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第85話 本当にそれ、お料理教室ですか?
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昨晩は日付が変わるくらいまで盛り上がってしまい、家に着いたのは深夜の1時を回っていたそうです。運転代行サービスを使って帰って来たようですね。ボクは途中から記憶が曖昧で、家に着いてそのまま寝てしまったのでした。
そして朝からシャワーを浴びて身支度を整え、お出掛けの準備をします。そう、今日はお料理教室なのです。しかも琴音さんにマンツーマン指導をして貰えるというのです。プロに教えて貰えばボクでも美味しい料理が作れるはずだ。
昨日の朝と違ってラブラブなお見送りを行い、もうボク達の間に溝は無くなったのでした。ふふ、出発前にギュッと抱き会ってチュッチュしちゃいました!
さて、電車に乗って百合の園駅にやってきました。今日はお料理教室だけど、琴音さんにアリスさんと結婚する事も報告する必要があるだろう。さすがに手ぶらで行くわけにもいかないので手土産を購入しましょう。
駅前にある老舗な感じの和菓子屋さんに寄って生菓子の詰め合わせを購入しました。前にアリスさんがお使いで来たお店だから、ハズレることは無いだろう。
「……でっかいお屋敷だなぁ」
お料理教室であるアリスさんの実家に到着しましたが、今日も門が閉まっています。そして門の隙間から見える大きなお屋敷が立派で威圧されてしまうのでした。
前回来た時は偶然アリスさんと会えたけど、今日はどうやってこのお屋敷に入ろうかな。うーむ、とりあえずアリスに電話だな。
「ユウコちゃん!」
スマホを取り出してアリスさんに電話しようと思ったら、門の奥からアリスさんが近づいて来た。そして門が開き、ギュッと抱き締められてしまった。
映画デートで散々イチャイチャしたけど、こうやってギュッとされると嬉しいですね。今日は着物なので清楚な感じがします。
「おはようございます、アリスさん。今日も着物が似合ってますね」
「うふふ、ユウコちゃんも可愛いですわ」
今日のアリスさんは赤い着物です。そしてボクはいつも通り代わり映えのないワンピース姿です。……もう慣れました。
「えっと、これお土産です。琴音さんと召し上がって下さい」
「あら、気にしないで良いのに。ふふ、ユウコちゃんらしいですわね」
お土産ってすぐに渡すのが正解なんだっけ? 良く分からないけどアリスさんに渡して置けば正解な気がする!
そして手を繋いで日本庭園を散歩しながら最近の出来事を報告していた。まあ最近と言っても、映画を見たのが一昨日だから、昨日の報告だけどね……。
「なるほど、それでユウコちゃんの肌が少し焼けてますのね」
「そうなんですよ。日焼け止め塗って無かったので赤くなっちゃいました」
「……大丈夫かしら。お母様の事だからきっと目に付くはずですわ……」
「え、何ですか?」
「いえいえ、何でもありませんわ。ささ、お母様がお待ちですから急ぎますわよ」
何か小声でボソボソと言っていたけど聞き取れなかった。まあ悪い事じゃないでしょう。それより今日のお料理は何でしょうか? ワクワクします!!
案内された客間と思われる和室は、前回と違って青い花が生けられていた。涼しげな感じが良いですね! アリスさんが琴音さんを呼びに行ってしまったので座って待っていましょう。
正座をして待つこと10分、そろそろ足が痺れてヤバいと感じていたら、琴音さんがやってきました。薄い紫色の着物が素敵ですね! そしてボクと目が合った瞬間、自分の唇をペロリと舐めていました。ああ、あれは魔王様ですね。きっと良い獲物が来たと思われてしまったのでしょう。うう、まずいぞ。
「お待たせユウコちゃん、お土産ありがとね~」
「いえいえ、今日から宜しくお願いします」
ボクの正面に琴音さんが座り、そしてボクの隣にアリスさんが座りました。……あれ、アリスさんも一緒ですか?
「うふふ、アリスちゃんもやっと結婚する気になってくれて良かったわ。これで西園寺家も安泰ね~」
「も、もうっ! お母様ったら気が早いですわ」
「え、えっとぉ、その、宜しくお願いします」
既にアリスさんから結婚の話が行っていたようです。西園寺家って古くからある由緒正しい名家らしいけど、どこの馬の骨とも知らぬボクなんかがお婿さんで大丈夫なのでしょうか?
