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第16章 魔王対勇者

第509話 お仕置き完了R

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 街に戻って来たケビンはエラを屋敷に送り届けたら、エラにお仕置きの最終段階を見せるためにそのまま一緒にレメインの私室に訪れて、リゼラやスタシアを連れてくるようにレメインに伝える。

 その時に無断外泊をしていたエラに対して、レメインからお小言が飛んできたのだが、それは雇い主側として当然の内容であり、ケビンの定めた“虐めない”という枠には抵触しないので、エラが謝罪してケビンが連れ回していたということを伝えたら、すんなりと引き下がるのだった。

「レメイン奥様が簡単に引き下がるなんて……」

「今は俺のことを最愛の人と思っているからね。その人から言われれば、お説教も軽くなるのかな?」

 その後、リゼラやスタシアを連れてレメインが戻ってくると、いつもの流れとなってしまい、3人はエラがいることも気にせずに服を脱いで裸になったら、ケビンを引っ張ってベッドへ連れ込み乱交パーティーに発展する。

「あんっ、んっ、んはっ……ケビンくん、中に出して……いっぱい注ぎ込んで孕ませてぇ! イッ、イグぅぅぅぅ――!」
「おちんぽミルクが欲しいんですの! わたくしを孕ませて、妊娠させてぇ! あ"っ、お"っ、お"っ……お"お"ぉぉぉぉ――!」
「ケビン様専用のザーメンタンクに、たっぷり孕ませ汁を注ぎ込んでぇ! イクイク、イックぅぅぅぅ――!」

 ケビンは3人が疲れ果てるまで何度も何度も穴という穴に注ぎ込んでいくと、3人は3穴からだらしなく白濁液を溢れさせて、目も当てられないようなあられもない姿を晒してしまう。

 それからことが終わればレメインたちは条件反射のように、絶頂の最中でも這う這うの体でケビンの愚息を舐め始めて、最後のお掃除を開始するのだった。

 そして、その様子をずっと見ていたエラは、3人の変わり果てた姿に唖然としている。今まで貴族夫人然とした態度しか見たことがなかったので、ただのメスに成り下がった3人の姿は、軽いショックを受けるには充分である。

「奥様たちがここまでなるなんて……これがお仕置き……」

 かなり勘違いをしてしまっているエラに対して、ケビンは間違いを修正するべく3人に対して確実に孕むように懐妊魔法をかけたあと、催眠状態にしたら最後の仕上げを施していく。

「君たちは今までのことを記憶したまま正気に戻る。俺のことは最愛でも何でもない。もう妊娠しているがその子を大事に育てるんだ。あと、エラを俺が連れて行くことも了承しろ」

 色々と告げていくケビンがこの後のことを予測して結界を予め張ると、催眠魔法を解除する。そして、次第に正気に戻っていく3人は自分の姿とケビンの姿を見たら、事態を飲み込んだのかいきなり発狂して騒ぎ始めた。

「いいザマだな。エラを虐めるからそうなるんだ」

「だ、誰か! 狼藉者です!」

「忘れたのか? 結界を張ってあるから誰も来ないぞ」

「こんなことをしてタダで済むと思っているのですか!?」

「タダで済むさ。それとも当主に泣きつくか? 自分たちから俺を求めた結果、見事に妊娠しました。お腹の子は貴方の子供じゃありませんって」

「っ……」

「これから先の人生は絶望しながら生きていくんだな。旦那以外の男に抱かれて、しかもその男の子供を身篭っているんだからな」

「ゆ、許さない……」

「さて、お前たちの体も中々にいいものだったから、最後の締めに抱いておくか」

 そう告げたケビンがレメインに近寄るとレメインは逃げようとするが、自分の体が思うように動かないことを知ってしまう。

「初めて出会った頃と同じだろ? 最後の締めは最初の1回目と同じ状況にしてみた」

「こ、来ないでください!」

 レメインが今の状況に恐怖してケビンに懇願するも、ケビンは構わずレメインの秘部へ愚息を突き入れる。

「いやぁぁぁぁ!」

 初めから激しく突き上げていくケビンのストロークに、今までその身にケビンから与えられた快楽を刻まれてしまっているレメインは、本人の意思とは関係なく体が正直に反応してしまう。

