女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第185話 封印された記憶

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【旦那が言う事を聞いてくれません。昨日もお風呂掃除するっていう約束を反故されました。旦那を躾ける良いおしおきがあったら教えて下さい】



 夏子さんがどうしてこれを選んだのか分かりませんが、とても危険な内容な気がします。ボクは『おしおき』という言葉を聞くとビクンと震える体になってしまったのでした。

 ああ、封印していた記憶が蘇って来ました……。うっ、頭が……。




――あれはボクが夏子さんと桜さんと結ばれてからしばらく経った日のこと。そう、あの日は今年一番の最高気温を更新した日でした。




「お風呂上がりましたー! 今日は凄く暑かったのでシャワーが気持ち良かったですよ~」

「あらあら~、サッパリで良い匂いがしそうね~。……クンカクンカ」

「ふふ……おちんちんもしっかりと洗いましたか? 後で皮の中まで確認しちゃいますからね」

「ふぁっ!?」

 リビングへ行くと晩酌をしている美女二人が居ました。夏子さんの持つグラスには、琥珀色に輝くお酒の中に丸い大きな氷が浮かんでいます。ブランデーでしょうか?

 桜さんはお猪口を口に当ててグイっと一口で飲んでいます。あれは桜さんの大好きな日本酒ですね。銘柄までは知りませんが、フルーティでグイグイ飲めちゃう美味しいやつって言っていました。

 そして頬を赤く染めてエロい目で見て来る感じからして、二人は相当酔ってる気がします!

「ユウタ君ったらそんな所に立ってないでこっちへいらっしゃい。うふふ、ここよここ~」

「あ、は~い」

 二人が並んで座るソファーの間をポンポンと手で叩いてボクを誘導しています。二人ともお風呂上がりなので良い匂いがします。そしてバスローブからチラッと見えるお胸が最高ですね。

「ユウタさんは何を飲みますか? 一緒に日本酒とかどうですか?」

「え、えっと、じゃあ1杯だけ……」

「ふふ……どうぞ」

 まるでキャバレーなクラブに来たみたいな状況に、ボクはついつい日本酒をグビっと飲んでしまうのでした。くっ……喉が焼ける。



 慣れない日本酒をグビグビ飲んだボクは良い感じに酔っ払ってしまい、二人にセクハラしながらお酒を楽しでいました。

「夏子さんの乳首は…………ここですね!?」

「あんっ、正解よ。ユウタ君は乳首当てゲームが得意なのね~」

「うへへ、そんな事ありませんよ~。ちょっとだけ、ちょ~っとだけ得意なだけですよー!」

「ふふ……どこで練習してるんでしょうね?」

「ふぁっ!?」

 ヤバい、簡単に当てたのはマズかったぞ。恵美さんと何度も乳首当てゲームを楽しんだボクは、ステータスオープンと唱えたら『スキル:乳首当て』って出てるくらいの熟練者になっているのでした。

 でも大丈夫だ、二人にはバレてないはず!!

「ユウタさんはメグちゃんと乳首当てゲームばっかりやってるって聞きましたよ? メグちゃんが『陥没乳首をホジホジするのがユウ君のお気に入りなのよね~』って言っていました」

「まあ!! 本当なの……?」

「そそそ、そんな事ないですよ~」

 桜さんの暴露によりイチャイチャムードだった夏子さんの雰囲気が変わってしまいました。きっと恵美さんに並々ならぬ対抗心があるのでしょう。

 ボクがアワアワと狼狽えていると、夏子さんの手が愛棒をムニュムニュして来ます。愛棒を人質にする気ですね!?

「あ、そうだわ桜ちゃん。アレ持って来てくれないかしら」

「分かりました」

 何やら夏子さんが指示を出しました。アレって何ですか!? アレって言うだけで通じるの怖いんですけどー!

 愛棒がシコシコされているにも関わらず、ドキドキして全然集中出来ません。そして桜さんが何かを持って戻って来ました。……あれは!!

