面倒くさがり屋の異世界転生

自由人

文字の大きさ
上 下
133 / 661
第5章 交易都市ソレイユ

第129話 2人の想い①

しおりを挟む
~ ティナ&ニーナside ~

 私たちは、タミアを出てから安全な道のりで旅を始めた。旅の目的はケン君のために国を1周する大規模なものだ。

 途中、ケン君が浮かない顔をしていたから聞いてみたら、魔物と戦えなくて暇だと言った。

 旅は安全が第一なのに、わざわざ魔物に対して戦いを挑むの? ケン君ってバトルジャンキーなのかしら?

 どうやら王都でかなりのクエストを受けていたのが原因みたい。それだけ魔物を倒していたら、確かに今の状況は暇よね。

 というか、2日間のクエストでCランクってどんだけ異常なのよ!? 2日間で、どれだけのことをしたのか聞くために、ケン君の強さの秘密に、どんどんメスが入っていった。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 ケンが王都ギルドで、サーシャという人にお世話になったと言う。受付嬢らしい。これは確実にライバルが1人増えたことになる。将来、どれだけ増えるのか先行き不安でもある。

 ケンの強さの秘密の中で明かされたアイテムボックスは、まだいっぱいになったことがないらしい。

 私は、どれだけの魔力量か気になって質問したのだが、私の言葉足らずな質問に、ケンは意味がわかってないみたい。ティナが代わりに説明してくれて、驚きの事実が判明した。

「ニーナが言いたいのはね、ケン君はどの属性を使えるのかってことよ。クエストの時は、ニーナの真似で土属性を使っていたでしょ?」

「そういうことですか……属性って何種類あるんですか?」

「基本的なものだと、【火】【水】【雷】【土】【風】の5属性に、【光】【闇】の2属性があるわ。ちなみに私は【風】と【光】の2属性持ちよ。ケン君は【土】が確定しているでしょ? 他には何かあるの?」

「全部ですね」

 私は驚愕した。全部って何? えっ!? 意味わかんない。私は【火】と【水】と【土】しか扱えないのに……

 ケンはズルいと思う。結局、ケンだけ秘密をバラされるのは、不公平と言うことで、今度教会に行ったらステータスを見せることになった。

 ガルフが言うには、冒険者夫婦は見せあったりするらしい。ティナが嫁宣言したもんだから、慌てて私もお嫁さんになると言ってしまった。恥ずかしい……


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 夕日が差し迫ってきた頃、野営の準備に取りかかった。ガルフがケン君にテントの事を聞いているけど、ニーナがちゃんと選んだみたい。

 ケン君と一緒に寝るために、私を含めた3人で広々と使える4人用を買うなんてね。グッジョブよ!

 野営の時は、私とニーナは薪集めの係。料理はさせて貰えないの。以前、ニーナと2人で肉を焼いて塩を振ったものを出したら、ロイドが“それは料理じゃない!”って怒ったのよね。ちゃんと焼いたんだし立派な料理だと思うんだけど、失礼しちゃうわね!

 薪を拾うため森に入ったことだし、今回はちょうどいいからニーナとケン君についての話をしよう。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「ねぇ、ニーナ。ケン君に、今日頑張ったご褒美を、何かあげようかと考えているんだけど」

 確かにケンは頑張っていたと思う。魔物が狩れなくて暇そうにしていたけど。そう思ってご褒美もありかと思い、聞き返すことにした。

「ご褒美? 何にする?」

 私はこの時、ティナの言うご褒美の中身を甘くみていた。

「私たちの体よ」

 突拍子もない返答内容に私は愕然とした……

(えっ!? 何言ってるの? 頭大丈夫?)

「そんな引かなくてもいいじゃない」

「普通に引く」

 誰だって、いきなりご褒美に、体を差し出すと言われれば引くと思う。私だけではないはずだ。

「正確には、ケン君をおっぱいで挟んであげるのがご褒美」

「それなら理解出来る」

 最初から、そう言ってくれればよかったのに、変に考えてしまったじゃない。

「それで、見張りを交代したら、テントの中で裸になって抱きつくの」

「……」

 は、裸? いやいや、いつもみたいに、抱きつくだけでいいじゃない!

「あれ? ニーナは平気よね? ケン君のこと好きなんだし」

 さも当然かのように、ティナは言ってくる。

(待って!? おかしいのは私なの!?)

