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第199話 桜「何ですかこのパンツは?」

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「こ、これがサンガリー本社ですか……! 大きいですねぇ」

 高層ビルが建ち並ぶオフィス街の中で、一際大きく立派なビルがあった。見上げていたら首が痛くなりそうな高さですよ。これが超一流企業の本社なんですね……。これを見たら女装して来ないで良かったと思った。こんなところにフワフワのワンピースを着て入ったら変な目で見られちゃいます。スーツで良かった……あ、双子ちゃんはフワフワのワンピースっぽいスーツだ。まあいいか!

 『見て見てTube』でちょっとチヤホヤされて良い気になっていたボクは、自分が田舎者であることを思い出したのでした。ここ、来るところを間違ってませんか?

「ユウタちゃん行きますわよ~?」

「あ、はーい!」

 田舎者感を丸出しなボクと違って芸能人なアリスさんには見慣れた景色だったらしく、堂々とした所作で受付に進んで行きました。

 ボクとボディガード役な双子ちゃんはゆっくりと後を追います。出入りするお姉さんがボクの事をチラチラと見ているような気がしますね。一応帽子とマスク、サングラスをしていますが、逆にそれが怪しい人だと思われているのかもしれません。

 そんなボクを守るようにピタッと身を寄せてくれる双子ちゃんが頼もしいです。さっきまで痴漢プレイを楽しんでいたのでパンツが湿っていると思いますけど、堂々とした歩きを見せています。さすがスペシャルな警備員ですねぇ。ちょっと顔が赤いけど……。

 キョロキョロとフロアを眺めていたらアリスさんが受付のお姉さんと一緒に戻って来ました。どうやらこのボインボインなお姉さんが案内をしてくれるようですね。素敵なお胸ですね?

「おまたせですわ。さあ行きますわよー」

 張り切る社長の大きなお尻を追い掛けましょう。モデル歩きをするアリスさんのお尻がダイナミックに動くたびにドレスのスカートがフワリと動き、最近ちょっとだけネコ科に染まって来たボクは飛びつきたくてソワソワしちゃうのでした。ニャーン!!






「し、失礼しま~す」

 何故かボクが先頭に立って応接室に入りました。こういうのは社長であるアリスさんが良いと思いますけど何故かボクが先頭になってしまったのです。就職活動すらした事が無いポンコツに先頭を任せるなんてスパルタですね……。

「ユウタ様ー! ようこそおいで下さいましたー!」

「あっ、姫ちゃん先輩!! 今日は宜しくお願いします~」

 立派な応接室に入るとソファーから立ち上がった姫ちゃん先輩が笑顔で挨拶してくれました。生の姫ちゃん先輩を見るのは初めてです。セミロングな茶髪にクリクリとした目が可愛らしいです。この場に居るって事は社内でもボクの担当として認知されてるっぽい。着実に出世していますね。

 お部屋を軽く見回すと、中央に重厚感の溢れる木で出来たテーブルがあり、その両サイドに黒塗りのソファーありました。このお部屋はVIP専用な気がするぞ!

 フカフカなソファーに案内されて前を見れば、ご年配のお姉様とちょっとお疲れ気味なお姉様、そして元気な姫ちゃん先輩がいました。この見知らぬ二人からただならぬオーラが醸し出されていますね……。もしかして偉い人ですかね? ちなみに、姫ちゃん先輩はボクと同じような田舎者オーラでした。

「え、えっとぉ、ユウタですー! いつも姫ちゃん先輩にはお世話になってますー!」

 とりあえず自己紹介をする流れになりましたので変装を解除して元気よく挨拶をしました。ここでも何故かボクが一番最初に挨拶をするという謎の展開ですよ。ビシッと決めた挨拶を聞いた女性陣はみんなニコニコの笑顔です。ふふ、これもイケメンのお陰ですね。

 でも他の人達は立ち上がって各自名刺交換をしていますよ。ボクだけ名刺が無いのはイジメですか? ボディガード役の双子ちゃんですら名刺を持っていましたよ? チラッと双子ちゃんの名刺を見せて貰ったら『護衛 椿』『護衛 桔梗』って書いてあるカッコイイデザインですよ。自作か!?

