿が目覚めて居た期間は短い。故にフロリア様の精神はチグハグなのだ。大人かと思えば赤子の様で、欲求のままに生きて未だ己を人間だと思っておる。それは神魂と魂が完全に一体化していないからだ。聖殿が起きていたなら今頃神魂は完璧な形を持ち、力の制御も容易かったろうな』
「フローはいなくなるのですか……」
『そんな訳なかろう。神の魂は知識と力の塊、感情はそこに無い。天上界では何万年と掛け神々は全てを知る。だが下界でそんな時間を過ごして居ては星が消えるわ。故に情緒を司る人の魂が呼ばれたのだ……酷い話とは思うが、フロリア様の成長の贄として人の魂は呼ばれたのだ。消えるのは……聖殿だ』
酷い人間である自覚はあります。ですが、今日ほど自分と言う人間の醜さに嫌気が差した日は無い。ヒジリィ様が贄だと聞いて安堵しているのだから。
「そう……ですか」
『なんだ、お前はそれを望んでいるのだな?ならば話は早い。ヒジリィ殿に一つとなられる様説き伏せよ』
「そんな」
きっとキリーク様にとってもフロリア様以外はどうでも良いのだろう。一体誰がヒジリィ様の魂を慰めてくれるのだろう。死んで、呼ばれて、訳もわからず贄とされる。そしてそれを誰もが望んでいる。あぁ、何故私がハカナームト神に選ばれなかったのか。それはこの為だったのですね?ヒジリィ様の私への想いを利用しろ、そう言う事なのでしょう。
『煮え切らん奴だなフロリア様と聖殿。お前はどちらを取る』
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