「月刊めちゃシコ……ですか?」

「うふふ、これよこれ~。ほらこのお話を見て頂戴、凄いのよ~」

「……ほほう?」

 そう言えば月刊めちゃシコは桜さんに奪われたまま読ませて貰えていないのでした。夏子さんが開くページには【生意気なショタっ子オスガキの躾け方】と書いてあった。







 舞台は怪しげな洋館。立派な廊下を歩く背の低いショタっ子が廊下を掃除するメイドさんとすれ違う場面から始まりました。メイドさんを見つけた瞬間ショタっ子の目がキラリと光り、ニヤニヤと笑ったのです。

『おい、デカ女! 図体ばっかりデカくて邪魔なんだよ!! どけっ』

『あらあら、口の悪いご主人様ですわね~』

『くっ、何だその口の利き方は! ボクが主人だぞ!?』

『くふふ、申し訳ございませんご主人様』

『ふん、さっさと掃除しろデカ女め!』

 ショタっ子と比べればメイドさんは背が非常に高く、大きなお胸に超ミニスカートというエチエチメイドさんなのでした。長いストレートヘアは絶対に良い香りがしますね!

 ページが進み、そこからショタっ子によるメイドさんをイジメる場面が続きました。

『ふん、デカ女はこんな料理しか作れないのか?』

『あら、お口に合いませんでしたか?』

『…………これならコンビニ弁当の方がまだマシだな』

『くふふ、申し訳ございませんご主人様』

 ショタっ子はメイドさんへ感謝の言葉を伝えずにダメ出しばっかりでメイドさんが可哀想な感じがします。でもメイドさんはショタっ子に何を言われても怪しげに笑うだけで激おこ状態にはならないのでした。



『ご主人様、失礼しますね』

『わっ!? は、入って来るなバカ者!!』

『これもメイドの務めでございます』

 一人でお風呂に入っていたショタっ子の背中を流そうと侵入したメイドさん。でもこの時、事件が起きました。

『さて、しっかりとおちんちんも綺麗にしてあげますからね』

『や、やめろっ!』

 背後から迫るメイドさんを恐れたショタっ子が、強引にメイドさんを突き飛ばしてしまったのでした。

『キャッ!!』

『ぼ、ボクは悪くないからなーっ!』

 尻もちをついて驚くメイドさんをそのままにして、ショタっ子は捨て台詞を吐いて逃げてしまったのです。

『くふふ、やっぱり調教おしおきをしないといけませんね……』

 怪しい笑みを浮かべたメイドさんがエロいです!






「あら~、このメイドさん可哀想ね~」

「ユウタさんはこんな酷い事しないから安心です」

「でもでも~、ユウタ君がもしも、もしもよ? もしも悪い事をしたらおしおきが必要だと思うのよね。そんな事ないと思うけどぉ、桜ちゃんだってそう思うでしょう?」

「そうですね。ユウタさんに限っておしおきされるような悪い事はしないと思いますが、万が一って事もあります。この先の展開を参考にしましょう」

「あら、良いわね桜ちゃん。うふふ、どんなおしおきなのかしら~」

「……っ!?」

 ボクを間に挟んで白々しい会話をする二人が恐ろしいです。絶対に二人ともこの先の展開とか知ってるよね!?

「ユウタ君~、手が止まっちゃってるわよ~?」

「ふふ……次のページを早く見せて下さい」

「くっ……」

 ボクは逃げ出す事も出来ずにページを捲るのでした。





 次のページを開くと、ベッドに四肢を拘束されたショタっ子が全裸で寝ているシーンでした。きっと尺の関係で拘束するシーンはカットされたのでしょう。

『くっ、これを解けデカ女!! こんな事してタダで済むと思うなよ!?』

『くふふ、そんな恰好でも口の減らないご主人様ですわね。でも大旦那様からしっかりと教育するようにと申し付かっておりますので、今日はごめんなさい・・・・・・が言えるようになるまで終わりませんからね』