「ほらほら、当主とセックスレスになってから、ちんぽがずっと欲しかったんだろ? レメインのまんこは正直に喜んで愛液をびちゃびちゃ垂れ流しているぞ」

「あんっ、いやっ、はぁんっ……動かないでぇ……イッちゃう……イキたくないのに主人以外のちんぽでイッちゃう……」

「たっぷり中に出してやるからな。レメインは1番奥で出されるのが好きだったろ?」

「いやっ、中に出さないで! 妊娠しちゃう」

「もう妊娠しているから関係ないだろ。中出しされてイッてしまえ!」

「いやっ、いやっ……んはっ、あんっ、んんっ……ダメ、我慢できない……あんっ、あんっ、イク……夫以外のちんぽでイクッ……あっあっ、ああっ、イクぅぅぅぅ――!」

「受け取れ、レメイン!」

「あ……んっ……ああ、中に出てる……あなたごめんなさい……もうあなただけの体じゃなくなってしまった……」

「次はリゼラだ」

「ひっ、こ、来ないでくださいまし! あ、ダメっ、い、入れないで……んはぁぁぁぁ――!」

 ケビンがリゼラを組み伏せると愚息を秘部へ突き入れるが、リゼラはそれだけで絶頂したようである。

「え……もしかして入れただけでイッたの?」

「ん……はぁはぁ……貴方がこのような体にしたのですわ! こんな淫乱な体に……あんっ、動かないで、私が喋っていますのよ! やんっ、ダメっ、はぁんっ……」

「おらおら、ここを突かれるのが好きなんだろ?」

「んはっ、んあっ、んんっ……あ"っ、あ"っ、お"っ、おぐに刺さりゅうぅぅぅぅ、刺さってりゅうぅぅぅぅ!」

「とんだ淫乱夫人だな」

「お"っ、お"っ、いひっ……イグ、もうイグぅぅぅぅ――! あ"っ、あ"っ、イッでる、イッでるからぁ……お"お"っ、お"っ、お"っ……いぎゅうぅぅぅぅ――!」

「子宮の中にたっぷり注いでやるから、全部飲み込めよ!」

「んぐっ、がっ、あ"っ……お"ほぉぉぉぉ――! ふひっ、んひっ、じゃーめんみりゅくたっぷり……ふふっ、ほひっ……アヘ……またきゅる、ああっ、いきゅっ――! ふひっ、いきゅのとまんない……んん――!」

 完全にイキ狂ってしまったリゼラはケビンへの嫌悪感など皆無で、抗えない快楽に飲み込まれてしまったようだった。だが、ケビンにとってそのようなことは些事に過ぎない。

「スタシア」

「はい、もう抵抗はしません。と言うよりも現状はできませんね。ですから優しく抱いてください。リゼラ様のようになるのは嫌ですから、お願いします」

 スタシアのあっさりとした態度にふと思い出したケビンは、エラに対してスタシアが以前言っていた、直接的ないびりをしていないという主張が正しいのか確認を取ることにした。

「確かに、スタシア奥様は私に暴力を振るわれていません。されたことと言えば、使用人の仕事が2度手間になるようなことだけです」

「レメイン様が怖くて逆らえませんでした。エラ、今まで本当にごめんなさい。ケビン様、どうか私を気の済むまで抱いてください。それがエラに報いるために私ができる贖罪ですから」

「んー……こう素直に反省されると、粛清しにくいな。だが、抱かせてもらう。据え膳食わぬは男の恥と言うしな」

「ケビン様、体が動くようにしてもらえませんか? 抵抗は先程申しましたようにいたしませんので」

 スタシアがそう願うとケビンは特に悪意を感じなかったので、スタシアの要望通りに体を自由にした。

「ふぅ……これで動けます。おちんぽ綺麗にしますね。はむ、ジュポ、ジュポ……れろれろ、ちゅぱ、ちゅぱ、じゅるる……」

「え……いきなりどうしたの?」

 体の自由を取り戻した途端に、自発的に行動しだしたスタシアの行為にケビンが困惑を隠せずにいると、スタシアは胸にケビンの愚息を挟み込んでパイズリを始めたら、ケビンの抱いていたその疑問に答えた。

「今までの行為は記憶の中にあります。いくら私たちが最愛の人と暗示をかけられてそのように行動していても、ケビン様からしてみればお仕置きの対象でしかありません。それなのにケビン様は初めの1回目以外は、私たちを優しく抱いてくれました」

「えっ、そうだった?」

「はい。私たちは暗示をかけられているので、どの様な酷いことをされたとしても、ケビン様を見れば愛してしまいますので、いくらでも享受してしまうのですけれど、ケビン様は酷いことをなされませんでした」

「えーっと、それがどう関係するの?」

「正直に申し上げますと、お慕い申しております」

「…………はい?」

 いきなりスタシアに告白をされてしまい、ケビンは今日一番の戸惑いを見せてしまうが、スタシアはケビンの戸惑いなど気にせずに続きを話し始める。

「ご当主様は自分本位な抱き方をされる御方で、まだ濡れてもいないのに入れられたこともあり、あそこが擦れて傷ついたこともあります」

「それで?」

「私は政略結婚で強引にこの家に嫁がされたのですけど、お役目である以上ご当主様を愛そうと思ってはみたものの、ご当主様は私を見ておらず私の体だけが目的のようで、そこに愛が芽生えることはありませんでした」

「つまり?」

「ケビン様に抱かれた時、初めて愛のある睦み合いというものを体験できたのです。始まりは暗示によるものですけど、確かに私の中にはケビン様への愛が未だ残っているのです」

「……うそ……?」

 ケビンの中の認識では、暗示をかけて好きに凌辱をしたつもりでいた計画だったのに、ここにきてスタシアが暗示を解いたあともケビンのことを愛していると言ってきて、ケビンは何が何だかわからなくなってしまう。

「嘘ではございません。あ、ピクピクし始めました。もう出そうなのですね? 全部飲みますから口の中にたっぷりとお出しになってください。はむ、ジュポ、ジュポ……」

「ちょ、この状況で!? あ、ヤバい……スタシア、出る!」

「んん――! ……んく、んく……んふぅ……んぐ、んぐ、こくん……ちゅうぅぅぅぅ……ごくん……はぁ……ちゅぱ、ちゅぱ、れろれろ……ちゅ……美味しかったです、ケビン様」

「マジで……?」

「まじ? よくわかりませんけど、ケビン様のおちんぽミルクは好きですよ。その時の味やとろみでケビン様がお疲れかそうでないか、わかるくらいには」

「そんなことがわかるの!?」

「何度も飲ませて頂いていますので。今日はちょっとお疲れ気味です。エラが無断外泊をしたことを鑑みると、昨日からずっとしていたのですか?」

「……してた」

「ふふっ、お疲れ気味のケビン様には申し訳ないのですけれど、私のおまんこにお情けを頂けますか? 先程からケビン様のおちんぽが欲しくてびちょびちょなんです。ほら、見てください、くぱぁ……」

 ケビンに見せつけるように脚を開いて自ら秘部を広げて見せたスタシアに、ケビンはこの際細かいことはどうでもいいやと瞬時に思い至り、先程までの困惑が嘘だったかのようにすぐさまスタシアに覆い被さる。

「スタシア!」

「きゃんっ♡」

 そして、準備万端なスタシアの秘部にケビンも準備万端な愚息を突き入れて、欲情を吐き出すかのようにストロークを始めた。

「あんっ、ケビン様激しい! そんなに私の体が良いのですか?」

「ああ、スタシアの中はとっても気持ちいいぞ! スタシアも気持ちいいか?」

「はい! 私もケビン様のおちんぽで気持ちよくなれてます。ケビン様、キスして、キスをしながら突かれるのが好きなんです」

「おう、任せろ!」

「んちゅ、れろれろ、ぬちゅ……はぁ……もっと、あむ、くちゅくちゅ、じゅるる、んく……好き、好き……ケビン様愛してる……」

「ああ、俺もビックリだが、スタシアのことが可愛く見えてきた。好きだぞ、スタシア!」

「ああっ、嬉しい! ケビン様のおちんぽミルクをいっぱい注ぎ込んで……赤ちゃんはもうできてるけど、子宮の中にケビン様の子種を注ぎ込んで欲しいの」

「わかった。出すぞ、スタシアの中にたっぷり出すからな」

「きてっ、きてっ! 私の中にたっぷり注ぎ込んで! あはんっ、あんっ、あんっ……イク……ケビン様に愛されてイク……幸せいっぱいまんこに、おちんぽミルクを飲ませてぇ! あんっ、はぁんっ、あっあっ、イクッ、イクイク、イックぅぅぅぅ――!」

