面倒くさがり屋の異世界転生

自由人

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第13章 出会いと別れ

第395話 前にもあったな……

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 ケビンは檻へ近づくと鍵を壊して扉を解放した。そしてそれを待っていたかのように1人の女性が飛び出してケビンへと抱きつく。

「ケビン君っ!」

「ごめんね、遅くなって。捕まってるって知っていたらすぐさま助け出しに来たんだけど」

「ッ……ケビン君……ケビン君……」

 ケビンは泣いている女性を抱き返して、優しく頭を撫でながら落ち着くのを待った。

 やがて落ち着きを取り戻した女性へとケビンが尋ねる。

「何か酷いことされてない? まぁ裸にされてる時点で酷いことだけど」

「私たちは昨日捕まったばかりだからまだ襲われてないよ。見た目がいいから高く売れそうだって言って、手下たちにも手出しをさせなかったの。処女の方が高く売れるからって」

「そっか……」

「でも本当にそうなるかはわからなかった。明らかに狙っていそうな目付きで見ていたから」

「しかし驚いたよ。ターニャさんって騎士団に入団していたんだね」

「うん。もっと強くなろうと思って。困っている人を助けたかったから学院部の騎士科を卒業して入団したの」

「それじゃあ他の人も助けるから少し離れるね?」

 ケビンからの言葉でようやく自分が裸のままでケビンへ抱きついていることに気づいたターニャは慌てて離れるも、離れたら離れたで裸を晒すことになり顔を真っ赤にして恥ずかしがるのだった。

 そのようなターニャにケビンは【無限収納】から取り出した毛布をかけて肌を隠すと、檻の中にいる他の人たちへも毛布をかけていく。

 そして弄ばれていた広間にいる女性へケビンが近づくと、殺して欲しいと懇願されるのであった。

「お願い、殺して! もう生きていたくない!」

「辱められたから?」

「あいつらの……あいつらの子供なんか産みたくないの!」

 そこでようやく女性が妊娠しているのだと思い至ったケビンが鑑定をかけると、確かに状態の項目に妊娠の文字が記されていた。

「もし……もし体が元に戻るなら死なないで生きてくれるかな? さすがに助けた女性を殺したくない」

「…………戻る……の……?」

「ああ、そこは保証する。ただし、俺に記憶自体を消す術はないから辱められた記憶はどうしようもない。できるとしたら催眠をかけて誤魔化す程度だ」

「ッ……元に戻して……ください……お願いします……」

 ケビンは女性の体を穢される前の状態に戻すと、檻の前で集まっている女性たちの所へ行くように促す。

 その後も女性をケアしては檻の前に行くように伝えて、最後の1人の所へ向かった。

 そこには虚空を見つめている少女が横たわっており、ケビンが呼びかけても反応しなかった。

「これはパメラの時より重症だな」

 他の女性と同じように処置を施すと毛布に包んで抱きかかえるが、ケビンが何かしても全く反応を示さず、虚ろな瞳でどこかを見ているのか、それとも何も見たくなくて虚ろな瞳なのかは見当がつかない。

 そのままケビンは集まっている女性たちの所へ行くと、これからのことを話し始めた。

「とりあえず近場の村はわかっていると思うけど壊滅してる。多分、君たちが村の住人だよね?」

「はい……私たちが攫われた時に村の男性たちや高齢の方は殺されました。あと、ここへ連れてこられて壊れた女性はどこかへ売られました。その子も近々売りに行くと言われてました」

「で、ターニャさんたちは第4班ってことで、亡くなった人とかはいないよね?」

「大丈夫、全員揃ってるよ」

「うーん……ターニャさんってその喋り方が素なの? 以前と違うからなんかギャップを感じて可愛いね。以前はいかにも貴族令嬢って感じの喋り方だったのに」

「うぅぅ……」

「恥ずかしがる姿もまたそそられる……」

「言わないで……」

「よし、それじゃあ盗賊のお宝もゲットしたし、こんな辛気臭い場所からさっさと移動しよう」

 ケビンは全員を連れて盗賊のアジトから転移すると、転移初体験の面々はいきなり変わった光景に驚いて呆然とするのだった。

「ケ、ケビン君……ここ、どこ?」

「俺の秘密基地」

「秘密基地?」

「ちょっと今は家に帰れない事情があってね。かと言って実家に連れて行くわけにもいかないし、王城なんて論外だろ? というか、その姿のまま他の人へ見せるわけにもいかないし……ちょっとこの人数だとここは手狭だな。コア?」

