不知

望月来夢

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第四話

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 僕が今いるのは、かつて錨の自宅があった場所。しかしそこにもう家はない。咲き誇る花々も、門番代わりの高級車も、皆消えてしまった。暮れなずむ空を焼き、大地を焦がした炎の跡と、焼け落ちた家の残骸だけが、虚しく積もっている。何とはなしに眺めていると、鼓膜の内側からパチパチと炎の爆ぜる音が生じてくるような気がした。

 男が一人、息を切らして必死に階段を降りていく。腹の刺し傷からこぼれた血が、点々と床に染みを付け、踏み出す度に激痛が全身を貫くが、彼の歩みは止まらない。一段、また一段と着実に下っていく。彼の背中には、既に事切れた、娘の冷たい亡骸がある。魂と同時に力も失くし、重みを増した彼女の体は、そっくりそのまま己の罪の重さとなって、彼を苛む。

 その衝撃的なニュースを聞いた時、僕はまだ布団にくるまって、睡眠と覚醒の間を放浪していた。愛莉との事が未だ鮮明に記憶に残っていて、罪悪感と疲労感とが、絶えず僕を蝕んでいた。大学にも行かず、寝てばかりいた僕の耳を、スマホの着信音がけたたましく劈いた。
「おい、見たか!?ニュース!文屋錨!」
 通話に応じるなり鳴り響く、松村の大声。喚く一方でちっとも詳しい説明をしない彼に痺れを切らし、僕は起き上がってテレビを付けた。ちょうど昼のニュースが開始された直後で、その件は一番最初に取り上げられていた。錨の邸宅がある街で、火事。しかも、殺人の上の放火事件という話だ。それだけでは、物騒だと思う程度で、他に何も感じなかった。だが、次に流れた中継映像を見て、僕は絶句する。映し出されたのは、僕もよく知る場所、文屋錨の自宅それ自体だった。

 炎に急き立てられるようにして、彼は地下のアトリエへと転がり込む。失血のせいで体は怠く、視界も霞んでいたが、後悔はなかった。むしろ、近付きつつある死を悟って、微笑みたくなる気持ちさえあった。
 娘の身に起きたことを知ったのは、ほんの偶然だった。何らかの超常的な、直感が働いたとしか喩えようがない。帰宅して、ソファに座った娘の首筋を見た途端、電撃が走った。彼女はもう自分のものではない。誰か他の男の手によって、書き換えられてしまった。一瞬でも想像したら、もう居ても立ってもいられなかった。衝動的に娘を詰問し、彼女もまた父親の異質な束縛に、長年覚えていた反発を爆発させた。二人とも感情を剥き出して、罵り合って、そして醜くて激しい争い……
 気が付けば、彼の腹部には娘の握る包丁が、深々と突き刺さっていた。

 火事は昨日の夕方から、今朝にかけて一晩中続いた。文屋家の邸宅は全焼。焼け跡から、二人の遺体が発見された。しかし死因は、どちらも火事によるものではなかったという。錨は腹部を刺され失血死、愛莉は首を絞められての窒息死だ。警察はこれを事件と断定し、捜査を開始した。だが結論から言えば、真実が判明することはなかった。
 消防隊の懸命な消化活動を嘲笑うように、炎は夜通し消えることなく、家を完全に倒壊させるまで燃え盛った。事件の証拠を含めたあらゆる物品は焼き尽くされ、情報を得る手掛かりは格段に少なくなった。このことが、ネットや各種メディアからの注目を一層集める要因となった。根拠のない噂や憶測、誹謗中傷が出回り、一方では自称ファンたちによる追悼のコメント、理解や共感を示す文章が量産されては反響を呼ぶ。無論、中には真のファンもいただろう。しかし大半は、そういった活動に熱心な自分を躍起になって演出し、または自己の押し付けがましい善意に陶酔するだけのようだった。そんなことが毎日毎日、飽きもせずに繰り返される世界。僕のもとにも記者や警官が押し寄せて、様々な質問を浴びせてきた。半ば作業のように答えつつ、僕は錨のことばかり考えていた。まさに錨の嫌う、下らなくてつまらない俗世間のことを。
 この世界では、誰かの存在も死も、大した問題にならない。ただ格好のエンタメとして、もてはやされ消費されていくのみだ。やがてめぼしいネタが尽きると、人々の浅慮は次の話題へと移ろっていく。
 
