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第12章 イグドラ亜人集合国

第309話 ソフィーリアの嫉妬R

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 翌朝気持ちよく目覚めたケビンは、周りに寝ている嫁たちを見て唖然としてしまう。目に見えている光景は事後と言わんばかりに、誰しもが一糸まとわぬ姿だったからだ。

(睡姦された?)

 この場にソフィーリアがいなければそういう思いも過ぎらなかっただろうが、相手が神である以上、ケビンを目覚めさせずに致してしまうことなど容易なことだろうとケビンは推測したのだった。

 やがてそれぞれが目覚め始めると、ソフィーリアが揶揄うような表情でケビンへと告げる。

「してないわよ?」

 ソフィーリアの言葉に嫁たちは首を傾げるが、ケビンの考えていたことを伝えられると顔を真っ赤に染め上げるのだった。

 それから昨日の出来事をソフィーリアが伝えて、ケビンは寝落ちしてしまったあとの配慮に感謝の言葉を告げると、ソフィーリアが言葉もいいけど愛が欲しいと告げてケビンへと襲いかかる。

「ちょ、ソフィ!?」

 ケビンの脚の間にするりと滑り込んだソフィーリアは、そのままケビンの愚息を咥えこんでジュボジュボとストロークを始めてしまう。

「いきなりどうしたの!?」

 ケビンからの問いかけにひとまず口を離したソフィーリアが、口の代わりに手でストロークをしながら答えた。

「ジュポッ……聞いているのよ? 今更言うのもなんだけど、ニーナに初めてをあげたそうね?」

「え……?」

 ケビンは何のことだかわからなかったが、ソフィーリアが続きを話して理解するのである。

「口と胸でしてもらったのでしょう?」

「あ……」

「私はあなたの1番であることが望みなのよ? ニーナに先を越されて1番が取れなかったわ」

「それは……その……」

「それにティナにもあげたのでしょう?」

「ん? ティナ……?」

「後ろの穴で初めてしたのよね?」

「そ……それは……その場の雰囲気に負けたというかなんというか……」

「ねぇ、あなた……私だって嫉妬するのよ? 知っていたかしら?」

 ソフィーリアが喋っている間でも、手のストロークは緩めることなく扱き続けていた故に、ケビンの愚息はビクビクと脈打ち続けていたが迸りそうになったところでソフィーリアの手が離れた。

「ふふっ、イカせてあげないわ」

「ソフィ……」

「あなたが言ってくれれば私だってしたのよ?」

「いや……女神様相手だと冒涜的な行為かなって思って……」

「あなたに会う以前ならそうね。でも今はあなたの妻なのよ? 女神である前に1人の女なの。ニーナに聞いてから私だって負けないように地球産のAVでいっぱい勉強してるのよ?」

「……マジ……?」

 ソフィーリアがAVを見ながら勉強している光景を想像してみたケビンは、たまらなくなり愚息がピクっと反応してしまうのであった。

「マジよ。あなたのどんなプレイにも対応できるように勉強中なんだから。でも、寝取るのはいいけど寝取られとかはやめてね。あなた以外の男に抱かれたくないから」

「俺もソフィや他の女性たちが誰かに抱かれるのは我慢できない。それを知ったら怒り狂って即闇堕ちして暴れる自信がある」

「独占欲が強くて良かったわ、あなたに寝取られ属性がつかないから」

「それと次からはソフィを1番にするよ。触手君はティナを最初にしちゃったけど」

「それなら許してあげる。ティナのはお仕置だから別にいいわ……はむ……」

 ソフィーリアが再びケビンの愚息を口に咥え込むとストロークを開始して、勉強の成果が出ているのかあっという間にケビンを果てさせてしまい、ゴクゴクと出されたものを飲み干していく。

 そしてそのまま開放されるかと思いきや次は胸を使って扱かれ始めてしまい、ソフィーリアが愚息をスキルで長くするようにケビンへ伝えると、スキルで長くなったものを口でずっぽり咥え込んだら、胸と口によるストロークでケビンは早くも2回目の絶頂を迎えてしまった。

