姫様がメイドさんに開発されちゃう話(仮)

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姫様、調教の時間です

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 聖ポルチーォ王国。広大な領土と港を持つ豊かな国であり、隣国との争いも無く平和な国である。

 今年は見目麗しいお姫様の婚約が決まったと発表された事もあり、国中で祝賀ムードが巻き起こっていた。

 そんな祝賀ムードの中でただ一人、憂鬱な気分で朝を迎えた人がいた。






「んっ……朝?」

 カーテンの隙間から差し込む優しい光を浴びた姫様が目を覚ました。季節は春、とても清々しい朝だった。

 怠い体を捻って正面を向けば、いつもと変わらぬ天蓋が映っていた。

「あぁ……結婚か。でも、これがあと一年も続くのか~」

 昨晩の事を思い出した彼女の幼い顔に朱が差した。昨晩のあられもない姿を思い出した彼女はとても恥ずかしくなり、枕に顔を埋めて足をバタバタとさせてしまう。

 今年で16歳になる彼女は、国内外で話題になる程の美しさだった。母親譲りの金色に輝く綺麗なサラサラロングヘアに透明感のある白い肌、少し幼げに見える顔に反して大きな胸を隠し持っていたのだ。本人は大きいのが恥ずかしいらしく、ゆったりとした服を好んで露出しないように隠しているが、とあるメイドが胸元が大きく開いたドレスを積極的に用意するためジロジロと見られることが多かった。

「うぅ……今日もアレやるのかなぁ。昨日なんて気持ち良すぎて失神しちゃったし、うわーんどうしよう~」

 バタバタと足を上げる度に薄いピンクのナイトドレスの隙間から彼女の秘所が顔を出し、ツルツルの無毛地帯がチラっと見えてしまっていた。良く見れば部屋の片隅には無造作に脱ぎ捨てられたパンツが転がっていた。

「昨日なんて乳首を開発するって言って延々とコリコリされちゃったし、ううぅ……想像したら乳首が顔を出してきちゃった」

 仰向けに寝転がる姫様が頬を赤くして自分の胸に手を当てた。ぷっくりと膨らんだピンク色の突起は陥没しており、姫様の指でコリコリしたらピーンと硬くなった。自己主張の激しい乳首である。

「き、昨日は確か……んっ♡ こうやって爪で引っ搔くようにカリカリって……んお゛っ♡ これ♡ しゅごい♡♡ あはっ、乳首勃起しちゃった♡ こ、こうやれば自分でも吸えるかな? はぁ……♡ はぁ……♡」

 両手で乳房を優しく掴み、興奮しながら乳首を口に近づけた。勃起した乳首を口に含んで舌先で転がし、思いっきり吸い付き、そして甘噛みをする……。これから得られるであろう快楽を想像したら、ジワっと愛液が滲むのが分かった。

 乳首に自分の吐息が当たり、舌先が徐々に近づいて行く。あと少し、あと少しでこの恥ずかしがり屋な乳首に舌が届くとなったその瞬間、まさに狙ったかのようなタイミングでドアが勢い良く開いた。

「姫様、おはようございます」

「ひゃぁぁあああ!」

 ノックも無しにドアが開き、黒髪ショートヘアの気の強そうな美女が登場した。メイド服に身を包んだ彼女は見た目の通り、姫様の専属メイドである。

「も、もう! トウカってばノックしてよねっ!! ビックリしたじゃない!!」

 慌てて枕を抱き締めて胸元を隠す姫様。枕からはみ出した隠し切れない大きな乳房から、ピーンと勃起した乳首があることをメイドは見逃さなかった。ペロリと自分の唇を舐めたメイドは一瞬ニヤリと邪悪な笑みを浮かべたが、直ぐにいつも通りの澄ました顔になっていた。

「失礼致しました。朝食の前にお風呂のご用意をさせて頂きました」

「わ、分かったわ」

 モジモジと恥ずかしそうにベッドから降りた姫様が急に立ち止まり、ベッドの上を凝視した。皺ひとつ無い完璧なベッドメイクをされていたはずの純白のシーツは見るも無残で、至る所に大きな皺が出来ていた。きっとあの皺は快楽に抗うために必死になって握った跡なのだと分かると、頬が赤くなるのが分かった。

 そんな姫様の恥じらう姿を見たメイドがベッドに近づき、シーツの汚れた箇所を指差した。そこは姫様の秘所が当たる部分だった。

 シーツの汚れを気にしていると思ったメイドは優しい声で姫様に声を掛けた。

「ふふ、ご安心下さい姫様。姫様が絶頂して飛ばしたこの愛液も、ドロドロに垂れ流したこの本気汁も、我慢出来ずに漏らしてしまったこのお潮も、全部綺麗に致します」

「そ、そんなの知らないもん!! トウカの意地悪!!」

 顔を真っ赤にして部屋を出て行く姫様を見送ったメイドは床に落ちている黒いレースのパンツを拾い上げた。そしてそれがあたかも自然であるかのように口元へパンツを移動させ、大きく息を吸い込んだ。