「うちも古い家だから色々と仕来たりとかがあって、ユウコちゃんには迷惑掛けちゃうかもしれないの。今から謝っておくわね。ごめんね~」
「い、いえ、とんでもないです。ボクなんかがアリスさんのお婿さんになるなんて、その……恐縮です」
古いお家にはお作法とかあるのだろう。こんな立派な庭園を持つお家なら、尚更のこと厳しそうだ。ボクは何をするのか分からないけど、頑張ろうと思います。
「それでね、一番大きなイベントとしては『結婚の儀』をやるのよ~。これをやるのは2代振りだからきっと盛り上がるわよ~」
「は、はぁ……」
「お、お母様! それはまだ言わないでも……」
「うふふ、そうだったわね。アリスちゃんの晴れ舞台だから気合入れて成功させましょうね」
……どうやらボクの知らない何かがあるようだ。2代振りってことは、琴音さんは結婚してないのか。つまり人工授精、もしくは『産地直送プレミアム搾精権』を使用して跡継ぎであるアリスさんが生まれたのか。琴音さんは綺麗な黒髪のショートカットだけど、アリスさんは綺麗な銀髪だ。アリスさんは父親の特徴を受け継いでいるのかもしれない。……つまりアリスさんのお父さんは外国人かも?
そして色々と今後の事を話し合ったところ、近いうちに夏子さんや桜さん、恵美さんとお食事会をする事になりました。そこで今後の事についてもお話しするって言ってました。
「じゃあ挨拶はこれくらいにして、早速やりましょうか。アリスちゃんも手伝ってちょうだいね」
「はい、お母様」
「よ、宜しくお願いします!」
ついに今日のお料理ですね。初心者のボクでも丁寧に教えてくれるって言ってたのでしっかりと勉強したいと思います。
琴音さんの後に着いて行きますが、どうやら前回と違う場所でやるようです。木の香りが気持ち良い廊下を進みます。廊下には壺や花瓶に花が生けられていて、すごいなーという感想しか出てきませんでした。
途中でお手伝いさん達がいたけど、みんな美人さんですね。アリスさんの話では分家とかなんとか言ってたけどボクには良く分かりませんでした。ポカーンと口を開けてお家を見てるだけでしたね。
そしてお屋敷の奥深くに進み、怪しげな階段に辿り着きました。しかも地下へ続く階段です。夜だったら怖くてチビってたかもしれない……。
「あの、ここを降りるんですか?」
「ええ、そうよ~。気を付けて降りてね」
「わ、分かりました……」
ギシギシと音を立てて地下へ進んで行く。まるで座敷牢に行くみたいですね。……本当に大丈夫だよね!? チラッと横にいるアリスさんを見たら、ニッコリと笑顔が帰って来た。ふぅ、大丈夫そうですね。安心です。
そして階段を降りた先には鍵の掛かった大きな扉が現れた。えっと、お料理教室ですよね?
「あのあの、本当にここですか!?」
「もう、ユウコちゃんったら。はしたないですよ?」
「す、すみません……」
ちょっと大きな声を出したら琴音さんに怒られてしまった。あれ、ボクが悪いのかな? ……解せぬ。
琴音さんがゴツイ鍵を取り出し、扉の鍵を開けた。そして重い扉が開かれたのだった。真っ暗な室内は、何も見えません。どうやら窓も無いようですね。……絶対にここ、お料理教室じゃないよね!! もうボクは覚悟を決めた。
そしてアリスさんが壁のスイッチを操作したところ、部屋全体の照明が点灯した。急に明るくなったため、眩しくて目を細めてしまった。
明るさに慣れて目を見開いてみて見れば……。
「えっ!? ここって……スタジオですか?」
「ええそうよ~。立派でしょう?」
テレビで見た事のあるような大きな撮影スタジオです。白い幕やレフ板、ライトなどなど、本格的なスタジオがあった。そして部屋の片隅には生け花に使う道具一式があったけど、お料理の道具は一切なかったのである。
「じゃあこれから、ユウタ君の撮影会を行いま~っす♪」
琴音さんがユウコちゃんではなくてユウタ君って言っていた。つまりこれは……琴音さんと交わした怪しい取引か!? もうボクが男だっていう事は琴音さんもアリスさんも理解している。隠す事はないのだろう……。
ドアの閉まる音が聞こえて振り返れば、アリスさんが扉を完全に閉めてしまった。そしてアリスさんがニッコリと笑って話し掛けてきた。
「うふふ、ユウコちゃんの撮影会、すっごく楽しみですわ」
うっとりとした表情のアリスさんは頬が赤くなり、まるで発情しているようだった。過去の自分に言いたい、契約はしっかりと内容を確認しましょう!!
