184 / 661
第7章 ダンジョン都市
第180話 家具購入
しおりを挟む
40階層のボス戦で疲弊したティナたちが回復するのを待つため、ケビンはボス部屋でそのまま休憩を取ることにした。
ボス部屋は、中に人がいる状態では入口の扉は開かず、ボス自体もリポップしないという、ある意味休息に持ってこいの安全地帯であった。ただし、ボスを倒した場合に限るが。
「今日はここまでにしておこうか」
ティナたちの体力面も然る事乍らメンタル面も気にしていたケビンは、未だ目覚めることのないルルもいることで、これ以上の攻略を止めて引き返す選択をしたのだった。
「ケビン君……さっきはありがとう」
「気にすることはないよ。敵を2体残した俺にも責任はあるし」
「ティナ、さっきはごめん。ルルのことで気が動転して、上手くフォローができなかった」
「仕方ないわよ。あんなことは初めてだったんだし……」
ティナは先程死にかけたことを引きずっており、どこか元気をなくしていた。
冒険者である以上、魔物と戦う時は常に死と隣り合わせだが、今回のようにすぐそこまで死が差し迫ってきたことは、今まで経験したことがなかったのだ。
今回はケビンによって助けられたが、ケビンがいなければ確実に死んでいただろうことが、容易に想像できた。
そんなティナの気持ちがわかっているのか、ケビンは優しくティナの手を握っていた。その手は小刻みに震えており、未だ死の恐怖を感じているようであった。
そんな時、横たわっていたルルに変化が生じる。
「ぅ……ん……あれ……ここは……?」
「ルル、目が覚めた? どこか痛いところはない?」
「ケビン様? ……私……確か……攻撃を受けて……」
ルルの頭がハッキリしてきたところで、ケビンはことの顛末を説明しだした。
ルルは説明が進むにつれて青ざめていき、自分の不注意のせいでティナが死にかけたということで、ティナに向かってひっきりなしに謝っていた。
ティナはそんなルルに「自分も不注意だから同類よ」と、困った感じの笑顔であまり気にしないように優しく声をかけた。
ルルも目覚めたことで今日の攻略はここまでとして、ケビンはティナの手を握ったまま転移魔法陣へと向かい、ニーナとルルもケビンの後に続きダンジョンから外へと出た。
ダンジョン外へと戻ってきたケビンは、予定よりも時間が早かったこともあり、落ち込んでる3人の気分転換も兼ねて、模様替えという名のメンタルケアのため家具の購入に向かう。
家具屋については予めマヒナに聞いていたので、目的地へ迷うことなく来ることができた。
中へ入ると店内は広々としており、多種多様な家具が揃えてあって、さすが都市一と謳っているだけのことはある。
デザインは3人に任せることにして、ケビンは女性陣が気の済むまで気長に待つことにした。
「ねぇケビン君、今あるテーブルと合わせなくてもいいよね? むしろ、あれを使わずに新しく増やしていい?」
「いいよ。自分たちが気に入るように、好きに選んでくれて構わないよ」
やはり、買い物というものが功を奏して、ティナを筆頭にみんな落ち込んでた雰囲気がどこかへ行ったようである。
今は3人で楽しく会話しながら、あーでもないこーでもないと、意見交換をしながらテーブルを選んでいる。
「ケビン君、ケビン君!」
「今度はどうしたの?」
「ソファを使って食べるようなテーブルじゃなくてもいいよね? 下は絨毯だから直座りにすれば、結構自由に座れてテーブルも形に拘らなくて済みそうだし」
「いいよ。ソファはどうするの?」
「あれだけリビングが広いんだから、くつろぎ用のスペースを別に作ろうかって話になったの。備え付けのキッチンがあるんだし、その近くにテーブルを集めて、別の空いたところにソファと小さいテーブルを何個か置く予定なの」
「家具の配置をガラッと変更するんだね。模様替えのつもりで来たんだし、好きにレイアウトしていいよ。俺には配置のこだわりとかないし、ゴロゴロできるソファがあれば満足かな」
「わかったわ! テーブルが決まったら、ケビン君がゴロゴロ出来るようなソファを選んであげるね」
「よろしく頼むよ」
結局、テーブルは六角形の物を選んで、それとは別でソファ用にドリンク等が置けるくらいの、邪魔にならない程度の物を購入した。
ソファは色々なレイアウトを楽しむために、コーナーカウチと1Pソファを組み合わせたもので、俺の要望を叶えて幅広のオットマンまで付けてある。何やら特別製らしい……
オットマンはこの幅広さがあれば、多少の寝返りでも落ちることはないだろう。むしろベッド位の広さはあるんではなかろうか? 特別製と言うのはそういうことか?
必然的に俺専用となるであろうオットマンは端に置いて、そこから組み合わせていき、ソファを並べていくみたいだ。
確かに組み合わせの途中でこのオットマンが混ざってしまうと、不格好な上、邪魔にしかならないだろう。
そうなると、くつろぎスペースでの俺の位置は大抵端っこに固定されるということになる。
諸々の選別が終わると、支払い時に俺がカードを出そうとしたら、3人に止められてしまった。
「ケビン君が私たちをさり気なく気遣ってくれて、買い物に連れてきてくれたのはとても感謝してるの」
どうやら、気遣っていたのはバレていたらしい。
「だからね、支払いは私たちで割り勘にするわ。この家具はケビン君の要望を聞き入れて私たちが選んで、感謝の気持ちを込めた私たちからのプレゼントよ」
「ありがとう」
ケビンは照れくさそうにそう言うと、3人の気持ちを素直に受け取った。
家具屋での用事を済ませたあとは、ギルドに寄って素材の買取を頼むと、今回も大量に出したせいか受付嬢はまたもや驚いていた。買取報酬はこっそりティナたち3人に分配することにした。
ケビンはカジノで儲けた資金があるので、買取報酬の微々たる額は既にいらなくなっているのだ。こっそりにしたのは、公にすると反対されると思ったからにほかならない。
買取を済ませたあとは4人で仲良く家路について、部屋に到着すると早速レイアウトの変更を行い始める。
この日は新しいテーブルで食事を摂っているせいか、みんなの笑顔が絶えることはなく、食事を済ませたあとはそのまま新しいソファでくつろいだ。
就寝時になってケビンはベッドに上がり寝転がると、ティナを抱き上げる形を取り、優しく頭を撫でていた。
ティナがケビンの行為に安らぎを感じていると、ケビンの胸の上でおもむろに語りだした。
「あのね、ケビン君。私、ケビン君と出会えて本当によかった」
「俺もティナさんと出会えて幸せだよ」
「あの時、『私……死ぬんだ』って思ったら、色々な思いが頭を過ぎったわ。もう、ケビン君を見ることも、触ることもできなくなるんだって思ったら……私……私っ……ッ……」
「大丈夫だよ。俺が傍にいる限り絶対に死なせないから」
「……グスッ……怖かった……こわかったよぉ……ケビンくぅん……」
ティナは堰を切ったかのように泣き出してしまい、ケビンは優しく頭を撫でながら落ち着かせるのであった。
ケビンの両サイドにいるニーナやルルも、初めて目にするそんなティナの様子を見て、優しく体を撫でて落ち着かせていた。
やがて、みんなの優しさに包まれながら、ティナが泣き疲れて静かに寝息を立てていると、ケビンは2人に対して言葉をかけた。
「2人ともありがとう。ティナさんと同じで2人のことも、何があろうとも絶対に死なせないから」
「うん。お姉ちゃんも力不足だけどみんなを守れるように努力する」
「私も皆様をお守りできるよう努力します」
3人がお互いに決意を新たにしたら、ケビンは天井を見つめていた瞳を、静かに閉じるのであった。
ボス部屋は、中に人がいる状態では入口の扉は開かず、ボス自体もリポップしないという、ある意味休息に持ってこいの安全地帯であった。ただし、ボスを倒した場合に限るが。
「今日はここまでにしておこうか」
ティナたちの体力面も然る事乍らメンタル面も気にしていたケビンは、未だ目覚めることのないルルもいることで、これ以上の攻略を止めて引き返す選択をしたのだった。
「ケビン君……さっきはありがとう」
「気にすることはないよ。敵を2体残した俺にも責任はあるし」
「ティナ、さっきはごめん。ルルのことで気が動転して、上手くフォローができなかった」
「仕方ないわよ。あんなことは初めてだったんだし……」
ティナは先程死にかけたことを引きずっており、どこか元気をなくしていた。
冒険者である以上、魔物と戦う時は常に死と隣り合わせだが、今回のようにすぐそこまで死が差し迫ってきたことは、今まで経験したことがなかったのだ。
今回はケビンによって助けられたが、ケビンがいなければ確実に死んでいただろうことが、容易に想像できた。
そんなティナの気持ちがわかっているのか、ケビンは優しくティナの手を握っていた。その手は小刻みに震えており、未だ死の恐怖を感じているようであった。
そんな時、横たわっていたルルに変化が生じる。
「ぅ……ん……あれ……ここは……?」
「ルル、目が覚めた? どこか痛いところはない?」
「ケビン様? ……私……確か……攻撃を受けて……」
ルルの頭がハッキリしてきたところで、ケビンはことの顛末を説明しだした。
ルルは説明が進むにつれて青ざめていき、自分の不注意のせいでティナが死にかけたということで、ティナに向かってひっきりなしに謝っていた。
ティナはそんなルルに「自分も不注意だから同類よ」と、困った感じの笑顔であまり気にしないように優しく声をかけた。
ルルも目覚めたことで今日の攻略はここまでとして、ケビンはティナの手を握ったまま転移魔法陣へと向かい、ニーナとルルもケビンの後に続きダンジョンから外へと出た。
ダンジョン外へと戻ってきたケビンは、予定よりも時間が早かったこともあり、落ち込んでる3人の気分転換も兼ねて、模様替えという名のメンタルケアのため家具の購入に向かう。
家具屋については予めマヒナに聞いていたので、目的地へ迷うことなく来ることができた。
中へ入ると店内は広々としており、多種多様な家具が揃えてあって、さすが都市一と謳っているだけのことはある。
デザインは3人に任せることにして、ケビンは女性陣が気の済むまで気長に待つことにした。
「ねぇケビン君、今あるテーブルと合わせなくてもいいよね? むしろ、あれを使わずに新しく増やしていい?」
「いいよ。自分たちが気に入るように、好きに選んでくれて構わないよ」
やはり、買い物というものが功を奏して、ティナを筆頭にみんな落ち込んでた雰囲気がどこかへ行ったようである。
今は3人で楽しく会話しながら、あーでもないこーでもないと、意見交換をしながらテーブルを選んでいる。
「ケビン君、ケビン君!」
「今度はどうしたの?」
「ソファを使って食べるようなテーブルじゃなくてもいいよね? 下は絨毯だから直座りにすれば、結構自由に座れてテーブルも形に拘らなくて済みそうだし」
「いいよ。ソファはどうするの?」
「あれだけリビングが広いんだから、くつろぎ用のスペースを別に作ろうかって話になったの。備え付けのキッチンがあるんだし、その近くにテーブルを集めて、別の空いたところにソファと小さいテーブルを何個か置く予定なの」
「家具の配置をガラッと変更するんだね。模様替えのつもりで来たんだし、好きにレイアウトしていいよ。俺には配置のこだわりとかないし、ゴロゴロできるソファがあれば満足かな」
「わかったわ! テーブルが決まったら、ケビン君がゴロゴロ出来るようなソファを選んであげるね」
「よろしく頼むよ」
結局、テーブルは六角形の物を選んで、それとは別でソファ用にドリンク等が置けるくらいの、邪魔にならない程度の物を購入した。
ソファは色々なレイアウトを楽しむために、コーナーカウチと1Pソファを組み合わせたもので、俺の要望を叶えて幅広のオットマンまで付けてある。何やら特別製らしい……
オットマンはこの幅広さがあれば、多少の寝返りでも落ちることはないだろう。むしろベッド位の広さはあるんではなかろうか? 特別製と言うのはそういうことか?
必然的に俺専用となるであろうオットマンは端に置いて、そこから組み合わせていき、ソファを並べていくみたいだ。
確かに組み合わせの途中でこのオットマンが混ざってしまうと、不格好な上、邪魔にしかならないだろう。
そうなると、くつろぎスペースでの俺の位置は大抵端っこに固定されるということになる。
諸々の選別が終わると、支払い時に俺がカードを出そうとしたら、3人に止められてしまった。
「ケビン君が私たちをさり気なく気遣ってくれて、買い物に連れてきてくれたのはとても感謝してるの」
どうやら、気遣っていたのはバレていたらしい。
「だからね、支払いは私たちで割り勘にするわ。この家具はケビン君の要望を聞き入れて私たちが選んで、感謝の気持ちを込めた私たちからのプレゼントよ」
「ありがとう」
ケビンは照れくさそうにそう言うと、3人の気持ちを素直に受け取った。
家具屋での用事を済ませたあとは、ギルドに寄って素材の買取を頼むと、今回も大量に出したせいか受付嬢はまたもや驚いていた。買取報酬はこっそりティナたち3人に分配することにした。
ケビンはカジノで儲けた資金があるので、買取報酬の微々たる額は既にいらなくなっているのだ。こっそりにしたのは、公にすると反対されると思ったからにほかならない。
買取を済ませたあとは4人で仲良く家路について、部屋に到着すると早速レイアウトの変更を行い始める。
この日は新しいテーブルで食事を摂っているせいか、みんなの笑顔が絶えることはなく、食事を済ませたあとはそのまま新しいソファでくつろいだ。
就寝時になってケビンはベッドに上がり寝転がると、ティナを抱き上げる形を取り、優しく頭を撫でていた。
ティナがケビンの行為に安らぎを感じていると、ケビンの胸の上でおもむろに語りだした。
「あのね、ケビン君。私、ケビン君と出会えて本当によかった」
「俺もティナさんと出会えて幸せだよ」
「あの時、『私……死ぬんだ』って思ったら、色々な思いが頭を過ぎったわ。もう、ケビン君を見ることも、触ることもできなくなるんだって思ったら……私……私っ……ッ……」
「大丈夫だよ。俺が傍にいる限り絶対に死なせないから」
「……グスッ……怖かった……こわかったよぉ……ケビンくぅん……」
ティナは堰を切ったかのように泣き出してしまい、ケビンは優しく頭を撫でながら落ち着かせるのであった。
ケビンの両サイドにいるニーナやルルも、初めて目にするそんなティナの様子を見て、優しく体を撫でて落ち着かせていた。
やがて、みんなの優しさに包まれながら、ティナが泣き疲れて静かに寝息を立てていると、ケビンは2人に対して言葉をかけた。
「2人ともありがとう。ティナさんと同じで2人のことも、何があろうとも絶対に死なせないから」
「うん。お姉ちゃんも力不足だけどみんなを守れるように努力する」
「私も皆様をお守りできるよう努力します」
3人がお互いに決意を新たにしたら、ケビンは天井を見つめていた瞳を、静かに閉じるのであった。
2
お気に入りに追加
5,316
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる