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第16話 絶対にXXしてはいけない外食ツアー
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ブラック桜さんのお仕置きは明日のボクに任せるとして、今日のボクはお寿司をご馳走になるのです! 一人暮らしをしていた時なんて、安い回転寿司すら行けなかったからすごく楽しみです。
ワクワクしながらリビングで待っていると、少し笑顔を浮かべた桜さんがやって来た。桜さんは真っ白なワンピースで涼しそうな恰好です。うん、黒絹のような美しい髪とマッチして美人さんですね。姫カットが大変お似合いです。
「ユウタさん、外食に行くので着替えて下さい。これを買ってきました」
「あ、ありがとうございます!」
おお、ボクに洋服を買って来てくれたようです。オシャレな袋を手渡されました。
さすがに美女二人の前でお着替えは恥ずかしいので寝室か脱衣所に移動しようとしたら、桜さんに捕まってしまった。
「ここで着替えて下さい」
「えっ!? ここで……ですか?」
桜さんはいつも通りの無表情だけど、ちょっと楽しんでいるように見えるぞ。もしかしてさっきの仕返しだろうか? チラっと夏子さんへ視線を送ってみたが、夏子さんは首を横に振るだけだった。つまり諦めろと……。
「じゃ、じゃあちょっと失礼しま~す」
ボクは二人から見えないように後ろを向き、だぼだぼのTシャツを脱ごうとしたがストップが掛かった。
「……ちゃんとこっちを向いて下さい」
「……はぃ」
ボクは桜さんに逆らえず、ストリップ嬢のような気持ちで服を脱ぎ捨てた。もうどうにでもな~れ♪
ボクみたいな貧相な体を見て嬉しいのだろうか……。Tシャツを脱ぎ捨て、ハーフパンツも脱ぎ終わったので貰った袋を開けようとしたら、またストップが掛かった。今度は何ですか?
「パンツも脱いで下さい」
「……んん?」
何でパンツまで脱ぐのでしょうか? ああ、きっと新品のパンツのサイズが合ってるか確認って事か! もうボクの体なんて全部見られちゃってるし、気にせず脱いじゃいましょう! スポポポーン!!
桜さんの熱い視線を感じながら全裸になってしまったが、なんだろうこの開放感は? 以前ネット記事で見た『ビジネスホテルの部屋に着いたらまずは全裸』ってやつだろうか? うん、良いと思います♪
ずっとこのままで居る訳にもいかないので、頂いた袋を開けて見る。するとそこには……。
「あ、あの……これって女性用の服しか入ってないのですが……」
そうです、袋の中身はセクシーな黒いパンツと黒いワンピースでした。黒いワンピースは桜さんが着ているワンピースの色違いな気がするぞ……。困惑した目で桜さんを見つめるが、桜さんはさっきよりも嬉しそうにしている。
「ユウタさんが男物の恰好で外に出たら一発でバレてしまいますよ。もし事件に巻き込まれでもしたら、戸籍の無いユウタさんは売り飛ばされてしまうでしょうね……」
「ひぃ!!」
そうだ、ボクはお外で男性という事がバレてはいけないのでした。つまり女装してバレないように頑張れってことですね!! すぐにセクシーなパンツを履いてワンピースに着替えます。うん、すごくスースーするね!! 特に愛棒の頼りなさがヤバいぞ……。パンツから具がはみ出ている気がするけど、大丈夫ですか!?
「あら、良く似合ってるわね。ちょっとお化粧すれば男の子には見えないわ」
「……ユウタさん可愛いです」
そしてボクは、ソファーに座らせられて桜さんからお化粧をして貰ったのだった。何か良く分からない化粧水とかファンデーションとか口紅とか色々塗りたくられ、女装モードが完成したのだった!!
だがしかし、これで完成かと思ったらまだでした。桜さんが別室から何やら袋を持って来て、最後の仕上げをするそうです。
「これを付けて完成です」
桜さんの手には、ウィッグがあった。コスプレする時の必需品である。よく見たところ、どうやら桜さんと同じ黒髪の姫カットである。
桜さんにウィッグキャップで髪をまとめてもらい、そしてウィッグを被り固定する。どうやら今度こそ完成のようです。
夏子さんが大きめの鏡を持って来てくれました。そこには、美少女が写し出されていたのだった!!
「これが……ボク?」
アニメのヒロインになれそうな美少女が写し出されていた。全身真っ黒なコーディネートになっているけど、ボクの白い肌が映えている気がする。喉元をよく見なければ男だってバレないのではないだろうか!?
