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今日の犠牲は明日のエンタメ
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「なーんて……ガイアモンドの言いそうなことじゃないか。そうだろう?カルマ」
逼迫した状況から一転、ムーンはいつもの彼らしい、落ち着き払った態度で冗談を飛ばした。おもむろに立ち上がって、おどけた調子で目配せし、肩を竦める彼を、カルマは見つめる。いきなりのことに驚愕し、何の反応も返せなかったが、ムーンはまるで気にも留めていない風であった。彼は再び口を開き、話を続けようとして、ふと不快げに眉を寄せる。ちょっと待てと手で示し、頬の内側で舌を何やらもごもごとさせてから、赤色が混じった唾液をべっと吐き捨てた。
「……コホン。失礼」
煩わしい錆の味を口腔内から一掃し、咳払いをして仕切り直す。スーツに付着した汚れや埃を叩いていると、ようやく我に返ったメレフから詰問が寄越された。
「な……!?お、お前、どういうつもりだ……!!」
「どういうも何も……見ての通りじゃないか」
勝利を確信していたメレフは、予想がひっくり返ったことに動揺し、激しく狼狽しているようだ。一方でムーンは、怪我をしているとは思えない、堂々たる身ごなしで両腕を広げた。余裕のある振る舞いを見せつけながら、瞼を薄く開いて、注意深く敵を観察する。メレフは慌てて体勢を整えたものの、瞳は見開かれたまま、愕然とした表情を隠しきれてもいなかった。
「オメガ・クリスタル・コーポレーション、もといガイアモンドの目的は、ゲームを通じて人々に癒しを与え、明日への活力を届けることだ。僕たちはそれを守るために……会社の利益と従業員の安全、ひいては顧客たる街の住民たちを守るために、今日まで存続している。誰しも、パンのみじゃ生きられないからね」
ムーンは微笑みを浮かべ、人差し指を立てて、泰然と論じる。彼が言い終えた途端、呆気に取られ立ち尽くしていたメレフの喉から、低い唸りのようなものが発せられた。
「娯楽が必要、だと……!?ふざけるなっ!!」
やがて、それは激怒の迸りへと変わり、火傷跡の出来た掌が強くテーブルを打ち据えた。
「そんなことのために、私は使われた!奴ら俗物が現実を忘れ、快楽に耽るために、玩具にされたんだ!誰かの明日は、別の誰かの血と肉で贖われている!!私はそれが許せない!!奴隷のように搾取され、犠牲の羊となるだなんて……それもこの私が!あり得ないだろうが!!」
彼は叫び過ぎて掠れ気味の声音で、尚も捲し立てる。だが、今度ばかりはムーンも、劣勢でい続けることを受け入れなかった。
「だからといって、無差別な虐殺は看過し得ない。君のやろうとしている計画は、我々と真っ向から対立するものだ。そちらの言い分にも理解出来ないことはないが……僕は、反対だね」
彼らエージェントの仕事は、会社という組織を守り、街の平和を維持すること。それが、トップであるダイアモンドからの指示であり、絶対的な方針だった。楯突く者がいるのなら、ましてや自分自身の命をも脅かす者がいるのなら、放置しておくことは出来ない。たとえ首謀者の過去や経験に、多少は同情の余地があったとしても、容認は不可能だ。
「だから殺すんだ!お前も!お前の仲間たちも!!魔界に生きる全ての悪魔を!!」
しかし、メレフもまた簡単には折れなかった。彼はじりじりと接近してきたムーンを避け、広いリビングの中央で、拳を振り回し熱弁を振るう。物騒極まりない発言を、ムーンは相変わらず笑みを保ったまま聞いていた。二人は、しばしの間距離を置いて、互いを睨み合う。いるだけで肌がピリつくような、張り詰めた空気が部屋に溢れた。