 姫様の濃厚な甘い淫匂かおりが肺を満たし、幸せな気持ちが脳から溢れ出て来る。それはまるで危ないクスリをヤっているような光景だった。

「愛してますよ、姫様」

 姫様の居なくなった部屋で一人、妖艶な笑みを浮かべるメイドであった。



   ◇



 お風呂に入り身を清めた姫様は、エッチな気持ちを切り替えてしっかりと執務に取り組んだ。最初の頃はエッチな事を考えたり昨晩の事を思ってモジモジする事もあったが、最近ではエッチのオンとオフを瞬時に切り替えが出来るようにまでなって来た。これも全てメイドの調教きょういくの賜物なのかもしれない。

 そして今日も、夜がやって来た。長い長い夜が……。






「ど、どうしよう……。さっきのトウカ、気持ち悪いくらいに清々しい笑顔だった。あんなに張り切ってるトウカを見るの初めてかも……?」

 つい先ほど廊下でメイドとすれ違ったのだ。まるで獲物を見つけた女豹のような鋭い視線を向けられた姫様の子宮がキュンと震え、ジワリと下着が濡れたのが分かった。そんな姫様の横を笑顔で素通りするメイドが微かな声で呟いた。『今夜は眠れませんので覚悟して下さいね』と……。

 南国にある砂漠の国で娼婦が愛用するスケスケの夜の衣装ナイトドレスを纏った姫様は、ドキドキしながらドアを見つめた。ドアが開いたら淫靡な世界の始まりだ……、これから調教という名の快楽をこの体に刻まれると想像したらブルリと体が震えた。これは恐怖なのか、それとも……。

 ドキドキと緊張しながらドアを見つめていると変な気分になって来た。メイドが来る時間は毎回違うため、どうしてもこの待ち時間が生じてしまうのだ。でもこの待ち時間が姫様の妄想を否応にも駆り立てているあたり、わざと時間を指定していない可能性が高い。策士なメイドである。

「初めて娼館に行った男性はこんな気分なのかな……?」

 そう思ったら、いつもの自室がエッチな事をする娼館の一室に思えてしまった。自分がお客でこれから来るメイドが娼婦なのだ。想像するだけで心拍数が上がり期待に胸が震えてしまう。

 そして遂に、ドアを優しくノックする音が聞こえて来た。いつもなら返事をしないで勝手に入ってくるメイドだが、どうやら今朝の件があったからか、姫様の返事を待っているようだ。

「どっ、どうぞっ……」

 喉がカラカラで変な声が出てしまった。

 しかし姫様の声はしっかりとメイドに伝わっていたようで、カチャリと音を立てて重厚なドアが開いた。ゆっくりと入室したメイドは昼の姿と違い、まさに高級娼婦と言っても過言ではない妖艶な美女だった。そんな彼女がニコリと笑い、姫様に向かって仰々しく頭を下げた。娼婦がお客に挨拶をするかのようなその光景に、心が躍る姫様だった。

 メイド服姿の彼女からは想像出来ない激しい露出をした漆黒のドレスを身に纏い、胸元が大胆に開かれたドレスからは零れ落ちそうな大きな胸が顔を出していた。そして腕に普段は着けていないシルクのロンググローブが目に留まった。その姿を遠くから見ているだけなのに胸の鼓動が高まり、彼女から甘い香りが漂って来るような錯覚を覚えた。

 このサキュバスを想像させる淫靡な姿を見た姫様は思わずゴクリと生唾を飲み込み、今日は何かいつもと違うと本能が警鐘を鳴らしていた。

「姫様、調教の時間です」

 脳を溶かすような甘い声が聞こえた瞬間、姫様の体がビクンと震えた。

 コツン、コツンとヒールの音を響かせながらゆっくりと歩く姿を見た姫様は、思わずベッドの上から逃げ出しそうになった。これからあの悪魔メイドに調教されると意識した体が無意識に反応したのだ。

 姫様の座るベッドの前まで移動したメイドは両手を胸の下で組み、獲物を見下すようにして呟いた。

「では、今晩も姫様の調教を始めさせて頂きます。宜しいですね?」

 その言葉は一国の姫様へ向けるものではなかった。有無を言わせぬ迫力が籠っていたのだ。

「や、やっぱり今日も……ヤるのね?」

 姫様はそんな分かり切った事をわざと口にして確認をとった。これはいつもの儀式ながれ、まだ調教というものを心から受け入れられていないと思い込んでいる・・・・・・・姫様の、ちょっとした自己防衛本能が働いたのだ。

 言葉とは裏腹に姫様の頬は赤く染まり、無意識に下半身をモジモジとさせてしまう。本人は抗っているつもりなのだろうが、その目には期待が浮かんでいた。

「……」

 メイドはこの姫様の言動を全て理解しているが、これは一種の儀式として受け入れていた。だから指摘もしないし、次に来る姫様の言葉も分かっていた。

「あ、あのねトウカ。その……調教ってさ、本当に必要……なのかな? ほら、最初は怖かったけど段々気持ち良くなってくるのが分かるし、自分の体がエッチになっているのが実感出来る……。べ、別に調教が嫌って訳じゃないけど、その、気持ち良くなり過ぎるのが怖くって……ね?」

