女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第140話 雑談配信 上

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 双子ちゃんとの狩りを終えてお家に帰って来たら、時刻は14時を回っていました。急いで配信の準備をしなくては!

 ウィッグを外してお化粧を落とし、ササっとシャワーを浴びて汗を流しました。ふふ、やはり沢山の人に見られる配信者として、しっかりと清潔感を出さないとダメだと思うのです。

 ドライヤーで髪を乾かして、Tシャツにハーフパンツといういつもの装備で配信の準備をします。よし、プルンプルンピーチをカメラに映るように配置しておこう。サンガリー社さんからお仕事が来るかもしれない!

 カメラのセッティングをして配信開始です!

「こんにちはー! ユウタですー!」



『ユウタ様キター!!』

『好き、結婚しよ♡』

『どこに行けば会えますか?』

『今日もカッコイイよ~』



 ふむ、かなりの視聴者さんが見てくれているようです。とりあえず今日は雑談配信です!

「今日も暑いね~、みんな熱中症にならないように気を付けてね~。適度な水分補給が大事だからね。よし、ボクも水分補給しちゃおうかな~」

 カメラに映るプルンプルンピーチをシコシコ振ってプルタブを開けてゴクゴクしちゃいます。このゼリーが良い感じですね。カメラに向かって決めセリフです。

「うん、美味しいです!!」



『水分補給してるー』

『出た!!!』

『うん、美味しいです!! キター』

『毎度おなじみな感想ですねww』



 そう、あれから配信する度にプルンプルンピーチを飲んでこのセリフを言うのが恒例になってしまったのです。もっと良いレビューをしようと違うセリフを言ったとしても、毎回このセリフを言わされてしまうのでした。……解せぬ。

「じゃあまずは、みんなが気になってると思うあの話題から行くよ~」



『あー、あれね』

『うんうん、凄い気になってた!!』

『ミウちゃんねるのミウちゃんとはどんな関係なんですか?』

『京都でユウタの目撃情報あるんだけど、本物?』

『有名ホテルに居るの見たよ!』



「あ、あれ? 『マジカルバイアグーラ』の話じゃないの?」

 どうやら先日の京都旅行について追求されてしまいました。そっか、ボクの秘密の穴隠しダンジョン攻略から咄嗟に出てしまったミウちゃんの名前。そして『神楽坂ロイヤルホテル』で食事会場へ向かう時にボクの姿を沢山の人に見られたのでした。

 えっと、これはスキャンダルってやつですか!? やばい、今日の配信はボクしか居ないので夏子さんも桜さんもフォローしてくれません。まあ悪い事をしてる訳じゃないし、正直に話そう……。

「えっと、ミウちゃんとは仲良くさせて頂いています。その、京都のホテルにも行きました。でもあの、ミウちゃんとかホテルに問い合わせはご迷惑になるので、そっとしておいてください……」



『えー本当かな~?』

『ユウタってばミウちゃんねるしかお気に入りに登録してないし、怪しいよねー』

『でもまだユウタの首輪の宝石は2個しかないし、本当かもしれない』



 やばい、どんどん炎上している。今日の雑談配信で『マジカルバイアグーラ』の途中経過とか話して終わるはずだったのに、どうしてこうなった……。

「あう、ち、違うんです。そのあの、えっとぉ……」

 も、もうダメなのか……。ユウタの冒険はここでお終いです。クソ雑魚ユウタでは炎上を回避出来ず、燃え尽きて終わるのです。



『ミウ:ユウタはあーしの旦那になりま~す。まだ役所には届け出が出来てないけど、婚約しましたー!!』

『本人キター!!』

『どこでユウタと知り合ったんですか!?』

『え、マジで本人? あ、公式マーク付いてる』



「あ、あれ、ミウちゃん?」

 まさかのミウちゃんご本人の登場です。しかも結婚する事までバラしちゃいました。ミウちゃん大丈夫かな……。

 そう思っていたところ、デスコアプリから着信が来ました。名前は……。よし、もうこうなったら勢いで行くしかない!!

「じゃじゃーん! みんなお待たせ~。ユウタの嫁になるミウで~す!!」

「み、ミウちゃん!!」

 そう、ミウちゃんがボクの配信にゲスト出演してくれたのです! ボクの初コラボ相手はミウちゃんなのでした。

 モニター画面を見たら、ボクの配信の横にミウちゃんが映っています。京都の実家から配信しているのでしょうか、見覚えのあるホテルの一室ですね。

 今日のミウちゃんのファッションは、おへそが丸見えでおっぱいが強調されるピチピチのTシャツが見えます。下半身は見えないけど、もしかしたらパンツ一丁かもしれない!!



『おお、ミウちゃん登場』

『ミウちゃんやっほー!』

『説明、説明してくれー!』



 ミウちゃんの登場に大盛り上がりです。よし、この流れに乗るしかない!

「はい、実はこの前の京都旅行ですが、ミウちゃんの実家に挨拶に行って来たんです。内緒にしててごめんなさい」

「えへへ、うちのママに『娘さんをボクに下さい!』ってやってたユウタ、カッコ良かったな~。ママに反対されたけど、ユウタ頑張ったね♪」

 そうです、雪乃ママによるハーレム反対運動に屈せず良く頑張りました。でもメイドの美奈子さんには次は容赦しないぞって脅されているのでした。ワクワク。



『いーなー!』

『最近のミウちゃんねるの更新が無かったのはそういう事かー』

『あれ、つまり処女卒業したの!?』

『ミウちゃん、膜、膜はどうしたの!?』



「ふっふっふ。もう生娘とは言わせない。じゃじゃーん!!」

 ミウちゃんがカメラを手に持ち、自分の下半身を映し出しました。あれ、パンツ一丁かと思ったら何も装備していなかった。やりますね!!

 そしてきめ細かな白い肌とスベスベの無毛地帯が映し出され、セルフ『くぱぁ』によりユウタプライベートの穴ダンジョンがドアップで映し出されてしまったのでした。えっと、この放送は大丈夫なのでしょうか? 丸見えですよ!?



『膜が無い!!』

『なんかめっちゃ穴が広がってる?』

『貫通式見たかった……』

『ミウちゃんおめでとう!!』



 炎上するかと思っていましたが、普通に祝福コメントが流れています。こういうのって罵詈雑言が羅列されて大炎上で強制終了かと思ったけど違うんですね。そう言えばアリスさんが街中で見つかっても駆け寄って来るファンとか居なかったよね。みんなマナーが良いんですね。

「みんなありがとう! 詳しくは今度私のチャンネルで説明するから、『見て見てTube』と『つぶやいたー』の登録お願いね~。では引き続きあーしの旦那様の配信をお楽しみ下さい~」

「あっ、ミウちゃんありがとう!」

 どうやら火消しをしてくれた後は静かに見守ってくれるようです。見た目はギャルなのに旦那をたててくれる優しいお嫁さんなミウちゃんでした。



『よし、ミウちゃんねるを登録しよう』

『ミウちゃんのトレンドが急上昇してるww』

『さすミウ!』



 とりあえず炎上は乗り切ったようです。

 あれ、『マジカルバイアグーラ』の説明は何も出来なかったぞ。よし、次はその話題をやろう。
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