『俺にはお前しかいないのに……どうして分かってくれないんだ!』
 果たしてそんなことを口走ったかどうか、彼自身も定かでなかった。
 体に穴の空いた彼のそばで、娘は仰向けに倒れていた。彼女の細い首に残った手の跡が、彼の行為を物語っている。信じられなかった。まるで、獣の仕業だ。自分の知らないところに眠っていた内なる獣が、勝手に目覚めてやったことだ。彼は狂気になす術もなく飲み込まれて、怪物に自我を乗っ取られてしまっただけ。
 否。嘘だ。本当は覚えている。自分に反抗した娘の、心からの憎悪の詰まった冷たい声を。ガラス玉のような、奥行きのない瞳を。驚いて固まった自分の姿が、はっきりと映っていた。彼女の持つ包丁が室内灯を反射し、自分はその煌めきに魅せられたように飛びかかった。
 震える手で、娘を掻き抱く。悲しみと、絶望とが胸の内部で吹き荒れた。少し身動ぎをする度に、腹の傷が引き攣れ、鋭い痛みが去来する。しかし自分でも意外なことに、安らぎを覚えてもいた。
『これで……これで解放される』
 これこそが、答えだったのだ。それは辿り着きさえすれば至極単純で、明解なものだった。
 絵画の中に逃げ込まなければ生きていられない世界なら、またそんな風にしか世界を捉えられない人間ならば、いっそのこと飛び立ってしまえばいい。あの不死鳥のように。飛べない体が焼かれる痛みを味わいながら、死による解放を喜び、踊り舞う。
 もしくは初めから、この肉体は理解していたのかも知れない。だから二十代のあの日、手元が狂って静脈を切り裂いた時、あんなにも気分が高揚したのだ。自分の本当の欲望を、察知してしまったから。けれどまだどこかで認めたくなくて、見て見ぬふりをしていた。もう少し頑張れると、頑張りたいと願った。諦めずにいれば、いつか必ず報われると信じた。愚かなことだ。もっと早くに見切りをつけていれば、この世界の理不尽に心を打ち砕かれることもなく、または芸術家として、永遠に続く階段を登っていく苦しみもなかったというのに。
 そう思ったら、いっそ可笑しささえ込み上げてきて、乾いた声で哄笑した。するとまた腹が痛み、彼は体を二つに折って悶えた。唇を割って流れた血が、顎を伝う。解けていく意識の中で唐突に思い出したのは、やはり絵のことだった。
『あの絵を、どうしても完成させなければ』
 本能じみた使命感に突き動かされ、彼は立ち上がった。依然食い込んだままの刃を抜き取ったら、血と共に何故か元気まで噴き出してきた。案外、傷は深くなかったのだろうか。彼は娘を揺り動かしたが、起きなかったので背負うことにした。途中、戸棚の中に非常用の蝋燭とマッチがあることを思い出し、衝動的に火を付けた。絨毯に落とした小さな灯火が、まるで蛇のように舌をチラつかせ、長い毛を舐める。彼は一瞥だけして、その場を離れた。
  
 数日前、錨が例の気まぐれで、僕に写真を送ってきた。今度の個展に出品する予定だという、巨大な油絵が写っている。横長のキャンバスの中央に、天使の格好をさせられた人形が吊るされていた。下部は一面ルドンのような、無数の目玉を持つ黒い手で埋め尽くされ、天使を引き摺り下ろそうと蠢いていた。一方で、画面の左端にはアングルのような女性が佇んでいる。こちらは本物の天使らしかったが、惨いことにその証明は、背中の羽を毟られることで為されていた。女性は泣きながらも恥じることなく、血の流れる傷口を見せつけている。右上には一人の人間が、椅子に座って一切を見物している。それら全てが錨の重苦しく抽象的な、ピクトグラムめいた単純な図形で描かれていた。制作途中とは思えない、完成された出来栄えだ。じっくりと観察している内に、ハッと気が付いた。右上の傍観者に、視線が釘付けになる。確信した。
「これは、僕だ」
 椅子に腰かけたまま、一連の騒動を、ただ見ているだけの存在。僕はこの絵に描かれるために、三ヶ月もの期間をモデルとして費やした。この絵は、僕の絵でもあるのだった。