メレフは殺気だった眼差しを向けながら、どうにか相手の隙を突いて、ピアノのもとへ行けないかと画策する。だが、それは至難の業に思われた。両者の隔たりはたった数歩分しかなく、どちらかが動けばもう一人も、反応して移動してしまう。次第に彼らは、同じ場所を円を描くようにして、緩慢なペースで回るように歩いていた。
「私に共感しないのなら、それも構わない!私は、己の力を使って、突き進むだけだ!!」
「あぁ、その通りさ。邪魔する者は断固として排除する。君は、その筆頭だ」
猛り狂ったメレフの語調に対して、ムーンは冷静に淡々と応じる。一人蚊帳の外に置かれたカルマは、可能な限り息を潜めていようとして、早速失敗した。メレフに無理矢理履かされていた、ローファーの硬い踵が、ダイニングチェアの脚を蹴飛ばす。慎重に動いていたつもりだったが、間合いを見誤ったらしい。ガタッというかすかな音は、しかし静寂の帷が降りた部屋の中では、派手に響いた。
「カルマ……」
「!」
メレフの首が、ゆっくりこちらへと振り向いた。瑠璃色の瞳は完全に焦点を失い、端正な顔からも表情が抜け落ちている。まるで幽鬼か、精神を病んだ者のような姿に、カルマは戦慄した。咄嗟にムーンの背後へ隠れようとするも、大股に踏み込まれ、即座に距離を詰められる。
「こっちへ来い、カルマ!!協力してもらうぞ!!」
「いいや、させない」
そこへ、ムーンの大きな体が割って入った。彼はメレフの手を退けると、カルマの腕を引っ張り、背後に庇う。
「うぁあああっ!!」
妨害をされたメレフは、激しい怒りに全身の毛を逆立たせ、凄まじい形相を浮かべた。そして、突如錯乱したように咆哮し、獣のような動きでムーンに掴みかかる。彼もすかさず応戦し、顔面に飛んできた拳を受け止め、喉元目がけて伸びてきた手を防いだ。鳩尾を狙って蹴りを放つと、メレフはすんでのところで飛び退って回避する。彼は素早く周囲を見渡し、電話台の上に武器になりそうな物を発見した。その時、タイミングを見計らって逃げ出そうとしたカルマが、躓いて転倒する。ドレスから解けかけたサッシュが、足に絡み付いてしまったようだ。彼女の方に気を取られて、ムーンの視線はメレフから逸れてしまう。今だ、と本能が直観した。彼は狂気的な笑みを宿すと、わずか一瞬の隙を突き、敵に正面から体当たりする。ずぶっと嫌な感触がして、握り締めた凶器が、相手の胴に深く突き刺さるのが分かった。
「ムーンっ!!」
起き上がったカルマの、悲鳴じみた叫びが鼓膜を震わす。ムーンは衝突された勢いで、体を仰け反らせ、背を壁に触れさせていた。同時に、何か鋭い物体が腹に食い込む、激しい痛みが彼を襲う。発生源を確認すると、ホテルの備品らしき万年筆が、スーツのジャケットを貫通しているのが見えた。木製の軸を伝って、溢れた血液がメレフの手を汚す。その色に煽られたのか、彼の瞳は更に燃え立ち、憎しみを一層増しているようだった。
「ッ……く」
ムーンは密かに食いしばった歯の間から、抑えきれない呻きを漏らす。だが、表向きは笑みを保って、壁に手を這わせ、反撃の手段を探した。すぐに、左手の指が冷たくて硬質な物体に触れる。形状から花瓶と判じたそれを、迷わず掴み上げ、相手の頭部へ振り下ろした。陶器の割れるけたたましい音がして、砕け散った破片が床に落ちる。額を殴り付けられたメレフもまた、目から火花が出るような衝撃に耐えきれず、ぐらりと体を傾かせた。すかさず、ムーンは足払いをして、再び彼を転ばせる。それから、花瓶を振り回したせいで引き攣れた肩の銃創を、掌できつく圧迫した。
「ふー……っ」
彼は大きく息を吐き、壁にもたれかかって体重を支える。右手を慎重に伸ばして、腹に刺さったままの万年筆を引き抜いた。栓の役目を果たしていた凶器がなくなったことで、傷口から一気に血が流れ出す。しかし、彼は微動だにしない。生温かい血液で濡れたそれを、己の握力のみでへし折り、ぞんざいに投げ捨てた。眼鏡の奥の瞼がうっすらと開かれ、容赦のない眼光を孕んだ、赤い瞳がメレフを射抜く。
