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第3章 王立フェブリア学院 ~ 2年生編 ~
第69話 暗躍者たち
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話が纏まった(?)ところで、落ち込みから復帰したジュディさんから、再び話が再開される。
「皆さん、先程ケビン君が言った通り、Sクラスはクラス自体を目指すものじゃありません。日々の研鑽を積み重ねていって頑張っていれば、おまけでSクラスになれる程度に考えておいて下さい。毎日の努力こそが皆さんに確かな自信を付けてくれます」
ジュディさんが話している中、最初の話題でふと気になった事を尋ねてみる。
「なんかいい感じに、纏めに入っているところで悪いんですけど、敷地外への外出禁止令は、初等部の低学年層のみですか?」
「いえ、高等部までですね。学院部の生徒は成人した大人として見られているので、特に規制は掛けていません。自己責任といったところです。個人の能力も高いですし」
「ということは、ケビン君は、学院部の生徒並みに能力があるんですか?」
「お前は話の腰を折るのが好きだな。全然、先に進まないじゃないか。そんな事はどうでもいいだろ」
「だって、どのくらい鍛えたら自由になれるかの目標になるじゃん」
「だから、お前は筆記で引っかかるから諦めろよ」
「まぁまぁ、そう言わずに。日々の研鑽が大事なんでしょ?」
「ケビン君、話しても大丈夫ですか?」
一応の了解を取りたいのか、ジュディがケビンに尋ねてくる。
「ある程度なら構いませんよ。代表戦では、実力を隠していたのがバレていますし」
「では、皆さんも気になっているケビン君の強さについてですが、予想でしかないのですが、少なく見てもAランク冒険者以上です。Aランク冒険者もピンキリなので実際の実力は分かりませんが」
その回答にクラス中が騒ぎ出す。今までダラダラと過ごしている姿しか見ていなかったので、そこまで強いとは思わなかったのだろう。
代表戦の時もEクラスの生徒が相手だったからか、判断材料としては足りなかったが、先生からの回答でケビンの強さに信憑性が増した。
「ケビン君って本当に強かったんだね。Aランク冒険者の件は盛ってたのかと思ってたのに」
「どうでもいいだろ」
「それでは、質問がなければ授業に移りたいと思います」
それから、いつも通りの授業が始まり一日が終わるのだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
暗がりのとある場所で……
「学院が敷地外への外出禁止令を出した」
それなりに身なりのいい服装をした者が報告を上げる。
「どうにか出来ないのか? 計画に支障が出るぞ」
その報告に対して、尋ねた男も如何にも身なりのいい服装だった。
「今まで通り、攫うことが出来ないかもしれないが、他にも方法はある」
「どうするんだ?」
「王都内に住む生徒に対して、こっそりと外出許可を出す。自宅に帰るだけなら特例として認めるとな」
「それだとほとんど貴族にならないか? ことを大きくする訳にはいかない。秘密裏に動いているんだぞ?」
「貴族を狙うのは後からだ。先ずは平民だ」
そこで新たに発言する者がいた。身なりは普通だが、堂々とした出立ちだった。
「もうどっちでもいいだろ。攫っちまえばこっちのもんだ」
次に発言した者はどこか見窄らしい様子の男だった。
「そういう訳にはいかないだろ。バレたら計画が台無しになってしまう」
「この際、学院に侵入して攫っちまえばいいのさ。ちまちましているのは性にあわないんだよ。一気に攫ってさっさとこの国とは、おさらばすればいいのさ」
「学院への侵入は最後の手段だ。今はまだ表立って動くわけにはいかない」
「ちっ! 面白くねーな」
それなりの身なりをした者に、見窄らしい男が悪態をつく。
「とりあえずは当初の計画通り、敷地外に出てきた初等部の低学年層を狙うとしよう。ステータスが低い分攫いやすいだろう」
「了解した。お前もそれでいいな」
「わかってるよ。こんなつまらねぇ仕事、引き受けるんじゃなかったぜ」
「状況が変わり次第、また連絡する。今日はこれで解散だ」
