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勝利の雄叫び

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わたくしはアレクサンダー国王と結婚をし、シンシアはユアン兵士長と結婚をしました。


わたくしはユアン&シンシア一家と交流を持つようになりました。


シンシアは三男に恵まれ、わたくしは一男二女に恵まれました。


シンシアは元平民。


ユアン兵士長は侯爵の出自。


シンシアは次期侯爵夫人へとなったのです。



わたくしは王妃。






結婚してもなお国王陛下は料理を振る舞ってくれました。

そして、ユアン夫妻などを招き、パーティーをしていました。


わたくしは結局エイブラハムと婚約破棄して良かったのだと思います。


あんな最低な男。

ねずみ講をしていただなんて知りませんでしたわ。

恥ずかしいばかり。


そのエイブラハムと共に爵位剥奪になった義理の妹、オリヴィア。


本当に二人は見事に罰が当たりました。





神様は見ている!!

神様の目は欺けない!!



二人は可哀想だけど、その生活がお似合い。





この、婚約破棄があってから1年後。


わたくしは王宮の紅葉狩りを楽しんでいます。

「リンダ」

「はい、国王陛下」

「こうしてきみと一緒にいられるのがとても嬉しい」


「わたくしもですわ」

「ユアン。お前もシンシアと一緒になれて良かったね」

「はい、国王陛下」

「シンシア。紅葉がきれいね」

「そうですわ、お姉さん」


シンシアは今もなお、わたくしの事を『お姉さん』と呼んでくれています。


漁師時代もしあわせだったけど、今はもっとしあわせ。



















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