187 / 661
第7章 ダンジョン都市
第183話 団長との勝負?
しおりを挟む
ケビンが振り返ると、そこには剣を片手に構えたまま切っ先をケビンに向けている団長の姿があった。
「はぁぁ……まだ何か用があるのか? お前の相手をしているほど暇じゃないんだが」
「団員を目の前で殺されて、ただで帰すと思ったのか?」
間が空いたことによって気を持ち直したのか、口調が戻っているアイナに対して、ケビンがアホの子を見るかのような目付きで見ると、そのまま視線をサバトへと向けた。
「団長、彼らは犯罪者です。殺されて当然のことをしていたのですから、仕方ありません」
「……ま、まだ不敬罪の件がある。貴族に楯突く愚かしさを思い知らせねば、私の沽券に関わる。こいつらは、アランドロン子爵家に泥を塗ったのだぞ!」
「それについても――」
「お前はありもしない伯爵家当主という話を信じるのか? どこの国に子供に対して爵位を授ける国王がいる? そんな者がいればその国は終わりだぞ? 子供に爵位をやるような無能に国は守れん! 偽りの話だ!」
アイナの言葉に、ケビンはとうとう我慢の限界が来た。目の前で義父となる国王を無能呼ばわりにされたのだ。
そんなケビンの変わりゆく雰囲気も然る事乍ら、ティナたちも将来の義父に暴言を吐いたアイナに対して冷たい視線を向ける。
「いいだろう……相手をしてやる。お前には仲間たちを侮辱された時点で、頭にきていたんだ。更には、陛下を無能呼ばわりした時点で我慢の限界を超えた」
右手に愛刀の黒焰を持ち、剣呑な雰囲気に身を包んだケビンが答えると、サバトはすぐさまアイナに向かって叫んだ。
「団長! 今すぐ謝るんだ!」
「ふざけるな! 何故私が謝らなければならない! 謝るのはあいつの方だ!」
「殺されるぞ! 先程の威圧を忘れたのか!」
そんな2人のやり取りに、ケビンが横からアイナを挑発する。
「来ないのか? 来ないならこちらから行くぞ?」
「うるさいっ! 黙れぇぇぇっ!」
アイナは剣を構えて、ケビンへと間合いを詰めながら斬りかかろうとすると、振りかぶる前に甲高い金属音が鳴り響いた。
――キンッ!
「おい、それは目に見えない剣か何かか? 魔剣の類か?」
ケビンの言葉にアイナは一瞬疑問を持つが、そのまま剣を振りかぶるといつもより軽いことに違和感を感じる。
その違和感の正体を確かめるべく剣に視線を向けると、ガードより先の刃に当たる部分が存在していなかった。
「なっ!?」
「そんなおもちゃで、命のやり取りをするつもりなのか?」
アイナが周りに視線を泳がせると、離れた場所にその刃が落ちていた。
「殺し合いの最中によそ見とは……恐れ入るな」
ケビンはよそ見をしているアイナの腹部を、刀を持たない左手に魔力を纏わせ強化すると、そのまま殴りつける。
「ぐふっ!」
たったそれだけでフルプレートの腹部はめり込み、アイナの額からは脂汗が溢れ出て、痛みに苦悶の表情を浮かべながらその場に膝をつくと、サバトから横槍が入る。
「そこまでにしてくれ!」
サバトがケビンに懇願すると、ケビンは視線を向けてそれに答えた。
「仲間たちを侮辱され、更には陛下を侮辱しといて、腹パン1発で終われだと? お前、馬鹿か?」
「そ、それは……しかし、君が伯爵である証拠がない!」
「ついでに言うと、陛下は俺の義父になる人だ。目の前で義父を無能呼ばわりにされて、黙っていられると思うのか?」
「――!」
「仮にも子爵令嬢たる者が、陛下を無能呼ばわりにしたんだぞ? どんな釈明があろうと死罪は免れない。まぁ、そこは陛下が決めることだが」
