女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第211話 たった一つの冴えたやり方

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 雑談配信だったはずが突如としてコラボ配信となりました。ゲスト参加して頂いたキッシーさんですが、さすが総理大臣というだけあって話術に長けています。小市民代表と言っても過言ではないボクは、あっという間にキッシーさんの術中に嵌ってしまったのです。

 嵌められたボクは動画を作らないといけなくなってしまいました。ラブなホテルでイチャイチャしながら見るエッチな動画ですよ……。まあ何とかなるっしょ!!

 そして首脳会談はまだまだ続いています。

「それでですねユウタ様、もう一つ心配な事があるんです。男子中学生DCセックス義務化に当たって懸念事項が……。ご相談に乗って頂けますか?」

「ふむふむ、ボクだって日本国民ですからね。より良い社会のため、ボクなんかの意見で良ければいくらでも相談に乗りますよ~!」

「本当ですか! うふふ、さすがユウタ様、頼りになります~」

「えへへ、バッチコイですよー!」

 総理大臣に頼りにされるボク、何か凄くない!? 

 主夫として大活躍をするボクですが、最近は掃除機を掛けていると横から桜さんに『ユウタさんは寛いでいて下さい』と言われ掃除機を奪われてしまったり、お料理を頑張っていたらアリスさんに『ユウタちゃんはお皿を出して下さいな』と言われ、夏子さんのおっぱいをモミモミしてたら『今は忙しいから後でね~』と素っ気なくされる事がたまにあるのです。ミウちゃんの実家に行った時はお客様モードで至れり尽くせりなので主夫の活躍が無いのです。

 そんなボクを頼りにしてくれるキッシーさんにキュンとしてしまうユウタなのでした。



『ユウタさんノリノリだー』

『めっちゃ嬉しそうな笑顔ですね。保存しまくり!』

『今日だけで総理の印象が一気に変わった。めっちゃ有能やん!』

『というかユウタ君の扱いが研究されてる気がする。日本政府やるやん!』

『姫子:ユウタ様は単純ですからね。取り敢えず褒めておけば何でもやってくれますから助かります。本人は気にしてないって言ってますけど、つぶやいたーのイイネが少ないと地味に落ち込んでますからね~。皆さん面白く無くても、とりあえずイイネは押してあげて下さいね?』

『姫ちゃん辛辣やー』

『ナースさん:ユウタさんはチヤホヤされるのが大好きな承認欲求モンスターです』

『ナースさんまでww』



 むむっ、何やらコメントが騒がしいですが今は放置です。首脳会談を成功させるためにもキッシーさんのお悩み相談を続けましょう。

「それでそれで、キッシーさんはどんなお悩みが?」

「セックスカタログでマッチングした男女が本当に上手く行くのかな……と。世の女性はユウタ様のような素敵な男性を夢見て出会いを待っているのです。カタログで選ばれた女性はどうしても期待してしまうでしょう、私を選んでくれた王子様はどんな人なのだろう……と」

「ふむふむ……」

 男性側からしたら選び放題で楽しいかもしれないけど、女性側からしたらドキドキしちゃうのは分かる気がする。でももし立場が逆だったら女子中学生JCからエッチしよ♡って誘われるのか……良いかも♪

 女性も磨けば光るのです。ちょっと根暗な感じでイモっぽい女性が来たとしても、ボクだけのエチエチ清楚系ギャルビッチな感じに調教すれば良いのです。うん…………良いかも♪

 それと同じ感じで自分好みの男の子に育てることは無理なのかなー?

「世の男性はユウタ様のように心優しい方ばかりじゃないですからね。勇気を出してカタログに登録した女性が傷付くのは、同じ女性として看過かんかできない問題だと思っております」

「なーるなる……」

 キッシーさんの言う通りなのかもしれない。中学生男子と言えば中二病を発症している可能性が非常に高いのです。あと反抗期ね。ボクには反抗期無かったですよ?

 そういえば、ボクのお嫁さん達は男性に良い思い出が無いと言っていた。きっとこの世界の男性は第二成長期辺りから増長するのだと思う。この頃から性について学び、男性の希少性が浮き彫りになる。自分は特別な人間なんだと思い上がった子は中二病を発症したり増長したりするが、男性が貴重なこの世界では強く咎められる訳でもなくチヤホヤされるのだろう。そして増長した男性が大人になり、女性軽視するようになるのではないかと思われる。

 そういう意味ではこの男子中学生DCセックス義務化はチャンスなのでは無いだろうか? 増長する前にビシッと大人のお姉さんに躾けて貰えば正しい大人になる気がするぞ!