 足が滑って、彼は残りの数段を転がるようにして落ちた。またもや強烈な痛みが駆け巡るが、無視をして娘の重たい体の下から這い出す。広げたままの道具を手に取って、絵筆に色付く赤を繁く眺め、案の定想定と違うそれに憤り、パレットごと放り捨てた。
『足りない』
 足りないのだ。こんな色では、程遠い。彼が求めているものはもっと、もっと新鮮で過激な赤だ。脳天を突き破り、雲の上までぶち上げるような、派手でインパクトのある色。生命を生かし、殺すことも出来る。命の色だ。そう、まるでこの体から流れる血のような。
 ふと思い至った。視線を落として、自身の手をまじまじと凝視する。
 両の掌から肘に至るまで、真っ赤に染める己の体液。その赤さ。ヘモグロビンの色。人体に酸素を運ぶ、命の滴。
意識するより早く、勝手に手が動いた。痛みを堪えて傷口を押さえ、生温かい血を付着させる。ボタボタと滴るそれが、全て床に染み込んでしまう前に、指先を滑らせる。
 背筋が震えた。血を失って、体温が低下しているからではない。彼を襲うのは、むしろ全身が熱く沸騰するような興奮。どんな性行為の中でも得られない、画家特有の快感だ。
 まさに、求めていたものだった。睡眠を犠牲にしてまで研究し、重ねた努力の分だけ、遠のいていた理想。その色が、いきなり眼前に現れた。しかも文字通り、手中にある状態で。これを歓喜と呼ばずして何と称すのか、彼は相応しい語彙を知らなかった。
 それから後のことは、語るまでもない。彼は取り憑かれたようになって、キャンバスに向かった。掬っても掬っても溢れてくる血液を、一心不乱に塗り付けていく。周りの状況など、全く気にならなかった。関節が軋み、筋肉が働かなくなっていく感覚も。階上で発生した炎が建物全体に広がって、家具や壁を破壊していく音も。かつてない度合いの狂喜乱舞の渦中にいては、知覚の範疇にすらない。意識にあるのは、絵のことだけ。
 何としてでも、完成させたい。この肉体が滅びる前に、一世一代の最高傑作を描き上げたい。彼の思う美しさを、史上初めてのやり方で、形に残したい。そして描き終えたら、共に燃え尽きて灰になるのだ。
『俺の芸術は誰も救わない。何も変えない。ただ俺自身が、今よりちょっと幸福になるだけだ』
 錨はどうして、僕をこの絵に描いたのだろう。初めにしていたデッサンなんて、まるで必要なかったじゃないか。彼は本当に意味不明で、人を混乱させるようなことばかりやってのける。それでいて、地球上の美を結晶させたような作品を、平気な顔で生み出す。僕らの非難や称賛、嫉妬の眼差しなんて、適当にあしらっておきながら、内心深く傷付いてもいるのだ。
『俺は生きたかった。生きたかったんだ。芸術家として、人として。心から生きたかったんだ!』
 炎に包まれたアトリエの中で、彼は咆哮したかも知れない。錨が描いていたものは、人生の中で感じてきた、生き辛さや痛み。怒り、恨み、憎しみだ。そこには、隠された本当の意志と画家としての執着心さえ含まれている。彼の絵は懸命に、あらん限り叫んでいたはずだ。陰鬱で、どろどろと穢れて濁って、それでいて激しい、灼熱のマグマのような。しかし対照的に切なく哀れで、感傷的な。執念深く情熱的で、畢竟美しい。
 なんて、こんなものは、全て僕の想像に過ぎない。他の多くの人間たちと同じく、勝手な推測を一方的に押し売りしているだけだ。知っている事実の断片を、納得のいく形で飲み込めるように、色々と思案を巡らせている。
 僕が錨と対面していた時間は、長いようで短かった。大半はモデルとして口をつぐんでいたし、交わす言葉も通り一遍の月並みなもので、互いの内面を曝け出すようなことはなかった。アルバイトと雇用主の間柄なんて、所詮そんなものだ。だから僕は彼を知らないし、彼も僕という人間を知らない。彼が何を思い、何故あんなことをしたのか。
 錨はあの時、何を思っていたのだろう。いや、そもそもあの時とはいつのことか。
 これまで目にした、様々な彼を回想する。初めて会った時。僕を雇うと宣言した時。絵を描いている時。他愛もない話をした。未公開の作品を見せてくれた。課題の相談をしたら、散々酷評された。落ち込む僕を指差して笑って、腹が痛いと涙を拭った。子供っぽい冗談を言って、退屈そうな大人の表情を見せた。にこやかなのに悲しそうで、楽しんでいても寂しげだった。絵を描く自分に疲れ果て、けれど頭の中は常に作品で一杯だった。
 娘が自分のものでなくなったと知った時は、どれほど動じただろう。普通を望む傍ら、唯一無二の理解者としてそばに置きたがった、たった一人の我が子。彼女を僕のような他人に奪われ、自分はまた孤独に陥る。最愛の娘に裏切られ、離れられて一人になる。そのことへの焦燥、憤慨、恐慌。どう形容しようと、本質は何も変わらない。突き放すならば彼の愛情は、エゴのために娘を人形にしていたも同然だ。彼特有の芸術性故の、そして一個の人間としての、当たり前の感情でもある。
 だけど僕は、警察で事情聴取を受けても何も語らなかった。彼らの質問の全てを、知らぬ存ぜぬで通した。彼の娘への感情も、仕打ちも、異常性の片鱗さえ告げることはなかった。それは錨の名誉を守るためでもあり、僕自身の、未だ受け入れ切れない甘い覚悟のせいでもあった。警察は意外にも僕の発言を疑わず、僕のことをよくいる無知なアルバイトとして分類した。本当に、その通りだ。
 僕らの隙間は一生埋まることなく、残された僕はその間隙を抱えて、この先の長い人生を生きていかねばならない。誰を憎悪しても、文句や恨み言を繰り返し並べ立てても、全ては過去の遺物。その行為に意味も目的もない。僕らは理由も分からぬまま、突き付けられた現実という名の不条理を、ただ無力に受け止めるしかないのだ。仮に打てる手があるとすれば、それは想像のみ。そのものには何らの解説も出来ぬ事象に、独力で解釈を付け加えていく。そうやって、時を乗り越え、一日一日を描画していく。それが僕であり傍観者であり、大抵の人類の宿命に違いない。