「……この程度か?」
掠れかけた声音が、鋭く問いただした。
逼迫した状況から一転、ムーンはいつもの彼らしい、落ち着き払った態度で冗談を飛ばした。おもむろに立ち上がって、おどけた調子で目配せし、肩を竦める彼を、カルマは見つめる。いきなりのことに驚愕し、何の反応も返せなかったが、ムーンはまるで気にも留めていない風であった。彼は再び口を開き、話を続けようとして、ふと不快げに眉を寄せる。ちょっと待てと手で示し、頬の内側で舌を何やらもごもごとさせてから、赤色が混じった唾液をべっと吐き捨てた。
「……コホン。失礼」
煩わしい錆の味を口腔内から一掃し、咳払いをして仕切り直す。スーツに付着した汚れや埃を叩いていると、ようやく我に返ったメレフから詰問が寄越された。
「な……!?お、お前、どういうつもりだ……!!」
「どういうも何も……見ての通りじゃないか」
勝利を確信していたメレフは、予想がひっくり返ったことに動揺し、激しく狼狽しているようだ。一方でムーンは、怪我をしているとは思えない、堂々たる身ごなしで両腕を広げた。余裕のある振る舞いを見せつけながら、瞼を薄く開いて、注意深く敵を観察する。メレフは慌てて体勢を整えたものの、瞳は見開かれたまま、愕然とした表情を隠しきれてもいなかった。
「オメガ・クリスタル・コーポレーション、もといガイアモンドの目的は、ゲームを通じて人々に癒しを与え、明日への活力を届けることだ。僕たちはそれを守るために……会社の利益と従業員の安全、ひいては顧客たる街の住民たちを守るために、今日まで存続している。誰しも、パンのみじゃ生きられないからね」
ムーンは微笑みを浮かべ、人差し指を立てて、泰然と論じる。彼が言い終えた途端、呆気に取られ立ち尽くしていたメレフの喉から、低い唸りのようなものが発せられた。
「娯楽が必要、だと……!?ふざけるなっ!!」
やがて、それは激怒の迸りへと変わり、火傷跡の出来た掌が強くテーブルを打ち据えた。
「そんなことのために、私は使われた!奴ら俗物が現実を忘れ、快楽に耽るために、玩具にされたんだ!誰かの明日は、別の誰かの血と肉で贖われている!!私はそれが許せない!!奴隷のように搾取され、犠牲の羊となるだなんて……それもこの私が!あり得ないだろうが!!」
彼は叫び過ぎて掠れ気味の声音で、尚も捲し立てる。だが、今度ばかりはムーンも、劣勢でい続けることを受け入れなかった。
「だからといって、無差別な虐殺は看過し得ない。君のやろうとしている計画は、我々と真っ向から対立するものだ。そちらの言い分にも理解出来ないことはないが……僕は、反対だね」
彼らエージェントの仕事は、会社という組織を守り、街の平和を維持すること。それが、トップであるダイアモンドからの指示であり、絶対的な方針だった。楯突く者がいるのなら、ましてや自分自身の命をも脅かす者がいるのなら、放置しておくことは出来ない。たとえ首謀者の過去や経験に、多少は同情の余地があったとしても、容認は不可能だ。
「だから殺すんだ!お前も!お前の仲間たちも!!魔界に生きる全ての悪魔を!!」
しかし、メレフもまた簡単には折れなかった。彼はじりじりと接近してきたムーンを避け、広いリビングの中央で、拳を振り回し熱弁を振るう。物騒極まりない発言を、ムーンは相変わらず笑みを保ったまま聞いていた。二人は、しばしの間距離を置いて、互いを睨み合う。いるだけで肌がピリつくような、張り詰めた空気が部屋に溢れた。
メレフは殺気だった眼差しを向けながら、どうにか相手の隙を突いて、ピアノのもとへ行けないかと画策する。だが、それは至難の業に思われた。両者の隔たりはたった数歩分しかなく、どちらかが動けばもう一人も、反応して移動してしまう。次第に彼らは、同じ場所を円を描くようにして、緩慢なペースで回るように歩いていた。
