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第三章 魔法と神力と神聖儀式

10 新しい形をつくること

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 ダダフォンのおじちゃんとの外出から半年が過ぎた。
神々の仕事に抜かりは無い様で、つい先日まで真冬だったのに今や実りを付けた草木溢れる季節になっていた。そんな心浮かれる季節にも関わらず、私は授業前の自室で1人この半年を振り返り、怒涛だった日々を思い出す。
 
 神命が下されたあの日、帰宅して部屋に戻ると金ピカイナバの目がずっと点滅していた。それはお兄ちゃん達からのメッセージがあるという合図なんだけど、めちゃくちゃ点滅速度が早くて、暗い部屋で赤く目が光るぬいぐるみはまるで呪いの人形の様だった。恐る恐るぬいぐるみの耳に触れると、それまで溜まっていたであろう神託メッセージが頭に大量に流れ込んだ。

『フロリア!どういう事だっ!何故名付けなど行った、天上界こちらは神々と眷属が押し寄せ大混乱なのだぞ!』

 はぁ。やっぱりやらかしたか。
私は溜息が止まらなかった。直近のメッセージが終わると、それ以前の物が流れ続けたけれど、主に名付けについてのお小言が殆どだった。
 ここ最近では自分の常識が常識では無いと非難される日々が続いて、嫌でも分かる。

「私が間違ってるんだろうなぁ」

 手を差し伸べられる人には差し伸べてあげる、人の幸せは貶さない、それは共に喜ぶ物。戦争はしちゃいけない、使える物は何でも使う、それが私の常識だった。多分、それ自体に問題はないのだと思うけれど、タイミングやその後の事を私は考えて無さすぎた。

「そう言われてもねぇ。国王さんがどう思っているのかとか、国が今どうあるのかなんて分かるはず無いし。それを考えろって言われても」

『よいか、人の魂を上神させる等あってはならぬのだ!神は神の神魂しんこんより生まれるべきで、人の魂を神とすれば神域の秩序は崩れるのだ!人に都合の良い未来への道筋を教えたり、1人の人間、国に偏った祝福を与えたり!全てが人間の為の神と捉えられてしまう事もあるのだ!』

 それって悪い事なの?ついでに言えばフェリラーデさんなんかその最たる神じゃん。あ、でもオーウェ自体を守ってもいるから良いのかな?分からん。そして続くメッセージに落ち込んだ。

『あの者の魂は後数年でまた人の子として生まれ変われたと言うのに、それを其方が邪魔したのだぞ』

「それって、キリーク君が生まれる筈だったって事だよね?うわぁぁぁぁ!最悪、ごめんダダフォンのおじちゃん。そんなつもりは無かったんだよ」

 謝って済む話か、アルバートさんならそう言うだろうな。

『それに、普通は神が眷属を生み出す物だ。生まれた眷属は長い年月を掛けて修行し上神を許される。その修行無くして世の理りを知り、世界を知る事など不可能だ!神の一柱として連なる事、それには多くの責任と知識、力が必要なのだぞ!我が管理する済生の地には神に眷属にと溢れかえっておる!皆怒りが収まらず、其方に責任を取らせろ今にもリットールナそちらに殴り込みに行く勢いだ!我らの先読みでもこの未来は読めなんだ。全く、其方は何なのだ!妹であろうと次は神罰を下す!』