 枕を抱き締めて上目遣いで見つめる姫様からは不安など一切感じられなかった。あるのは期待だけである。

 このやり取りも既に何度目か分からないが、大きく溜息を吐きたくなる衝動を抑えてメイドは淡々と説明した。

「前にも説明しましたが、調教は絶対に必要な事です。姫様は来年の今頃、ボストロール公爵家の若様の下へと嫁いでいることでしょう。かのボストロール公爵家の男性は凶悪なサイズのおチンポ様をお持ちだと噂されております。そんな若様がどれくらいエッチな特訓お勉強をされて来るのか知りませんが、美しくも可憐な姫様を前にして手厚い前戯をする余裕があるでしょうか? 姫様は良き妻として若様との初夜を成功させなければなりません。そのためには、姫様が率先して淫らになる調教くんれんをする必要があるのです」

 メイドの口から語られる話が本当の事なのか分からないが、凶悪なペニスで串刺しにされる未来を想像した姫様の心が高まった。

「で、でもでも、あんな激しい調教っていうのはちょっと……ね? トウカのアレは調教っていうよりも拷問のような……感じだし?」

 ウジウジと言い訳をする姫様を見たメイドはイラっとした。言葉ではイヤと言いながらも頬を赤く染めて期待するその素振りは毎度のことで、面倒くさいなぁと沸々とした怒りが湧いて来たのである。メイドは思った、今日は徹底的にイジメてやろうと……。

「何を仰っているのですか姫様? 温室育ちで性に乏しい姫様は、この調教で強制的に絶頂を学ぶ必要があるのです。良いですか姫様、ボストロール公爵家の若様にまともな前戯を期待してはダメなのです。どうせ可愛い姫様に欲情した若様が強引に迫り、碌な愛撫もせずにおチンポ様を突っ込むに決まっています。姫様の穢れを知らぬ小さく狭いキツキツおマンコに、愛撫もせずに極太おチンポ様が突っ込まれたらどうなると思いますか?」

 姫様は想像してしまった。メイドの言う未来の自分の姿を……。

 ボストロール公爵は、まるでオークのような見た目の重量級なお方である。その子息を直接見たことは無いが、きっと同じような体型なのだろう。

 そんな暴走モンスターに襲われた私は押し倒され、強引に股を広げられ極太チンポをぶち込まれるのだ。セックスと呼べぬ自慰行為のような激しいピストンは一方的で、最後はボストロール公爵家に代々伝わると言われている秘儀、種付けプレスをお見舞いされてしまうのだ。

 いや、別の技かもしれない。うつ伏せの状態で両手を鎖で繋がれ逃げられない私を嘲笑うかのように寝バックで責めて来るのだ。巨体に押し潰された私は踏まれたカエルのような圧迫感を味わい、子宮口に到達したカリ太ペニスでねちっこくゴリゴリと奥をこねくり回され深い絶頂を迎える……。この国の発展に大きく関わって来た聖技・ポルチオ絶頂を叩きこまれてしまうかもしれないのだ。

「ご、ゴクリ……」

 一年後の自分の未来を想像した姫様は思わず生唾を飲み込んだ。姫様の細くしなやかな指先が無意識に自分の秘所に伸びている事に気付いたメイドは、ニヤリと微笑んだ。





「それでは姫様、手足を固定させて頂きます」

 鎖の付いた腕輪型の拘束具を手に持ち、ジャラジャラと音を鳴らしながら姫様に近づくメイド。姫様はそれを見て大きく溜息を吐き、大人しく両手を前に差し出した。

「あ、あのねトウカ……。私も最近は慣れて来たし、その、拘束する必要はないんじゃないかな~って。ほら、昨日とか結構耐えられたし?」

 鎖で拘束されるのは嫌だと口で言いながらも満更でもない顔をする姫様。最初の頃は絶対に嫌だと泣き喚いていた姫様を知っているだけに、そんな姫様の態度を見て自分の調教の成果を実感するメイドだった。

 姫様の柔肌にオークの皮で出来た拘束具が巻き付けられた。そして拘束具に繋がれた鎖をベッドのフレームに巻き付けて固定していく。メイドは淡々と作業をしながらニコリと笑顔を浮かべ、姫様に説明した。

「ダメですよ姫様。昨日は乳首を集中的に責めたのでそこまで深い快楽となりませんでしたが、今日はクリトリスを調教する日ですよ? 姫様の小さなクリトリスが勃起したまま戻らなくなるまで徹底的にイジメにイジメて、少し擦れば愛液が滴る程に調教させて頂きます」

「わ、私のクリちゃんを……徹底的に……? 勃起したまま戻らなくなるまで……? ……ゴクリ」

 メイドはこれから行う調教を説明しながら拘束を進めた。右手の次は左手、その次は右足、左足と続き、姫様はベッドの上で仰向けに固定されて逃げられなくなった。

 もちろんクリトリスを責められるのは今日が初めてではない。でもそれは他の責めとの合間のごく短時間だけであり、今言われたように徹底的に調教されるようなことは無かった。

 姫様は思った、これはヤバいと。

「はぅぅっ、動けない……」

 鎖で繋がれた手足は可動域が大きく制限されていた。多少手足を動かすことは可能だが、精々ベッドシーツを握って快楽に耐えるのが精一杯だろう。足だって大きくM字に広げられてしまい、股を閉じられないように棒で固定されてしまった。