「私に共感しないのなら、それも構わない!私は、己の力を使って、突き進むだけだ!!」
「あぁ、その通りさ。邪魔する者は断固として排除する。君は、その筆頭だ」
猛り狂ったメレフの語調に対して、ムーンは冷静に淡々と応じる。一人蚊帳の外に置かれたカルマは、可能な限り息を潜めていようとして、早速失敗した。メレフに無理矢理履かされていた、ローファーの硬い踵が、ダイニングチェアの脚を蹴飛ばす。慎重に動いていたつもりだったが、間合いを見誤ったらしい。ガタッというかすかな音は、しかし静寂の帷が降りた部屋の中では、派手に響いた。
「カルマ……」
「!」
メレフの首が、ゆっくりこちらへと振り向いた。瑠璃色の瞳は完全に焦点を失い、端正な顔からも表情が抜け落ちている。まるで幽鬼か、精神を病んだ者のような姿に、カルマは戦慄した。咄嗟にムーンの背後へ隠れようとするも、大股に踏み込まれ、即座に距離を詰められる。
「こっちへ来い、カルマ!!協力してもらうぞ!!」
「いいや、させない」
そこへ、ムーンの大きな体が割って入った。彼はメレフの手を退けると、カルマの腕を引っ張り、背後に庇う。
「うぁあああっ!!」
妨害をされたメレフは、激しい怒りに全身の毛を逆立たせ、凄まじい形相を浮かべた。そして、突如錯乱したように咆哮し、獣のような動きでムーンに掴みかかる。彼もすかさず応戦し、顔面に飛んできた拳を受け止め、喉元目がけて伸びてきた手を防いだ。鳩尾を狙って蹴りを放つと、メレフはすんでのところで飛び退って回避する。彼は素早く周囲を見渡し、電話台の上に武器になりそうな物を発見した。その時、タイミングを見計らって逃げ出そうとしたカルマが、躓いて転倒する。ドレスから解けかけたサッシュが、足に絡み付いてしまったようだ。彼女の方に気を取られて、ムーンの視線はメレフから逸れてしまう。今だ、と本能が直観した。彼は狂気的な笑みを宿すと、わずか一瞬の隙を突き、敵に正面から体当たりする。ずぶっと嫌な感触がして、握り締めた凶器が、相手の胴に深く突き刺さるのが分かった。
「ムーンっ!!」
起き上がったカルマの、悲鳴じみた叫びが鼓膜を震わす。ムーンは衝突された勢いで、体を仰け反らせ、背を壁に触れさせていた。同時に、何か鋭い物体が腹に食い込む、激しい痛みが彼を襲う。発生源を確認すると、ホテルの備品らしき万年筆が、スーツのジャケットを貫通しているのが見えた。木製の軸を伝って、溢れた血液がメレフの手を汚す。その色に煽られたのか、彼の瞳は更に燃え立ち、憎しみを一層増しているようだった。
「ッ……く」
ムーンは密かに食いしばった歯の間から、抑えきれない呻きを漏らす。だが、表向きは笑みを保って、壁に手を這わせ、反撃の手段を探した。すぐに、左手の指が冷たくて硬質な物体に触れる。形状から花瓶と判じたそれを、迷わず掴み上げ、相手の頭部へ振り下ろした。陶器の割れるけたたましい音がして、砕け散った破片が床に落ちる。額を殴り付けられたメレフもまた、目から火花が出るような衝撃に耐えきれず、ぐらりと体を傾かせた。すかさず、ムーンは足払いをして、再び彼を転ばせる。それから、花瓶を振り回したせいで引き攣れた肩の銃創を、掌できつく圧迫した。
「ふー……っ」
彼は大きく息を吐き、壁にもたれかかって体重を支える。右手を慎重に伸ばして、腹に刺さったままの万年筆を引き抜いた。栓の役目を果たしていた凶器がなくなったことで、傷口から一気に血が流れ出す。しかし、彼は微動だにしない。生温かい血液で濡れたそれを、己の握力のみでへし折り、ぞんざいに投げ捨てた。眼鏡の奥の瞼がうっすらと開かれ、容赦のない眼光を孕んだ、赤い瞳がメレフを射抜く。
「……この程度か?」
掠れかけた声音が、鋭く問いただした。
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