「知らなかったんだよ!それに、何で私が名前を付けたら上神するの?教会でも名付けしてんじゃん」

 まぁ、メッセージに反論したところですぐに返事がある訳じゃないから意味無いんだけれど、落ち込むなぁ。

『だが、生み出した物は仕方が無い。それに、其方の眷属なのだからな、こちらで良く良く教育して其方の監視役とする』

 遂に監視役ときたか、そう落ち込んだ。だが翌日には全てを忘れるのが私。あんなに怒られたけれど、結局出来る事など無いのだから仕方ないと大人達の不安を無視する事にした。そんな呑気な日々を送る私とは正反対に大人達の状況は一変していた。
 アルケシュナーの加護月、12月の年の瀬。アルバートさんやパパさん、ダダフォンのおじちゃんは忙しかった。パパさんは離婚を決意したみたいで、国王さんとその話を詰める為に宿舎と王宮の往復の毎日だった。朝と夜、イナバを通してお話ししていたけれど、いつも声が冷たくて、私はどう慰めれば良いか分からない程だった。すったもんだでパパさんは奥さんに刺され掛け腕に傷を負って帰って来たけれど、何とか結が解けてほっとしたと笑っていた。それと同じくしてアルバートさんはダダフォンのおじちゃんが退団すると言い出した所為で屋敷にも帰れないとラナさんが教えてくれた。

「パパは離婚、アルバートさんは出世。ダダフォンのおじちゃんは独立か……なら次は私か?」

 不安を抱きつつ年を越した。この世界で初めての年越しを経験し、また初めての新年も経験した。お酒を皆飲むからだろうか、15歳以上で無くては参加が出来ないらしい新年会。その新年会に、年明け早々各地からフェルダーン家の関連一族の人達が集まった。アルバートさんは禁足を食らっている私にも楽しみが必要だろうと参加を許してくれたけれど、皆真面目な話ばかりで楽しめない私はパパさんと隅っこで誰が誰なのかの説明を受けていた。

「フロー、審問会でハカナームト神は貴女の親権を王家かフェルダーン家のどちらかに定めよと仰いました。本来なら5年後にそうする予定でしたが、王妃が貴女にちょっかいを掛けようと動いたので……早めに決めて頂きたいのです」

「え?何で国王さんとアルバートさん?パパじゃ駄目なの?」

「……えぇ。選んでは頂けませんでした」

「じゃあ私はハリィさんって呼ばないと駄目なの?」

「いいえ、10歳までは共に養育する事を許可して頂きましたので、その間までなら良いそうです」

 その時の私は、それをパパさんが受け入れたと言う事に少なからずショックを受けていて、何故笑っていられるのかとモヤモヤした気持ちが怒りに変わるのを感じた。けれど、パパさんは私達が離れない為に今は我慢すると言った。意味がわからず私は、国王さんの娘となっても良いのかと聞いた。

「その、言い辛い事ですが、貴女の成長が私の生死に関わる様で。今、私の娘となれば成長は見込めない、未熟なままだと言われました。最近ではそれが妥当な判断なのだと……」

「なら5年後は?今と変わらず一緒に居られるの?」

「どうなのでしょうね。アルバートはそれについて何も言いませんでした。もしかしたら、5年後に運命の分かれ道があって、傍に居られるかどうかが変わるのかもしれません」

「散々怒られて、馬鹿だと言われ続けても我慢したのは聖戦が終わればパパと暮らせると思ったからなんだよ……5年後状況が変わって、家族になっては駄目だと言われたら私を捨てちゃうの?」

「フロー!」

「私の何が駄目だから娘になれない?常識が無いから?魔法使えないから?祝詞覚えてないから?何が駄目なのか分からないよ」

 私の怒りにパパさんは悲しそうな顔をしていたけれど、この怒りだけは正当だと思う。

「貴女に伝える事が正しい事かどうかわかりません。ですが、一つ言えるのはこれから先魔人の大量発生、魔神の出現は避けられないという事です。その時、真っ先に狙われるのは貴女です……国にも、魔神にも」

「え、私が狙われるの?」

「魔の者が欲するのは神です。故に加護や祝福を持つ人間を襲います……救いを求めるが故か、この世界を魔で満たす為に神に関わる者を消そうと襲うのかは分かりません。ですが加護や祝福の少ない者は狙われにくいのです。それを考えれば貴女は魔神にとって格好の餌食だ。魔法も神力も扱えなず、祝詞の一つもまともに覚えていない貴女が狙われたなら私は必ず盾となるでしょう。そうなれば貴女を独りにしてしまう……ハカナームト神のアルバートか陛下の養女とせよという判断は正しいのです。ですが、陛下の養女となれば貴女は王族としての義務だと危険な事を押し付けられる具合の良い存在となるでしょう」

