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窮地からの挽回は物語の定番
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身体中が、痛い。武器も失って、今のムーンに出来ることは、もはや皆無と思われた。メレフもそれを分かっているからこそ、わざとらしく余裕のある言動を演出しているのだ。
「だが、そろそろ終わりにしよう。滅びの歌と二重奏しなければ、互いに万全の効果は発揮されない……さぁカルマ、こっちへ来るんだ」
彼はおもむろに演奏を止め、ゆっくりと席を立った。去り際に一つ、楽譜と異なる音を鳴らすと、紡がれた歌の力は潰え、書き換えられた世界は修正される。一陣の風が吹き、部屋の構造や家具の配置、人でさえもが、皆元あった場所に回復した。まるで最初から、異常なんて起こらなかったかのように。尤も、衝突や移動で汚れ、破損した部分は直っていないため、かえって不自然な点もあるのだが。
ピアノも同じく専用の部屋へと戻っていき、拘束を解かれたムーンは、どさりと床に落下した。
「うっ……げほ、げほっ」
苦しそうに咳き込みながら、四つ這いになって肩を押さえる。傷口から溢れた血が、ポタポタと滴った。怪我をしたせいか、または音による支配が働いているのか、キーンという耳鳴りがする。頭が締め付けられるように痛み、動くとこめかみを錐で刺されているような感覚まで覚えた。
「ムーン!」
「駄目だ、来い。カルマ」
悲痛な声を上げ、彼に駆け寄ろうとするカルマを、メレフが押し留める。彼は子供の小さな手を取って、彼女がムーンに接近するのを防いだ。
「いやっ!いや……はなして!いやぁあっ!!」
強引に引き留められて、カルマは激しく抵抗する。今までの彼女と比べると非常に珍しいことだったが、それほどムーンのことを大切に思っているという証拠でもあった。家族にも等しい彼が、傷付けられ痛めつけられる様を、これ以上見たくなかったのだ。その原因であるこの男を、かつてパパと呼んだ相手を、彼女は強烈に恐怖し、嫌悪した。それは、今まで人形のようであった少女が、自らの意思で仮面に亀裂を生じさせた、決定的瞬間。その時、彼女の細い喉から、甲高い叫びが迸る。忌むべき相手から教え込まれた滅びの歌が、不本意にも効力を得て、発動した。
空気の爆ぜる音と共に、体内から湧き起こったエネルギーの奔流が、彼女の周囲1メートル範囲を駆け巡った。電流の走ったような熱さと痛みに、メレフは思わず顔を顰め、咄嗟に手を離す。
「ぐッ……!!このっ!」
怒りに任せ、彼女を打ち据えようとして、我に返った。これはむしろ、望ましい傾向なのだ。洗脳を克服したなどと言いつつも、結局は子供の成すことだから、やはり完全には逃れられない。気分によって、組み込まれたプログラムが反応する可能性は十分ある。ならば、今のように煽り続け、心を刺激すれば、自分の夢も叶うのではないか?彼女は歌を歌い出し、世界の滅亡は実現されることとなるかも知れない。
「そう、その調子だ!いいぞ、カルマ。もっと怒れ!悲しめ!!この男を殺せば、やはりお前は歌えるんだな!?」
メレフは深く頷き、カルマに指を突きつけて迫った。先程の電撃のせいで、彼の皮膚は多少焼け焦げ、火脹れが出来ていたけれど、気にするところではない。
「そんな……!」
己の失策に気付いてしまったカルマは、呆然とした表情で、彼を見上げムーンを一瞥した。
一体、どうすればいいのだろう。何をすればいい。何が出来る。このままでは、ムーンが殺されてしまうというのに。
必死に考えを巡らせるけれど、まだ幼い彼女には、難解過ぎる問題だった。答えを出せないでいる内に、彼女の絶望はどんどんと大きくなっていく。膨れ上がるエネルギーの塊を、メレフは肌で感じ、口の端を歪に曲げた。
「いいぞ……!そうだ、お前ならやれる。自分を信じろ!!」
得意げに言い放ってから、ツカツカと大股にムーンのもとへ歩いていく。彼はそれを察しつつも、カルマの方へ視線を向け、彼女を制した。