ケビンは視線をアイナに向けると、その体を蹴り飛ばして勢いの衰えぬままアイナは壁へと激突した。
「がはっ!」
「やめて欲しければ仲間たちに謝罪しろ。陛下を無能呼ばわりにしたことを撤回しろ。それ以外の発言は認めない」
ケビンはアイナに一瞬で詰め寄ると、胸ぐらを掴んで投げ飛ばした。飛ばされたアイナはゴロゴロと地面を転がり、元の蹴り飛ばされた場所まで戻る。
「ぐっ……がはっ……ゴホッゴホッ……」
「どうだ? 謝る気になったか?」
「だ……誰が……貴様らなんぞに……」
「そうか……」
ケビンはそれからもアイナを痛めつけては、謝罪するかの質問を繰り返していった。
アイナは既に喋る気力すら残っていないのか、罵倒することもなくなってきており、無反応になってきていた時にサバトが呟くように懇願してきた。
「た、頼む……もう止めてくれ……団長はもう動けないんだ」
「そうだな……それなら回復させるか。《ヒール》」
「――!」
サバトの懇願にケビンが回復魔法をかけて応えると、今までのことがなかったかのようにアイナの傷が完治しており、これでようやく終わるのだとサバトが安堵するのも束の間、思いもよらぬことがケビンの口からこぼれ落ちる。
「さて、これで続きができるな」
ケビンの言ったことは、サバトを地獄へと突き落とす言葉だった。回復魔法が使える以上、アイナが謝罪しない限り終わりがないことに気づいてしまった。
「団長! 頼むから謝罪してくれ! 先程の言葉を撤回するんだ!」
サバトがアイナに呼びかける中、再びケビンがアイナを蹴り飛ばしてその場から離れると、飛ばされたアイナは再び責め苦に呻くことになった。
「ぐはっ!」
「謝る気になったか?」
「……す……すみ――」
アイナの言葉が終わるよりも早くケビンの攻撃が入ると、再びアイナは転がっていく。
「早く謝った方が身のためだぞ?」
「ず……ずみま――」
またもやアイナが言い終わる前に、再びケビンは蹴り飛ばした。
アイナは既にボロボロと成り果てて涙を流して泣いており、サバトの言う通りどうにか謝ろうとするも、それを終える前にケビンによって攻撃されて妨げられてしまう行為が繰り返されていた。
そんな終わりのない行為もアイナではなく、別の者によって終わりを告げることになる。
「ケビン君……もういいよ。それ以上はケビン君の心がダメになっちゃう」
「……」
ケビンは声をかけてきたティナに視線を向けると、ティナが続きの言葉を発した。
「ケビン君、私たちのためや陛下のために怒ってくれてありがとう。とっても嬉しかったよ。だけど、今のままだとケビン君がダメになっちゃう。いつもの優しいケビン君に戻って。私たちの愛してやまないケビン君に」
「……わかった」
ケビンはアイナの胸ぐらを掴んで持ち上げると、最後となる言葉を口にした。
「答えろ」
「ずみまぜんでじだ……ごめんなざい……もう……ゆるじで」
「これが最後だ」
ケビンはそう言うと、最後に腹部を殴りつけた。
「ぐぶぉっ!」
それが終わると手を離してアイナはその場に崩れ落ち、サバトはすぐさまアイナに駆け寄って声をかける。
「大丈夫ですか! アイナお嬢様!」
「その呼び方……お前、使用人だったのか?」
ケビンの疑問に、サバトは静かに語りだした。
「私はアランドロン子爵家に勤めていた者です。アイナお嬢様は、騎士になることを両親に強く反対されてしまい家出をしたのですが、その際に心配で私はついてきていたのです」
「つまり、こいつの今の現状には、お前も少なからず責任があるということだ。お前がしっかりと教育を施していれば、こうはならなかったはずだぞ」