これからボクは、どうなってしまうのだろうか……。
そして朝からシャワーを浴びて身支度を整え、お出掛けの準備をします。そう、今日はお料理教室なのです。しかも琴音さんにマンツーマン指導をして貰えるというのです。プロに教えて貰えばボクでも美味しい料理が作れるはずだ。
昨日の朝と違ってラブラブなお見送りを行い、もうボク達の間に溝は無くなったのでした。ふふ、出発前にギュッと抱き会ってチュッチュしちゃいました!
さて、電車に乗って百合の園駅にやってきました。今日はお料理教室だけど、琴音さんにアリスさんと結婚する事も報告する必要があるだろう。さすがに手ぶらで行くわけにもいかないので手土産を購入しましょう。
駅前にある老舗な感じの和菓子屋さんに寄って生菓子の詰め合わせを購入しました。前にアリスさんがお使いで来たお店だから、ハズレることは無いだろう。
「……でっかいお屋敷だなぁ」
お料理教室であるアリスさんの実家に到着しましたが、今日も門が閉まっています。そして門の隙間から見える大きなお屋敷が立派で威圧されてしまうのでした。
前回来た時は偶然アリスさんと会えたけど、今日はどうやってこのお屋敷に入ろうかな。うーむ、とりあえずアリスに電話だな。
「ユウコちゃん!」
スマホを取り出してアリスさんに電話しようと思ったら、門の奥からアリスさんが近づいて来た。そして門が開き、ギュッと抱き締められてしまった。
映画デートで散々イチャイチャしたけど、こうやってギュッとされると嬉しいですね。今日は着物なので清楚な感じがします。
「おはようございます、アリスさん。今日も着物が似合ってますね」
「うふふ、ユウコちゃんも可愛いですわ」
今日のアリスさんは赤い着物です。そしてボクはいつも通り代わり映えのないワンピース姿です。……もう慣れました。
「えっと、これお土産です。琴音さんと召し上がって下さい」
「あら、気にしないで良いのに。ふふ、ユウコちゃんらしいですわね」
お土産ってすぐに渡すのが正解なんだっけ? 良く分からないけどアリスさんに渡して置けば正解な気がする!
そして手を繋いで日本庭園を散歩しながら最近の出来事を報告していた。まあ最近と言っても、映画を見たのが一昨日だから、昨日の報告だけどね……。
「なるほど、それでユウコちゃんの肌が少し焼けてますのね」
「そうなんですよ。日焼け止め塗って無かったので赤くなっちゃいました」
「……大丈夫かしら。お母様の事だからきっと目に付くはずですわ……」
「え、何ですか?」
「いえいえ、何でもありませんわ。ささ、お母様がお待ちですから急ぎますわよ」
何か小声でボソボソと言っていたけど聞き取れなかった。まあ悪い事じゃないでしょう。それより今日のお料理は何でしょうか? ワクワクします!!
案内された客間と思われる和室は、前回と違って青い花が生けられていた。涼しげな感じが良いですね! アリスさんが琴音さんを呼びに行ってしまったので座って待っていましょう。
正座をして待つこと10分、そろそろ足が痺れてヤバいと感じていたら、琴音さんがやってきました。薄い紫色の着物が素敵ですね! そしてボクと目が合った瞬間、自分の唇をペロリと舐めていました。ああ、あれは魔王様ですね。きっと良い獲物が来たと思われてしまったのでしょう。うう、まずいぞ。
「お待たせユウコちゃん、お土産ありがとね~」
「いえいえ、今日から宜しくお願いします」
ボクの正面に琴音さんが座り、そしてボクの隣にアリスさんが座りました。……あれ、アリスさんも一緒ですか?
「うふふ、アリスちゃんもやっと結婚する気になってくれて良かったわ。これで西園寺家も安泰ね~」
「も、もうっ! お母様ったら気が早いですわ」
「え、えっとぉ、その、宜しくお願いします」
既にアリスさんから結婚の話が行っていたようです。西園寺家って古くからある由緒正しい名家らしいけど、どこの馬の骨とも知らぬボクなんかがお婿さんで大丈夫なのでしょうか?