「やめるんだ、カルマ……従ってはいけない、絶対に……」
「はっ、下らない!この状況で、今更何が出来る!!」
ところが、最後まで終える前に、メレフのわざとらしい嘲笑が響き渡った。彼は長い足を容赦なく振り下ろして、ムーンの脇腹に、革靴の尖った爪先を食い込ませる。
「くっ……」
「希望を捨てるなとでも言うつもりか!?青臭い……そんなもの、所詮はまやかしだ。愚かな天使共でも使わない常套句だ!」
ムーンは呻きを漏らし、その場に横倒しになって転がった。彼の腹や胸を、メレフは力任せに何度も踏み付け、足蹴にする。あまりにも一方的な暴力に、カルマは絶句し、雷にでも打たれたように身を竦めた。
「やめて……だめよ……だめ……」
どうにかして、止めなくては。そのことを強く理解すればするほど、彼女の手足は強張って、唇は戦慄いてしまう。目の前で繰り広げられる行為の残虐さを、頭では分かっているのに心が受け止めきれない。思考が真っ白になって、自分が何をすべきか、皆目見当がつかない。呆然として迷っている内に、メレフの方が先に攻撃を止め、足を下ろして靴裏を床につけた。
「はぁ……はぁ……分からず屋め。馬鹿なことをするから、こうなるんだ」
慣れない振る舞いに体力を消耗したのか、彼は息を切らし、肩を上下させている。憎々しげに睨み付けられても、悪態をつかれても、ムーンは微動だにしなかった。横たわったまま、起き上がろうとももがこうともしない。その光景に、否が応でも最悪の予想が掻き立てられる。
「カルマ、まだ分からないのか?歌の力は絶対的だ。何をしても敵わない、止められない!滅ぶしかないんだ!これほどの力に、一体誰が、どう抗える!?」
追い討ちをかけるように、メレフの挑戦的な声色が頭上から浴びせられた。それを聞いて、カルマは視界がぐにゃりと歪み、大きく揺らぐ感覚を覚える。同時に足からも力が抜けて、とうとう彼女の身体は、その場に崩れ落ちてしまった。ふわりと膨らんだドレスの裾と、自身の小さな手に顔が埋まる。冷たくなった掌が、知らぬ間に溢れた熱い涙に濡れた。辺りはただ静寂に満たされ、カルマの啜り泣きだけが、空虚な室内に吸い込まれていく。
「……くくくくっ」
打ちひしがれ、悲嘆に暮れる彼女の耳を、突然何かが刺激した。鼓膜を震わせるのは、まるで誰かが忍び笑いしているような、低い音。腹の奥から込み上げてくる可笑しさを、必死に抑えようとして失敗している、大胆不敵な音だった。
「……何?」
鋭い聴覚によって、メレフもそれを聞きつけ、眉間に深い皺を刻む。彼の険しい目付きが向く方を辿り、カルマは嬉しい驚きに襲われた。強い喜びの思いが、体を包み込み、背筋を走る。
彼女とは対照的に、メレフは身を焼くほどの憤怒の情に駆られ、拳を握りしめていた。彼は勢いよく踵を返すと、足元に倒れている男を睥睨し、その様子を確かめる。だが、乱れた金の前髪と光を反射した眼鏡に隔てられ、彼の表情を窺うことは不可能だった。唯一理解出来るのは、彼の口元に三日月のような弧が浮かび、誰が見ても明らかな、形のいい微笑を作り上げているということだ。
「何故、笑っている……何故だ!!」
激情のままに大声を張り上げ、怒鳴り付けた直後。彼の口が開いて、落ち着き払った調子で問いかけてくる。
「分かっていないのは君の方だ……僕が、どこの誰かを忘れたのかい?」
質問の意図を、メレフは察しかねて答えに窮した。その瞬間、素早く伸びてきた手が、彼の足首をがっしりと掴む。抗う間もなく上方へと持ち上げられて、彼は呆気なくバランスを崩した。
「いっ……!」
背中を思い切り打ち付けた痛みに、メレフは間の抜けた呻きを漏らす。その横で、気配を殺し静観していた男が、ゆっくりと動き出した。
「僕は、独立諜報機関の特級エージェントだ……惑星の名前を与えられた、数少ない精鋭の一人だよ。確かに、性格には少々難ありと言えるが、命じられた任務は、一度とて失敗に終わらせたことがない」
彼は非常にのんびりした動作で、上体を起こし、長い足を片方折り曲げて抱える。口元についた血を手の甲で拭って、レンズのひび割れた眼鏡の位置を直した。一連の仕草を気味が悪いほど芝居がかった、もったいぶった調子で遂行した彼は、やはり出し抜けに相好を崩す。それは、見た者を悉く驚かせるような、晴れやかな顔付きだった。
