女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第13話 新米主夫の暇な一日

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 気が付いたらリビングのソファーで眠っていたようだ。部屋にはクーラーの動く音だけが微かに響いている。どうやらボクは二人をお見送りした後、ソファーに寝転がっていたらクーラーの利いた心地良い空間に負けてしまい、眠ってしまったようだ。

 壁に付けられたオシャレな時計を見れば、時刻は12時半を示していた。どうやら4時間くらい寝てしまったようです。きっと、昨日からの疲れが取れていないのだと思う……そんな疲れた事したっけ?

 ソファーから起き上がると体のだるさは治まっていた。でも、お腹が空いてしまった。うーん、こってりしたラーメンが食べたい気分だけど、ボクはお金も持っていないし外食も禁止だろう。もしかしてボクは、これから外出が出来ないのか!? ……二人が帰って来たら相談してみよう。あと、お小遣い稼ぎも相談しよう。ラーメン食べたい!

 リビングからキッチンへ向かい大きな冷蔵庫を開けて見ると、『ユウタさんへ』と書かれたお昼ご飯があった! ありがとうございます桜さん!!

 冷蔵庫から取り出して張り紙を取ると、チャーハンでした。見たところ昨日の夕飯に食べたステーキを細かくして入れているようだ。卵がコーティングされ、黄金色に輝くご飯は見ただけで食欲をそそる。

 レンジでチャーハンを温める間に何か飲み物を用意しよう。冷蔵庫を見たけど、麦茶があったぞ!!

 チンしたチャーハンと麦茶を持ってテーブルへ行き、手を合わせて頂きましょう。

「頂きます!!」

 レンゲでパラパラのチャーハンを掬って口へ運べば、角切りステーキの甘さと卵がコーティングされたご飯が口の中で混ざり合い、至福の香りが鼻を抜けて行った。……今まで食べたチャーハンで一番美味しいかもしれない!!

 ボクは貪るようにチャーハンを食べ、気が付いたら無くなってしまっていた。……もっと大事に食べれば良かった。でもずっとこんな生活をしていたら、すぐに太ってしまう気がする。部屋で出来る筋トレとかしようかな!

 食べ終わった食器をシンクへ運び、スポンジに食器用の洗剤を付けて洗っていく。よく見たら、システムキッチンに食洗器が備え付けられていた。洗っちゃったけど、食洗器に入れておこうかな。

 リビングへ戻り時計を見ても、まだ13時を過ぎただけだ。あれ、ボクは何をしたら良いのだろうか……? 週間少年誌でも読もうかと思ったけどリビングに見当たらない。あれ、そう言えばエロ本もないのである。どこにあるのだろう……。

 さすがに勝手に部屋を漁る訳にもいかないので、主夫らしくお掃除でもしようかな!!

 まずは寝室に入って窓を開け、部屋の空気を入れ替える。外の熱気が入って来たけど、少し我慢です。だって、この部屋すごくエッチな匂いがするのです。

「うわー……」

 キングサイズのベッドへ近づき掛け布団を捲ってみれば、昨晩の生々しい痕跡が現れた。本当に一切の記憶が無いけど、これがボクの犯した結果なのである。

 さすがにこのままにしておく訳にもいかないので、シーツを剝がして洗濯機へ持って行こう。掛け布団はタオルケットのようなものなので、そのまま洗濯可能なようだ。大きいから2回に分けて洗濯しないとダメかもしれない。

 脱衣所に併設された洗濯機へシーツを入れ、近くに置いてあった洗剤とか色々セットしてスイッチON!! あとは脱水が終わるまで待てばOKだね。

 よし、今のうちにベッドを元通りにしておこう。寝室へ行きベッド下に備え付けられた収納スペースの引き出しを開けて見る。きっと代わりのシーツとかここに入っているよね!

「……???」

 一番右の枕元に近い引き出しを開けて見たら、見るからにエッチな玩具で溢れていた。ピンクや紫、黒といった蛍光色のカラフルなものがいっぱいあった。試しにピンク色のローターっぽいものを取り出し、電源スイッチをONにしてみた。



――ブルルルルルルルル――



「しゅごい……」

 ピンク色の楕円形の物体が暴れまわっていた。これは夏子さんが使ったものでしょうか? それとも桜さんでしょうか? あの二人がこれを体に当てて快楽を貪っているのかな!? すんごい興奮する!!

 電源をOFFにして元の位置に戻し、他の物を見てみる。……この先っぽに小さな凹みがあるアイテムは何でしょうか? 試しにスイッチをONにしてみると、凹みが吸引しているぞ! どんな使い方なのか良く分からないけど、あんなおっとりとした優しいお姉さんの夏子さんが使っているのか? いや、クールで無表情な桜さんが遊んでいるのだろうか……? うう、想像するだけで興奮してしまう!!

 更にゴソゴソとしてみれば、球体がいくつも付いた細長い物体が現れた。持ち手の部分に近いところは太い球体が、先端に行くに連れてどんどんと球体が小さくなって行く……。これはもしや、上級者向けのアイテムじゃないでしょうか!?

 この引き出しは見なかった事にしよう!

 隣の引き出しを開けて見たら、ローションや拘束具があった。……もしかして、夏子さんと桜さんは二人で仲良くお楽しみですか?

 この引き出しも見なかった事にしよう!

 そして次の引き出しを開けて見たら、やっとベッドシーツが見つかった。ふぅ、危ない危ない。やっぱり勝手に引き出しとか開けちゃダメだよね。でもシーツの仕舞ってある場所も分かったし、これからは間違えないはずだ!

 新しいシーツをセットして、窓を閉めて換気も終わりにしよう。さすがに暑くなってきた。

 主夫としてやる事と言ったら……後は何があるだろうか。掃除機と夕食作りかな? 夕食の食材は使って良いか分からないし、とりあえず廊下と寝室とか入れる場所を掃除しようかな。

 今朝お見送りする時に玄関前の収納スペースに掃除機があるのに気が付いたのだ。コードレスなタイプでスイスイと掃除が出来る良いやつな気がする。よし、レッツお掃除開始!!



 そうしてボクは、一通りのミッションをクリアした後にリビングでテレビを見るのだった。
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