(ソフィの性技パネェ……神がかってる……)

 ソフィーリアが出されたものを飲み終えると、舌なめずりをしながらケビンを追い詰めていく。

「あなた、ティナに今度コスプレをさせるのでしょう?」

 ここまでされてしまうとケビンもソフィーリアが何を望んでいるのかわかってしまうため、ソフィーリアの満足がいく答えを返すのであった。

「1番最初はティナじゃなくてソフィからしてもらうよ」

「ふふっ、嬉しいわ」

 周りの嫁たちは2人の睦あいの激しさというよりも、ソフィーリアの普段からは想像もつかないほどケビンをガンガン攻めていく姿勢に、顔を染めながらもしっかりと見学していたのだった。

「何が着てみたい? というか、ソフィなら自分で服装は変えれるだろ?」

「あなたが私のために作ってくれた服を着るのがいいのよ」

 ケビンからの質問でソフィーリアが悩んだ末にリクエストしたのは、ケビンの前世であった学生服のブレザーだった。

 ソフィーリアが言うには先輩と後輩の関係でやってみたいということで、要望を聞いたケビンが服を作り出していると、周りの風景はソフィーリアが担当して寝室が作り替えられていき、放課後の教室という如何にもなシュチュエーションが整う。

 何をどうやっているのかケビンにはわからないが、窓の外には夕陽を背景にグラウンドが存在していて、外では部活に勤しむ生徒たちで賑わっていたり、他には下校している生徒たちまでもいる。

(幻惑魔法か……?)

 ちなみにサーシャとスカーレット、そしてアビゲイルの3人は廊下側の席に何故か裸のまま座っており、これから始まる睦あいを見学するために万全の態勢で待っていた。特に3人の中でも、新しいことに目がないスカーレットが興味津々で眺めているのだった。

 そしてケビンとソフィーリアの着替えが終わると、ソフィーリアは自身で決めた設定を語りだす。

「あなたが3年生の健先輩で私は後輩で1年生の莉亜よ。2人は家が隣同士で昔から仲が良くて今年から付き合っているけど、まだ手を繋ぐくらいしかしてないわ。あと、赤ちゃんは保護してあるから気にしないで大丈夫よ」

 そう言い終えたソフィーリアが指をパチンと鳴らすと容姿が変わり、黒髪ロングストレートのブラウンアイへと変貌して、身長も160cmそこそことなる。

 如何にも優等生然とした高嶺の花だと言わんばかりの風貌に、ケビンはゴクリと唾を呑み込み、ただただ呆然と見蕩れてしまう。

「ふふっ、あなたは黒髪でもカッコイイわね」

 そう言われたケビンが我に返ると、窓に反射する自身の容姿を見て黒髪へ変わっていることに気づくのであった。

「俺よりもソフィの方が凄すぎるんだが。何だその優等生感は……それに学生でその胸は凶器だろ。童貞殺しかよ……」

 ソフィーリアの胸はティナをも超えるダントツの大きさであり、そのままの状態でブレザーなんて着ているものだから、一部の自己主張が激しく今にもボタンが飛んでいってしまいそうな雰囲気を醸し出していた。

「それじゃあ始めましょう」

 そう言ったソフィーリアがその場から消えると、ケビンは未だ心の準備が整っていないため必死で役作りに没頭するのだったが、不思議現象を引き起こしているソフィーリアの姿を廊下に捉えた。

(え……廊下に出れるの!? どういう仕組み!?)

 ガラッと扉を開けたソフィーリアが、ケビンへ向かって近寄りながら声をかける。

「あ、先輩。やっぱりここにいたんですね。一緒に帰ろうって約束してたじゃないですか。下駄箱の所でずっと待ってたんですよ」

「え……あ、うん」

(下駄箱まであるの!?)

