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水姫

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学園

入学式

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「これよりスーメニア学校の入学式を始める

校長の挨拶、…………
  ………          ……………
…………       …………     ……………

在校生代表、ロンダート殿下」

あっ、ロン様。生徒会長なんだ。うわーキラキラしてる。
「新入生の皆、入学おめでとう。
…………   
学校では皆平等だ。 …………    …………   …
……    …………、    …………
ここでの…………   ……     ………………  ………
      ………… 、    …………
……………
以上、在校生代表ロンダート」
流石王子様…。チラチラこっち見てた気もするけど、キノセイカナ……、うん、絶対そうだ。私は穏やかに楽しい学校生活を送るんだから。面倒ごとはごめんなのです。


「新入生代表の挨拶、ソフィア・アルシウス」
あっ、私の番だ。皆の目に期待が見え隠れしてる……。うぅ、緊張する。

すぅ~、ハァ~、すぅ~、よし!

「今日という良き日に入学できたこと、とても嬉しく思います。……………      …………、     ………
……      …………        ………
ここでは…………     ………   ……
 …      ………     ……    ……
   ………      ……
先生方、先輩方、ご指導のほどよろしくお願いします。………       
    ………      …………
………               …………
以上、新入生代表ソフィア・アルシウス」
ふぅ、頑張りました。ロン様の後で、しかも急に現れた公爵令嬢ですからね、プレッシャーが凄かったですよ。

周りをチラチラ、うん!及第点みたいです。良かった~。


「 ……………     責任と自覚を…………     ……
………、      …………
      …………      …………
これを持って入学式を終了する」
無事に終わりました。良かった、良かった。


「ソフィア様、私…」

「ソフィー?ソフィー!」!!!

「ごめんなさい。呼ばれてしまいましたわ、また明日でいいかしら?」

「いえ、はい!お待ちしております」

せっかく声をかけてもらえたのに……。でも、明日!。あぁ、名前ぐらい聞けばよかった……。もう、私って鈍臭いんだから!

あっ、ロン様に呼ばれていたんだった。
「ここにいます!」


「!!ソフィー、良かったよ」

「ロン様!ありがとうございます」

「流石ソフィーね」

「リューレお姉様!」


「ふふ、ソフィーはモテモテね」!!!

「母様、父様も」あれ?なんか、胸の辺りがポカポカしますね。

「皆、ありがとう!私、私……うぅ、うわーん」何故でしょう、涙が止まらないんです。こんなに、こんなにも…。

「えっ?えっ、どーしたの?ソフィー?」あぁ、困らせたいわけでは無いんです。ただ………、

「だって、だって、グスッ。幸せだって思ったら…うぅ」

「あらあら、可愛い子ね。ほらほら泣かないの。今日に相応しくないわ」

「ふふふ」「クスッ」「ソフィ~」

「母様、皆、うぅ、ヒック」ここにこれて良かった。神様、これは間違いなく特典です。こんなに恵まれた環境はありません。

ありがとうございます。



うぅ、ベッドに入って、冷静になったら皆の前で泣いてしまったことが恥ずかしい……。
笑われちゃったし…。皆忘れてくれないかな…明日どんな顔で会ったらいいんだろう…。

でも…

明日からが楽しみです。
友達はできるでしょうか?
あぁ、こんなにも明日が早く来て欲しいなんて……。

ふふ、私はのね。




長い間更新しなかったのに内容が浅くてすいません。
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