〈はい〉 

「マスタールームを弄るけど運営に支障とかある?」

〈問題ありません〉

「あ、それと久しぶり。運営ありがとな」

〈仕事ですので〉

 ケビンとコアが会話をしていると、困惑しているターニャがケビンへと尋ねる。

「ケビン君、誰と話してるの?」

「コア。そこにある球体の水晶玉っぽいやつ」

「……」

 ケビンの言うことに理解が追いつかない一同は考えることを放棄して、呆然と立ち尽くしたまま時間を過ごした。

 そしてケビンが改造を終えると手狭だったマスタールームは広々となっており、何故か何もなかった壁にドアがついていたり地面だったものはフローリングになっていてソファやテーブルまで設置されている。

「とりあえずソファにでも座ってくつろいでいて。俺はこの子をお風呂に入れてくるから」

 なんてことのないようにケビンが告げてドアを開けた先にあるお風呂へ向かうと、残されたターニャたちはフリーズしたままケビンたちを見送ることになるのだった。

 ところ変わってターニャたちがフリーズしていることなど露ほども気がついていないケビンは少女を洗うためにイスに座らせようとするが、無気力で脱力しきっている少女は手を離そうとするとそのまま倒れそうになるのでケビンは1人で困り果てていた。

 結局ケビンが取った行動は胡座をかいて座ると、そこへ少女を乗せて自分の体を背もたれ代わりにして洗うという方法である。

 しかしながら、それでも少女は倒れそうになるので片手で保持しながら空いた手で髪の毛から洗うことにした。

「これ、滅茶苦茶しんどいし、洗いにくい……せめて男の子だったら短髪でシャカシャカ洗えるのになぁ……よりにもよって長髪だよ……」

 少女からの反応がないのは当然だが、ケビンはそれでも独り言が止まらず丁寧に髪を洗っていく。

「よし、洗い流すから眼をつむるんだぞ」

 一応何かの反応があるかもと一縷の望みにかけていたケビンだが、少女が眼をつむることはなくどうしたもんかと困り果てる。

「横に寝かせて流すか……? いやいや、せっかく洗ったのにそれはないな。……あっ、シャンプーハットだ! あれがあれば何とかなる」

 思い立ったが吉日と言わんばかりにケビンがシャンプーハットを創り出すと少女に被せてみるのだが、そもそもシャンプーハットは髪を洗う前にセットする物であり、髪を洗った後では泡がシャンプーハットについてちゃんとした装着ができず効果が乏しいことに今更ながらに気づいてしまう。

「ダメじゃん、これ……」

 シャンプーハット作戦が失敗に終わったケビンは結局少女の顔にタオルを被せたらその上でおでこに手を添えると、目に流れていかないように四苦八苦しながらお湯をかけていく。

「凄い手間がかかる……」

 それでも頑張ったケビンは先程の失敗を活かして泡を洗い流した少女にシャンプーハットを装着すると、トリートメントで傷んだ髪を補修できるように馴染ませていく。

「はぁ……とりあえず次は体か……せめて首だけでも座ってくれればなぁ……」

 ケビンが脱力しきった少女を洗うのに苦労をしていると、浴室へぞろぞろと現れる侵入者たちがいた。

「え……何で……?」

 意味がわからないと考えているケビンの前に現れたのは、お風呂へ入りに来たターニャたちだった。

「その……あそこに残されても落ち着かなくて……それにケビン君には全部見られてるし……みんなで話してたらケビン君なら別にいいかなって……」

「いやいやいや、そこはアレだよアレ! 救出時の不可抗力みたいなものであって、こう……淑女の嗜みとか乙女の恥じらいとか……あと婚前の女性が肌を晒したらいけないとか、とにかく好きな人以外には見せちゃダメでしょ!」