「遠いところありがとうございます、サンガリーの代表を……」

 ふむふむ、どうやらこのご年配のお姉様が社長さんですか。50代ですかね? インテリ秘書の綾香さんと同じ知的なメガネがお似合いですねぇ。

 そしてお隣にいるちょっとお疲れ気味なお姉さんがサンガリー食品の開発部の部長さんだそうです。40代前半だと思いますが、中々鋭い目をしています。

「ユウタ様のお陰でプルンプルンピーチの売り上げが絶好調で、更にマジカルバイアグーラの売り上げも……」

 ふむふむ、まずはボクの褒め殺し大作戦がスタートですね。詳しく聞いたところ、ボクとコラボしたプルンプルンピーチの売り上げが凄まじい事になっているらしく、次の新しい味も開発中だから是非とも御贔屓に……、みたいな感じです。

 マジカルバイアグーラも絶好調らしく、社長も嬉しそうに話しまくるので、ボクは途中からボーっとしてきてウンウンと頷いて眠気と格闘しているのでした。姫ちゃん先輩もさすがに空気を読んでいるのか、ボクに合わせてウンウンと頷いていますね。

 そんなボクの状態を察したアリスさんが率先して会話に参加してくれて、握手会の件やCM撮影の話を進めてしまいました。そう言えばCM撮影の打ち合わせもありましたね。大丈夫ですよ、カレーを食べて『美味い、美味すぎる!』って感じでニコニコしてればオッケーっしょ? 今日は台本を貰えるようなのでコッソリと自宅で練習しようと思います。陰ながら努力を怠らないイケメン、それがユウタなのです。

 姫ちゃん先輩も話したそうにしているけど、ビッグボスの手前なので大人しくチョコンと座っています。ボクは眠気に負けないように目に力を入れて姫ちゃん先輩を見つめます。姫ちゃん先輩は美女では無いけど、愛嬌のある可愛い顔をしていますね。





 ボクが寝落ちする寸前、サンガリー食品の部長さんが興奮しながら何かを持ってきました。片手サイズのペットボトルですよ。これはまさか……!

「ゆ、ユウタ様!! これ、これがユウタ様から頂いたレシピで作りましたジュースです!! どうか試飲して頂けないでしょうか!?」

「えっ、あ……これは!!」

 意識がブラックアウトする寸前に部長さんがペットボトルをグイっと差し出して来ました。やっぱりユウタ・コーラのサンガリーバージョンです! 既に完成されていたのか……。ついに伝説の黒いジュースが爆誕しましたよー。

 この部長さん、キンキンに冷えたペットボトルを持って来てくれるあたり、中々出来る人ですね! 眠気から一気に復帰したボクは、受け取ったペットボトルをプシュッと開けて香りを楽しみます。

「ふむふむ、良い香りがしますね。では頂きます!」

 コーラの香りって言語化するの難しいですよね? そんな事を思いながらグビグビと飲んじゃいました。このシュワッとする炭酸と甘い味、後なんだっけ、コーラの味って言語化するの難しいですよね?

 つまり何が言いたいかと言えば……。

「うん、美味しいです!!!」

「ほ、本当ですか!?」

 部長さんが嬉しそうに詰め寄って来ましたが、ボクのボディガード役である双子ちゃんが両サイドから阻止してくれました。双子ちゃんが初めて仕事したぞ!!

「…………近付き過ぎ、です」

「…………おさわり禁止、です」

「す、すみません!!」

 双子ちゃんのブロックで正気に戻った部長さんです。みんなに謝りながら全員にコーラを渡して試飲会が始まりました。みんな嬉しそうに飲んでいますね。やはりキンキンに冷えたコーラは幸せの味がするのです。

 でもこんなVIPルームで偉い人と一緒にコーラを飲むって言うのも変な感じがします。あ、そう言えばお茶を出されなかった事に疑問を感じていましたが、コーラの試飲があるから出なかったのかも!

 ボクは遠慮なくグビグビとコーラを頂いていたところ、お上品に飲んでいたアリスさんが感想を言ってくれました。やっぱりアリスさんは所作が美しいです。

「あら? ユウタちゃんが作るやつより美味しいですわね」

「ふぁっ!?」

 アリスさんがまさかの裏切りです。昨日はボクが作ってあげたコーラをあんなに美味しそうに飲んでいたのに……グスン。

「…………癖になる美味しさです。ゲフー」

「…………マッキュに合いそうです。ゲフー」

「ですよねですよね、マッキュに合いますよね!」

 可愛いゲップを披露してくれた双子ちゃんです。堂々とした良い飲みっぷりでしたよ。さり気なくマッキュをアピールしてくれたし、さすがボクのズッ友ですね!