『……でも、もし最後に一つだけ願うなら』
 いよいよ火の手は彼の付近にまで及んでいた。とうとうこの部屋にも、煙が流れ込んできて酸素を押し出していた。彼は円状になった炎の中で、横向きに倒れていた。あれから一体どれだけの時間が経っただろう。既に体は動かなくなり、冷たいコンクリートの上に力なく転がっている。目尻から溢れた滴が、頬を濡らした。拭いたいと思うものの、指一本持ち上げることも出来ない。傷口から流れ出した血が、彼を中心にして丸く溜まっていた。体内から出た血は冷えて固まり、黒ずんでいる。まるでそこにだけ、穴が空いたようだ。深く昏い暗闇に覆われた、深淵への入り口。地の底からにじり寄って来た地獄が、ぽっかりと口を開けている。
『その時は、きっとこう言うだろうな。一人、たった一人でいいから、この広い地球のどこかに、俺を理解してくれる人がいたとして。そんな人に、出会えていたら何かが変わったのかな』
 彼はそれでも絵を描くだろう。娘殺しを咎められ、鎖に繋がれたとしても、拷問という刑罰を科されることになっても。決して絵を描くことを止めはしない。彼は天性の画家だ。絵の道に生き、絵に死ぬことを運命付けられた。だから終焉を目の当たりにしても、狼狽えたりはしない。むしろだからこそ、彼の芸術性はかえって強まったのだ。己が命を犠牲にして、それでも作品の完成を目指した。即座に救急車を呼んでいれば、助かったのかも知れないのに。その並々ならぬ執着ことが彼の才能の発露であり、彼という人間が存在したことの、何よりの証明なのである。
 亀裂だらけになった天井から、一部が剥がれ、彼の頭上に降り注ぐ。彼は幽かな微笑みを浮かべたまま、その圧倒的な物量の下敷きとなった。これまで彼が絵画に対して築いてきた関係のように。
『そうしたら俺は、こんな死に方迎えることもなく、自分の人生を肯定して、楽しく生きられただろうか。いや……そんなこともないんだろうな』

 キープアウトの黄色いテープをくぐって、僕は敷地内へと踏み入った。この場所にも最初は、大勢の記者やファン、野次馬たちが詰めかけていたらしいが、今は僕以外誰もいない。供えられた花も数が減り、枯れかけていた。駆け抜ける風だけが、今も昔も変わらぬ自然の息吹を伝えてくる。
 僕は手を合わせ、文屋邸の名残を目に焼き付けた。ここで過ごした時間を、彼ら父子と関わった事実を忘れてしまわないために。
 煤に塗れ異臭の溶け込んでしまった大地に、一輪の花が咲いていた。花弁は小さく淡い色合いで、茎は細くか弱い。この新しい命には、自身の栄える土地で起きた惨劇のことなど、知る由もないのだ。関係ないという風情で、涼しげにそよいでいる薄桃色を、僕は感慨に打たれながら見つめた。そうして時の流れに身を委ねていると、何だか懐かしい情動が湧き起こってくるような気がした。長いこと離れていた郷里に、ふと思い付いて戻ったような感覚。忘れていた光景が、瞼の裏に蘇ってくる。
 久しぶりに、描きたいと思った。弔いでも、同情でもなくて、純粋に心の底から。名前も知らないこの花のことを、錨の遺した『海』のいるスケッチブックに。
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