 拘束された姫様はまるで芸術品のように美しかった。愛おしく眺めたメイドは姫様の体を優しく撫で始めた。猫を可愛がるような優しい手付きで愛撫していく。

 姫様の着たピンク色をしたスケスケのネグリジェから白い肌が透けて見え、黒いパンツが大事なところを隠している。大きな胸はツンと張り、女性なのに吸い付きたくなる衝動をメイドはグッと抑え込んだ。

「うふふ……とても綺麗ですよ姫様。あらあら? クロッチのところだけ色が変わっていますけど、もしかして濡れてしまいましたか?」

「そ、そんな事ないよ? か、勘違いじゃないかな?」

「…………そうですか」

 とぼける姫様に冷たい視線を送ったメイドは指先をクロッチへ沈め、ツツツっと指先を動かした。下から上へと移動すると徐々に指先に愛液が溜まって行き、最後はクリトリスを掠めて愛液を掬い取った。

「あんっ♡」

「これは何でしょうか?」

 メイドは姫様の目の前に濡れた指先を持って行きジックリと見せた後、その指先を自分の口へ近づけた。そして自慢の長い舌を姫様に見せつけ、愛液で濡れた指先をペロリと舐めたのだ。

 メイドから向けられる冷たい視線と長い舌を見た姫様はブルリと体を震わせた。ここで下手に抵抗しても意味がないと思った姫様は、メイドから視線を外して恥ずかしそうにこう答えた。

「そ、それは……愛液、です。わ、私は、トウカに拘束されて感じてしまいました。これからクリちゃんをイジメて貰えると思ったら、その、勝手に体が反応しちゃいました……」

 期待した通りの回答が得られたメイドは満面の笑みを浮かべた。

「とても良い傾向です、姫様。拘束されずとも、これからエッチな事をするんだと脳が判断した瞬間に自然と愛液が滴り落ちるのが最終目標でございます。今は一つでも気持ち良い・・・・・という情報を脳に学習させるのが狙いです」

「う、うんっ」

 メイドに褒められた姫様は嬉しかったのだろう、ニッコリとほほ笑んだ。

「では、邪魔な下着は脱いでしまいましょう」

「あっ……」

 姫様の黒いパンツ、腰の横で可愛らしく蝶々結びにされたヒモを摘まんで軽く引っ張れば簡単に解けてしまい、布面積の少ないパンツがスルリと脱げた。姫様の大事なところを守るものが何もなくなってしまったのだ。

 脱がしたヒモパンを手にしたメイドは、姫様に見せつけるように自分の口元へクロッチを寄せた。そして鼻息が聞こえるくらいに大きく息を吸い込んだ。

「や、やだっ! そんな匂い嗅がないでよトウカ!」

 恥じらう姫様の顔を見たメイドはウットリと笑みを浮かべ、ペロリと長い舌をクロッチに走らせた。

「そ、そんなパンツはどうでもいいでしょ!? 早くクリちゃんイジメなさいよっ!」

 恥じらう姫様を楽しんだメイドはパンツをベッドの片隅に置き、姫様の股の前へ体を移動させた。

 目の前にはM字に広げた足が閉じられないように固定されている。まだ誰にも犯されていない幼い秘所はピッチリと閉じられ、クレバスからジワリと愛液が滴っていた。

 メイドは思った。この可愛い姫様を味わえるのは自分だけ。真っ白な処女雪のような姫様を自分だけの色に染めることが出来る幸運に、人知れず神に感謝を捧げたのだった。

「では姫様、最初は優しく、徐々に激しくしていきますね。あっ、言い忘れていました……」

「な、何……?」

 メイドの指先が姫様の恥丘を摩り、妖艶な笑みを浮かべて言った。

「今日は私が疲れて眠くなるまで終わりませんので、気絶しても無駄ですからね?」

「えっ…………マジっすか?」

 姫様から今まで聞いたことの無いリアルな反応が帰って来たのだった。







 メイドによる調教が始まった。シミ一つない真っ白で透明感のある柔肌をくすぐる様に優しく触る。でも肝心のクリトリスを直接触るような責めが始まる事はなかった。

 ピタリと閉じられたクレバスを指先で『くぱぁ』と開くと、姫様の大事な部分が露出した。興奮する姫様の呼吸に合わせてパクパクと膣口が収縮し、トロリと愛液が垂れて来た。その愛液を指先で掬い取り、周りに塗りたくって滑りを良くして行く。

 そんな単純作業を淡々と進めるメイドに、姫様は違和感を覚えた。昨日までの責めだったら狙った場所を徹底的にイジメて来るのだ。それなのに今日は焦らすように体を触って来る。

 クリトリスの調教を開始すると言われたのに全くイジメて貰えないもどかしさを覚える姫様は、遂に我慢出来なくなって自分から懇願してしまった。

「ね、ねぇトウカ、早くクリちゃん弄ってよ。あのね、ムズムズして我慢出来ないの……」

「うふふ、まだダメですよ姫様」

 その言葉を聞いたメイドは小さく笑みを浮かべ、クレバスを『くぱぁ』といやらしく開いたり閉じたりを繰り返した。

 姫様の秘所からはクチュクチュと淫靡な音が零れて来る。

「あっ♡ ね、ねぇ……、もうおマンコはいいでしょ? そんな刺激じゃイけないわ。は、早くクリちゃん触ってよっ」

 焦らされて必死に懇願するが、メイドがそれに応える事は無かった。その代わりにクレバスをマッサージするように動かしたのだ。動かすたびにクチュっといやらしい音が聞こえて来る。