「これは売れそうね。楽しみだわ」

「えへへ、自信作ですよー!」

 サンガリーの社長さんも認めたユウタ・コーラの爆誕です。ボクが作った訳じゃなくてパクリですけどね。最終的にコーラシロップをサンガリー以外にも販売すると思いますので、サンガリーの独占販売にはならないはずだ……。もうスミレさんのようなレイプ魔を誕生させてはいけないのです。

 つまりサンガリーお抱えの工場で作ったコーラシロップを購入した各社がオリジナルコーラを作るのです。楽しみですね~。ドクペとか作ってくれないかな? ボクあれが結構好きなんですよねー。






 サンガリーさんとの顔合わせが完了したのでワイワイと歓談が続いています。サンガリー社長とアリスさんが大人な会話をしているのを横目に、コーラをグビグビと飲みながらボーっと聞いていました。ベッドの中でアヘアヘな顔をするアリスさんの印象が強いですが、今の上流階級オーラを遺憾なく発揮する社長さんフェイスも素敵ですね。アリスさん尊敬してます!

 部長さんからの勧めで追加のコーラをゴキュゴキュしてゲフーとしたその時、ボクの下半身にズキューンとアレが来ました。ソワソワしちゃうアレですよ。そう、尿意です。この大事な会議の中でトイレ行ってきますなんて言える訳がないのです。くぅ、調子に乗ってコーラをガブ飲みしたのが失敗でしたね……。

 ボクはみんなの会話を聞きながら足をモジモジさせて早く終わるのを祈りました。お正月に親戚の家に行って早く帰りたいなーって思ってたあの感じが蘇ります。

 でもそんなボクの様子をいち早く察してくれた姫ちゃん先輩が助けてくれました。

「ユウタ様、オシッコ我慢してるんですか~? もう、しょうがないですねぇ~。私が案内してあげます」

「あ、ありがとうございます……」

 この女、デリカシーの欠片もないですね。確かに漏らす寸前な感じですけど、コッソリと連れ出してくれても良いのに……。

 そして社長さんと部長さんから生暖かい目を向けられながらお部屋を出て行くのでした。あれ、双子ちゃんも一緒ですか?




「もう姫ちゃん先輩、みんなの前で言うなんて恥ずかしいじゃないですかー!」

「えー、私が怒られるんですか? でもでも、私が言わなかったら大洪水でしたよ~?」

「くっ……確かに助かりましたね。って、それより早く案内してくださいー!」

「ふふ、こっちですよ」

 お部屋を出たボク達はトイレへ向かって進みました。ボディガード役の双子ちゃんはキョロキョロと周囲を警戒しながらボクの両サイドを固めてくれています。

 どうやらこのフロアはお偉いさん専用フロアな感じなのか、誰ともすれ違いませんね。

 そしてついにトイレに到着しましたが……女子トイレですか!?

「あのあの、ここって女子トイレじゃないですか?」

「あー、そうですね。エレベーターで下の方のフロアに行けば一応男子トイレはありますけど……ちょっと人目も多いですし、ここならユウタさんの貸し切りです。遠慮しないで使って下さい」 

「そ、そうですか。じゃあちょっと漏れそうなので行ってきますね!!」

「…………桔梗ちゃん、お願い」

「…………はい、しっかりとサポートしてきます」

 ボクがドアを開けてトイレに侵入しました。女子トイレに入るのなんて初めてですけど、今は尿意に気を取られて楽しめそうにありません。

 個室トイレが並んでいる中、一番奥のトイレに入りました。さすがVIPフロアにあるトイレです。個室もとても広々とした良いトイレです。ドアのカギを閉めたのは良いですけど、どうしてこの子は一緒に居るのでしょうか?

「あのあの、どうして桔梗さんが一緒に居るんですか?」

「…………ボディガード、です。はよはよ!」

 桔梗さんが目を輝かせてソワソワとしています。桔梗さんの目の前でオシッコですか……これがかの有名な連れションってやつですね。まあボク達は友達だし、ズッ友だったら連れションくらい普通だよね! もう漏れちゃいそうなので急いでベルトを外し、ズボンをモゾモゾさせてスリープモードな愛棒を取り出しました。

 そしてお上品に座ってオシッコをしようとしたのにダメ出しが来ましたよ。

「…………立ちション、です」

「くっ……」

 桔梗さんも男性の体が気になるお年頃なのでしょう。ボクの立ちションで良ければ幾らでも見せて上げましょう! でも、しゃがんで愛棒に顔を近づけたら跳ねちゃうかもしれませんよ?