「うちも古い家だから色々と仕来たりとかがあって、ユウコちゃんには迷惑掛けちゃうかもしれないの。今から謝っておくわね。ごめんね~」
「い、いえ、とんでもないです。ボクなんかがアリスさんのお婿さんになるなんて、その……恐縮です」
古いお家にはお作法とかあるのだろう。こんな立派な庭園を持つお家なら、尚更のこと厳しそうだ。ボクは何をするのか分からないけど、頑張ろうと思います。
「それでね、一番大きなイベントとしては『結婚の儀』をやるのよ~。これをやるのは2代振りだからきっと盛り上がるわよ~」
「は、はぁ……」
「お、お母様! それはまだ言わないでも……」
「うふふ、そうだったわね。アリスちゃんの晴れ舞台だから気合入れて成功させましょうね」
……どうやらボクの知らない何かがあるようだ。2代振りってことは、琴音さんは結婚してないのか。つまり人工授精、もしくは『産地直送プレミアム搾精権』を使用して跡継ぎであるアリスさんが生まれたのか。琴音さんは綺麗な黒髪のショートカットだけど、アリスさんは綺麗な銀髪だ。アリスさんは父親の特徴を受け継いでいるのかもしれない。……つまりアリスさんのお父さんは外国人かも?
そして色々と今後の事を話し合ったところ、近いうちに夏子さんや桜さん、恵美さんとお食事会をする事になりました。そこで今後の事についてもお話しするって言ってました。
「じゃあ挨拶はこれくらいにして、早速やりましょうか。アリスちゃんも手伝ってちょうだいね」
「はい、お母様」
「よ、宜しくお願いします!」
ついに今日のお料理ですね。初心者のボクでも丁寧に教えてくれるって言ってたのでしっかりと勉強したいと思います。
琴音さんの後に着いて行きますが、どうやら前回と違う場所でやるようです。木の香りが気持ち良い廊下を進みます。廊下には壺や花瓶に花が生けられていて、すごいなーという感想しか出てきませんでした。
途中でお手伝いさん達がいたけど、みんな美人さんですね。アリスさんの話では分家とかなんとか言ってたけどボクには良く分かりませんでした。ポカーンと口を開けてお家を見てるだけでしたね。
そしてお屋敷の奥深くに進み、怪しげな階段に辿り着きました。しかも地下へ続く階段です。夜だったら怖くてチビってたかもしれない……。
「あの、ここを降りるんですか?」
「ええ、そうよ~。気を付けて降りてね」
「わ、分かりました……」
ギシギシと音を立てて地下へ進んで行く。まるで座敷牢に行くみたいですね。……本当に大丈夫だよね!? チラッと横にいるアリスさんを見たら、ニッコリと笑顔が帰って来た。ふぅ、大丈夫そうですね。安心です。
そして階段を降りた先には鍵の掛かった大きな扉が現れた。えっと、お料理教室ですよね?
「あのあの、本当にここですか!?」
「もう、ユウコちゃんったら。はしたないですよ?」
「す、すみません……」
ちょっと大きな声を出したら琴音さんに怒られてしまった。あれ、ボクが悪いのかな? ……解せぬ。
琴音さんがゴツイ鍵を取り出し、扉の鍵を開けた。そして重い扉が開かれたのだった。真っ暗な室内は、何も見えません。どうやら窓も無いようですね。……絶対にここ、お料理教室じゃないよね!! もうボクは覚悟を決めた。
そしてアリスさんが壁のスイッチを操作したところ、部屋全体の照明が点灯した。急に明るくなったため、眩しくて目を細めてしまった。
明るさに慣れて目を見開いてみて見れば……。
「えっ!? ここって……スタジオですか?」
「ええそうよ~。立派でしょう?」
テレビで見た事のあるような大きな撮影スタジオです。白い幕やレフ板、ライトなどなど、本格的なスタジオがあった。そして部屋の片隅には生け花に使う道具一式があったけど、お料理の道具は一切なかったのである。
「じゃあこれから、ユウタ君の撮影会を行いま~っす♪」
琴音さんがユウコちゃんではなくてユウタ君って言っていた。つまりこれは……琴音さんと交わした怪しい取引か!? もうボクが男だっていう事は琴音さんもアリスさんも理解している。隠す事はないのだろう……。
ドアの閉まる音が聞こえて振り返れば、アリスさんが扉を完全に閉めてしまった。そしてアリスさんがニッコリと笑って話し掛けてきた。
「うふふ、ユウコちゃんの撮影会、すっごく楽しみですわ」
うっとりとした表情のアリスさんは頬が赤くなり、まるで発情しているようだった。過去の自分に言いたい、契約はしっかりと内容を確認しましょう!!
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