女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第131話 豚骨風味なユウタ君

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 近所のスーパーで生姜焼きの材料を仕入れました。そう、豚バラ肉とキャベツです。生姜はチューブのやつが冷蔵庫にあったからそれを使おうと思います。自分で生姜をすりおろした方が美味しいと思ったけど、ちょっと疲れちゃったので手抜きです。琴音さんにバレたら怒られそうだけど、良いよね♪

 自宅マンションに到着し、エレベーターに乗り込みました。ああ、やっとこの旅行も終わりか。思い出してみたらこの旅行も姫ちゃん先輩の企業案件から始まったんだよな……。

 プルンプルンピーチのステマがバレて、夏子さんがコラボ企画を打ち出した。そしてコラボ企画企画の達成により、ボクの秘密の穴隠しダンジョンが攻略されてしまったのでした。そして思わずミウちゃんの名前を叫び、お嫁さん達に夜通しで攻略されてしまったのです。

 でも翌朝、なんとミウちゃんと恵美さんが慰めに来てくれて京都へ『娘さんを下さい』しに行ったのでした。ああ、思い出すだけで辛い試練だったぞ。

 帰りに恵美さんの秘書の綾香さんとひと悶着あって『ホストクラブユウタ』がオープンし、帰りには地雷系ファッションな双子ちゃんとお友達になったんだ。うん、長いあらすじでした。




 そんな長い旅行もやっと終わり、我が家に帰って来たのです!!

「ただいま帰りましたー!!」

 鍵を開けてドアを開け、大声で叫んでしまいました。ふふ、この時間はみんなお仕事だから誰もいないけどねっ! ちょっとテンションアゲアゲになっちゃったのです。旅行から帰ると自分の家がやっぱり落ち着くなって思うこと、あるよね♪

「おかえりなさいませ、ご主人様」

「さ、桜さんがどうしてここに!?」

 なんと、メイド服姿の桜さんが居ました。いつものエロエロメイド服にヘッドドレス、ニーソックス、スケスケのアームガードまで装備したフルカスタムなメイドさんなのでした!

「ふふ……今日は二人ともお休みだったんです。お昼の用意をして待っていたのですが、食べて来ましたか?」

「そうだったんですね。てっきり一人かと思って食べて来ちゃいました、ごめんなさい……」

「いえ、お気になさらず。お荷物をお預かり致します」

「あっ」

 有無を言わさずな感じで荷物を奪われてしまいました。そう言えばお土産も買って来たんだよね。お菓子だけど後で皆で食べよう。

 リビングへ行くと、ソファーでリラックスしている夏子さんが居ました。うん、やっぱりこのお家は落ち着きますね。

「夏子さん、ただいまです。その、急にお出掛けしちゃってすみませんでした……」

「ユウタ君おかえりなさい!」

「うわっ」

 ボクを見た夏子さんがソファーから立ち上がり、ギュッと抱き着かれてしまいました。夏子さんの柔らかさと甘い香りがボクを包み込みます。

「ユウタ君が帰って来てくれて嬉しいわ。でも次からは事前に相談して欲しいかしら」

「はい、分かりました。もう勝手にお出掛けしません、約束です」

 夏子さんと見つめ合い、久しぶりのキスをした。帰って来て直ぐだからちょっと不衛生だったかもしれないけど、今は夏子さんの愛が心地良い。

「もうユウタ君、ラーメン食べて来たでしょう。しかも豚骨ラーメンね?」

「うっ、新しいお店にチャレンジして来ました」

「ユウタ君ったらラーメン好きね。それより、ちょっと汗臭いからシャワーでも浴びて来たら?」

「うう……ごめんなさい。ちょっと行ってきます」

 豚骨ラーメン臭くて汗臭い男はダメダメですよね。うう……ユウタ反省。

 トボトボと歩きながらお風呂場へ進み、鏡の前で女装解除です。化粧落としでパシャパシャしていたところ、背後に気配が!