 見られてるとオシッコが出ない感じですが、目を瞑って愛棒に意識を集中させます。体の力を抜いてリラックスすれば、愛棒の先端からコーラ風味のユウタエナジーがジョボジョボと放出されました。

「ふぅ~~、間に合いました」

「…………しゅごい」

 勢い良く飛び出したボクのエナジーが放物線を描いて便器に飛んで行きます。我慢していたからか、いつも以上に長い時間エナジーが放出されました。

 頬を赤くする桔梗さんの前で全てのエナジーが放出し終わりましたが、愛棒をブルンブルンさせて雫を飛ばす訳にも行きませんよね。どうしよう、トイレットペーパーでチョンチョンしようかな、と思ったら桔梗さんがチュッチュしてしまったのです。

「えっ!? 桔梗さんダメですよー! オシッコなんて汚いですってー!!」

「…………んっ、友達だったら普通」

「そうですか? まあボク達ズッ友ですもんね!!」

 ズッ友って良いよね♪

 そして愛棒も綺麗にして貰ったのでズボンを上げて出ようとしたところ、桔梗さんからストップが掛かった。何やら顔を赤くしてモジモジさせながら言って来ました。

「…………私もオシッコ、です」

 恥ずかしそうにそう言うと、スカートに手を突っ込んで器用にパンツを脱いでしまいました。そして脱ぎたてのパンツを恥ずかしそうにボクに渡して来たのです。

「…………も、持ってて、下さい」

「はい!」

 双子ちゃんは一体どうしてしまったのだろうか。先日の美奈子さんの危機感習得レッスンが終わってからというもの、やけに積極的なのです。くぅ、双子ちゃんは友達だから手を出す訳には行かないのです。

 渡されたパンツを見たらクロッチの部分にエッチな染みがありますよ。車内での痴漢は効果抜群でしたね。……クンカクンカ。

「わ~お!」

「…………嗅いじゃダメです!」

「ご、ごめんなさい……」

 怒られたけど止められないクンカクンカタイム……濃厚なメスの香りのするパンツも病み付きになりますねぇ。麗しい少女のフェロモンを胸いっぱいに吸い込んだところ、スリープモードな愛棒もピクンと反応してしまいましたよ。でもギロリと鋭い視線で睨まれてしまいました。解せぬ……。

 プリプリと怒りながら便座に座った桔梗さんですが、スカートをたくし上げてガバっと股を広げているのでした。まるでボクにオシッコの出るところを見せてくれるようです。ワクワク。

 片手で『くぱぁ』と開いて大事なところが丸見えですよー! ボクはしゃがんで特等席から拝見させて頂きます。ドキドキ!

「…………んっ、そんなに見ちゃダメですぅ……鼻息掛かってます」

「フー……フー……はよはよ!!」

 ユウタ大興奮!! 友達の女の子のオシッコを生で見れるなんてご褒美でしかありませんね! 良く観察してみるとダンジョンギミックは完全に隠れており、ダンジョン入口もピッチリと封印されているのでした。もしや桔梗さんも玩具遊びをしないレアな人ですか!?

 いや、今はそれどころじゃないのです。あの間欠泉から噴き出て来る黄金水をしっかりと目に焼き付けましょう!!

「…………出ますっ……あっ、止まらない」

「ふぉおおおおお」

 ピュッと少しだけ漏れたと思ったらショワワワ~と勢い良く流れ出て来ました。愛棒よりも勢い良く出ている気がしますねぇ……。

 桔梗さんもオシッコを我慢していたのか随分と長い時間出ていました。ふぅ、お友達のオシッコを見るのは初めてですが、これは良いものです。

「…………お、おしまい、です」

「……っ!」

 オシッコが終わった桔梗さんがおもむろに立ち上がり、スカートがファサーっと降りてダンジョンを隠してしまいました。恥ずかしそうにトイレットペーパーをクルクルしていますが、ボクはそれどころじゃないのでした。

 大事な大事なお友達はボクの愛棒をペロペロして綺麗にしてくれました。それなのにこのままトイレットペーパー如きにお仕事ペロペロを取られて良いのだろうか? そう考えた瞬間、ボクは桔梗さんに飛び込んだ。スカートの中に顔を突っ込んだのだ!!