 未だ状況に追いつけていないケビンは、健先輩になりきれておらずしどろもどろとした返事をして、ソフィーリアが設定上で言っただけの下駄箱に反応してしまうのだった。

「先輩どうしたんですか? 何だか今日はおかしいですよ?」

 莉亜が後ろ手に手を組んで前かがみで上目遣いをすると、健の視線はモロに胸へと集中してしまう。

「せ・ん・ぱ・い」

 莉亜に呼ばれた健は視線が上へ向いて、ジト目をした莉亜に見つめられていたのに気づくのだった。

「もう、見すぎですよ。ただでさえ男子たちにジロジロと見られて嫌気がさしているのに」

「ごめん」

「仕方のない先輩ですね……どうぞ、彼氏さんの特権で見ていいですよ」

「あ、できれば上着を脱いで」

 見てもいいという言葉についつい本音が出てしまった健であったが、莉亜はため息をつきつつ呆れながらも上着を脱いでイスへかけるのだった。

 そして健へ見せるために頬を染めつつ斜め下へ顔を向けて、後ろ手に手を組んだまま姿勢を正したのだが、予期せぬ……ある意味予期できたとも言えることが起こってしまう。

(プチンッ)

 その圧倒的な質量に耐えきれなくなったのか、縫いとめていた糸が千切れてボタンが飛んでいき、健の額へと罰を与えるかの如く当たってしまう。

「いたっ」

「せ、先輩、大丈夫ですか!?」

 額を押さえる健に駆け寄った莉亜だったが、枷が外れてしまったブラウスを押し広げるかのようにできた隙間からピンク色の下着が見えてしまい、健は痛みよりもそっちの方へ気が向いてしまう。

(エ……エロい……)

 健が大して痛がる風でもなく、視線が1点に集中していることに気づいた莉亜が何に気を取られているのか理解してしまい、バッと両手で隠してしまうのであった。

「先輩……エッチです……」

 瞳をうるうるとさせて抗議する莉亜に、健は抗いようのない衝動に駆られて莉亜を抱き寄せる。

「きゃっ」

「莉亜……」

「ダ、ダメです、先輩……ここ、学校ですよ? 私は生徒会役員の一員として模範的行動を取らないといけないんです」

 莉亜の抗議は健に聞き入れてもらえず、健の拘束は一向に緩む気配はない。

 そして健は抗議を続けている莉亜の唇を塞いだ。そして抗議する莉亜の唇が一旦離れるが、健は逃がさずに再び塞いでしまう。

「んっ……ダメ……んん……」

 やがて唇を離した健に、腕の中で包み込まれたままの莉亜が力なく抗議する。

「ダメって言ったのに……」

「莉亜は嫌だったか?」

「……嫌じゃないです。でも、初めてはもっとムードのある場面が良かったです。それに不意打ちだったし……」

「放課後の教室も中々ムードがあると思うけど? 誰かが来るかもしれないっていうドキドキ感があるよ」

 2人のやり取りを見ている観客席の嫁3人は、妙にリアリティのある劇でも見せられているかのようで、その動向を食い入るようにして見つめている。

 これから2人はどうなってしまうのか続きが見たくて仕方ないが、逸る気持ちを抑え込みながら生唾を飲み込む音だけが3人の間で響きわたる。

「莉亜……」

「先輩……」

 お互いに見つめ合う2人は自然と顔の距離が近づいて、再び静かに唇を重ね合わせるのだった。

 そしていつもとは違う雰囲気のなせる技か、健の情欲はどんどんと膨れ上がっていき、軽く唇を触れ合わせるだけのキスでは満足ができなくなって、とうとう莉亜の口の中へ舌を侵入させてしまう。

「んっ! くちゅ、ダメ……ここ、学校だから……んんっ、むちゅ、ぬちゅ……先輩……」

 それからもずっと莉亜の口を堪能している健は、ブラウスから飛んでいって今は付いてない第3ボタンの上下にあるボタンを外して、莉亜のピンク色のブラを露わにすると手を這わせて揉みしだくのだった。