「女装の時はユウコちゃんですね。ふふ……私とそっくりで可愛いです」
「ほんとね~。どっからどう見ても姉妹にしか見えないわ」
「じゃあボクも夏子お姉ちゃん、桜お姉ちゃんって呼びますね!!」
「っ!?」
女の子のような声でボクがそう呼んだ瞬間、二人の目付きが変わった。まるで捕食者のような鋭い目付きになったのだ。二人が勢い良くボクに近付き、桜さんがキスをしてきた! そして夏子さんはボクの後ろに回り、スカート越しにお尻を触って来たのだ!
「んぅ……ぷぁっ。や、やめてください! 痴漢ですー!! 誰か~! 助けて~!! んー!?」
「……はぁはぁ……ユウコちゃん可愛い」
「この可愛さ、我慢出来ないわね」
次第に桜さんのキスが激しくなり、ボクも必死に抵抗した。でも背後から夏子さんが責めて来る。お尻を触るだけじゃ足りないのか、手を前に回してボクの愛棒を触って来た。
「あら~、ユウコちゃんの大事なところが硬くなってるわよ~?」
「んー!! ぷぁっ。そ、それは夏子さんが触るからです……。も、もう止めてください~」
叫ぼうにも桜さんからのキス責めが続き、中々終わってくれない。しかも夏子さんのスイッチが入ってしまったようで、徐々にスカートの中に手が忍び込んできた。夏子さんの細い手がボクの薄いパンツ越しに当たり、ボクの愛棒が目覚めてしまった。
これ以上されたらもうダメだってなった時、急に二人がボクから離れた。はぁはぁ、やっと終わったのだろうか……。
「ユウコちゃん、ワンピースがすごい事になってますよ」
「あらあら~。そんなに大きくしちゃって、もしお外でそんな事になったら一発で男ってバレちゃうわよ~」
「こ、これは二人がやったんじゃないですかー!」
ボクの着ているワンピースの股間部がもっこりと膨らみ、女装男子という事がバレバレである。これはボクが悪いんじゃなく、二人が悪いんですよー!
「……これはお外でユウコちゃんが勃起しないようにする訓練です」
「そうね~。あんまり勃起するようだったら、貞操帯も用意する必要があるかしら」
「ひぃ!?」
貞操帯って股間に取り付ける危険なやつだよね……。そんな物を付けられたら生活出来ないよー! よし、煩悩を捨てて真面目に生活しよう。特にお外ではエッチな事を考えません!!
「じゃあそろそろお寿司食べに行きましょうか。ユウコちゃんは特に気を付けてね」
「は、はい!!」
そうしてボクは、絶対に勃起してはいけない外食ツアーに出発するのであった……。
ワクワクしながらリビングで待っていると、少し笑顔を浮かべた桜さんがやって来た。桜さんは真っ白なワンピースで涼しそうな恰好です。うん、黒絹のような美しい髪とマッチして美人さんですね。姫カットが大変お似合いです。
「ユウタさん、外食に行くので着替えて下さい。これを買ってきました」
「あ、ありがとうございます!」
おお、ボクに洋服を買って来てくれたようです。オシャレな袋を手渡されました。
さすがに美女二人の前でお着替えは恥ずかしいので寝室か脱衣所に移動しようとしたら、桜さんに捕まってしまった。
「ここで着替えて下さい」
「えっ!? ここで……ですか?」
桜さんはいつも通りの無表情だけど、ちょっと楽しんでいるように見えるぞ。もしかしてさっきの仕返しだろうか? チラっと夏子さんへ視線を送ってみたが、夏子さんは首を横に振るだけだった。つまり諦めろと……。
「じゃ、じゃあちょっと失礼しま~す」
ボクは二人から見えないように後ろを向き、だぼだぼのTシャツを脱ごうとしたがストップが掛かった。
「……ちゃんとこっちを向いて下さい」
「……はぃ」
ボクは桜さんに逆らえず、ストリップ嬢のような気持ちで服を脱ぎ捨てた。もうどうにでもな~れ♪
ボクみたいな貧相な体を見て嬉しいのだろうか……。Tシャツを脱ぎ捨て、ハーフパンツも脱ぎ終わったので貰った袋を開けようとしたら、またストップが掛かった。今度は何ですか?
「パンツも脱いで下さい」
「……んん?」
何でパンツまで脱ぐのでしょうか? ああ、きっと新品のパンツのサイズが合ってるか確認って事か! もうボクの体なんて全部見られちゃってるし、気にせず脱いじゃいましょう! スポポポーン!!