 子供の躾けは親の仕事だろって思うかもしれないけど、この年代の子は親のお小言を聞くと返って反抗的になってしまう難しいお年頃なのです。そういう意味ではエチエチなお姉様は相性抜群な気がします。



『真剣な顔で悩むユウタくん。あれは本当に真剣なのかな?』

『今日の夕飯の事を考えてるに1票』

『じゃあ私はマッキュナゲットのソースをどれにしようか考えてるに1票』

『バーベキューに1票』

『いやいや、マスタードしかありえないっしょ!!』

『おまえら仲良しだなw』

『姫子:トイレ我慢してるんじゃないですかね?』



 目を瞑りユウタブレインを総動員して考えた。世の女性が幸せになり、男性も幸せになるたった一つの冴えたやり方。男性の気持ちを理解出来て女性の気持ちも理解出来る、そんなエリートであるボクにしか思い付かない凄い案があるような気がするのだ……。

 この世界に迷い込んだボクは沢山の事を学んだ。酔っ払って夏子さんと桜さんの二人へ童貞を捧げて有頂天になったボクを、二人は優しく躾けてくれた……。独りよがりのエッチはダメだってことを身を持って教えてくれた……。心と体が一つになる気持ちの良いセックスを教えてくれた……。そして何より、悪い事をしたらお仕置きをしてくれたじゃないか。

 ボクはキュピーンと閃いた。

「ボクは色々な事情があり、先生とナースさんに拾われました」

「ユウタ様……?」

「ボクは二人とエッチをして優越感に浸っていたのです。冴えないボクが美女二人と初エッチをする。まるで漫画のような出来事で、物語の主人公になったような高揚感を得た事を覚えています」

 ボクのイケメンボイスをマイク越しに聞いた女性陣がシーンとしてしまった。罪なボクですが、しばらく独白をお楽しみ頂きましょう。

「チヤホヤされまくったボクはヤンチャしました。ブルブルを使ってお嫁さんを責め過ぎたり、自己中心的なエッチで己の快楽に酔いしれたり。でもそんなボクを優しく親身になって支えてくれたのはお嫁さん達です」

 きっとボクが夏子さんと桜さんに出会ったのは運命だったのだと思う。あの暑い夏の日に出会った女性が他の人だったら、今のボクは存在しないだろう。

「皆さんがボクの事を女性に優しいとか、イケメンとかインテリとかイケボとかカリスマオーラが素敵とか、そんな感じで褒めてくれるのは全部お嫁さん達のお陰なんです。ヤンチャした時にはしっかりと躾けてくれました。ボクは身を持って体験しました。男性はどう頑張ってもお嫁さん女性には敵わない……。拘束されておちんちんを握らてしまったら、生殺与奪の権を握られたも同然って事なのですー!!」

「……」

 ふふ、決まりました。ちょっとインテリっぽい感じでそれっぽい事を言ってみましたよ。漫画だったらババーンという効果音に決め顔になってると思います。

 でも何故でしょう、コメントも止まっちゃったよ? あれぇ……?

「つ、つまりですね、増長したり中二病を発症したちょっとヤンチャな男子中学生なんて縛り付けて強引に童貞を奪ってやれば良いんですよ。ついでにお尻をコチョコチョして徹底的にオスの弱さを教え込むんです! 最初の教育でしっかりと躾けておけばそれ以上に増長する事も無いでしょうし、女性だってラブラブになれてみんな幸せですー!」

「……」

 あ、あれぇ……? これでもダメですかぁ。

「あのあの、えっとですね……。つまり何が言いたいかと言うと~、みんなが幸せになるたった一つの冴えたやり方……それは調教って事ですね!! 世の男性達は女性達がたくさん働いてくれているから良い暮らしが出来ますし、もっと感謝の気持ちを持たないとダメだと思いま~す! うへへ、皆さんいつもありがとうございます~」

 ボクは自身の体験談を元に導き出した冴えたやり方をカメラに向かってドヤァと決め顔で伝えたのでした。

 でもシーンと静まり返った部屋に音が戻らず、PCから聞こえる小さなファンの音が聞こえるだけなのです。もしかして機械壊れてる?