如何にも身なりのいい服装をした者の発言が終わると、集まっていた者たちはそれぞれ去っていくのだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
学院の帰り道……
『マスター、人攫い共はどうするんですか?』
『どうもしないよ。俺に被害がある訳でもないし』
『確かにそうですね。ボッチのマスターには助ける友達もいませんしね』
『おい、友達はいるぞ』
『カトレア以外でですか?』
ぐっ! カトレアと言おうとしたのに、先制攻撃を仕掛けてくるとは。
『ターニャさんだ』
『シーラさん繋がりですね。無駄な抵抗を』
『それにクリスも、一応は友達の範囲だ』
『基本的に年上ばかりですね。年上キラーなんですか?』
『変なこと言うな。称号に付いたらどうするんだ』
『別にいいじゃないですか。事実なんですから』
『称号欄に不名誉なのが、増えて困るのは俺だぞ』
『それよりもマスター、つけられてますよ?』
『知ってるよ。例の人攫いだろ。雑魚なんだから放っておけ』
『まぁ、あとは家に帰るだけですからね』
最近はステータスのバランスを取るため、馬車は使わず走って通っている。敏捷が結構あるので、馬車よりかは早く着くのだ。
走って通うなんて面倒くさいと思っていたが、ステータスが上がり始めると、少し楽しくなって三日坊主にならなくて済んだ。
ということで今日も走るのだが、つけている奴に見られるのは癪だから、ぼちぼち【生命隠蔽】を使おうと思う。普通に門からも出してもらえないしな。
前に出ようとしたら、危険だからという理由で通して貰えなかったのだ。それからは、門に差しかかる前にスキルを使うようにしている。
『さて、ぼちぼち門に到着するな』
『そうですね』
『そこら辺の店に入ってスキルを使うか。無駄に待ちぼうけをくらうから、隠れている奴はざまぁだな』
適当な店に入りスキルを使うと、そのまま外に戻る。案の定、つけていた奴は、建物の陰からこちらの様子を窺っていた。
『とりあえず顔は覚えたし、気配も覚えたから問題ないだろ』
『そうですね。マヌケの気配は記録に残しておきますね』
『頼む。じゃあ、いつも通りに帰ろう』
ケビンは門から堂々と、王都外へ出て走り出した。
『マスターがムキムキマッチョになる日も近いですね』
『ならねーよ。その前に楽する魔法を考える』
その後も、帰りつくまではサナとの会話を楽しみながら、走っていたのであった。
「皆さん、先程ケビン君が言った通り、Sクラスはクラス自体を目指すものじゃありません。日々の研鑽を積み重ねていって頑張っていれば、おまけでSクラスになれる程度に考えておいて下さい。毎日の努力こそが皆さんに確かな自信を付けてくれます」
ジュディさんが話している中、最初の話題でふと気になった事を尋ねてみる。
「なんかいい感じに、纏めに入っているところで悪いんですけど、敷地外への外出禁止令は、初等部の低学年層のみですか?」
「いえ、高等部までですね。学院部の生徒は成人した大人として見られているので、特に規制は掛けていません。自己責任といったところです。個人の能力も高いですし」
「ということは、ケビン君は、学院部の生徒並みに能力があるんですか?」
「お前は話の腰を折るのが好きだな。全然、先に進まないじゃないか。そんな事はどうでもいいだろ」
「だって、どのくらい鍛えたら自由になれるかの目標になるじゃん」
「だから、お前は筆記で引っかかるから諦めろよ」
「まぁまぁ、そう言わずに。日々の研鑽が大事なんでしょ?」
「ケビン君、話しても大丈夫ですか?」
一応の了解を取りたいのか、ジュディがケビンに尋ねてくる。
「ある程度なら構いませんよ。代表戦では、実力を隠していたのがバレていますし」
「では、皆さんも気になっているケビン君の強さについてですが、予想でしかないのですが、少なく見てもAランク冒険者以上です。Aランク冒険者もピンキリなので実際の実力は分かりませんが」
その回答にクラス中が騒ぎ出す。今までダラダラと過ごしている姿しか見ていなかったので、そこまで強いとは思わなかったのだろう。
代表戦の時もEクラスの生徒が相手だったからか、判断材料としては足りなかったが、先生からの回答でケビンの強さに信憑性が増した。
「ケビン君って本当に強かったんだね。Aランク冒険者の件は盛ってたのかと思ってたのに」
「どうでもいいだろ」
「それでは、質問がなければ授業に移りたいと思います」