「誠に返す言葉もありません」
「それと、今からこいつを王城へ連れていく」
「そ、それは――!」
「こいつは、仲間たちに謝りはしたが、陛下を無能呼ばわりにしたことは撤回していない」
「……」
「それに、俺が伯爵だと信じていないのだろう? ちょうどいいじゃないか、俺が嘘つきかどうかもわかるしな」
「し、しかし――」
「今さら何を言おうとも遅い。おい、お前ら、仕方ないからお前らも王城へ連れて行く。そっちの月光の騎士団たちもだ」
これからの予定を伝えたケビンにニーナが駆け寄り抱きしめると、不意のことでケビンはキョトンとしてしまう。
「ケビン君、あんまり無茶をしたらダメだよ? 怒るのに慣れていないんだから、ケビン君の心が悲鳴をあげちゃうよ?」
「……」
「ね?」
「……ありがとう」
そんな2人の元へティナやルルも歩み寄ると、ニーナに抱かれているケビンにティナが尋ねる。
「ケビン君、あの方法使うの? 大丈夫なの?」
「とりあえず《スリープ》。これで寝ている間に転移すれば何とかなるよ」
ケビンが魔法を唱えるとティナたち以外の者が、深い眠りについた。
「いきなり行って怒られないかな?」
「んー……多分、大丈夫じゃない? わかるように魔法陣を展開するし、マリーさんだったら気づくと思うよ」
「もし気づかれなかったら?」
「笑って誤魔化す?」
「絶対、怒られるパターンだよ」
「その時は俺1人が怒られればいいだけだから。ティナさんたちは、俺に巻き込まれただけだしね」
それからケビンたちは、国王へ事前報告なしに王城へと転移するのだった。
「はぁぁ……まだ何か用があるのか? お前の相手をしているほど暇じゃないんだが」
「団員を目の前で殺されて、ただで帰すと思ったのか?」
間が空いたことによって気を持ち直したのか、口調が戻っているアイナに対して、ケビンがアホの子を見るかのような目付きで見ると、そのまま視線をサバトへと向けた。
「団長、彼らは犯罪者です。殺されて当然のことをしていたのですから、仕方ありません」
「……ま、まだ不敬罪の件がある。貴族に楯突く愚かしさを思い知らせねば、私の沽券に関わる。こいつらは、アランドロン子爵家に泥を塗ったのだぞ!」
「それについても――」
「お前はありもしない伯爵家当主という話を信じるのか? どこの国に子供に対して爵位を授ける国王がいる? そんな者がいればその国は終わりだぞ? 子供に爵位をやるような無能に国は守れん! 偽りの話だ!」
アイナの言葉に、ケビンはとうとう我慢の限界が来た。目の前で義父となる国王を無能呼ばわりにされたのだ。
そんなケビンの変わりゆく雰囲気も然る事乍ら、ティナたちも将来の義父に暴言を吐いたアイナに対して冷たい視線を向ける。
「いいだろう……相手をしてやる。お前には仲間たちを侮辱された時点で、頭にきていたんだ。更には、陛下を無能呼ばわりした時点で我慢の限界を超えた」
右手に愛刀の黒焰を持ち、剣呑な雰囲気に身を包んだケビンが答えると、サバトはすぐさまアイナに向かって叫んだ。
「団長! 今すぐ謝るんだ!」
「ふざけるな! 何故私が謝らなければならない! 謝るのはあいつの方だ!」
「殺されるぞ! 先程の威圧を忘れたのか!」
そんな2人のやり取りに、ケビンが横からアイナを挑発する。
「来ないのか? 来ないならこちらから行くぞ?」
「うるさいっ! 黙れぇぇぇっ!」
アイナは剣を構えて、ケビンへと間合いを詰めながら斬りかかろうとすると、振りかぶる前に甲高い金属音が鳴り響いた。
――キンッ!
「おい、それは目に見えない剣か何かか? 魔剣の類か?」
ケビンの言葉にアイナは一瞬疑問を持つが、そのまま剣を振りかぶるといつもより軽いことに違和感を感じる。
その違和感の正体を確かめるべく剣に視線を向けると、ガードより先の刃に当たる部分が存在していなかった。
「なっ!?」
「そんなおもちゃで、命のやり取りをするつもりなのか?」
アイナが周りに視線を泳がせると、離れた場所にその刃が落ちていた。
「殺し合いの最中によそ見とは……恐れ入るな」
ケビンはよそ見をしているアイナの腹部を、刀を持たない左手に魔力を纏わせ強化すると、そのまま殴りつける。
「ぐふっ!」
たったそれだけでフルプレートの腹部はめり込み、アイナの額からは脂汗が溢れ出て、痛みに苦悶の表情を浮かべながらその場に膝をつくと、サバトから横槍が入る。
「そこまでにしてくれ!」
サバトがケビンに懇願すると、ケビンは視線を向けてそれに答えた。
「仲間たちを侮辱され、更には陛下を侮辱しといて、腹パン1発で終われだと? お前、馬鹿か?」
「そ、それは……しかし、君が伯爵である証拠がない!」
「ついでに言うと、陛下は俺の義父になる人だ。目の前で義父を無能呼ばわりにされて、黙っていられると思うのか?」
「――!」
「仮にも子爵令嬢たる者が、陛下を無能呼ばわりにしたんだぞ? どんな釈明があろうと死罪は免れない。まぁ、そこは陛下が決めることだが」
ケビンは視線をアイナに向けると、その体を蹴り飛ばして勢いの衰えぬままアイナは壁へと激突した。
「がはっ!」
「やめて欲しければ仲間たちに謝罪しろ。陛下を無能呼ばわりにしたことを撤回しろ。それ以外の発言は認めない」
ケビンはアイナに一瞬で詰め寄ると、胸ぐらを掴んで投げ飛ばした。飛ばされたアイナはゴロゴロと地面を転がり、元の蹴り飛ばされた場所まで戻る。
「ぐっ……がはっ……ゴホッゴホッ……」
「どうだ? 謝る気になったか?」
「だ……誰が……貴様らなんぞに……」
「そうか……」
ケビンはそれからもアイナを痛めつけては、謝罪するかの質問を繰り返していった。
アイナは既に喋る気力すら残っていないのか、罵倒することもなくなってきており、無反応になってきていた時にサバトが呟くように懇願してきた。
「た、頼む……もう止めてくれ……団長はもう動けないんだ」
「そうだな……それなら回復させるか。《ヒール》」
「――!」
サバトの懇願にケビンが回復魔法をかけて応えると、今までのことがなかったかのようにアイナの傷が完治しており、これでようやく終わるのだとサバトが安堵するのも束の間、思いもよらぬことがケビンの口からこぼれ落ちる。
「さて、これで続きができるな」
ケビンの言ったことは、サバトを地獄へと突き落とす言葉だった。回復魔法が使える以上、アイナが謝罪しない限り終わりがないことに気づいてしまった。
「団長! 頼むから謝罪してくれ! 先程の言葉を撤回するんだ!」
サバトがアイナに呼びかける中、再びケビンがアイナを蹴り飛ばしてその場から離れると、飛ばされたアイナは再び責め苦に呻くことになった。
「ぐはっ!」
「謝る気になったか?」
「……す……すみ――」
アイナの言葉が終わるよりも早くケビンの攻撃が入ると、再びアイナは転がっていく。
「早く謝った方が身のためだぞ?」
「ず……ずみま――」
またもやアイナが言い終わる前に、再びケビンは蹴り飛ばした。
アイナは既にボロボロと成り果てて涙を流して泣いており、サバトの言う通りどうにか謝ろうとするも、それを終える前にケビンによって攻撃されて妨げられてしまう行為が繰り返されていた。
そんな終わりのない行為もアイナではなく、別の者によって終わりを告げることになる。
「ケビン君……もういいよ。それ以上はケビン君の心がダメになっちゃう」
「……」
ケビンは声をかけてきたティナに視線を向けると、ティナが続きの言葉を発した。
「ケビン君、私たちのためや陛下のために怒ってくれてありがとう。とっても嬉しかったよ。だけど、今のままだとケビン君がダメになっちゃう。いつもの優しいケビン君に戻って。私たちの愛してやまないケビン君に」
「……わかった」
ケビンはアイナの胸ぐらを掴んで持ち上げると、最後となる言葉を口にした。
「答えろ」
「ずみまぜんでじだ……ごめんなざい……もう……ゆるじで」
「これが最後だ」
ケビンはそう言うと、最後に腹部を殴りつけた。
「ぐぶぉっ!」
それが終わると手を離してアイナはその場に崩れ落ち、サバトはすぐさまアイナに駆け寄って声をかける。
「大丈夫ですか! アイナお嬢様!」
「その呼び方……お前、使用人だったのか?」
ケビンの疑問に、サバトは静かに語りだした。
「私はアランドロン子爵家に勤めていた者です。アイナお嬢様は、騎士になることを両親に強く反対されてしまい家出をしたのですが、その際に心配で私はついてきていたのです」
「つまり、こいつの今の現状には、お前も少なからず責任があるということだ。お前がしっかりと教育を施していれば、こうはならなかったはずだぞ」
「誠に返す言葉もありません」
「それと、今からこいつを王城へ連れていく」
「そ、それは――!」
「こいつは、仲間たちに謝りはしたが、陛下を無能呼ばわりにしたことは撤回していない」
「……」
「それに、俺が伯爵だと信じていないのだろう? ちょうどいいじゃないか、俺が嘘つきかどうかもわかるしな」
「し、しかし――」
「今さら何を言おうとも遅い。おい、お前ら、仕方ないからお前らも王城へ連れて行く。そっちの月光の騎士団たちもだ」
これからの予定を伝えたケビンにニーナが駆け寄り抱きしめると、不意のことでケビンはキョトンとしてしまう。
「ケビン君、あんまり無茶をしたらダメだよ? 怒るのに慣れていないんだから、ケビン君の心が悲鳴をあげちゃうよ?」
「……」
「ね?」
「……ありがとう」
そんな2人の元へティナやルルも歩み寄ると、ニーナに抱かれているケビンにティナが尋ねる。
「ケビン君、あの方法使うの? 大丈夫なの?」
「とりあえず《スリープ》。これで寝ている間に転移すれば何とかなるよ」
ケビンが魔法を唱えるとティナたち以外の者が、深い眠りについた。
「いきなり行って怒られないかな?」
「んー……多分、大丈夫じゃない? わかるように魔法陣を展開するし、マリーさんだったら気づくと思うよ」
「もし気づかれなかったら?」
「笑って誤魔化す?」
「絶対、怒られるパターンだよ」
「その時は俺1人が怒られればいいだけだから。ティナさんたちは、俺に巻き込まれただけだしね」
それからケビンたちは、国王へ事前報告なしに王城へと転移するのだった。
3
お気に入りに追加
5,296
あなたにおすすめの小説
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
無能と蔑まれた七男、前世は史上最強の魔法使いだった!?
青空一夏
ファンタジー
ケアニー辺境伯爵家の七男カイルは、生まれつき魔法を使えず、家族から蔑まれて育った。しかし、ある日彼の前世の記憶が蘇る――その正体は、かつて世界を支配した史上最強の大魔法使いアーサー。戸惑いながらも、カイルはアーサーの知識と力を身につけていき、次第に自らの道を切り拓く。
魔法を操れぬはずの少年が最強の魔法を駆使し、自分を信じてくれる商店街の仲間のために立ち上げる。やがてそれは貴族社会すら揺るがす存在へと成長していくのだった。こちらは無自覚モテモテの最強青年になっていく、ケアニー辺境伯爵家の七男カイルの物語。
※こちらは「異世界ファンタジー × ラブコメ」要素を兼ね備えた作品です。メインは「異世界ファンタジー」ですが、恋愛要素やコメディ要素も兼ねた「ラブコメ寄りの異世界ファンタジー」になっています。カイルは複数の女性にもてますが、主人公が最終的には選ぶのは一人の女性です。一夫多妻のようなハーレム系の結末ではありませんので、女性の方にも共感できる内容になっています。異世界ファンタジーで男性主人公なので男性向けとしましたが、男女関係なく楽しめる内容を心がけて書いていきたいです。よろしくお願いします。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる