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スフェーン地区の悲劇
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忙しいブレードスラップ音を立てて、ヘリコプターが街の上空を飛ぶ。開け放したドアから、カメラクルーが業務用の望遠カメラを突き出し、眼下の景色を収めていた。映されるのは、繁華街の一つ、スフェーン地区。狭い土地内にひしめき合う建物の上部を、黒い煙が暗幕のように重く覆っているところであった。禍々しく恐ろしい映像と共に、同乗するレポーターの声が流れる。
『本日午後0時35分頃、スフェーン地区の大型商業施設で、爆発、火災が発生しました。現在も消防隊による消火活動が行われています』
その時、タイミングよく吹いた風によって、煙が退けられ、隠されていた悲劇が露わになった。姿を見せたのは、最近完成したばかりの大きなショッピングモールだ。ドーナツ型の建物と、中心にあるプラネタリウムのドームが、UFOに似た特徴的な外観を作っている。全ての窓は色とりどりの花で飾られ、植物と金属をと融合させた、次世代的なデザインとして話題になっていた。
だが、今や自慢のドーム屋根は完全に崩落し、外壁は黒ずんで煙を上げている。いくつかの窓からは、炎が赤い舌を覗かせちろちろと蠢いていた。ガラスや金属、その他よく分からない物が散乱した地面を、パニックになった人々が逃げ惑う。彼らの大半は煤に塗れ、咳き込んだりふらついたりしていた。中には怪我をして、血を滲ませている者もいる。誰もが混乱と恐怖の渦中に突き落とされ、ヒステリーを起こして泣き喚いていた。駆けつけた警察や消防隊が、声を張り上げて避難誘導をするものの、効果は芳しくない。保護された負傷者たちは次々と、何台もの救急車に吸い込まれ、搬送されていった。懸命な消火活動にも関わらず、炎は以前として燃え続け、何かが倒壊する轟音が断続的に響いていた。
ここでカメラが切り替わり、マイクを持ったレポーターのコメントに移る。爽やかさで人気の年若い彼は、端正な顔を蒼白にし、引き攣った声音で必死に説明を続けていた。
『火災の原因は未だ不明、負傷者の数も分かっていません。ただし、火災が発生したプラザ・スールは、年間約2500万人が利用する大型商業施設とのことです』
「……これが、三日前の午後一時の速報ね」
映像をぶつりと止めて、レジーナが口を開く。
「あぁ、見てたよ。酷かったな、あれは」
その時の記憶が蘇ったのか、マティーニが顔を顰めて椅子にもたれた。火薬の匂いが、今にも鼻腔の奥に漂ってきそうだ。
「結局一晩経っても、鎮火しなかったんだろ?」
「えぇ。翌日の正午過ぎだったかしら、火が完全に消えたのは」
「丸一日燃え続けたわけか……犠牲者は?」
「死者150名以上。負傷者数百。搬送先で死亡したり、後遺症や合併症、その他精神的な傷を負う場合も含めれば、相当な数になるでしょうね」
立て続けの質問に、レジーナは淡々と応じる。しかしながら彼女とて思うところがあるのか、自身の両肘を掴む手には必要以上に力が入っていた。
「原因は?」
「不明よ。最上階のレストランで、爆発が発生したことは分かってる。だけど、爆発物らしき破片も、何らかの魔法を使用した痕跡も、何一つ見つからなかった。一つもね」
「!それって……」
聞き覚えのある言葉に、マティーニがはっと顔を上げる。彼の理解が及んだことを確かめたレジーナは、おもむろに頷いた。
「そう。これまでと同じ手口」
言いながら、机上のバインダーを取り上げて、ムーンの頭をばこっと叩く。
「んぐっ」
腕を組んだ姿勢で、がっくりと頭を垂らしていた彼が、呻きと共に背筋を伸ばした。首の凝りをほぐすように回して、小さく欠伸をしてから、思い出したように告げる。
「いや、起きてたよ」
白々しくも惚ける彼を、マティーニはついつい呆れた目で眺めた。いつだって、この男はこうだ。自分のペースを決して崩そうとせず、自らがどうでもいいと定めたことにはとことん興味がない。だから、凄惨な爆発事故の映像が流れていようが、平気で船を漕げる。冷酷である一方で、何事にも動じない。諜報員としては最高レベルのスキルかも知れなかった。
「コホン……手っ取り早く行こう。君が言いたいのは、僕らにこの事件を何とかしろってことだね?レジーナ」