「も、もちろんカタログで選ばれた二人はエッチの前にデートしてお互いの事を理解したり、エッチの合意を取るのは必要だと思いますし……ボクの言う冴えたやり方は最終手段っていうんですかね。女性側にも断る権利は必要だと思いますし、エッチ前に誓約書とかもあると良いかもしれません。ま、まぁヤってみれば分かりますよ!」

「…………さすがユウタ様ですね。とても参考になりました」

 ボクの赤裸々な体験談を交えて話したところ、やっとキッシーさんが反応してくれました。機械が壊れてなくてよかったー!

 そうか、キッシーさんは最後までボクの話を聞いていてくれたのだ。国会中継とか見てると話してる人を遮って強引に話し出す人がいたりするけど、こっちの話を遮らないで最後まで聞いてくれる良い総理大臣だなー。

「え、えへへ、褒められちった!」

 ふぅ……ボクのプレゼン能力も上達しましたね。何せ総理大臣を納得させるプレゼンですよ。誇らしいです。も、もちろん愛棒さんも誇らしいですよ?



『真剣な顔で語られる壮大な物語…………。結論は調教でした』

『Q、横暴な男性とマッチングしちゃったらどうしよう~(ガクガクブルブル)』

『A、そんなの調教してわからせればいいんだよ。徹底的にアナルほじくってオスって事をわからせるんだ! そう、ボクがされたみたいにね!!』

『初めてユウタに感動したかも~』

『これも先生やナースさんをはじめとしたお嫁さん達の躾けのおかげですね!!』

『先生:あらあら、恥ずかしいわ~』

『つまり男性側へ、やり過ぎたらどうなるか分かってんだろうな? っていう脅しになるんですね!?』

『最初からラブラブエッチをするか、敢えて横暴に振舞い調教ENDへ足を踏み出すか…………ゴクリ』

『ぐへへ、これって自分好みの男の子に調教出来るってこと!?』

『何故かアナル関係のアダルトグッズが軒並みネット通販で売り切れてるんだけど…………ゴクリ』

『拘束具も在庫減ってる。ってか売り切れたwww』

『ある意味炎上しましたねw』

『でも中学生の段階で調教されたら変な大人にならないで済むから、社会全体が良い方向に行きそうな予感!!』

『クラスで横暴な男子が意気揚々と男子中学生DCセックス義務化に行った翌日、毒気が抜けて優しいイケメンになって帰って来た……。彼の身に何があったのか!?』

『↑ありそうwww』



 ふむふむ、コメントは大絶賛のようですね。ユウタブレインを総動員した甲斐がありました。ちょっとプルンプルンピーチを飲んで糖分を補充です。ゴクゴクうまー!

「ユウタ様、本当にありがとうございます。とても良いお話が聞けて男子中学生DCセックス義務化もすぐにスタート出来そうな気がします。そうだわ、ユウタ様に男子中学生DCセックス義務化の広報大使をお願いしようかしら」

「広報大使ですか、オッケーですよー!!」

「嬉しいわ~! じゃあ会社の方へ連絡しておくから宜しくね~」

「うへへ、お任せあれー」

 広報大使って何か知らないですけど、一日駅長みたいなものでしょ? 広報大使って書かれたタスキを掛けて笑顔で手を振ってるやつね。よゆーよゆー!



『アホな子だww』

『アリス:ユウタちゃんったらまた勝手に決めて……これって躾けをして欲しいって事なのかしら?』

『激おこアリス社長www』

『美羽:ユウタ可愛い~!』

『ユウタが選挙に出たら余裕で当選する気がしてきたw』



 アリスさんが怒ってそうな感じですけど、きっと大丈夫だ。もうすぐ結婚の儀がありますからね。大丈夫……たぶん。

 むむっ? スマホがブルンブルン震えている。チラッと見たらアリスさんからお電話ですよ……。ガクガクブルブル。

 よ、よし。今日はこの辺りで雑談配信を終了しようかなっ!

「え、えっとぉ、今日はそろそろ終わろうかなーって思いますー。キッシーさんもご出演ありがとうございましたー! みんなまたね~」

「ユウタ様、視聴者の皆様、とても素敵なお話をありがとうございました。また機会がありましたらお願いします」



『おつー!!』

『ユウタ君のスマホがブルブルしてたからお嫁さんストップが掛かったような気がする!』

『焦ってたねw』

男子中学生DCセックス義務化について良く分かった』

『切り抜き動画UPされそうだね』

『またねー!!』



 そうしてボクは、初の首脳会談を成功で収める事が出来たのでした。

 でも鳴り止まないスマホがちょっとホラーですよ? 出ないとダメかなぁ…………。
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