「その僕が、この程度で諦めるとでも?」
「だが、そろそろ終わりにしよう。滅びの歌と二重奏しなければ、互いに万全の効果は発揮されない……さぁカルマ、こっちへ来るんだ」
彼はおもむろに演奏を止め、ゆっくりと席を立った。去り際に一つ、楽譜と異なる音を鳴らすと、紡がれた歌の力は潰え、書き換えられた世界は修正される。一陣の風が吹き、部屋の構造や家具の配置、人でさえもが、皆元あった場所に回復した。まるで最初から、異常なんて起こらなかったかのように。尤も、衝突や移動で汚れ、破損した部分は直っていないため、かえって不自然な点もあるのだが。
ピアノも同じく専用の部屋へと戻っていき、拘束を解かれたムーンは、どさりと床に落下した。
「うっ……げほ、げほっ」
苦しそうに咳き込みながら、四つ這いになって肩を押さえる。傷口から溢れた血が、ポタポタと滴った。怪我をしたせいか、または音による支配が働いているのか、キーンという耳鳴りがする。頭が締め付けられるように痛み、動くとこめかみを錐で刺されているような感覚まで覚えた。
「ムーン!」
「駄目だ、来い。カルマ」
悲痛な声を上げ、彼に駆け寄ろうとするカルマを、メレフが押し留める。彼は子供の小さな手を取って、彼女がムーンに接近するのを防いだ。
「いやっ!いや……はなして!いやぁあっ!!」
強引に引き留められて、カルマは激しく抵抗する。今までの彼女と比べると非常に珍しいことだったが、それほどムーンのことを大切に思っているという証拠でもあった。家族にも等しい彼が、傷付けられ痛めつけられる様を、これ以上見たくなかったのだ。その原因であるこの男を、かつてパパと呼んだ相手を、彼女は強烈に恐怖し、嫌悪した。それは、今まで人形のようであった少女が、自らの意思で仮面に亀裂を生じさせた、決定的瞬間。その時、彼女の細い喉から、甲高い叫びが迸る。忌むべき相手から教え込まれた滅びの歌が、不本意にも効力を得て、発動した。
空気の爆ぜる音と共に、体内から湧き起こったエネルギーの奔流が、彼女の周囲1メートル範囲を駆け巡った。電流の走ったような熱さと痛みに、メレフは思わず顔を顰め、咄嗟に手を離す。
「ぐッ……!!このっ!」
怒りに任せ、彼女を打ち据えようとして、我に返った。これはむしろ、望ましい傾向なのだ。洗脳を克服したなどと言いつつも、結局は子供の成すことだから、やはり完全には逃れられない。気分によって、組み込まれたプログラムが反応する可能性は十分ある。ならば、今のように煽り続け、心を刺激すれば、自分の夢も叶うのではないか?彼女は歌を歌い出し、世界の滅亡は実現されることとなるかも知れない。
「そう、その調子だ!いいぞ、カルマ。もっと怒れ!悲しめ!!この男を殺せば、やはりお前は歌えるんだな!?」
メレフは深く頷き、カルマに指を突きつけて迫った。先程の電撃のせいで、彼の皮膚は多少焼け焦げ、火脹れが出来ていたけれど、気にするところではない。
「そんな……!」
己の失策に気付いてしまったカルマは、呆然とした表情で、彼を見上げムーンを一瞥した。
一体、どうすればいいのだろう。何をすればいい。何が出来る。このままでは、ムーンが殺されてしまうというのに。
必死に考えを巡らせるけれど、まだ幼い彼女には、難解過ぎる問題だった。答えを出せないでいる内に、彼女の絶望はどんどんと大きくなっていく。膨れ上がるエネルギーの塊を、メレフは肌で感じ、口の端を歪に曲げた。
「いいぞ……!そうだ、お前ならやれる。自分を信じろ!!」
得意げに言い放ってから、ツカツカと大股にムーンのもとへ歩いていく。彼はそれを察しつつも、カルマの方へ視線を向け、彼女を制した。
「やめるんだ、カルマ……従ってはいけない、絶対に……」
「はっ、下らない!この状況で、今更何が出来る!!」
ところが、最後まで終える前に、メレフのわざとらしい嘲笑が響き渡った。彼は長い足を容赦なく振り下ろして、ムーンの脇腹に、革靴の尖った爪先を食い込ませる。