「ご主人様、お手伝いさせて頂きます」

「あっ、桜さん。じゃあ……えっと、お願いします」

 エロエロメイドの桜さんがウィッグを外してくれました。それにしてもどうしてメイド姿なんでしょうか? もしかして帰りの新幹線で電話した時の話を引きずっているのかもしれません。あれです、ミウちゃん家の軍人メイドさんである美奈子さんと比べたやつ。美奈子さんはキリッとした本格的なメイドさんでアイデンティティを奪われたとか言ってたやつです。

「はい、大丈夫です」

「ありがとうございますー!」

 よし、さっさとシャワー浴びてスッキリしてこよう。Tシャツとスカートをスポポポーンと脱ぎ捨て、いざ浴室へ!!

「………………何で桜さんも居るんですか?」

「ご主人様のお世話をするのが私の使命でございます」

「えっと、エロい事しませんか?」

「失礼ですねご主人様は。私は忠実なるご主人様のメイドです。そんなエッチな事なんてする訳ないじゃないですか」

「……そっかー。じゃあお願いします」

 どうやら今日の桜さんの中ではエロエロメイドじゃなくて完璧なメイドさんのつもりのようです。服装からしてエロエロメイドさんにしか見えませんけど、言ったら面倒くさいので黙ってました。

「痒いところはありますか?」

「だいじょぶでーす」

 エロエロメイドな桜さんですが、頭を洗う技術はまさに極上のテクニックなのでした。気持ち良いです……。

 そして体も優しく洗って貰い、シャワーで洗い流して貰います。桜さんは自分で言った通り、エロい事は何もして来なかったのでした!!

「終了ですよご主人様。これでサッパリしましたね」

「えへへ、ありがとうございますー!」

 よし、サッパリしたし出ようかな。そう思った瞬間、桜さんに肩をガシッっと押さえつけられました。

「えっ、どうしたんですか桜さん。もう終わりですよね……?」

「ご主人様、この体中にあるキスマークは何でしょうか?」

「ひぃ!?」

 そうだ、今朝鏡で見たら体中にキスマークが刻まれていたのです。見える範囲はファンデーションで隠したけど、今はスッキリして丸見えなのでした!!

「ち、違うんです! これはあれです、そう、お尻クチュクチュされた日に付けられたやつです!!」

「……へぇ、ご主人様はそんな噓を吐くんですねぇ~」

 や、ヤバいバレてるー!

 そうだよね、二日前のキスマークがこんなクッキリ残ってる訳ないよね……。

「あー、違った、その、あれです、そう、今朝見たらこんなになってたんです! 昨晩は恵美さんのお家に泊まったんですけど、お酒いっぱい飲んで記憶が無いのです。勘違いでした、てへぺろ!」

「……」

 ボクは必死に誤魔化した。鏡に映る桜さんに向かってウルウルした目で見つめて愛嬌を振りまきました。

「どんなお酒を飲んだんですか?」

「えっと、何だっけな。トリガーハッピーとピンクサキュバスですね」

 恵美さん達は『ショタの生き血』でしたね。ボクはワインが苦手なので遠慮しておきました。あ、綾香さんの事は伝えてないけど、良いよね♪

「はぁ、またピンクサキュバスを飲んだんですね。お外で飲んじゃダメですよご主人様」

「ご、ごめんなさい」

 恵美さんのお家だから大丈夫だと思ったけど、桜さん的にはダメなのか。よし、次から『ホストクラブユウタ』でもNGにしよう。あれ高級品らしいし、毎回飲んでたら大変な事になっちゃうよね。

「ふふ……しょうがないですねご主人様は。愛棒おちんちんも全然おっきくなりませんし、いっぱい搾られたんですね」

「それが全く記憶に無くって、起きてからずっとフニャフニャでした」

 愛棒の元気が無いのです。そう言えば寝ていた恵美さんも綾香さんも肌がツヤツヤだったぞ。愛棒さん、昨晩はどんなプレイをしたんですか?

「でも、今晩までに元気になって下さいね。待ってますから……チュッ」

「あうっ」

 桜さんが回り込み、眠れる愛棒にチュっとキスをしていました。夜までに回復出来るか!?

「さて、風邪引いちゃいますからそろそろ出ましょう。ふふ、エッチな事はしなかったでしょう?」

「えー、最後のはエッチだと思います!!」

 二人で笑いながら浴室を後にしました。ふぅ、何とかなったぞ!!
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