桜さんの熱い視線を感じながら全裸になってしまったが、なんだろうこの開放感は? 以前ネット記事で見た『ビジネスホテルの部屋に着いたらまずは全裸』ってやつだろうか? うん、良いと思います♪
ずっとこのままで居る訳にもいかないので、頂いた袋を開けて見る。するとそこには……。
「あ、あの……これって女性用の服しか入ってないのですが……」
そうです、袋の中身はセクシーな黒いパンツと黒いワンピースでした。黒いワンピースは桜さんが着ているワンピースの色違いな気がするぞ……。困惑した目で桜さんを見つめるが、桜さんはさっきよりも嬉しそうにしている。
「ユウタさんが男物の恰好で外に出たら一発でバレてしまいますよ。もし事件に巻き込まれでもしたら、戸籍の無いユウタさんは売り飛ばされてしまうでしょうね……」
「ひぃ!!」
そうだ、ボクはお外で男性という事がバレてはいけないのでした。つまり女装してバレないように頑張れってことですね!! すぐにセクシーなパンツを履いてワンピースに着替えます。うん、すごくスースーするね!! 特に愛棒の頼りなさがヤバいぞ……。パンツから具がはみ出ている気がするけど、大丈夫ですか!?
「あら、良く似合ってるわね。ちょっとお化粧すれば男の子には見えないわ」
「……ユウタさん可愛いです」
そしてボクは、ソファーに座らせられて桜さんからお化粧をして貰ったのだった。何か良く分からない化粧水とかファンデーションとか口紅とか色々塗りたくられ、女装モードが完成したのだった!!
だがしかし、これで完成かと思ったらまだでした。桜さんが別室から何やら袋を持って来て、最後の仕上げをするそうです。
「これを付けて完成です」
桜さんの手には、ウィッグがあった。コスプレする時の必需品である。よく見たところ、どうやら桜さんと同じ黒髪の姫カットである。
桜さんにウィッグキャップで髪をまとめてもらい、そしてウィッグを被り固定する。どうやら今度こそ完成のようです。
夏子さんが大きめの鏡を持って来てくれました。そこには、美少女が写し出されていたのだった!!
「これが……ボク?」
アニメのヒロインになれそうな美少女が写し出されていた。全身真っ黒なコーディネートになっているけど、ボクの白い肌が映えている気がする。喉元をよく見なければ男だってバレないのではないだろうか!?
「女装の時はユウコちゃんですね。ふふ……私とそっくりで可愛いです」
「ほんとね~。どっからどう見ても姉妹にしか見えないわ」
「じゃあボクも夏子お姉ちゃん、桜お姉ちゃんって呼びますね!!」
「っ!?」
女の子のような声でボクがそう呼んだ瞬間、二人の目付きが変わった。まるで捕食者のような鋭い目付きになったのだ。二人が勢い良くボクに近付き、桜さんがキスをしてきた! そして夏子さんはボクの後ろに回り、スカート越しにお尻を触って来たのだ!
「んぅ……ぷぁっ。や、やめてください! 痴漢ですー!! 誰か~! 助けて~!! んー!?」
「……はぁはぁ……ユウコちゃん可愛い」
「この可愛さ、我慢出来ないわね」
次第に桜さんのキスが激しくなり、ボクも必死に抵抗した。でも背後から夏子さんが責めて来る。お尻を触るだけじゃ足りないのか、手を前に回してボクの愛棒を触って来た。
「あら~、ユウコちゃんの大事なところが硬くなってるわよ~?」
「んー!! ぷぁっ。そ、それは夏子さんが触るからです……。も、もう止めてください~」
叫ぼうにも桜さんからのキス責めが続き、中々終わってくれない。しかも夏子さんのスイッチが入ってしまったようで、徐々にスカートの中に手が忍び込んできた。夏子さんの細い手がボクの薄いパンツ越しに当たり、ボクの愛棒が目覚めてしまった。
これ以上されたらもうダメだってなった時、急に二人がボクから離れた。はぁはぁ、やっと終わったのだろうか……。
「ユウコちゃん、ワンピースがすごい事になってますよ」
「あらあら~。そんなに大きくしちゃって、もしお外でそんな事になったら一発で男ってバレちゃうわよ~」
「こ、これは二人がやったんじゃないですかー!」
ボクの着ているワンピースの股間部がもっこりと膨らみ、女装男子という事がバレバレである。これはボクが悪いんじゃなく、二人が悪いんですよー!
「……これはお外でユウコちゃんが勃起しないようにする訓練です」
「そうね~。あんまり勃起するようだったら、貞操帯も用意する必要があるかしら」
「ひぃ!?」
貞操帯って股間に取り付ける危険なやつだよね……。そんな物を付けられたら生活出来ないよー! よし、煩悩を捨てて真面目に生活しよう。特にお外ではエッチな事を考えません!!
「じゃあそろそろお寿司食べに行きましょうか。ユウコちゃんは特に気を付けてね」
「は、はい!!」
そうしてボクは、絶対に勃起してはいけない外食ツアーに出発するのであった……。
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