「くっ……」
「希望を捨てるなとでも言うつもりか!?青臭い……そんなもの、所詮はまやかしだ。愚かな天使共でも使わない常套句だ!」
ムーンは呻きを漏らし、その場に横倒しになって転がった。彼の腹や胸を、メレフは力任せに何度も踏み付け、足蹴にする。あまりにも一方的な暴力に、カルマは絶句し、雷にでも打たれたように身を竦めた。
「やめて……だめよ……だめ……」
どうにかして、止めなくては。そのことを強く理解すればするほど、彼女の手足は強張って、唇は戦慄いてしまう。目の前で繰り広げられる行為の残虐さを、頭では分かっているのに心が受け止めきれない。思考が真っ白になって、自分が何をすべきか、皆目見当がつかない。呆然として迷っている内に、メレフの方が先に攻撃を止め、足を下ろして靴裏を床につけた。
「はぁ……はぁ……分からず屋め。馬鹿なことをするから、こうなるんだ」
慣れない振る舞いに体力を消耗したのか、彼は息を切らし、肩を上下させている。憎々しげに睨み付けられても、悪態をつかれても、ムーンは微動だにしなかった。横たわったまま、起き上がろうとももがこうともしない。その光景に、否が応でも最悪の予想が掻き立てられる。
「カルマ、まだ分からないのか?歌の力は絶対的だ。何をしても敵わない、止められない!滅ぶしかないんだ!これほどの力に、一体誰が、どう抗える!?」
追い討ちをかけるように、メレフの挑戦的な声色が頭上から浴びせられた。それを聞いて、カルマは視界がぐにゃりと歪み、大きく揺らぐ感覚を覚える。同時に足からも力が抜けて、とうとう彼女の身体は、その場に崩れ落ちてしまった。ふわりと膨らんだドレスの裾と、自身の小さな手に顔が埋まる。冷たくなった掌が、知らぬ間に溢れた熱い涙に濡れた。辺りはただ静寂に満たされ、カルマの啜り泣きだけが、空虚な室内に吸い込まれていく。
「……くくくくっ」
打ちひしがれ、悲嘆に暮れる彼女の耳を、突然何かが刺激した。鼓膜を震わせるのは、まるで誰かが忍び笑いしているような、低い音。腹の奥から込み上げてくる可笑しさを、必死に抑えようとして失敗している、大胆不敵な音だった。
「……何?」
鋭い聴覚によって、メレフもそれを聞きつけ、眉間に深い皺を刻む。彼の険しい目付きが向く方を辿り、カルマは嬉しい驚きに襲われた。強い喜びの思いが、体を包み込み、背筋を走る。
彼女とは対照的に、メレフは身を焼くほどの憤怒の情に駆られ、拳を握りしめていた。彼は勢いよく踵を返すと、足元に倒れている男を睥睨し、その様子を確かめる。だが、乱れた金の前髪と光を反射した眼鏡に隔てられ、彼の表情を窺うことは不可能だった。唯一理解出来るのは、彼の口元に三日月のような弧が浮かび、誰が見ても明らかな、形のいい微笑を作り上げているということだ。
「何故、笑っている……何故だ!!」
激情のままに大声を張り上げ、怒鳴り付けた直後。彼の口が開いて、落ち着き払った調子で問いかけてくる。
「分かっていないのは君の方だ……僕が、どこの誰かを忘れたのかい?」
質問の意図を、メレフは察しかねて答えに窮した。その瞬間、素早く伸びてきた手が、彼の足首をがっしりと掴む。抗う間もなく上方へと持ち上げられて、彼は呆気なくバランスを崩した。
「いっ……!」
背中を思い切り打ち付けた痛みに、メレフは間の抜けた呻きを漏らす。その横で、気配を殺し静観していた男が、ゆっくりと動き出した。
「僕は、独立諜報機関の特級エージェントだ……惑星の名前を与えられた、数少ない精鋭の一人だよ。確かに、性格には少々難ありと言えるが、命じられた任務は、一度とて失敗に終わらせたことがない」
彼は非常にのんびりした動作で、上体を起こし、長い足を片方折り曲げて抱える。口元についた血を手の甲で拭って、レンズのひび割れた眼鏡の位置を直した。一連の仕草を気味が悪いほど芝居がかった、もったいぶった調子で遂行した彼は、やはり出し抜けに相好を崩す。それは、見た者を悉く驚かせるような、晴れやかな顔付きだった。
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