『ふん、何がごめんなさいだ。お前みたいなデカ女になんて絶対に謝らないからなっ!!』

『くふ、くふふふふ……』

 拘束されているのにメイドさんを煽るショタっ子。そして笑いながらショタっ子に近づくメイドさんの手には、ローションボトルが握られていたのでした。

 トロ~リとショタチンポに垂らしてヌルヌルシコシコしています。

『ん゛っ、こ、こんなの大した事ないな。これなら自分でやった方が数倍気持ち良いな』

『あら、ご主人様を満足させられませんか。……くふふ、でも可愛いおちんちんがカチカチになってますけど?』

『こ、これは生理現象だっ!! 気持ち悪いからやめろっ!!』

『そうですかぁ……。優しくしてあげようと思いましたが、手加減は要らないって事ですね』

『えっ……?』

 メイドさんがポケットから白い布を取り出しました。サラサラで薄い布のようですね。それにたっぷりとローションを染み込ませているのでした。

『今からこのローションをた~っぷりと含んだガーゼでご主人様の可愛い先っぽをヨシヨシしてあげます』

『お、おい止めろっ!!』

『行きますよ~。はい、イチ、ニッ、イチ、ニッ……』

『あ゛っ! あ゛っ! あ゛っ!』

『くふふ、こらえ性の無いおちんちんですわね~。もうビクビクいってますよ?』

『や、止めて~、おちんちんダメになっちゃう、おちんちんバカになっちゃうの~~!!』

 メイドさんの手が左右に行ったり来たりするたびにショタっ子から可愛い悲鳴が上がります。男としてこのプレイはダメなやつだって直ぐに分かりました。

『ダメっ、ダメっ、イクイクイクっ……あああ゛っ!!』

『キャッ!!』

 ショタっ子のおちんちんからプシャーっと潮吹きが起こりました。ふむ、過激な漫画ですねぇ……。何故だろう、この漫画を読んでいると心臓の鼓動が激しくなるのです。

『ご主人様ったらお漏らしするなんてダメですわね。もっと躾けてあげますわ』

『ああーっ、らめっ、止めてっ!!』

『くふふ、ちゃんとごめんなさい・・・・・・が出来るまでおしおきですからね』

 最後のページは笑顔で微笑むメイドさんと涙を流すショタっ子の一枚絵でした。





「あらあら、凄いわね~。ガーゼにローションを染み込ませてヨシヨシするだけであんなになるのかしらね~? どう思う~ユウタ君?」

「ええええっ!? あああああれは漫画の過剰な演出ですよぉ~」

 夏子さんが愛棒をヨシヨシしながら聞いてくるのでした。ヤバい、このままボクはおしおきされてしまうのか!?

「ふふ……ユウタさんそんなに慌てないで大丈夫ですよ。それとも、ユウタさんは私達に隠れておしおきされるような悪い事をしているんですか?」

「ははは、そんな事する訳ないじゃないですか~。もう桜さんったら脅かさないで下さいよ~」

 ふぅ、どうやら危機は去ったようです。でも心臓の鼓動がドキドキとうるさいです。

「じゃあユウタ君、もし、もしもよ? もしもユウタ君が悪い事したらこのおしおきやってみて良いかしら?」

「え、ええ良いですよ。ボクはそんな悪い事なんてしませんし、絶対に大丈夫です!」

「じゃあユウタ君がおしおきされるような事になったらコレね? でも安心してユウタ君。浮気したりお外でピンクサキュバスを飲んだりとか、私達との約束を守ってくれれば大丈夫だからね。いつも通りの優しいユウタ君で居てくれたら何も問題ないわ~」

「も、もちろん大丈夫です!!」

「ふふ……我が家のおしおきはこれに決定ですね」

 危なかったですねぇ。このままこの漫画のようにおしおきされちゃうのかと思いましたよ。ふふ、浮気なんてしませんし、お外でピンクサキュバスを飲む事なんてほぼありませんからね。恵美さんのお家なら二人は居ませんし、万が一にもピンクサキュバスを飲んでもバレる心配はありません。ふぅ、危なかったです。

 そうしてボクは、『おしおき』という言葉に恐怖心を抱く事になりましたが、記憶を封印して何事も無かったかのように生活をするのでした。



   ◇



「ユウタさん、どうしたんですか? まだ撮影は続いてますよ?」

「そうよユウタ君、ボーっとしてないで視聴者さんの悩みを解決してあげましょう?」

おしおき・・・・って匙加減が難しいですわね~」

 何でボクはこんな大事な記憶を忘れていたのだろうか? きっと慣れない日本酒をガバガバ飲んでいたからだよね?

 それにしてもこの状況はマズイです。だってボクは桜さんにピンクサキュバスをお外で飲んでいるところを見られてしまったのだから……。

 ユウタの大冒険は次が最終回かもしれない。
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