 ケビンが慌てふためいて抗議をするも、それに応えたのはターニャではなく村人の女性であった。

「私は婚前ではありませんので構いませんよね。結婚しましたが既に未亡人となって好きな人も目の前で殺されてしまいましたから」

 女性から重い一撃を食らったケビンが何かを言うよりも先に、その女性が更に追い討ちをかけてくる。

「それに……その子を洗うのに苦労されているのではありませんか? 1人よりも2人で助け合いながら洗った方が早いですよ」

「それは……そうだけど……」

 そこですかさずターニャが近づいて、少女の前側に座ると体を支えるのだった。

「はい、これで洗いやすくなるよね?」

 自身の目の前に座られたケビンは、少女を洗うというよりもターニャの裸体を見て釘付けになってしまう。

 改めて見るターニャの体は騎士であるためか無駄なく引き締まっているスレンダーボディで、胸は普通サイズより少し大きめで形はよく、腰はくびれていて申し分ないものであった。

「あの……ケビン君? あんまり見つめられるとさすがに恥ずかしいよ?」

「ご、ごめん! あまりにも魅力的だったから見蕩れてた」

「うぅぅ……」

「み、見るけど見ないようにするから」

 それからケビンはチラチラとターニャの体を見つつも少女をちゃんと洗っていき、ターニャはターニャでケビンからチラ見されては顔を赤らめて俯いてしまうのだった。

 やがて洗い終えた少女をどうしようかと考えていると、これまた少女が近寄ってきて倒れないように支えておくとケビンに告げる。

「ロナちゃんは私がだっこする」

「君は?」

「プリモ。ロナちゃんとおともだちなの」

「プリモだと大変だから大人の人にお願いしようか?」

「できるもん」

「じゃあ、それはプリモを洗った後にお願いするから、まずはプリモを綺麗に洗おう」

「わかった」

 それからケビンはロナをターニャに預けるとプリモをイスに座らせて洗おうとすると、「ロナちゃんと同じがいい」と言ってケビンの体にすっぽり収まって洗われていくのである。

 ケビンがプリモを洗い終わったら、有言実行とばかりに動き出したプリモがロナを抱きしめて倒れないようにすると、それを見たケビンは問題なさそうだったのでようやく自分の体を洗おうとするのだった。

 そしてケビンが自分の体を洗おうとしたところで、今度はターニャがケビンの体にすっぽり収まるとケビンは何が何だかわからなくなってしまう。

「え、えぇーと、ターニャさん? 俺の体が洗えないんだけど?」

「わ、私も洗って……欲し……ぃ……」

「あれは子供だから洗ったのであって、ターニャさんは大人だから自分で洗えるよね?」

「見たこともない物だから使い方がわからない」

 それもそのはず。ケビンがお風呂に備えつけているシャワーはもちろんのこと、用意しているのはボディソープにシャンプー、トリートメントといったこの世界には普及していないボトルタイプであり、たとえ王侯貴族であったとしても質のいい石鹸を使って全身を洗うだけなので、ケビンのような贅沢品を使うことがないのである。

 そしてケビンは石鹸派ではなくボディソープ派なので、帝城のお風呂にはケビンの創り出した物が主流であり石鹸は置いていない。

 それもひとえに、ケビン曰く「石鹸はツルッと滑って手から飛んでいく時があるから好きになれない。仮に踏んだりしてコケたらギャグ満載だけど危ない」といった持論が原因である。

「子供たちを洗うのを見てたから知ってるよね?」

「ダメ……なの……?」

 振り向いたターニャのうるうるした瞳にやられてしまいケビンは説得を諦めてターニャを洗うことにしたが、子供と違って大人の体は大きいので引っ付かれると洗いにくいことには変わりがないから、イスに座ることを妥協点として洗い始めるのだった。

 そして成功者が出てしまうと、何故かターニャだけではなく今日初めて出会った女性たちも次から次へとイスに座ってはケビンへとお願いしていく。

「なんか……いつもと変わらないような……」

 そのような呟きを吐きつつ、ケビンは女性たちを洗い終えたらようやく自分の体を洗うことができたのである。

 そしてケビンがロナをプリモから受け取り抱き上げて湯船に浸かると、その後に続いてターニャたちも湯船に入ってケビンを取り囲むような配置をとった。

「ふはぁ~……やっぱり風呂はいいなぁ……」

「普通はお風呂に入るなんて贅沢なんだよ」

「ターニャさんは貴族だから入るだろ?」

「こんなに大きいお風呂になんて入らないよ」

「私はお風呂自体が初めてです」

「ああ、村だと風呂なんてないもんな。それにしても歴史は繰り返すのか……」

「ん? どういうこと?」

「前にもこんなことがあったなぁって思ってね。あの時は奴隷だったけど……あっ、そうだった。みんなの隷属の首輪を外してなかったね。奴隷に囲まれた生活だったから失念してたよ」