「出る!」

「んんっ……出てる……ケビン様の熱いミルクが……子宮を満たしていく……」

 何故かスタシアとラブラブセックスをする羽目になったケビンは、賢者タイムに移行すると何が原因だったのだろうかと頭を悩ませるが、とにかく当初の目的は果たせたので細かいことを考えるのを放棄した。

 その後は、レメインが全ての元凶だったということで、何故エラをいびるようになったのかケビンが原因を問い詰めると、当主がお手つきさえしなければ特に何もすることはなかったのだが、当主が手を出したことによって自分の体よりエラの体を求めたことが許せなかったと言う。

 お互いに近い年齢であったこととまだ若々しかった頃でもあり、その嫉妬心が大きく膨れ上がると、ついエラに厳しく当たったら思いのほかスッキリしたみたいで、そこからは段々とエスカレートすることになったようだ。

 そして、第2夫人、第3夫人と当主が嫁を増やしていく度に、レメインは自分が1番であることを厳しく教育し、エラをいびることも強要していたのだった。

 それを聞いたケビンはやったことに対してお仕置きの量が思いのほか足りてないと感じて、レメインを更に抱いてはよがらせていくと、エラが我慢できなくなったのか、夫人たちがいようとお構いなしで服を脱ぎ捨ててはケビンに抱きついて、その身にケビンの愛を受け止めるため抱かれることになる。

 そして、他の3人とは違って罰として何度も抱き続けられるレメインは、十数年も当主から相手にされなくなっていたので、徐々に言葉の抵抗が弱くなってくるとケビンから与えられる快楽に抗えなくなっていた。

「全ての元凶はレメインかと思ったけど、よくよく考えてみれば責任も取らず適当なことをしている当主が1番悪いような気がしてきた」

「ご当主様の女好きは有名ですから、この家の使用人でお手つきになっていない者はいません」

「ん? それなら何でエラだけを虐めてたんだ?」

 ケビンとスタシアがそのようなことを話し合っていたら、ヘロヘロにへばっているレメインに視線が集中するが、レメインは全く気づいていないのでケビンがぺちぺちと頬を叩いて気づかせる。

「ん……お願いだから休ませて……休んだあとならまたしてもいいから……」

「いや、そうじゃなくて。レメインは何でエラだけを虐めてたんだ? お手つきの使用人は他にもいるんだろ」

「……ん? ……エラ?」

「そう。何でエラだけを虐めてたんだ?」

 ボーッとしているレメインがケビンに尋ねられたことを働かない頭で反芻していくと、やがてボソリとその理由を口にするのだった。

「……体」

「体……?」

「……エラの体はスタイルが良すぎるのよ……特に胸が……」

「……えっ? もしかしておっぱいに嫉妬してたのか?」

「……悪い?」

 レメインの虐めの理由がエラの胸だということが判明してしまうと、ケビンは呆れてしまい大きく溜息をついてしまう。そして、それを聞いていたエラは、そのようなことで長年苦しめられていたのかと思うと、何ともやるせない気持ちに包まれていくのだった。

「確かに、エラはこの家の中で1番スタイルが良いですね。エラに初めてお手つきをされたあとはレメイン様の目が厳しくなり、ご当主様も手出しをしませんでしたが、それがなければ1番抱かれていた回数が多いと思います」

「レメインの行動はある意味エラを守ってた……? いやいや、虐めてたから結局はダメだな。ギルティだ」

 レメインの行動に対してケビンは有罪判決を出したが、人のいいエラはいびりを受けていたものの、そのおかげで抱かれたくもない当主の魔の手から逃れられていたのだと思うと、レメインを心底憎むような真似はできないのであった。
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