それから、いつも通りの授業が始まり一日が終わるのだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
暗がりのとある場所で……
「学院が敷地外への外出禁止令を出した」
それなりに身なりのいい服装をした者が報告を上げる。
「どうにか出来ないのか? 計画に支障が出るぞ」
その報告に対して、尋ねた男も如何にも身なりのいい服装だった。
「今まで通り、攫うことが出来ないかもしれないが、他にも方法はある」
「どうするんだ?」
「王都内に住む生徒に対して、こっそりと外出許可を出す。自宅に帰るだけなら特例として認めるとな」
「それだとほとんど貴族にならないか? ことを大きくする訳にはいかない。秘密裏に動いているんだぞ?」
「貴族を狙うのは後からだ。先ずは平民だ」
そこで新たに発言する者がいた。身なりは普通だが、堂々とした出立ちだった。
「もうどっちでもいいだろ。攫っちまえばこっちのもんだ」
次に発言した者はどこか見窄らしい様子の男だった。
「そういう訳にはいかないだろ。バレたら計画が台無しになってしまう」
「この際、学院に侵入して攫っちまえばいいのさ。ちまちましているのは性にあわないんだよ。一気に攫ってさっさとこの国とは、おさらばすればいいのさ」
「学院への侵入は最後の手段だ。今はまだ表立って動くわけにはいかない」
「ちっ! 面白くねーな」
それなりの身なりをした者に、見窄らしい男が悪態をつく。
「とりあえずは当初の計画通り、敷地外に出てきた初等部の低学年層を狙うとしよう。ステータスが低い分攫いやすいだろう」
「了解した。お前もそれでいいな」
「わかってるよ。こんなつまらねぇ仕事、引き受けるんじゃなかったぜ」
「状況が変わり次第、また連絡する。今日はこれで解散だ」
如何にも身なりのいい服装をした者の発言が終わると、集まっていた者たちはそれぞれ去っていくのだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
学院の帰り道……
『マスター、人攫い共はどうするんですか?』
『どうもしないよ。俺に被害がある訳でもないし』
『確かにそうですね。ボッチのマスターには助ける友達もいませんしね』
『おい、友達はいるぞ』
『カトレア以外でですか?』
ぐっ! カトレアと言おうとしたのに、先制攻撃を仕掛けてくるとは。
『ターニャさんだ』
『シーラさん繋がりですね。無駄な抵抗を』
『それにクリスも、一応は友達の範囲だ』
『基本的に年上ばかりですね。年上キラーなんですか?』
『変なこと言うな。称号に付いたらどうするんだ』
『別にいいじゃないですか。事実なんですから』
『称号欄に不名誉なのが、増えて困るのは俺だぞ』
『それよりもマスター、つけられてますよ?』
『知ってるよ。例の人攫いだろ。雑魚なんだから放っておけ』
『まぁ、あとは家に帰るだけですからね』
最近はステータスのバランスを取るため、馬車は使わず走って通っている。敏捷が結構あるので、馬車よりかは早く着くのだ。
走って通うなんて面倒くさいと思っていたが、ステータスが上がり始めると、少し楽しくなって三日坊主にならなくて済んだ。
ということで今日も走るのだが、つけている奴に見られるのは癪だから、ぼちぼち【生命隠蔽】を使おうと思う。普通に門からも出してもらえないしな。
前に出ようとしたら、危険だからという理由で通して貰えなかったのだ。それからは、門に差しかかる前にスキルを使うようにしている。
『さて、ぼちぼち門に到着するな』
『そうですね』
『そこら辺の店に入ってスキルを使うか。無駄に待ちぼうけをくらうから、隠れている奴はざまぁだな』
適当な店に入りスキルを使うと、そのまま外に戻る。案の定、つけていた奴は、建物の陰からこちらの様子を窺っていた。
『とりあえず顔は覚えたし、気配も覚えたから問題ないだろ』
『そうですね。マヌケの気配は記録に残しておきますね』
『頼む。じゃあ、いつも通りに帰ろう』
ケビンは門から堂々と、王都外へ出て走り出した。
『マスターがムキムキマッチョになる日も近いですね』
『ならねーよ。その前に楽する魔法を考える』
その後も、帰りつくまではサナとの会話を楽しみながら、走っていたのであった。
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