「んー……それなら私だけでしようかな」

「ティナは、恥ずかしくないの?」

「だっていつもケン君の前で着替えてるし、たまに裸のままで抱きついたりもするし。恥ずかしがって、慌てて後ろを向くケン君を見ると、キュンキュンしちゃうのよね」

 は……? いつもしてたの? あの宿屋で……? 痴女なの?

「言っておくけど、痴女じゃないわよ?」

「じゃあ、何故?」

「んー、きっかけは、最初のクエストを一緒にやった日かな」

「カッコよかった」

 あの姿は痺れたなぁ……

「それもよかったけど、私が言ってるのは夜のことよ」

「夜?」

 もしかして襲ったの!? 子供相手に!?

「あの日の報酬は、受け取りで5等分したから、バカルフとアホイドの2人が、報酬が少ないって言ってたじゃない?」

 あぁ、確かに言ってたなぁ。金使いが荒いからそうなるんだ。それにしても、バカルフにアホイドって……プッ……

「あれ……ケン君、ずっと気にしてたのよ。部屋に戻ってからも」

「そんな風には見えなかった。」

「ニーナはまだまだね。そんなんじゃ、ケン君は逃げちゃうわよ?」

「逃げる?」

「ケン君って、どこか他人行儀だったじゃない?」

「確かに。人見知り?」

 私も人見知りするしなぁ。あまり上手く人と話せないで、言葉数が少ないのが癖になっちゃったし……

「私も最初はそう思ってたのよ。でも、ずっと一緒の部屋で過ごしてたら、何かが違うって感じ始めたの」

「何が?」

「それはね、壁を造られている感じなのよ。人をこれ以上は、寄せ付けないって感じで」

「そうだったの?」

「まぁ、ニーナは一緒にいた時間が少なかったから、気づけなくても仕方がないんだろうけど」

 確かにティナの言う通り、過ごした時間がティナに比べると、明らかに少ない。

「私がスキンシップで歩み寄っても、少し近づいたかなと思ってたら、ケン君の心は、離れていってたのよね」

「それが逃げるってこと?」

「そう……だから、あの日の夜に思い切って聞いてみたの。報酬の件で落ち込んでいたからね。タイミングとしてはちょうどよかったわ」

「何がわかったの?」

「これは、ケン君のプライバシーに関することだから、私から言うのもねぇ……」

 ここまできてそれはズルい。気になって仕方がないじゃない!

「そこまで言ったなら話すべき」

「まぁ、ニーナもケン君のことが好きだから、知っておいた方が今後のためにもいいのかもね」

「ケンのことなら、何でも知りたい」

「ケン君って、記憶を失ってるじゃない?」

「両親の事とか、わからないって言ってた」

「実はね、私の予想だと2回記憶を失ってるの」

「――!」

 2回!? なんで2回も!? あの年でそんな辛い事を体験してるの?

「1回目……それがいつ起こったのかはわからないけど、2回目の記憶喪失は、最近のことだと思うの」

「どうして?」

「これも予想なんだけど、ケン君って、記憶がなくてお金を稼ぐために、冒険者になったって言ったじゃない?」

「確かに……」

「しかも、王都で冒険者になった。冒険者になって2日間のクエストで、Cランクまで上がった。それからタミアに来て、私たちと出会った」

「ケンの言ってた内容」

「おかしいでしょ? 昔に記憶をなくしたのなら、冒険者になる前はどうやって生活していたの? スラム? 違うわよね? スラムで生活していたなら、あそこまで常識知らずでは生きていけないわ。むしろ他人に欺かれないように、狡猾になったりするし。それ以外で考えたら、孤児院や誰かに養われていたことも除外される。もしそうなら、普通に常識を学んでいるはずだから。ケン君が言ったのは、よ」

 驚いた……ティナがここまで頭がいいとは思わなかった。いつもは朝に弱くてダメダメな印象しか持っていなかったのに……私は、あまりの驚きについ、口にしてしまった。

「たまに頭が良くなる?」

「ニィィ~ナァア~! たまに頭が良くなるってどういう事よっ!」

「口が滑った」

「はぁ……まぁ、いいわ。つまりね、さっきの理由で、ケン君は最近記憶をなくしたと私は予想しているの」

「辻褄は合ってる」

「その2回目の記憶喪失で、どの程度失われたか……その事はケン君が、予想して言ってたからわかるの。きっと、この体の記憶を失う前の思い出なんだろうって、この世界で生きてきた記憶なんじゃないかって」