「えっ、奴隷商人の仲介もなしに外せるの!?」

 ケビンは手始めにしれっと隣に座っていたターニャの首輪を簡単に外して見せると、次々と女性たちの首輪を外して首輪はケビンが燃やして処分した。

「このままケビン君の奴隷になるかと思ってた」

「私たちはもう行くあてがないので奴隷のままでも良かったのですが」

「いやいや、そこはちゃんと解放するよ」

 そのような時に騎士団である他のメンバーから、ケビンと楽しく会話をしているターニャへ物申しが行われると村人たちからも追撃が入る。

「先輩、いい加減紹介して下さいよ」
「そうですよ。先輩ばかり喋っててズルいです」

「私たちもお礼を言いたいですね」
「そうですね」

「えっ……村の人たちならまだしも貴女たちは知ってるでしょ?」

「え……」
「いやいや……」
「それはない」

「貴女が夜な夜なネックレスを見つめては『ケビン君』って懸想していることしか知らないわよ」

「ちょ、ミンディ!」

「あっ、そういえば……」

 ケビンが思い出したかのようにターニャの肩を抱いて引き寄せると、ターニャはいきなりのケビンの行動で戸惑いを見せる。

「え……えっ……ケビン君!?」

 そしてケビンは両脚でロナを保持して溺れないようにすると、ターニャの首へネックレスを取りつけるのだった。

「盗賊たちの宝の中に小箱ごとあったからね。回収しておいた」

「ケビン君、嬉しいよぉ……」

 再び自分の宝物をケビンの手によってつけられたターニャは感極まって泣き出すと、ケビンへと抱きついて喜びを顕にした。

「……ッ……もう盗賊たちに……ッ……売られたと思って……宝物だったから……」

「ターニャさんって泣き虫だね」

「ッ……ケビン君が嬉しいことばかりしてくれるからだよ……」

「せんぱーい、ラブラブするのはいいですけど、紹介はどうなったんですかー?」

「ラ、ラブラブって……」

「ああ、自己紹介がまだだったな。俺はケビンで冒険者だ。趣味で商人もやってる」

「へぇーケビンさんは冒険者なんですねぇー私は今年騎士になったばかりでルイーズって言います」
「同じく新米で自分はニッキーっス。よろしくっス」
「私も騎士になりたてで名前はジュリアです」

「私は第4班の副班長でミンディと申します。この度は助けていただきありがとうございます」

「ということはターニャさんが第4班の班長か」

 第4班の自己紹介が終わると村人たちの自己紹介が後に続いた。

「私は先程伝えたように未亡人のイルゼです。助けて下さりありがとうございます」
「私はプリモの母親でヒラリーです。娘共々助けて下さりありがとうございます」

「私はヒルダです。洞窟では殺してくれって言ってすみませんでした。確かめたら元に戻ってました。ありがとうございます」
「私はヒルダお姉ちゃんの妹のギアナです。お姉ちゃんと私を助けてくれてありがとうございます」

「私はプリモだよーお母さんのこどもなの。それでねーその子がロナちゃんなの。おじさんたちにいじめられたからげんきがなくなっちゃったの」

 お互いに自己紹介が終わるとケビンはお風呂から上がる旨を伝えてロナを抱いたまま湯船から出ていくと、他の者たちもそれに釣られて脱衣所へと向かうのだった。

「ケビン君、手伝うよ」

 ロナの拭き取りに四苦八苦しているケビンを見かねてターニャが手伝うと、ケビンはバスローブを人数分用意してとりあえずのその場しのぎとした。

「村に服が残ってるかもしれないから明日にでもみんなで取りに行こう」

 ケビンはそう伝えるとリビングと化した元々の部屋で全員にパンと温かいスープを振る舞うと、村の女性たちは久しぶりのまともな食事に涙を流しながら感謝する。

 ロナに対してはケビンが食事介助をしながら、パンをスープにつけて柔らかくしたり工夫を凝らしながら少しずつ食べさせていた。

「良かった……ご飯すら食べなくなってたらお手上げだった」

 その後、食事を終わらせたケビンはロナをベッドに寝かせると、一緒に寝るようプリモに頼んでから部屋を出ていき自室へと向かうのであった。
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