 そう言われてしまえば、私に反論など出来る訳も無かった。けれど希望が欲しかった。

「もし、もし私が今年中に全部出来る様になったら?そしたら本当のパパになってくれる?」

「……現実的にそれは難しい事でしょう。魔法を一人前に扱える様になるのに最低5年は掛かります。祝詞の種類だけでも5種類125展開、組み合わせによってはもっと増えるのです。聖願に祈祷、降下の儀で使用する祝詞と儀式の組み合わせも覚えなければなりません。良く使う物だけを覚えておけば良いという物ではありませんから。あぁ、言祝ぎも覚えるとなれば5年で済むとは思えませんね」

「やってやれない事は無いでしょう?」

「魔法を使うには体力が必要です。魔力の使用が魔力生成速度を上回ればあっと言う間に魔粒子核は粉々となるでしょう。貴女で言えば神力を生み出し使うのですから神魂かもしれません。体を鍛えつつ魔法と神力の練習をして祝詞を覚る。勿論一般教養も習いつつです。気合でどうこうというよりも、物理的に無理なのです」

「もう何を言っても正論で返されそう。決定事項なんだね」

「はい……申し訳ありませんフロー。ですが、親子となれずとも私はいつでも貴女の側にいます」

 駄々を捏ねるのは簡単だけど、パパはもうお兄ちゃん達の言う通りにすると決めているからか、心残りや憂いの無い顔をしていた。諦めにも近い気持ちで、私はパパさんが側に居てくれるだけでも良いと思う事にした。

「国王さんかアルバートさんかぁ。そこにダダフォンのおじちゃんの名前が無いって事は、その二人じゃなきゃ駄目な物があるんだね?」

 国王さんの娘となって私にプラスになる事と言えば、お兄ちゃん達にいつでも会えるという事と教会で教えを請えるという事だろう。でも、アルバートさんの養女となってもそれは可能じゃないだろうか。

「陛下の養女となれば貴女が神との契約者になります。そうなればリットールナの次期国王となる事を意味し、誰も貴女に盾突く事は無いでしょう」

「その契約内容の詳細は分からないけど、あっても無くても私は困らない。国王とかなりたくないし。じゃあアルバートさんの養女となる事のメリットは?」

「中立でいられます。ここに居れば国や教会、他国との関わりを制限できます。人の関わりが少ない分、頭を悩ませる様な事も無いでしょう。武門の家である為、社交界に無理に出る必要も無いですしね。それに……フェルダーン一族の結束は何処よりも強いのです。アルバートの言葉を疑う事、背く事はあり得ない。その一点においてハカナームト神はこの家門を信用されたのだと私は思っています」

「それに、アルバートさんはパパを裏切らない。でしょ?」

「……どうでしょうか。彼にとっても一族は絶対です。一族と私を天秤に掛ければ間違いなく一族を取るでしょう」

「そっか。でも、アルバートさんは私の事嫌いだからなぁ……陛下の所に行ってくれって思ってるだろうな」

 私はアルバートさんの面倒見が良い所や、馬鹿だアホだと言いながら見放さない所も好きだし、私が何かすると慌てる顔が面白くて好き。ここの屋敷で働くみんなも大好きだし。

「アルバートはああ見えて貴女の事をいつも考えていますよ。とても心配もしています。嫌っていたならまず名前を呼びません。彼の言動は心と真逆なのです」

「そうかなぁ、本気で思ってそうだけど?」

「ふふっ、アルバートはちゃんとフローの事を大切に思っていますよ」

「えぇ?信じられない。それにアルバートさんがパパになるの?怖くてパパって呼べない」

「ならば父上と呼んでみたら如何ですか?」

「アルバートさんは形だけとは言え、私を娘に出来るのかな」
 
 ハリィとフロリアは、一族各家の長達と歓談していてるアルバートを見ていた。彼等の視線に気づいたカナムがアルバートの肩を叩き耳打ちした。若干面倒臭そうな顔のアルバートはグラスを置いて二人に近付いた。

「なんだ。折角今日位は部屋から出してやったと言うのに、相変わらずハリィにべったりか」

「だって後5年しかパパって呼べないんでしょ」

「聞いたのか」

「聞かずにどっちか選べるとでも?当り前に出てくる疑問だよ」

「どうする。陛下か俺か、好きな方を選べ」

「アルバートさんは嫌じゃないの?」

「特に何も。そもそもお前という爆弾を抱えた時点で俺に拒否権は無い。ただ神の意思を受け止め粛々と道を整える事に専念するだけだ」

 アルバートはフロリアに手を差し出した。何故手を差し出したのか、フロリアは分からなかったがその手を取った。そして聞くべきかどうか悩みつつ意を決して質問した。

「ねぇアルバートさん。父上、お父様、父ちゃん、親父、パパ……どれがいい?」

「選択肢を絞って質問しろ。なんだ父ちゃんに親父って、平民では無いんだぞ」

「……パパ、私のパパはハリィ•トルソンなんだから」

 私はパパさんの顔を見上げて心で叫んだ。覚えていて、私が望んだ父親は貴方なんだと言う事を。

「フロー、私達は新しい形を作らなくては。今はまだ無理かも知れませんが、私の事はハリィと呼べる様になりましょう?」

 涙は出なかった。パパさんと私が離れ離れになるなんて事無いと何処かで分かっているし、そんな未来は来ない気がしていたから。

「まだ待って頑張るから……良いでしょ?……父さん」

パパとは呼びたく無い、でもお父様も違う。父上もなんか違う。だから取り敢えず【父さん】と呼ぶ事にした。 

「俺はハリィをパパと呼ぼうがどうしようが咎めるつもりは無い。対外的な所で意識してくれるならそれで良い」

「私の事分かってるでしょ?臨機応変に切り替えられない……今変える努力をしなきゃ、きっと、ずっとハリィさんをパパって呼んじゃうし、アルバートさんを親だとは思えないから」

「お前は極端なんだよ」

「当分は意識しててもパパって呼ぶだろうけど、ちゃんとするから……信じて。父さん」

アルバートはハリィに手を差し出した。ハリィはその手を掴むと「お願いしますね」と言い笑った。

「来月のフェリラーデ神への奉納の儀、そこで宣言する事になる。お前が俺の娘だと」

「……はい。父さん」

「フロリア•フェルダーン、今よりお前はフェルダーン家の家督を継ぐ次期当主だ。ハリィ•トルソンよりを神学の師として教えを請え、そしてダダフォン•ヴォルフを師とし、また侍従として常に側に置く事を命じる。異論は無いか」

「ありません。ただ、一つお願いがあります」

「何だ」

「ちゃんと説明して欲しい。私も思った事は聞くし相談もする。でも隠さないで、間違った判断はしたく無い」

「良いだろう。だが、まずお前は真面目にカナムやメイド長、ケネット達の話を聞け。常識を知れ」

「はい」

 私は思い出していた。あの時のアルバートさんの顔とパパさんの顔を。そして、使い慣れたWindows OSがVistaから7になった時、10に変わった時に感じた現状維持バイアスによる苛立ち。あの新年会での感覚は今もまだある。皆んなはそれを分かっているからか、私がハリィさんをパパと呼んでも咎めないし、パパさんは変わらず甘やかしてくれる。ゆっくりと変わっていく事で、皆んなは私の心を守ろうとしてくれているのだと、最近分かった。

「嬢ちゃん時間だぞ。社会学の先生が来た様だ」

「はーい!今行くー!」

 フロリアを取り巻く環境は一つの明確な形となり収まりを見せた。そしてその中で彼等の気持ちも、関係も変わって行った。








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