「ちょ、ダメ、ダメだよ……んっ、くちゅ……先輩、先輩ってば……んっ、あっ、待って……ふぁ……」

 下着越しの感触では満足できなかった健は、上から手を差し込んで質量のあるたわわな胸を外へと出してしまうと、守られるものをなくして顕となった胸の先端を口に含んで、コロコロと舌で弄りながらむしゃぶりつくのであった。

 健から与えられる快感に莉亜はいつしか抗議するのも忘れて、学校で演じている優等生のメッキが次第に剥がれ落ちていき、プライベートで健と過ごしている時のいつもの莉亜へと戻されていく。

「んっ、あんっ、あっ、健にぃ……なんかきちゃう、きちゃうよぉ……んっ、怖い、怖いの……」

「怖がらなくていいからそのまま気持ちよくなって」

「うん……あっ、あっ、健にぃ、健にぃ……あんっ、くる、くるっ、んあっ――!」

 莉亜が初めての絶頂を迎えると、健は体を支えて倒れこまないようにするのだった。

 それから机を引っつけてその上へ莉亜を寝かせると、蕩けた表情の莉亜へキスをしてスカートに手をかけて脱がし始める。

「ダメぇ……健にぃ、これ以上は学校ではダメだよぉ……」

 口では否定しつつも今からされることへの期待があるのか、莉亜は僅かに腰を上げて健が脱がせるのをアシストしていた。

 莉亜の抵抗なく逆にアシストされて脱がせたスカートの中から、ブラとお揃いでピンク色のショーツが現れると、胸を弄られた時の絶頂した名残なのか一部の色が濃くなっていたのだった。

 そして健の視線と自身の股が濡れている感覚に気づいた莉亜が、両手で顔を隠して恥ずかしながら懇願する。

「ぃや……見ないでぇ……」

「莉亜……腰を浮かせて」

 いやいやと頭を振っていた莉亜は、幼少期から慕っていた健の言葉に恥ずかしがりながらも従って腰を浮かせると、それを確認した健はショーツを脱がし始めるのだが、股から糸を引きながら脱がしていく光景に目を奪われて、興奮がより一層高まっていくのだった。

 莉亜のショーツを脱がし終えた健は自分の服を全て脱ぎ去ると、莉亜に覆いかぶさり愚息を秘部へあてがった。

「健にぃ……莉亜のこと好き?」

「ああ、大好きだ」

「それじゃあ、莉亜の初めてをあげるね」

「ありがたく頂戴するよ」

 莉亜の秘部へと愚息を沈みこませていく健だが、ある程度沈みこんだところで莉亜が痛みの声をあげてしまう。

 その声を聞き逃さなかった健は視線を下へ向けると、破瓜の証が垂れているのを垣間見て、それにより急速に現実へと引き戻されたケビンは混乱を極めるのだった。

(え……? 何で!? どういうこと?)

 だがそこは正妻のなせる技か、健がケビンに戻ったのを感知したソフィーリアは莉亜として更なる一手を打ち込んでくる。

「健にぃ……莉亜じゃダメなの? 莉亜は健にぃから何をされても嬉しいよ? 莉亜のこと嫌いになっちゃったの?」

 涙目でそう訴えてくる莉亜を見たケビンは保護欲をかき立てられて、再び健として莉亜と向かい合うのだった。

「違うんだよ、莉亜。血が出てたから驚いただけだよ」

「莉亜の初めてをあげたんだから血くらいでるよ。もしかして健にぃは莉亜が初めてじゃないって思ってたの?」

「それは……その……」

 健はケビンとして莉亜ことソフィーリアを抱いていたので、初めてではないことを知っていたので口ごもってしまうが、それが裏目に出てしまい莉亜を泣かせてしまう。

「酷い……酷いよ、健にぃ……健にぃへあげるために大事に取っておいたのに……莉亜は健にぃ以外の男の人に抱かれたことなんてないのに……それを考えるだけでも嫌なのに……」

