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第一章 転生と始まり

5それは子供の必殺技を使うこと

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 不思議だ。何が不思議って、家の中に他人が沢山居て、アルバートさんは落ち着くのか?って事。まぁそれがこの世界の普通と言われて終えばそうなんだろうけど。まるで職場の様なこの環境の中で生活するとか中々シンドイ。仕事を終えて帰って来てもパンイチでふらふら出来ないとか地獄かよって、私なら思っちゃう。まぁ、朝も早よから私は布団の中で坊さんよろしく右脇臥でそんな事を考えつつ、ドアを見ています。何故か?

「フロリア様、朝食のお時間です。お召し替えを致します」

そう。この言葉を聞く為に。

 先日、明け方近く不意に目が覚めて、屋敷探訪でもと部屋から抜け出した私。そして歩き疲れて適当に入った部屋がアルバートさんの私室だったのだけど、護衛の人や側仕えの人も居ないから客間か空き部屋だと思ったんだよ。それに、夜と昼とではこの部屋の雰囲気が違うからか私はそれに気付かなかった。

 そのだだっ広い部屋には沢山本や剣、キラキラ光る宝石が埋め込まれた装飾品が飾ってあって、思わず見惚れてその部屋をくまなく見て回った。そして幾つかある扉の中で、とりわけ大きな扉には中央に金色の石が埋め込まれていて、飾緒がそこからぶら下がってた。それはゆらゆら揺れてまるで金魚の尾の様で、私はそれに誘われるままに扉を開けた。揺れている時点でおかしいと思うべきだったんだけど。
 大きなベッドに柔らかなソファが置かれた仄暗い部屋。面白い物も無いし、私は一回りしたら部屋を出ようと思った。すると、ベッドの中から女の人の「ん」という声と寝返りを打つ音がして、私はビクリとして固まったよ。だって急に声が聞こえたんだよ?本当に心臓が止まりそうで思わず口元を隠したよ。

 これはヤバいぞ!そう思ったけれど、好奇心には勝てなかった。この屋敷に寝泊まりしている女性は居ない。勿論屋敷勤めの人達は、別棟の部屋がありそこに住んでいるけれど、この棟にはアルバートさんと私しか居ないと聞いた。だから誰なのか気になったんだよね。そしてそのまま私は歩み寄り、ベッドに背伸びをしてよじ登る。シルクの何色かは分からないけどその光沢だけでやらしい雰囲気のベッドに、私は鼻息を荒げながらやっとこさ登りきったんだけど、そこには女性を背後から抱きしめて眠るアルバートさんがいた。枕に顔を埋める様に横向きに眠る裸の女性と、彼女を抱え込む様に眠る鬼のアルバートさん。その色気に、普段では見られない気を抜いた姿に私は驚いたのなんの。

「わぁ えろしゅ」

本音が口を突いて出て、しまったと思ったけれどもう遅かった。そう、アルバートさんとばっちり目が合った訳です。そらぁもうね?殺されたと思いました。ゲンコツも頂きましたしね。激おこで床に正座で泣きちびるまで説教されました。側仕えのカナムさんに。

 それからと言う物、専属メイドを付けられてしまい、その専属メイドのラナさんが来てくれるまで部屋に居なくてはならなくなっちゃったんです。あり得ます?呼ばれるまで起きるなって。しかも、何歳かは私もわかんないけど、3歳程度の子供にそれを強要するって!貴族の家に居るのだからって言われてもねぇ?そんなの理由になるのかと疑問ですよ。子供の体内時計は早いんだよ?そんな私、彼此2時間こんな状態です。

 まだかな。ゴロゴロしていて布団に皺が寄るとめちゃ文句言われるから静かに待ってます。私、偉くない?まぁ、脳内年齢がアラサーのお陰で考える事は山程あるんだけど、強制された状況下で待機って辛いわぁ。

「おみそしるのみたい」

 空腹も相まって思考がね、どうでも良い方に行きがち。

「あるまーとさんの かのじよ かおはよくみてないけど たぶんびじん。パパさんのかのじょも びじんかな?」

 まぁ、そもそも2人とも良い仕事に就いてイケメンのハイスペ男子だからよりどりみどりちゃんよね?
 結婚を焦る必要の無くなった今の私に、2人を異性として見る事なんて無くて、もちろんその他屋敷をウロウロする制服、隊服姿のイケメンさんにも興味は無い訳で。そうなると、彼等の恋愛模様に興味のベクトルが向く訳ですよ!むふふっ!また今度寝惚けた振りでもして突撃してみようかしら?……いや、次があったら殺されるね。確実に。

コンコン。

「お嬢様。朝食のお時間でございます。お召し替えを致します」

「あいっ!」

 遅いよーラナさーーん!早くっ!起こしてーー!

「おはようございます。フロリア様。楽しい夢をご覧になれましたか?」

「んーん?ぐっすり ゆめ みなかった」

「ふふっ。そうですか。ではお召し替えを致しましょう」

「ラナさん」

「はい。何でしょうフロリア様」

「パパきてる?」

「トルソン様でございますか?」 

「うん」

 サクサクと着替えが終わり、私の髪を櫛で梳きながらラナさんは頭を傾げている。珍しい、ハリィさんが朝食に来ないなんて。お仕事大変なのかな。

「本日はまだお見えではございませんね」

「しょっか。あるまーとさんは まだねてる?」

「旦那様は既に騎士団へと向かわれました」

「ふーん」

ま、アルバートさんの行動とかどうでも良いんだけど、あれから何かまともに会話が出来なくなった2人で朝食とかシンドイからね。聞いておいて良かった。

「お寂しいですね」

「ん?」

いいえ、全く!お一人様になりたいのです、私。この屋敷、本当何処にでも人が居て素が出せない。そろそろ限界かもよー!

「ふろー だいじょぶ おべんきょも ひとりでできる」

「ふふっ。本当にフロリア様はすごいです」

「でしょー?」

どやどやーー!カナムさんとメイド長のロゼリアさんに、護衛のフリムさんから色々教えてもらっているけれど、一つ習ったらそれを習得するまでは自習スタイルにしてもらっているからね、ラナさんは居るけどめちゃ怖側仕えカナムさんの監視が無い分集中して勉強出来て気が楽なんだよ。

「ふろー いろいろ かんがえることあるから ひとり だいじょぶ」

「うふふ。それでも、お部屋の外では決して1人になってはなりませんよ?」

「ん。わかってゆ」

 そう、私の存在はこの屋敷の中でも特定の人にしか知られていない。この屋敷に来た当初、身体を洗ってくれたりしていたメイドのメローやキッチンメイド達ははいつの間にか姿を消していて、私はアルバートさんに何度か聞いたけどここには居ない。としか教えてもらえず数日は眠れなかった。もしかしたら、私の存在を知ったから殺されたのかもしれない。そんな考えがぐるぐると渦巻いたからだ。

 カナムさんに教えて貰ったこの世界と神様の関わり。それを知った今となっては、この身の危うさに身慄いしない日は無い。教えた当人達ですら私の出自を知らないからか、本当に色々と無駄に教えてくれちゃって。夢にまで神様達が現れては私の存在を否定するから、叫んで飛び起きた事は何度もあった。勉強を教わる事に興奮したけど、これがアルバートさんの狙いかと思うと本当に腹立たしいんだよね。

「さぁ、フロリア様。ダイニングへと参りましょう」

 白いレースが真っ赤なワンピースの裾や袖口に施された洋服を着て、まるでコンサートにでも行くんですか?と言いたい程着飾っているけれど、これが普段着だと言うのだからびっくりだよ!それに、昼になったらまた着替えて、夕方になってもまた着替えるんだから……誰得なのこれ?

「あし ながくならないかな」

「直ぐに大きくなられますよ」

 股関節がまだゆるゆるなのか、ペンギンの様にヨタヨタ、ひょこひょことしか歩けない私は足元に注意しながら廊下を歩く。長い長い廊下は真っ赤な絨毯が敷いてあり、フワフワだけど歩きにくい。下へと向かう階段へ向かうだけで重労働だ。

「ふぅっ。ちかれた」

「さ、早く行きましょう!料理長が首を長くしてお待ちですよ」

 急かさないで!それに毎朝毎朝、食事の度に説明なんてしなくていいのに。ただのスクランブルエッグでさえ説明してくるからうんざりだよ!どこ産の何鳥の卵で、いつ取れたかとか、バターはなんとかなんとかで産後直ぐのミルクで作ったとかね。あぁ、貴族って面倒!本当10歳位まで成長出来たら直ぐにでもここを出て行きたい。それ位、庶民にはシンドイんです。貴族の生活。


「ふりむのおじちゃん いてくれたらな」

「ラーゼンハイム卿ですか?」

「あしが おそいから いつもだっこしてくれる」

「それではいつまで経っても足腰が弱いままですよ?頑張りましょう」

「うぃ」

ボテボテ ヨタヨタ ポテポテ ヨタヨタ

階段までの苦行に未だ慣れず、心が折れかけた時だった。

カチャ

丁度アルバートの私室の前に通り掛かった時、1人の気怠げな女性が部屋からぬっと現れて、フロリアは思わず立ち止まって顔を上げた。

「だっ……だれ⁉︎」

「……貴女こそ」

「……うぅっ。ふ、ふろーだよ?」

「フロー?貴女、アルの隠し子か何か?」

「カレーナ様!ここは立ち入り禁止の本館でございますよ⁉︎何をしておいでなのです?」

「まぁ、ラナさん。ご機嫌様」

「カレーナ様!お部屋にお戻り下さい!メイヤード執事長を呼んでまいりますので、それまではそちらでお待ち下さい!」

「私、ハウレリーを頂きたいのですけど」

 私は屋敷でよく聞くその【ハウレリー】という名に目を輝かせた。【ハウレリー】は魔力を増強させるハウロという果実を乾燥させて、お酒で煮込んだ物をクレープみたいな物で包んだやつで、私も大好きな朝ごはん!おぉ、この人も好きなんだね!仲間だ!

「アルバート様からは何も伺っていませんよ?また勝手に入り込まれたのですか?」

 フロリアを背に隠す様に、カレーナと呼ばれた淡いピンク色のふわふわとした髪の女性との間に割って入ったラナは語気を強くして問い正したが、カレーナは瞬きを何度かするとふわりと微笑んだ。

「あら、婚約者の家に来るのに連絡が必要でして?」

 綺麗な人だけど、ダメそうこの人。前世なら総スカン食うタイプだわ。

「カレーナ様!婚約者であっても、前触れやご連絡は頂かなくては困ります!それに、アルバート様はお断りになられたではありませんか」

「あらラナさん。この婚約、破棄出来るとお思い?」

うわぁ。エグいわぁこの顔。
スンと表情が真顔になって「楯突くな」そう言っているのが良くわかる。アルバートさんの部屋で寝てたのこの人なのかな?

「おねーさん あるまーとさんの かのじょ?」

「あら、おちびさん。私の事を知らないの?」

「しらないよ?フローなにもきいてないもん」

「そう……では教えて差し上げますわ」

上から目線。
何か気に入らないなぁこの人。でもアルバートさんの婚約者なんだもんね?私には関係ないから当たり障りなく行こう。

「私は聖教会教皇リヒャルテ•エル•バルバドゥルの娘、カレーナ•オル•バルバドゥルですわ。その小さな頭にしっかりと覚えておきなさい?」

ムズッ!リヒャルテ、エル、バルバル……の娘さんでカレーナ……何だっけ?

「ん。ばるばるさんはなんでおうちいる?」

「ぶっ!」

雀程の脳みそしかない私には難し過ぎるその名前。バルバドゥルって音が強すぎて、そこすらバルバルなんて間違って覚えているのが面白かったのか、まさかバルバルさんの娘さんが吹き出した。

「カレーナですわ。カレーナ様とお呼びなさい?」

華麗な……華麗なお嬢様と覚えよう。
うん、で?その華麗なるお嬢様は何しに来たの?まさか夜這い⁉︎やるねぇ!

「よばい きた?」

「「⁉︎」」

まさかこんな子供がそんなことを口にするなんて!と言いたげな2人。フロリアは何度か瞬きをすると更に問いかけた。

「こんぜん こーしょー きぞく だいじょぶ?」

余計なお世話だろう。分かってます!だが知りたい!
この世界の男女の駆け引きに、境界線を!
前世ならそこら辺あって当たり前な感じだし、あったところで、私そんな事に疎くて。ってな感じにカマトトな人は居たからね。この世界だとどうなんだろう?やっぱりそれは品がないとか、品位を貶める事だとかって言われるのかな。

「フロー、貴女おいくつかしら?」

「わかんない。さんさい くらい?」

「ラナさん、この子は一体誰の子なのかしら?見た目から上位貴族の子女というのは分かるのだけど、アルの魔力は受け継いで無さそうね。けれど、貴族とは言い難い程品が有りませんわ。それに……この瞳。何か変では無くって?青い目をしてますけど、魔法で変えてらっしゃるのかしら?」

その言葉にラナさんはギクリとしたけれど、カレーナさんを真っ直ぐに見つめてはっきりと言い切った。

「ここは当家の主人の住む本館でございます。その主人と共にお住まいのフロリア様との関係は他家には無関係の事でございます」

んん?これは何かね?言わなくても分かるだろう、でも関係ないから教えないよ。的な牽制?いやいや、ただ匿われてるだけだしね!

 そう匿われてる。……あああああぁっ!私、匿われてるんだったよ!ならこの人に存在知られたらまずいんじゃないの⁉︎バカバカ!これだから私は愚鈍だ、馬鹿だと言われるんだよ!どうしよう!ごめんアルバートさん!

「あら、その本館にあと半年後には私も住むのですけれど?その時はどう説明なさるのかしらね」

「その際は主人がご説明なさるでしょう」

あぁっ!ヤバい!これはヤバいぞ!

「うあっ、あうっ あのね あのね!」

私は気付けば涙ぐみ、震える手でスカートを握りしめてカレーナさんに訴えかけていた。

「あるまーとさん パパちがうよ?えとね、あのね、あるまーとさんのおともだちが ふろーのパパなんだよ だから あるまーとさん ふぎり してないよ!ふうっうぇっえぐっえぐっ あのね えとね ふろーのママとパパ しんじゃったからね、しんじゃったから あのね……」

いかん!こりゃフロリアの体か魂が全面的に反応してる!泣くなー!フロリア泣くなー!耐えろーー!

「うぁぁぁぁぁぁん」

あきまへん。泣いてもーたね。こうなったらもう身体がやりたい様にやらせるしかないのをもう私は知ってる!カナムさんに怒られた時にね!

「フロリア様!落ち着いて、息をお吸いくださいませ!」

「ふぇぇぇぇぇぇっ‼︎やーーーーっ‼︎パパーーー!」

フロリアの全体力を込めた鬼畜泣きは、本館どころか屋敷の外にまで響き渡り、外の警護を担当している護衛達は一斉に屋敷に振り返り、庭師は脚立から落ち、キッチンメイドは皿を割ってしまい、迎賓棟の警備兼ドアマンは思わず腰のサーベルに手を掛けた。

「あぁっ!カレーナ様!お願いでございます!お部屋にお戻り下さいっ!」

「やぁぁーーうぁぁん!ふろー わるくっ わるくないもんっ!ふろー ただっ ここ いるだけらろにぃぃっ!うぇぇっ!」

「そうですね、フロリア様!フロリア様は何も悪くはございませんよ?大丈夫ですから、フロリア様っ!」

 駄々を捏ね、ラナの胸や足を叩いたり蹴ったりしているフロリア。カリーナは突然の事に驚き慌て、ラナの言葉を無視してフロリアを宥めようと手を伸ばした。

「フ、フロー?落ち着きなさい、ね?良い子だから」

彼女がフロリアの肩に触れたその瞬間、バチンと何かがカリーナの手を弾いた。

「っっ⁉︎」

『触るな邪教に穢れし下賤なる者。我が伴侶に触れる事は許さぬ。この者を守護せしむるべし者のみに許された行いを汝が許される事は永遠に無いと、努努忘れるな』

 人の声とは到底思えない低く、そして全てを縛り上げる様な恐怖に満ちた声が通路に響く。泣きじゃくり、嗚咽をあげていたフロリアさえも驚き振り返った。

「ア、アルバート」

喉に何かつかえた様な声で、カレーナが呼んだその名前にラナとフロリアはゴクリと唾を飲み込んだ。


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