 この体? この世界? どこか妙な言い回しに引っかかる気がする。でも、普通に聞き流せる範囲でもある。それよりも今は、気になることがあるから、そちらを優先させよう。

「それじゃあ、1回目は何を失った?」

「問題はその1回目なのよ。ケン君が記憶のことを、思い出そうとした時に頭痛を起こしたのよ。2回目の時に頭痛がし始めて、1回目の時は、声に出して苦しんでた」

「大丈夫だったの?」

「その時は、咄嗟に光魔法で痛みをなくしたわ。そして、ケン君が言うには、その1回目の記憶は、思い出すことを体が拒絶しているって言うのよ」

 体が拒絶反応を起こすって何? いったいそこに、どんな記憶が隠されているの?

「多分、私はその1回目で、ケン君がその出来事の記憶を失い、心が壊れて失われたんだと思う」

 心が壊されて失う出来事って……ケンは今現在、心が壊れているの? 全然そうは見えないけど、気になる私は先を促した。

「1回目は、記憶と共に心が壊れて失われた?」

「そう。その出来事が、今のケン君を形作ってるのよ」

「今のケンを?」

「ここでやっと、他人行儀で壁を造ってるって話に繋がるの。ケン君は基本的に人を信じていないのよ。私は、その事実を知って悲しかったけどね」

「そういう風に見えない」

「それはそうよ。今までずっとそうして生きてきて、体に染み付いたそれが当たり前だと、無自覚に過ごしてたんだから。傍から見ても歪に感じないほど、洗練された壊れ方なのよ」

「何故気づいたの?」

「ケン君のことが、本当に好きだからよ」

 自信満々に語るティナは、とても輝いて見えた。私の好きとは深みが全然違う。

「でも好きだからこそ気づいて、とても悲しかった。ケン君にどんだけ好意を寄せても、受け取って貰えないの。ケン君にとっては、他人事だから……どんなに好きと言っても、心に響かない……」

「他人事?」

「そう。ケン君にとっては、自分自身のことですら他人事なの。好意を寄せても、他人事だから無関心。誰か好みの人を見つけても、他人事だから好きにならない。全ての好意が他人事なの」

 全ての好意が他人事って……本当に誰も寄せ付けないの? 確かに他人行儀ではあったけど……

「ケン君ね、そんな自分に気づいてしまって、自分のことを人間の皮を被った魔物って言ったのよ……」

 ティナが泣いている……その時のことを思い出したのかな? ティナの話を聞いてるだけの私でも、とても悲しく感じてしまう。

 ケンは自分を魔物と言うほどに、壊れてしまってたんだね。その場で聞いていたティナの悲しみは、計り知れなかっただろうな。

「……ッ……でもね、私が少しだけでもいいから、歩み寄って欲しいって言ったら、最後には、ちょっと頑張ってくれるって言ってくれたの。それに、その後は、“ティナさんはどこか気になる存在”とも言ってくれたのよ! その言葉だけで、私は大満足だったわ!」

 えっ、何なの!? その変わり身の早さは……

 さっきのシリアス返してよ! 私の気持ちを返してよ!

「とまぁ、長くなったけど、その出来事がきっかけかな。その日の夜は、ケン君とラブラブになれたし。寝るときに不意打ちでチュッてされて、私も寝てたケン君にチュッて仕返して、次の日の朝には、寝ている私にまた不意打ちでチュッてしてきて、ちゃんと起きたらおはようのキスしてくれたし。キャーー!!」

 惚気キターッ!!

 何っ!? あの朝の早起きの背景には、そんな出来事が隠されていたの? 確かに珍しく早起きだなとは思ったけど! 思ったけどさ!!

 はぁ……なんか疲れたな……

「あ、それで、ご褒美の件なんだけど、裸でケン君を接待するってことでいいよね?」

 何、その今までの話がなかったかのような、軽い感じは……もう私は疲れたから好きにして。

「それでいい」

 そのあとも、恥ずかしい内容の綿密な計画が、ティナの口から語られて、私は、ケンの為ならいいかなと思い始めたのだった。

 ……もしかして私……毒されたかな?
しおりを挟む
感想 774

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...