居眠りを咎められた気まずさを誤魔化すように、彼は咳払いをし、テーブルの上で両手を組む。眼鏡の奥の糸目に潜む、赤い瞳がレジーナを捉えた。
「その通りよ。あんたたちにしか出来ないことがあるの」
表向きは礼儀正しさを備えた、しかし何を考えているか分からない笑みにも、レジーナは怯むことなく答える。顎をツンと上げ、高飛車に澄ました彼女を、ムーンはしばしじっと見つめた。その後、肩から力を抜いて息を漏らす。
「何か手掛かりはあるのかい?」
「もちろんよ。我々の映像解析班が、監視カメラのデータを一部取り出すことに成功した。爆心地と思われる場所の付近で、挙動のおかしな女性が映り込んでる。無関係とは思えないわ」
試すような質問を、レジーナは待ち望んでいたとばかりに迎え撃った。彼女がタブレットを操作すると、ディスプレイに新たな映像が映し出される。
非常に画質の悪い、不鮮明な絵だった。画面は縦線にまみれ、ブロック状に乱れている。音声も酷いもので、ザザーッと砂嵐のような音しか入っていない。それでも、一応はどこを映したものか判断出来た。左下から斜めに伸びる、白色の床。両側はガラス張りになっており、辺りの街並みを見下ろせるようになっている。廊下の先、つまり右上の方には、爆心地と思しきレストランの入り口が見えた。
祝日だからか、行き交う者は非常に多く、年齢も様々だ。学生のグループ、家族連れ、老夫婦。皆至って不審な点はなさそうに思える。だが、その中に一人だけ、極めて目を引く特異な人物が紛れていた。
髪の長い、恐らくは女だ。細くしなやかな背中と、ほっそりした足首から判断出来る。暗い色の髪を垂らし、セミフォーマルなワンピースを纏った、若い女だった。
しかし、彼女の足取りは覚束なく、ふわふわとまるで夢の中を歩いているような危うさを含んでいた。たった数十秒の映像の中でさえ、何度も通行人とぶつかりそうになっている。その度に胡乱げな眼差しを向けられているが、謝ることも立ち止まることもしない。彼女はそのまま、ふらふらと件のレストランへ入っていってしまった。彼女の手には何もなく、バッグや携帯、財布を持っている様子もない。
彼女が完全に画面から消えた数十秒後、唐突に映像が途切れる。爆発が起きて、カメラごと砕け散ったのだろう。黒一色に染まったモニターを見ながら、マティーニは呟いた。
「何だったんだ、あの女……心霊映像みたいだ」
彼の言う通り、女性の行動は明らかに異常であった。ザラついた絵の中で見れば、まるでホラー映画のワンシーンのように思えても不思議ではない。それほどまでに怪しげで、不気味な存在だったのだ。マティーニの脳裏には、彼女の漂うような歩みと後ろ姿がくっきりと焼き付いていた。
「彼女、靴を履いてない。裸足だよ」
わずかに目を開けて、映像を凝視していたムーンが、ふと口を開く。マティーニは再び映像を流させて、慌てて確認した。そして驚きの声を上げる。
「本当だ!よく分かったな、ムーン」
「でもこれだけじゃ、決定的な証拠とは言えない。単に運の悪い精神病患者が、たまたま爆発の現場に居合わせたってだけかも知れないだろう?」
ムーンは首を左右に振って、相棒のぬか喜びを否定した。水を差されたマティーニは、唇を尖らせて抗議する。
「おいおい、そんな話あるわけないだろう。いくら何でも、偶然が過ぎるってものじゃないか?」
「だが、彼女は手ぶらだ。何も持っていない。爆弾のスイッチさえね」
不満げな彼に、ムーンは片手を広げて映像を示す。
「別の奴に運ばせたのかも知れない。それに、魔法を使った可能性だってあるはずだ」
ところがマティーニは諦めず、尚も言い募ってきた。
無論、十分あり得る仮説ではある。この世界に存在する、魔法と呼ばれる神秘。悪魔たちの内奥に宿るその力を使えば、万物を動かし、常識や理を覆すことが出来る。鉄や火薬なしに、爆発を起こすことだって可能だ。ゲームとは違って、杖も魔導書も、荷物らしき物は何も要らない。
「もちろんそうだ。だけど……レジーナ」
「この女はとっくに死んでる。全身が発見されてるから、直前で入れ替わったって線もないわ。これ以上は何も知りようがないわね」
ムーンはちらりとレジーナに一瞥を投げる。彼の意図を理解し、彼女は息を吐くように応えた。”全身”という言葉の裏に秘められた、グロテスクな意味を悟り、マティーニは身震いする。その間に、眼鏡を外しレンズを拭いていたムーンが、おもむろに尋ねた。
「他の事件は、どうなんだい?」
彼の問いに被せるようにして、レジーナのブラウンの指が、びしりと彼の鼻先に突き付けられる。
「それよ、問題は。私も気になって、もう一度全ての証拠を洗い直させたの。そうしたら……いたのよ。明らかに動きのおかしい女が」
『本日午後0時35分頃、スフェーン地区の大型商業施設で、爆発、火災が発生しました。現在も消防隊による消火活動が行われています』
その時、タイミングよく吹いた風によって、煙が退けられ、隠されていた悲劇が露わになった。姿を見せたのは、最近完成したばかりの大きなショッピングモールだ。ドーナツ型の建物と、中心にあるプラネタリウムのドームが、UFOに似た特徴的な外観を作っている。全ての窓は色とりどりの花で飾られ、植物と金属をと融合させた、次世代的なデザインとして話題になっていた。
だが、今や自慢のドーム屋根は完全に崩落し、外壁は黒ずんで煙を上げている。いくつかの窓からは、炎が赤い舌を覗かせちろちろと蠢いていた。ガラスや金属、その他よく分からない物が散乱した地面を、パニックになった人々が逃げ惑う。彼らの大半は煤に塗れ、咳き込んだりふらついたりしていた。中には怪我をして、血を滲ませている者もいる。誰もが混乱と恐怖の渦中に突き落とされ、ヒステリーを起こして泣き喚いていた。駆けつけた警察や消防隊が、声を張り上げて避難誘導をするものの、効果は芳しくない。保護された負傷者たちは次々と、何台もの救急車に吸い込まれ、搬送されていった。懸命な消火活動にも関わらず、炎は以前として燃え続け、何かが倒壊する轟音が断続的に響いていた。
ここでカメラが切り替わり、マイクを持ったレポーターのコメントに移る。爽やかさで人気の年若い彼は、端正な顔を蒼白にし、引き攣った声音で必死に説明を続けていた。
『火災の原因は未だ不明、負傷者の数も分かっていません。ただし、火災が発生したプラザ・スールは、年間約2500万人が利用する大型商業施設とのことです』
「……これが、三日前の午後一時の速報ね」
映像をぶつりと止めて、レジーナが口を開く。
「あぁ、見てたよ。酷かったな、あれは」
その時の記憶が蘇ったのか、マティーニが顔を顰めて椅子にもたれた。火薬の匂いが、今にも鼻腔の奥に漂ってきそうだ。
「結局一晩経っても、鎮火しなかったんだろ?」
「えぇ。翌日の正午過ぎだったかしら、火が完全に消えたのは」
「丸一日燃え続けたわけか……犠牲者は?」
「死者150名以上。負傷者数百。搬送先で死亡したり、後遺症や合併症、その他精神的な傷を負う場合も含めれば、相当な数になるでしょうね」
立て続けの質問に、レジーナは淡々と応じる。しかしながら彼女とて思うところがあるのか、自身の両肘を掴む手には必要以上に力が入っていた。
「原因は?」
「不明よ。最上階のレストランで、爆発が発生したことは分かってる。だけど、爆発物らしき破片も、何らかの魔法を使用した痕跡も、何一つ見つからなかった。一つもね」
「!それって……」
聞き覚えのある言葉に、マティーニがはっと顔を上げる。彼の理解が及んだことを確かめたレジーナは、おもむろに頷いた。
「そう。これまでと同じ手口」
言いながら、机上のバインダーを取り上げて、ムーンの頭をばこっと叩く。
「んぐっ」
腕を組んだ姿勢で、がっくりと頭を垂らしていた彼が、呻きと共に背筋を伸ばした。首の凝りをほぐすように回して、小さく欠伸をしてから、思い出したように告げる。
「いや、起きてたよ」
白々しくも惚ける彼を、マティーニはついつい呆れた目で眺めた。いつだって、この男はこうだ。自分のペースを決して崩そうとせず、自らがどうでもいいと定めたことにはとことん興味がない。だから、凄惨な爆発事故の映像が流れていようが、平気で船を漕げる。冷酷である一方で、何事にも動じない。諜報員としては最高レベルのスキルかも知れなかった。
「コホン……手っ取り早く行こう。君が言いたいのは、僕らにこの事件を何とかしろってことだね?レジーナ」
居眠りを咎められた気まずさを誤魔化すように、彼は咳払いをし、テーブルの上で両手を組む。眼鏡の奥の糸目に潜む、赤い瞳がレジーナを捉えた。
「その通りよ。あんたたちにしか出来ないことがあるの」
表向きは礼儀正しさを備えた、しかし何を考えているか分からない笑みにも、レジーナは怯むことなく答える。顎をツンと上げ、高飛車に澄ました彼女を、ムーンはしばしじっと見つめた。その後、肩から力を抜いて息を漏らす。
「何か手掛かりはあるのかい?」
「もちろんよ。我々の映像解析班が、監視カメラのデータを一部取り出すことに成功した。爆心地と思われる場所の付近で、挙動のおかしな女性が映り込んでる。無関係とは思えないわ」
試すような質問を、レジーナは待ち望んでいたとばかりに迎え撃った。彼女がタブレットを操作すると、ディスプレイに新たな映像が映し出される。
非常に画質の悪い、不鮮明な絵だった。画面は縦線にまみれ、ブロック状に乱れている。音声も酷いもので、ザザーッと砂嵐のような音しか入っていない。それでも、一応はどこを映したものか判断出来た。左下から斜めに伸びる、白色の床。両側はガラス張りになっており、辺りの街並みを見下ろせるようになっている。廊下の先、つまり右上の方には、爆心地と思しきレストランの入り口が見えた。
祝日だからか、行き交う者は非常に多く、年齢も様々だ。学生のグループ、家族連れ、老夫婦。皆至って不審な点はなさそうに思える。だが、その中に一人だけ、極めて目を引く特異な人物が紛れていた。
髪の長い、恐らくは女だ。細くしなやかな背中と、ほっそりした足首から判断出来る。暗い色の髪を垂らし、セミフォーマルなワンピースを纏った、若い女だった。
しかし、彼女の足取りは覚束なく、ふわふわとまるで夢の中を歩いているような危うさを含んでいた。たった数十秒の映像の中でさえ、何度も通行人とぶつかりそうになっている。その度に胡乱げな眼差しを向けられているが、謝ることも立ち止まることもしない。彼女はそのまま、ふらふらと件のレストランへ入っていってしまった。彼女の手には何もなく、バッグや携帯、財布を持っている様子もない。
彼女が完全に画面から消えた数十秒後、唐突に映像が途切れる。爆発が起きて、カメラごと砕け散ったのだろう。黒一色に染まったモニターを見ながら、マティーニは呟いた。
「何だったんだ、あの女……心霊映像みたいだ」
彼の言う通り、女性の行動は明らかに異常であった。ザラついた絵の中で見れば、まるでホラー映画のワンシーンのように思えても不思議ではない。それほどまでに怪しげで、不気味な存在だったのだ。マティーニの脳裏には、彼女の漂うような歩みと後ろ姿がくっきりと焼き付いていた。
「彼女、靴を履いてない。裸足だよ」
わずかに目を開けて、映像を凝視していたムーンが、ふと口を開く。マティーニは再び映像を流させて、慌てて確認した。そして驚きの声を上げる。
「本当だ!よく分かったな、ムーン」
「でもこれだけじゃ、決定的な証拠とは言えない。単に運の悪い精神病患者が、たまたま爆発の現場に居合わせたってだけかも知れないだろう?」
ムーンは首を左右に振って、相棒のぬか喜びを否定した。水を差されたマティーニは、唇を尖らせて抗議する。
「おいおい、そんな話あるわけないだろう。いくら何でも、偶然が過ぎるってものじゃないか?」
「だが、彼女は手ぶらだ。何も持っていない。爆弾のスイッチさえね」
不満げな彼に、ムーンは片手を広げて映像を示す。
「別の奴に運ばせたのかも知れない。それに、魔法を使った可能性だってあるはずだ」
ところがマティーニは諦めず、尚も言い募ってきた。
無論、十分あり得る仮説ではある。この世界に存在する、魔法と呼ばれる神秘。悪魔たちの内奥に宿るその力を使えば、万物を動かし、常識や理を覆すことが出来る。鉄や火薬なしに、爆発を起こすことだって可能だ。ゲームとは違って、杖も魔導書も、荷物らしき物は何も要らない。
「もちろんそうだ。だけど……レジーナ」
「この女はとっくに死んでる。全身が発見されてるから、直前で入れ替わったって線もないわ。これ以上は何も知りようがないわね」
ムーンはちらりとレジーナに一瞥を投げる。彼の意図を理解し、彼女は息を吐くように応えた。”全身”という言葉の裏に秘められた、グロテスクな意味を悟り、マティーニは身震いする。その間に、眼鏡を外しレンズを拭いていたムーンが、おもむろに尋ねた。
「他の事件は、どうなんだい?」
彼の問いに被せるようにして、レジーナのブラウンの指が、びしりと彼の鼻先に突き付けられる。
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