 クチュクチュという淫靡な音を堪能したメイドは両手でクレバスを大きく広げた。穢れを知らぬ美しいピンク色の花弁、小さく口を開き妖しく誘う膣口からは止めどなく愛液が滴り、少し奥には処女膜が見えた。姫様の純潔を守る最後の壁、この膜を突き破るのが何故自分じゃないのかとメイドは密かに嫉妬した。

「そんな焦らないで下さい、姫様。姫様の大事なところが丸見えですよ。ほら、膣口が早くおちんちん欲しい~ってパクパクとおねだりしていますよ? 処女膜さえ無ければもっと沢山エッチな事が出来ますし、私のこの長い舌でプッツンって破っちゃいましょうか? うふふ、この舌なら姫様の子宮口も舐められるかもしれませんよ?」

 姫様はメイドの目を見た。その目は笑っておらず、ここで『うん』と頷いただけであっという間に処女が散るだろう。あの蛇のように長い舌が私の膣を蹂躙する未来を想像して一瞬それも良いかなって思ったが、さすがに処女を失ったら大変な事になる。だから……。

「それは出来ないわ。私は処女はボストロール公爵家の若様に捧げるの。だからその……ごめんね?」

 そう答えた姫様の顔はあどけない少女のものではなく、王家に連なる者の顔だった。そんな顔を見たメイドの顔が一瞬曇ったが、クスクスと笑い誤魔化した。

「…………ふふ、そんな真面目な回答をされたら雰囲気が台無しじゃないですか。ここは姫様が『嫌、やめてっ! それだけは許してー』って感じに怯えるところですよ?」

「……そうだったわね。ごめんなさい」

 見つめ合う二人はクスっと笑い、キスをした。チュっと唇が合わさるだけのキスは次第に激しくなり、メイドの舌先が姫様の口内へ侵入したのだ。

「んっ……、ダメよトウカ、キスはダメ……あっ、ん゛ん゛っっ」

 メイドは必死に唾液を姫様へ送り込み、長い舌先を強引に侵入させて喉の奥を突いた。姫様からキッパリとお断りされて勢いで誤魔化したが、内心では嫉妬の炎が燃え上がっていたのだ。

「ん゛お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡ お゛お゛お゛♡♡」

 喉奥を突かれて嘔吐感に襲わる姫様が悲痛な叫びを上げたがメイドの口内責めは続いた。口内を女性器に見立てた激しい責めは、メイドの気が晴れるまで続いたのだった。まだ嫁ぐまで時間はある。まだ焦る時間じゃない。そう自分に言い聞かせて嫉妬の炎を鎮火させるメイドであった。

 キスと呼んで良いのか分からない激しいキスが終わり、二人の口からは一筋の透明な糸の橋が掛かった。

「さて姫様。姫様のせいでせっかくの焦らしがやり直しになってしまいました。こうなったら焦らしに焦らして、可愛いおねだりが出来るまで焦らしますからね?」

「そ、そんなぁ~」

 そしてまた、メイドの焦らしという名の愛撫が始まった。





「も、もう我慢出来ない、お願いよトウカ……乳首、乳首でも良いから刺激が欲しいの。もう切なくて切なくて、頭がおかしくなっちゃいそうなのよっ。もう良いでしょ? ほら、私のクリちゃんだって勃起してるはずよ! そ、そうだ、今日は徹底的にイジメるって言ってたじゃない? ほら、今なら私、直ぐにイっちゃうから、ね? クリちゃんをこねくり回して私が気絶しちゃうくらい凄い事するんでしょ?」

 まるで拷問のような焦らしを受けた姫様は顔を赤く染め、目がトロンと蕩けてしまっている。額には汗が浮かび上がり、良く見れば埋もれていたはずの乳首が顔を出していた。

 『くぱぁ』と開かれた秘所からは愛液が滴り、ベッドシーツには小さな水溜りが出来る程であった。

 完全に発情した姫様の余裕は無くなり、何でも良いからイきたいという段階にまでなっていた。何度メイドに懇願しても受け入れて貰えず、笑ってクチュクチュとマッサージが続けられた。

 小さなクリトリスは自力で皮から顔を出す程に勃起しているが、まだ一度も触って貰えてなかった。たまにメイドがフゥ~と息を吹きかけ小さな刺激を与えただけである。そんな小さな刺激も何度も続けられるとジリジリと積もるのだ。イきたいという気持ちが……。