 完全にソフィーリアの手の上で転がされているケビンは、目の前で泣いてしまった莉亜を見てあたふたとしてしまうのである。そして思いつく限りの言い訳をするのであった。

「い……いや、莉亜って昔からモテてただろ? 最近の子は経験が早いって聞いていたから、もしかしたらそうなのかなってちらっと思っただけだから」

「小さい頃に約束したよ? 大きくなったら結婚しようって。莉亜は約束を守るために健にぃ以外の人から告白されても、ずっとお付き合いを断り続けてたんだよ」

「……ごめん。俺の早合点で莉亜を傷つけた」

「反省してる?」

「してる」

「莉亜のこと好き?」

「大好きだ」

「最後までしてくれる?」

「ああ、莉亜の初めては全部もらう。誰にも渡さない」

「健にぃ、きて……もう、痛くないから」

 それから健は少しずつストロークを開始して、莉亜を快感の波に呑み込ませて絶頂へ導くのである。

「健にぃ、健にぃ……きちゃう、きちゃうよぉ……」

「そういう時はイクって言うんだよ。俺もそろそろ出そうだ」

「健にぃ……んっ……中はダメだからね……あっ、あっ……」

 口では否定しながらも自然と莉亜の両足は健の腰へと回されて、がっちりとホールドしているのだった。

「あんっ、激しいよ健にぃ、中はダメ、ダメだからぁ……ひゃんっ、んっ、はぁ、あっ……外に、外に出して……んっ……イク、イク、イクッ――!」

「くっ……」

 莉亜の絶頂に合わせるかのように最奥へ打ちつけた健は、ドクドクと想いの滾りを吐き出し続けて、莉亜の中を埋めつくしていく。

「おくにかけられてりゅ……赤ちゃんできちゃうよぉ……」

 出される度にビクンっと痙攣を繰り返す莉亜へ健はそっとキスをして愚息を抜き取ると、血液混じりのドロっとしたものがとめどめなく溢れ出してくるのであった。

 健と莉亜が放課後の教室で余韻に浸っていると、落ち着いてきた莉亜が机に腰掛けて健に声をかける。秘部からはドロドロと流れさせたまま。

「莉亜、ちゃんとできた?」

「ああ、気持ちよかったよ」

「でも健にぃのソレ、まだピクピクしてるよ?」

「莉亜が可愛すぎるから治まらないんだ」

「ふえっ!? うぅ……不意打ちだよぉ」

「仕方ないだろ? 事実なんだから」

「……健にぃがしたいならまだしてもいいよ? 莉亜も頑張って健にぃを気持ちよくするから」

「莉亜……」

 莉亜からの申し出に健は抑えきれない情欲がその身を襲い、まだ脱がしていなかったブラウスに手をかけて莉亜を全裸にするのだった。

 健は莉亜を立たせて窓際まで連れていくと、そのまま後ろから秘部へ愚息を挿入する。

「んあっ、け、健にぃ! ダメ、ダメだよ、みんなに見られちゃう!」 

 窓に手をついて後ろから攻め立てられる莉亜の胸は、窓のせいでその形を変えて押し付けられていた。

「ダメと言う割には締まりが強くなったぞ? 本当は見られるかもしれなくて興奮しているんじゃないか?」

「そんなことない、そんなことないよ! 莉亜は淫乱さんじゃないもん」

「ほら、あそこの男子生徒。こっちを見ている気がしないか?」

「いや、見ちゃダメ……見られてる、見られてるよぉ」

 実際、男子生徒の視線は上を見ていると言うよりも直線上を見ているだけなので、健たちの行為が見られていることはないのだが、快感と羞恥心でいっぱいの莉亜に正常な判断がつくはずもなく、部活をしている男子生徒に見られているという誤認識をしてしまうのだった。

 まぁ、実際はソフィーリアの魔法によるただの幻影で、それを知っていながらもノリノリでソフィーリアは莉亜として演じていた。

「生徒の見本たる生徒会役員の1人が、放課後の教室でこんなことをしているなんてみんなが知ったら驚くだろうな」

「言わないで、言わないでぇ……」

「どんどん締めつけが強くなってきてる。莉亜は見られて興奮する女の子なんだな」

「ひゃんっ、んっ、あんっ……あっ、あっ、んっ……」

 耳元で囁かれた言葉に莉亜は背中をゾクゾクとさせて、既に見られているという羞恥心よりも快感の方が高まっていくのだった。

「ダメ、見られていっちゃう……莉亜、変態さんじゃないのに……んんっ、あっ、あっ、んっ……イク、イクッ、ああぁぁっ――!」

 ビクンっと体を跳ねさせて莉亜が達すると、健は【無限収納】から毛布を取り出して床に敷いて、そのまま莉亜を支えながらゆっくりと四つん這いの姿勢へとさせるのだった。

 余韻に浸っている莉亜から愚息を抜き出すと、健はもう1つの穴へと挿入を始める。

 さっきまでとは違う部分に触れられている感触で、莉亜は余韻から覚めてしまうと慌てて健へ言葉をかけた。

「け、健にぃ! そこ違――!」

 莉亜からの制止を聞き入れるはずもない健は、そのまま愚息を突き入れるのであった。

「んあ"あ"ぁぁっ!」

 初めて得る感覚に莉亜が声をあげてしまうのだが、健は腰を動かしてストロークを開始すると、秘部より強い締めつけに早くも果ててしまう。

「ひっ、んぐっ、で、出てる……莉亜のお尻にいっぱい出されてるよぉ……んっ……」

 ドクドクと滾るものを吐き出しながらも、健はストロークを止めずに莉亜を攻め立てていくのだった。

「健にぃ、そこ違うよぉ……んあっ、んっ、うぅっ……おちんちん入れるところじゃないのにぃ……んんっ……」

「莉亜の初めては全部もらうって言っただろ?」

「んんっ、ああっ、大きく……おちんちん大きくなってるよ、あっ、あっ……」

 莉亜から発せられる淫語に健の興奮は一段と高まり、それに応えるかのように愚息も膨らみを増していくのである。

 最初は違和感しか感じなかった莉亜も、次第と言い知れぬ快感を受け始めてしまい、言葉となって口からこぼれだしてくる。

「んあっ、あんっ、あっ、あっ、んっ……」

「莉亜も気持ちよくなってきたみたいだな」

「んんっ……莉亜、変態さんじゃないのに……んはぁ、あんっ、あんっ……健にぃからされてると思うと……んっ、気持ちよくなっちゃう……あっ、ひゃんっ、はっ、はっ……」

「こっちでもちゃんとイケるように、いっぱいしてやるからな」

 健がそう言うと激しく腰を打ちつけ始めて、教室の中は肌と肌がぶつかり合う音で埋め尽くされていく。

「んあっ、んんっ、あっ、あっ、んっ……イク、イクッ……健にぃ……莉亜、お尻でいっちゃう……んんっ、あっ、あっ、あんっ、んああぁぁっ――!」

 莉亜が達してしまっても、健は動きを止めずにどんどんストロークを続けていって、何度も莉亜を絶頂へ導くのだった。そして我慢を続けていた健がその想いの滾りを一気に吐き出すと、大量の液体を莉亜の中へ注ぎ込んでいく。

「あ……ん……」

 それから健は秘部へ愚息を突き入れてストロークを開始すると、そこで果ててしまえば後ろへと入れ直してまた果てる、という行為を交互に繰り返していた。

 気がつけば横たわる莉亜の両方の穴からはドロドロとしたものが垂れ流されており、卑猥さをより一層高めているのであった。
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