「ぼ、ボクが綺麗にしてあげますー!!」

「ひゃっ!!!」

 普段は声の小さな桔梗さんが悲鳴を上げましたが、今は任務を遂行する事に集中しましょう。桔梗さんの細い腰に手をガッシリと回し、魅惑のダンジョンへお口を進めるのです。クンカクンカしてお目当ての場所へレッツゴー♪

 ワンコの如く鼻をクンクンしていくと、仄かに香る乙女の花園が見えてきましたよ。ペロペロ~。

「だ、ダメですっ……汚いです……」

「さっきのお返しです。いっぱいペロペロしてあげますね~」

 ちょっとだけ塩気のある黄金水をペロペロして綺麗にしてあげましょう。でもそれだけじゃ勿体無いからダンジョン入口も舌でツンツンしてみました。舌先に当たる乙女の結界が行く手を阻みます。でもこの結界を破るには愛棒の力が必要な気がする……。

「そ、そこはダメです……怖いからツンツンしないで……」

「ご、ごめーん」

 優しく結界の表面をペロペロしていましたが、桔梗さんを怖がらせてしまったようです。ユウタ反省。

 でもここで止めて良いのだろうか? このままじゃボクのペロペロは怖いというイメージを残してしまうと思うのです。そう思ったボクはキュピーンと閃きました。そう、ダンジョンギミックを攻略しようと!

 舌先で探索したところ超小っちゃい突起が見つかりましたよ。この大きさじゃ宝石研磨は出来そうにないですねぇ。ふへへ、ボクがこのルビーの原石を立派に育ててあげましょう。

「…………ぁっ、クリちゃん……やんっ」

 腰を捻って逃げ出そうとした桔梗さんの腰を強く抱き締めてご奉仕を続けましょう。この原石をキラキラと輝く宝石のように磨くのだ。子供の頃、砂場で泥だんごをツルツルになるまで磨いたテクニックがこんなところで役に立つなんて……、人生に無駄な事なんて無いんですね!

 レロレロレロレロ。

「んん~っ! はぅ……んくぅ……や、やめ……あっ……ひゃうぅぅ……あくううぅぅぅぅ~~!」

 ダンジョンギミックをペロペロされた経験の少ない桔梗さんが足をガクガクさせて達してしまいました。ふふ、これは良い原石です。この感じだと椿さんも同じかもしれない!?

 最後にダンジョンから零れ出たジュースをペロペロしてスカートの中から脱出しました。今日はワンちゃんみたいにペロペロしまくりな日ですねぇ。

 立ち上がって桔梗さんの顔を見れば、真っ赤な顔で目がトロンと蕩けています。

「えへへ、じゃあ行きましょうか!」

「…………あ、あのっ、パンツ……」

 ボクは聞こえない振りをして個室から出てしまいました。ふふふ、パンツは戦利品ですよー! 桔梗さんも諦めたのか、恥ずかしそうに後を着いて来ました。ふふ、今度返しますからねー。




「あ、やっと来ましたね? ユウタ様ったら便秘ですか~?」

「そ、そんなんじゃないですー!」

 トイレから出るとニヤニヤした顔で姫ちゃん先輩がからかってきました。姫ちゃん先輩ってば、デリカシーが無いんですから。

「…………桔梗ちゃん、大丈夫?」

「…………トイレにワンちゃんが居ました」

「えっ、犬ですかー!?」

 二人の会話を聞いた姫ちゃん先輩が一人でトイレに突入してしまいました。ワンちゃんってボクの事ですよね!?

「…………ワンちゃん、次は私とトイレに行きましょうね?」

「うっ!!」

 椿さんにジト目攻撃を受けてしまいましたが、直ぐにニコニコと笑顔になりました。

 これからお仕事でお外に出る事が多くなると思いますが、ズッ友な二人が一緒なら楽しく過ごせそうに思いました。








「犬なんてどこにも居ないじゃないですかー!!」

 トイレから姫ちゃん先輩の声が聞こえ、三人でクスクスと笑ってしまいました。

 さて、もう少しお仕事を頑張ってみようかな!
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