「うふふ……そこまで仰るのならクリトリスを徹底的にイジメて差し上げます。でもその前に水分補給をしましょう」

「す、水分補給? 分かったわ、早く頂戴!」

 別にそこまで喉が乾いている訳じゃ無いが、早くこの勃起したクリトリスを弄って欲しいという一心で姫様は素直に頷いた。

 メイドが姫様の汗をハンカチで拭いてあげた後、大きなグラスに並々と入った水を近づけた。

「さあ姫様、このお水を全部飲み切ったらご褒美タイムのスタートですよ」

「こ、こんなに沢山飲まないとダメなの? その、一口で十分よ?」

 ティーカップとは比べ物にならない程に大きく、酒場で出されるような大きなジョッキのようなサイズだった。

「何を言っているんですか、姫様。これから始まるご褒美タイムは、姫様が止めてって言っても止まらない果て無きご褒美ですよ? フードから飛び出した無防備なクリトリスをこのシルクのグローブで入念に擦り上げ、捻り潰し、徹底的にイジメて差し上げます。そんな状態が続いたらどうなってしまうと思いますか? そうです、お潮を吹いてしまうのです。姫様の小さな穴からピュッピュってお潮が噴き出し、おマンコからは止めどなく愛液が滴るのです。だから脱水症状にならないように水分補給をしましょう」

 一瞬このメイドが何を言っているのか分からなかった姫様だが、真面目な顔をしたメイドを見てこれが真実なのだと分かってしまった。

「えっ……お潮? え、ちょっとまって、た、確かに気持ち良くして欲しいけど、えっ本気? まってまって、そんな……」

 今すぐにイきたい気持ちは強いが、メイドのいう終わりなきご褒美というのに恐怖を感じてしまったのだ。今の無防備なクリトリスを弄られたら一瞬で果てるだろう。でもそれが続いたら……。

「往生際が悪いですよ姫様。さあグイっと行きましょう。うふふ、今日はお昼寝を取らせて頂いたので朝まで続けられますからね?」

「えっ、あっ!?」

 姫様のプルンと艶やかな唇に飲み口が当たり、ゆっくりとグラスの水が傾けられる。メイドは姫様の頭を優しく支え、気管に水が入らないように慎重に飲ませて行く。

 息継ぎのため何度かに分けて飲み切った姫様のお腹は、少し膨らんでいるようにも見えた。

「うっぷ……もうお腹タプタプよ」

「妊娠したみたいですね。では、最後の準備をしますね」

「最後の準備……?」

 姫様の下腹部を優しく撫でたメイドはクレバスを『くぱぁ』と開くと、何か粘着力の強いテープのようなもので固定した。クリトリスも皮が完全に剝かれた状態で固定されてしまい、もう逃げる事は出来ないだろう。

 そんな自分の秘所を見た姫様はゴクリと生唾を飲み込み、これから得られるであろう快楽に身を震わせた。

「ではご褒美タイムの開始です。私が飽きるまでクリトリスを徹底的にイジメてあげますからね」

「う、うん……♡♡」

 メイドは自分の指先をペロリと舐め、姫様に見せつけるように指先を顔の前に持って行き、それからゆっくりとクリトリスに近付けた。

「あっあっ、やっと来る、私のクリちゃん、はぁ……はぁ……ああん!!♡♡♡♡」

 最初の一撃は押し潰しだった。ゆっくりと移動させた指先をビンビンに勃起したクリトリスへ当て、容赦なく押し潰したのだ。未成熟な小さな突起は完全に指先に飲み込まれてしまった。

「どうですか姫様、気持ち良いですか?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ クリちゃん気持ちいいっ♡ もっと、もっと擦って!! お願いもっと!!」

 待ちに待った刺激を与えられ、もっと欲しいとおねだりする姫様は必死だった。

 そんな姫様のおねだりを聞いたメイドはウットリと笑顔を浮かべた。

「そんなに焦らないでもちゃんとご褒美をあげますから大丈夫です。良く頑張りましたね、良い子良い子~♪」

 赤く充血したクリトリスにメイドの指先が襲い掛かった。愛撫を纏わせて滑りを良くしたシルクの手袋が縦横無尽に襲い掛かったのだ。

「あっああっああああ!!♡♡ それ、それが欲しかったのっ!!♡♡ もっと♡ もっと擦って♡♡ あんっ♡ ああっ♡ 気持ち良いっ♡ もっとよトウカっ、もっとシコシコしてぇ~♡♡♡」

 ビンビンに勃起した女性の弱点を下から上へ、上から下へ、左右へ交互に動かし、時には円を描くように動き回った。女性の弱点を熟知している女性の責め、それもイかせる事だけを考えた容赦のない責めは拷問のようだった。

 焦らしに焦らされた姫様が耐えられるはずもなく、あっという間に絶頂へ達した。

「イ、イくっ♡ もうイグっ♡♡ クリちゃん気持ちいい♡♡ ああ、やっとイける♡♡ トウカ見ててね♡ イクところ見てて♡♡♡ イクイクイクイクっ♡♡ …………イク゛ーっ!!!!♡♡♡♡♡」

 姫様の体が大きく震えた次の瞬間、拘束具を壊す勢いで暴れまわった。手はシーツを思い切り掴み、腰をヘコヘコと動かし大きな快楽から逃げようとした。白目を晒した姫様はどっぷりと快楽に浸り、腰を大きく反らして深い絶頂へ導かれた。

「お見事です姫様、とても良い絶頂でしたね」

 姫様の淫靡な姿を見たメイドはウットリと笑みを浮かべ、クリトリスから指を離してしまった。

「どうですか姫様。待ちに待った絶頂は?」

 しばらくして絶頂の余韻から戻って来た姫様は、ふと疑問を感じた。メイドの話では達しても責め続けると言っていたはずなのだ。それなのに責めが終わった事に安堵すると共に、これを続けられたらどうなってしまうのかと恐怖した。

「……はぁ、……はぁ、凄かったわ。昨日の乳首とは違う深い快感、頭が真っ白になって幸せな気持ちが溢れてきたの」

「今日は沢山焦らしましたからね。昨日よりも深い絶頂が味わえたのでしょう。本当はもう少し焦らすと、より深い絶頂を感じる事が出来ますが、まあそれは今度にしましょう。では当初の予定通り、姫様の可愛いクリトリスを育む作業に移りたいと思います」

 そう言うとメイドはクリトリスへ指を当てた。今度は親指と人差し指で摘まむようにクリトリスを掴み、嬉しそうに微笑みながらシコシコと上下に動かした。

「あんっ♡♡ ちょっとまって、今イったばっかだから……ね? ほら、トウカだって女性なんだから良く分かるでしょ? まだフワフワした快感が残ってて、ちょっと休憩が必要だと思うのよね」

「ええ、存じております。ですがこれも姫様のためなのです。鉄は熱いうちに打てと申しますし、クリトリスは小さくなる前に育てろと聞いた事はないですか?」

「ないない、そんなの嘘よっ、んんっ♡♡ そのグローブやだっ、クリちゃんがゾワゾワするのっ♡ あんっ♡♡ やめっ♡ ダメだって♡♡ ねぇっ♡ あんっ♡♡」

 愛液を纏わせたシルクのグローブは凶器のような快楽を与えていた。単に指先でシコシコと擦られる快楽の何倍も強かったのだ。

「そうですか……。じゃあ今日からその言葉を広めて行きましょう。クリトリスはエクスタシーを感じれば感じる程、大きく育ちますからね。我慢しないで気持ち良くなって下さいね、姫様?」

 メイドの容赦の無い責めが始まった。膣口から溢れ出る愛液をクリトリスへ纏わせて擦り続けた。楽しそうに鼻歌を口ずさみながら指を激しく動かし、徹底的にクリトリスを攻撃している。指先でピンっと弾くとプシィっと水飛沫が起こった。

「う゛っ♡♡ やめっ♡ ああん!!♡♡ ダメっ♡ クリちゃん引っ張らないでっ♡♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡♡ むりむりっ♡♡ それイクっ♡♡ またイっちゃうっ♡♡ ああああ!!♡♡♡♡」

 姫様がイヤイヤと顔を横に振り、大きく体を震わせて盛大にイってしまった。体がブルブルと震え足先がピーンと伸びている。

 そんな姿を見てもメイドの責めは終わらなかった。最初にメイドが言ったように終わりの無い責めが始まったのだ。




―― クリトリスを圧し潰した状態でグリグリと指を動かす。

「ん~、こうやって押し潰すのも良いですよね。実は私、これが大好きなんですよ。クリクリクリクリ~♪」

「お゛っ♡ イぐっ……♡ クリちゃんイっぐっ!!♡♡ らめらめっ♡ もうイグっー!!♡♡♡」

 ベッドシーツをこれでもかと握り締めた姫様は大きく体を震わせた。



―― クリトリスを引っ張り、シコシコとオナニーするように指を動かす。

「男性はこんな感じでオチンポ様をシコシコと動かしてピュッピュってお射精をするそうですよ? 姫様も未来の旦那様にご奉仕するため、い~っぱい練習しておきましょうね~♡」

「らめっ♡ それむりっ♡♡ それむりなのっ♡♡ トウカらめっ♡♡ もうイぐっ……♡ クリちゃん取れちゃうよっ♡♡ ああああん♡ イグイグイグっー!!♡♡♡」

 姫様は射精するようにピュッピュと潮を飛ばしていた。



―― クリトリスをヨシヨシと褒めるように指全部で撫でた。

「うふふ……クリトリスが大きくなったような気がしますよ? 頑張ったクリトリスは褒めてあげないとダメですよね。クリちゃん、立派に育ちましたね。いい子いい子~♪」

「あ゛ーっっ!!♡♡ らめっ♡ ん゛ん゛ん゛っっっ!!♡♡ も、もう終わり!♡ やめてトウカっ♡♡ クリちゃん壊れちゃうのーーっ♡♡♡♡♡♡」

 姫様は腰を大きく突き出し盛大にお漏らしした。



―― メイドの指先に何かイボイボの付いたものが取り付けられた。

「刺激も単調になって来ましたね。ご安心下さい、姫様。こんなこともあろうかとアイテムを購入して来ました。うふふ……姫様はこれをご存知ですか? いま流行りの指サックローパーの触手っていうんですよ。これを指に嵌めるとイボイボが良い感じに刺激を与えてくれるそうなのです。私は使った事がないのですが、姫様で試してみましょう♪」

「な、なにしょれ……? そ、それはダメよ♡ そんなイボイボでクリちゃん擦られたら耐えられないっ♡♡ ダメっ♡ やめてっ♡♡ ……お゛……ぉ、お゛……♡ イぐっ……♡ イぐっ……♡♡ イぐっ!!♡♡ イぐイぐイ゛グイ゛グイっ~~~~っ!!」

 盛大にイった姫様が動かなくなってしまった。

「あら? これってそんな凄いんですか?」

 失神した姫様のクリちゃんから指を離し、たっぷりと姫様の愛液を纏わせた指サックローパーの触手を自分の膣に突っ込んだ。姫様の達する姿に興奮したメイドの膣は、すんなりと指サックローパーの触手を飲み込んだ。

「お゛ほっ♡♡ これ……凄い♡♡ このイボイボ♡ ああんっ♡ 気持ち良いっ♡♡ 姫様の愛液が私のおマンコを犯してる♡♡ ん゛ん゛ん゛っ♡♡」

 自分の膣を堪能した指サックローパーの触手を引き抜くと、ドロリとした白い塊が付着していた。それを見たメイドが邪悪な笑み浮かべ、姫様のクリトリス責めを再開した。

「お゛ほっ!?♡♡ ま、まって♡ ぉっ、おっ……おほっ♡♡ それらめっ!♡♡ らめっ!♡♡ トウカらめっー♡」 

 失神から強制的に戻された姫様だが、そう遠くない時間の後、また失神したのだった……。





 姫様が達してもメイドの責めは終わらなかった。姫様のクリトリスは真っ赤に充血し、始める前よりも一回りは大きくなっているようだった。

 そんな責めがしばらく続き、姫様が何度失神したか分からなくなりグッタリとした頃、やっと責めが終わったのだ。

「素敵です姫様、でも少し指が疲れてしまいました」

 その言葉を聞いて姫様は安堵した。女性の弱点を露出させ徹底的にイジメるこれは、調教ではなく拷問のように感じたのだ。

「あ゛っ、んっ、はぁ、はぁ、そ、そう……無理は良く無いわよ、んっ、はぁ……はぁ……、今日は終わりに、しましょう」

 メイドが姫様の秘所から指を退けると、グローブの指先が泡立ち、ネットリと糸を引いていた。

 これで終わったと安堵した姫様だが、次の言葉を聞いて震え上がった。

「ご安心下さい、姫様。良い感じに勃起させることが出来ましたので、ここからは私のお口で吸引して差し上げます。こう見えて私、お口の方が得意なんですよ?」

 姫様の股に顔を寄せたメイドが嬉しそうにクリトリスに吸い付いた。真っ赤に充血したクリトリスは無残にも飲み込まれてしまった。

 さっきまでの指とは違う生暖かい刺激を受けた姫様は焦った。この刺激はダメなやつだと一瞬で理解してしまったのだ。

「それだめっ♡♡ そ、そんなの知らないっ♡♡ やっ、やだっ♡ あたしのクリちゃん食べないでっ♡ あああっ♡ ダメダメっ♡ 舌が凄いのっ♡ あっ!♡♡ あっ!♡♡ ああっ!!♡♡ らめらめっー!!♡♡ 転がしちゃらめっ♡♡ ん゛ん゛っ!? 吸うのもらめよぉー♡ あっあっあっ……あ゛あ゛!?♡♡ い、いま、噛んだ♡♡ あたしのクリちゃんがコリって……♡♡ お゛お゛お゛っ――い、イぐっ!!!♡♡♡♡」

 メイドの容赦のない責めが続いた。イヤイヤと必死に顔を振る姫様の腰に手を回し、絶対に逃がさないという激しい責めだった。姫様は涙を流しながら懇願したが、メイドの責めが終わる事は無かった。

 ベッドの上で必死に顔を振り悶える姫様。目から涙を流し、必死に快楽に抗いながらベッドを濡らす姫様はとても美しかった。

「も、もう無理っ!♡ イった♡ イったから♡♡ トウカやめてっ♡ あああっ♡ やだやだっ♡ もうイきたくないっ♡♡ あああっ♡ 吸うのらめっ♡ らめっ♡ 噛んじゃらめなのーっ!!♡♡♡♡」

 深夜の静まり返った王城に、姫様の嬌声が響き渡った。夜な夜な繰り広げられるこの嬌声を聞いたメイド達は密かに自慰をしているのだ。









 カーテンの隙間から入る日差しがベッドの上を照らし出した。

「あら……もう朝ですか。姫様の愛らしい声が聞こえなくなってから随分経ちますが、寝ちゃったのでしょうか」

「ぁ…………ぁぅ」

 ベッドの上には白目を剝いた少女が横たわっていた。拘束具は取り外されているが、手足は弛緩して投げ出されていた。シーツはビシャビシャに濡れて色が変わり、壮絶な責めがあった事が思わせる。

 メイドが姫様から離れると、大きく膨れ上がったクリトリスが姿を現した。最初の時より二回りは大きくなったそれは、しばらく小さくなる事はないだろう……。

 姫様を見下ろしたメイドが優しく微笑み、姫様の下腹部を愛おしく摩りながら何かを呟いた。

「明日は……いえ、今晩ですね。今晩はポルチオを開発する事にしましょう」

 姫様を放置して欠伸をしながら部屋を出て行くメイド。その顔はどこか誇らしげに見えるのだった。
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